バッハのこの曲、テンポが良くてお気に入り。
クラシック音楽って、別にかたひじ張って、有り難がって聴くような類のものではないことを、バッハが教えてくれます。
流行りの癒しの音楽とも違う、単純に面白くて耳をひきつけるような曲。
(バディネリ、っていうのは、「冗談」みたいな意味らしいです。)
Bach - Bwv1067 Orchestral Suite - 07 - Badinerie
swingle singersによるスキャット バージョンもまた違った雰囲気。
Bach - Badinerie from Suite no. 2 {Swingle Singers}
背徳のクラシック (新書y 225) 鈴木 淳史 洋泉社 このアイテムの詳細を見る |
↑ 題名に惹かれました。
本の中で紹介されているディープ系のものに、いくつかあたってみましたが、
そうそう音楽自体に(素人が)異端を感じるようなものは少ないかもしれません。
でも、著者の主張はなるほど、です。
やたら美化された作品の評判を信じるより、自分の感性にあったものを探していく方が愉しみがあるように思います。
”「大作曲家の傑作」、「正統的な名演」、「不朽の名盤」といったお題目に忠誠を尽くし過ぎたり、
あるいは「美しくリラックスできる音楽」を求めるのがクラシック音楽の王道みたいに思われているのではないか。
でも、こういう括り方って、自分にとってはリアルではない。
異端なるものは、「こいつは何か違う!」といった怪しい光を自ら放つ。
人はそんなにバカしゃないのだ。
何ヌルいこと言ってんだよ。もっとお前たちのディープな世界を見せてくれないかね?”
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