ポールの新曲が届きました。
きりっと寒くなった11月の夜、自宅最寄駅からの帰り道に、歩きながら聴くのが好きです。
特別にはっとするような驚きのあるメロディというわけでもないのに、
とても疲れを癒してくれる。何度も聴きたくなるような滋味がある。
凛とした、少し冷たい空気の中で響かせると、勇気を伴って迫ってくるような音と歌。
よく似た感想を持ったポール近年の曲たち。
Hope For the future/ ポールの新曲、Destiny(運命)のテーマ
( I Want to) Come home/ ポールの最新曲 再び ♪
今回はポール初のクラシック作品となったリバプール・オラトリオで組んだ、カール・デイヴィスが参加したクラシカルな小品。
(ポールは、もっと、カールと組むべきだと思う。~ リバプール・オラトリオ)
「翻訳は良い趣味だ」(内田 樹)、
まだ、和訳も見当たらないので、適当に意訳してみました。
Paul McCartney - "En un Parpadeo"
I can see your shadow 君の影が見える
Underneath the moon 月明かりの下を行く君
Maybe a winter cloudburst 寒い冬の土砂降りになりそうだが
Heading this way soon 躊躇わずに この道を進んで行け
In the blink of an eye 瞬きのようにあっという間だった
Many songs have been sung 一体幾つの歌を歌っただろう
Many lives have gone by 一体どれだけの生命とすれ違ったろう
We will never give up ぼくらは決して諦めはしない
We will hold on to love ぼくらは愛を手離さない
With no reason to cry 泣かないといけない理由なんてあるものか
~
この映画は、『スノーマン』で知られる絵本作家レイモンド・ブリッグズの絵本『エセルとアーネスト』(1998年)をアニメーション映画化したもの。「In the Blink of an Eye」は映画のエンド・クレジットにて流れるテーマ曲です。
ポールはもともとブリッグズのファンで、アルバム『McCartneyⅡ』に収録された「Bogey Music」はブリッグスの『いたずらボギーのファンガスくん(原題:Fungus the Bogeyman)』に影響された楽曲。
ボギー・ミュージック、
タイプの全然違うナンバーだけど、もともと自分で楽しむ用に作ったという、好き勝手なガラクタ感が面白い。
ベースやドラム、パーカッションのリズムを幾層も重ねて
いろんな声色のボーカルや合いの手、さらには動物の鳴き声までがかぶさっていく。
たぶん、大方からの評価はそんなに高くないと思うけど、
” Without Bogey Music, Life is imcomplete (ボギーミュージックがなけりゃ人生はまるで不完全だ )"
Woo~ ってのがいい。
Paul McCartney - "Bogey Music" 2011 Remaster