ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

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世界の約束

2009年07月11日 | お気に入り♪(いろいろ)

今晩、お通夜に行って帰ってきました。(明日また告別式に行ってきます。)

倍賞千恵子さんの歌う ハウルの動く城の主題歌「世界の約束」です。
悲しみや苦しみの澱(おり)や滓(かす)をあんまり残さない、今を生きる風な,、凛としたものを感じさせる歌。
こういう気持の矜持が大切なのだ、思います。

生の感情をそのまま吐き出すのではなく、気持ちを整理するがごとく、品性を保ちながら淡々と歌われます。
 "思い出のうちに あなたはいない、そよ風となって頬にふれてくる"
思い出のうちにあなたはいない、なんて、ちょっと淋しい気になりますが、
"思い出のうちに あなたはいない、せせらぎの歌に この空の色に 花の香りにいつまでも生きて"
に至って、過去(思い出)に浸るだけではなく、今や明日に眼が向いているのであって、
情が薄いとか、そういった表面的な感情だけを歌っているのではないことが分かります。

「世界の約束」っていうのも、さらっとしていながら、深遠なタイトルです。

生まれたものが死んでいく、というのは、自然な営み(時のはじめからの世界の約束)。
自分のいる場所や空間を、自分がいるからには少しでも良いものにしようと心がける。
そこに、次につながるひと仕事(この歌に出てくる"あなたが教えてくれた 夜に潜む優しさ"みたいな。)
があると、次の世代や子供たちに、きっと少しはマシな未来を渡すことができると思います。
何をやった、という自慢話をつくるのもいいですが、少しでもいいから未来を良くする糧となる種をまく、という目線。
それもまた、進化する人間の営みであり、世界の約束です。

(1年ほど前、長男から父親へのインタビューって宿題があって、
少し(かなり?)偉そうですが、サッカーをかじったことのある長男に分かりやすいように、
”自分に渡ってきた球はスルーパスするな、
ジダンみたいにひと仕事して、価値(バリュー)を少しでもつけて次へ回せ。
チャンスだったらシュートしろ”、ってなことを言いました。
授業参観に行ったら、そのスルーパスをするな、というインタビューが教室に貼り出されていて
(言い回しはちょっと違ってましたが、彼なりに咀嚼している風で)嬉しく思ったことがあります。)

 Howl's Moving Castle - The Promise of the World

  いいえ昨日はありません
  今日を打つのは今日の時計
  昨日の時計はありません
  今日を打つのは今日の時計   (三好達治詩集 ~岩波文庫「ことばの饗宴」より)

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