ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

目指すはスクラップ・ブックか、はたまたビジョン・ボードか。
隠れ家CLUBゴルフィーにようこそ♪

やまちゃん

2012年01月07日 | 旅と帰省とお出かけと

手羽先の話ではない。

15年来連絡がつかなくなったやまちゃんのことを、当時いっしょに遊んでた、ばぶくん(当時の呼び名だが立派に匿名として通用する。)と話をして思いだした。
たしか新橋辺りで飲んで、うちに泊っていったのを最後に会っていない。

当時はインターネットもなかったので、大学にいって掲示板で授業が休講だとわかると、
いきなり何処かへドライブしたり、日がなマージャンで過ごしたりした。

朝まで徹夜でマージャンをして、そろそろ出席しとかないと単位がやばい、と
爆睡しては困るのでガムを噛みながら授業に行ったら(たしか一般教養の人文系の科目だった)、
その頃は「代返」が幅をきかせていたので、センセイも声に敏感だったのだろう、
ガムなんか噛んでふざけるな、出ていけ!、と一喝されたのを覚えている。

とほほ、もう眠いし、家にかえろ―、と大学を出てとぼとぼ歩いていると、
今度はセンパイに声をかけられ、雀荘に引きずり込まれる。
もちろん、暴パイしてもどうでもいいくらい眠いので、ぼろ負けである。
いったい、眠りもせずに何時間やってるのだ。。(半分寝ていましたが。)
大学に入ってしばらくは、マージャンの負けを支払うためにバイトをしていたような感がある。
お金が底をつくと、駅のロータリーの引っ越しトラックに乗って日雇いバイトをしたりもしていた。
私は、忍耐力のかなりの部分をこの頃鍛えたような気がしないでもない。

大学に入った頃、ダイビングをするクラブでやまちゃんと知り合った。
同期だが年上で、今でいうイケメンだ。
部屋に行くと、渋澤龍彦や阿佐田哲也にはじまってヒットラーに至るまで、自分が触れたことのないような本がずらっと並んでいて、こいつは違うなー、と感じたのをよく覚えている。
やまちゃんもばぶくんも、ぼろぼろのアパートに下宿していたので、
バブルの只中ではあったが、私の大学時代はどちらかというと70年代風それゆけ青春的な色をしている。
(鍵のついていない窓から留守宅に勝手にあがりこんで、こたつに入り、おなかがすいて何もなかったら、瓶詰めの海苔をお湯に溶かして飲んだり、と今思えば素敵な日々だった。)

やまちゃんの大人ぶり、を印象づけたのは、銭湯に行ったときのことだ。
(当然ながら ぼろアパートには風呂がない。)
クールで大人なやまちゃんが、こそこそ あそこを隠す。
やまちゃん曰く、
"女には見せても恥ずかしくないが、男に見せるのは恥ずかしいのがふつうだろ。"
逆だと思ってた私は、そうか、そういうものか、と妙に納得したのを、よく覚えている。

やまちゃんの実家のある土佐に向かったはいいが、
徳島と高知の県境、四国山脈の峠のヘアピンカーブみたいなところで曲がり損ねて、
クルマが大破したこともある。
コンクリートの壁の前に積んであった薪の山に激突したから助かったが、道の下は川だし、一歩間違ってたら今私はここにいなかっただろう。
警察のおじさんたちも、おまえら悪運強いなー、とヘンに感心していた。
真夜中だったので、徳島のJAFも高知のJAFもなかなか来てくれず、
エンジンだけはかかったので、大破して窓ガラスも割れてなくなったクルマでトロトロ四国山脈を降りることにした。

朝方、港のフェリーを待つ喫茶店でモーニングを食べてると、
常連らしきおじさんが、"あそこにあるクルマ、なんやあれ。"
喫茶店のママ、" しーっ!! "。
言葉を交わす元気もなく、うなだれている僕たちを気遣ってくれたのだ。

フェリーを渡ったクルマはほどなく廃車となりました。

これは、たぶんその前、尾道でのスナップです。

社会人になってからも、(大学にたしか7,8年いた)やまちゃんの家には休憩がてらよく行った。

東京に出てきてからも、大阪に行くと親しくしているスナックに連れて行ってもらったり。
よくモテる男だったし、エピソードにはことかかない。

あまり、今日の話にはなじまないし、ノスタルジックに語る話でもないのだが、In My Lifeを。

IN MY LIFE英語日本語歌詞

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6 コメント

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古きよき時代 (ばぶ)
2012-01-07 12:11:27
あたまの中はからっぽだったけど、
楽しかったなぁ~

やまちゃんは、元気かなぁ


返信する
Unknown (ビタースイート)
2012-01-07 17:15:30
ゴルフィーさんの大学時代・・・
時代は違うのに自分のそのときに重なります。
品行方正というイメージがありますのでちょっと意外でしたけど♪
やまちゃん
突然何事もなかったように現れるかもしれませんね。
返信する
Unknown (沙於里)
2012-01-07 21:26:54
無茶を楽しめた時代、それを暖かく見守ってくれる大人たちがいた、いい時代でしたね。
ん?でも青春時代は80年代ですよね?
twitterでやまちゃんに繋がったりして(^^)

返信する
やっぱりからっぽやったか (バブくんへ)
2012-01-07 23:08:21
やまちゃんもすごかったけど、
連絡とれないから、書いてみよかと思ったけど、
バブくんもはちゃめちゃでは別次元で上をいってたなー
クルマ廃車にしたのもたしか、大学入ってすぐなのに、コレが2台目だったような…。
ABロード事件とか、韓国旅行当選事件とか、英会話学校設立事件とか、いくつも思いだすわ~。
胸のうちにおもろい思い出としておいときます~
(^o^)/
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品行方正(・・? (ビターさんへ)
2012-01-07 23:17:35
うーむ、誤解です、きっと。
基本的にぼくはボケナスだと思います。
そんなボケナスですが、
やまちゃんは、おまえがオンナやったらなーと言ってました。
たぶん美味しそうにみえたのだと思います。
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はい、80年代育ちです。 (沙於里さんへ)
2012-01-07 23:25:14
でも、なぜかビートルズはもとより、60年代や70年代が好きでして。。
そうですよねー。
関西から、思い立ったようにクルマで富士山みにいこ!って来たこともあったなー。
湘南の団地の敷地で、メイワクかけないようエアコンもかけず車中で夏の夜を明かしてたら、犬の散歩のおじいさんに叩き起こされたりとかねー。
こっちに来てからも、東京の環七で睡眠不足がピークに達して、路肩にクルマ止めて眠りこんだりとか、、
まったくボケナス話には事欠きません。。
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