ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

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いい作家見つけました/吉本隆明さん

2009年04月19日 | 読書ノート
いい作家を見つけました。吉本隆明さんです。
「読書の方法」~ 示唆に富んだ内容がいっぱいです。1回のブログで整理しよう、などとは思いません。
(↓)すごい読書家の方のようなので、吉本隆明さんについてもっと知りたいとき参考にします。
http://ameblo.jp/quotations/entry-10188320502.html
ブログで情報発信するようになって、書き手の立場が少しは理解できるようになったのか
吉本隆明さんの次の言葉が僕にとっては、まるでパラダイム・シフトの如く 心にひっかかりました。自分の世界が拡がったような気がします。
あたりまえのことかもしれませんが、書かないと伝わらないこと、感じてもらえないこと、は確かにあると思います。
吉本さんが指摘しているとおり、作家が特別な人間なのではなく、本にならないと伝わらないものがあるということなのだと思います。 あまり、縁のなかった文学に興味が湧いてきました。(ちなみに、吉本さんもわたしと同じ理系です。)
わたしはふと気がついた。
じぶんの周囲には、あまり じぶんの同類はみつからないのに、
書物のなかにはたくさんの同類がみつけられるというのはなぜだろうか。
ひとつの答えは、書物の書き手になった人間は、じぶんと同じように周囲に同類はみつからず、
また喋言ることでは他者に通じないという思いに悩まされた人たちではないのだろうか、ということである。

もうひとつの答えは、
じぶんの周囲にいる人たちもみな、じつは喋言ることでは他者と疎通しない、という思いに悩まされているのではないか。
ただ、外からはそう視えないだけではないのか
、ということである。

後者の答えに思いいたったとき、わたしは、はっとした。
わたしもまた、周囲の人たちからみると思いの通じない人間に視えているにちがいない。
うかつにも、わたしはこの時期にはじめて、じぶんの姿をじぶんの外で視るとどう視えるか、を知った。
わたしはわたしが判ったとおもった。
もっとおおげさにいうと、人間が判ったような気がした。
コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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共感します (みどり)
2009-04-20 09:34:54
コメントありがとうございました。
私も吉本さんのこの部分の文章にとても共感しました。
今後も拝見させていただきます!
よろしくお願いいたします。
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