今日のお天気は・・・

何気ない日々の出来事をつづっていきます

終活

2015-06-07 11:03:25 | 雑記
リビングアンドエンディングノートを買ってある。
いつか銀行預金の欄だけでも書いておこうと思っているのだが、なかなか実行できない。
それが必要になるのはまだまだ先だと思っている自分がいる。
もうすぐ60歳になるのだから、まだまだ先とは言えないのに。


                            


母もまさかと思っていただろう。

一昨日、腹水を抜いてくれた医師に会うことができたので、「説明していただいたのに自分の病状を理解していない」こと、手術すれば治ると思っている口調に家族としてどう対処すればいいのか迷っていることなどを相談した。

医師は、「なかなか自分のことをすぐに受け入れることはできないものだ」と。話を聞いてはいても途中から聞いてなかったのだろうと。
何か聞かれても先生に聞いてみようねという対応でいいと言っていただいた。

父と私はちょっとホッとした。


                                    



父の弟、M叔父が病院の近くに住んでいるので、母の病状を父が知らせた。
M叔父だけにと思ったようだが連絡が回ったようで、すぐにH叔父から電話があった。
父方の親戚だけに知らせるわけにはいかないと、母の妹M叔母にも電話をした。
M叔母はM従姉妹と一緒にすぐにでも見舞いに来るという。


母は誰にも知らせるなと言う。
自分のやつれた姿を誰にも見られたくないようだ。
人に心配されたり迷惑をかけたりするのが大嫌いな性格。
だからといって、肉親の妹には会わせてあげたい。
ついでがあったから寄ったということにして、近いうちにお見舞いに行くとM従姉妹。

きっと何故話したのかと母は怒るだろう。
母にどう話すか、父は本当のことを話して聞かせようかと思っていたようだ。


                            


昨日母のところに行くと、腹水が減って楽になったのか機嫌が良かった。
私には洗濯物を渡した後、「用事は済んだ、忙しいだろうから帰っていい」と言う。
父は私を送って、また病院に行った。

父が家に帰ってから聞くと、母は一昨日の夜医師から肝臓がんのステージが4に近いと聞いたと言ったらしい。
医師が病状の説明をしてくれたようだ。
何となく悟ったようで、預金は今のうちに全部下ろせとか、気に入った写真を探すから持ってるようにとか話したらしい。
そんな話を聞いて父はちょっと悲しかったようだ。


                            


父は去年前立腺がんの放射線治療を受けた。
晩成後遺症で時々血尿が出る。
細い血管が切れやすくなっているようだ。

母が入院した日にも血尿が出たので、一昨日泌尿器科を受診。
私も一緒に話を聞いた。
がんの方はぜんぜん心配はないとこのと。
止血の点滴をしてもらうことになった。
2時間ほどの点滴の間、近くのイケアに行って時間をつぶした。

泌尿器科の女医さんが父に、いつもより元気がないですねと言ったので、父は実は妻が…と説明した。ちょっと涙目になった。私が付いていったのでちょっと気が緩んだようだ。
父にしてもまさかの展開だっただろう。

母の今後について、ホスピスへの転院も含めて話をすすめやすくなった。
母にはゆっくり最期まで自分らしく生きて欲しいと思う。
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6 コメント

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ママちゃん (himiko)
2015-06-07 14:00:53
銀行の事
遺影の事
延命治療の事
そういったことも大切だね
お母さんが話せるなら話しておきたいね

そしたらあとは
いつも通り、普段通り
普通の日々を過ごせたらいいのかなと思います。
今まで、できなかったような話や
今までいっぱいしてきたような話も
いっぱい、いっぱいしてね。

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himiちゃん (リーのママ@通勤)
2015-06-08 08:53:10
母は父とだと言いたいことが言えて、わがままも出せるようです。親として、娘には弱味を見せたくないのかも。
今は父との時間をたくさん作ってあげようと、先に帰ったりしてます。
今日から仕事復帰します。午後早退して病院に寄るパターンでしばらくは行こうかと。職場の皆は来なくても大丈夫と言ってくれるんだけど、中途半端な物もあるので、出来る内に少しはやろうかと。
たくさん迷惑はかけるんだけどね。
昨日も母は機嫌がよく、くぅと一緒に行ったけど、少しだけいて帰って来ました。
よくケンカをする両親でしたが、心を許せる夫婦なのでしょうね。
父が疲れないように家族で支えようと夫と話しました。
そうそう、父もとうとうケータイデビューしました。連絡がしやすくなって安心です。
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Unknown (kiki)
2015-06-08 11:26:48
リーママ様、次々に、決断を迫られることが出てきて、気持ちが休まることのない時間を過ごしているのではと想像しています。
ぎりぎりのところで出した結論は正しいと、友達がアドバイスをくれたことがありました。


リーママ様の冷静な判断と対応。お母様をはじめ、家族の方も心強く思っていらっしゃることでしょう。

何もお手伝いできないけれど、祈っています。
返信する
Kikiさま (リーのママ@電車)
2015-06-08 15:46:19
早退して病院に向かう電車です。
決断を迫られるといえば、入院した当日、延命措置はするのかしないのか決めてから帰ってくださいって言われた時は、父と相談しますと、即答はできませんでした。
今夜急変するかもしれないのでと父に相談したので、父は明日をもしれないとあわてて大阪の弟に電話して、翌日弟が飛んで来ました。
日頃から父は延命措置はしなくていいからと言っていましたが、母は何も言わなかったのでちょっと迷いました。でも父はしなくていい、苦しまないようにと言ったので、しなくていいと医師に伝えました。
多分母もそう言うと思います。
今まで胃腸の先生が主治医でしたが、今日からは肝臓の先生に替わります。
母が自分の病状をきちんと受け止められるように、きっと話してくれると思います。
返信する
翼を・・・ (デ某)
2015-06-09 22:59:03
こんばんは!
自分のことでいっぱいになり暫くご無沙汰していました。

拝読し、お母さまのことながら つい!お父さまのことを想いました。
泌尿器科でのお父さま・・・私自身そこに立ち会ったように胸がいっぱいになりました。

還暦も半ばになると それぞれに深刻な病気をかかえますし
老親の介護、老親とのお別れ・・・の報に接します。
そしてわが身辺に置き換え様々に思いを巡らします。
そのようにして自分自身に少しずつ引導をわたして行くのでしょうか・・・。

先夜、TVで若いシンガーが「翼をください」を歌っていました。
のびやかな明るい声に 「あぁやっぱり若い世代の感性やなぁ」と嬉しくなりました。
でも 2番の歌詞はスルーされていました。
『いま 富とか名誉ならば いらないけど 翼がほしい・・・』
この言葉があるからこそ勇気が鼓舞されるのですが・・・。

そして 『子どものとき 夢見たこと いまも同じ 夢に見ている』。
子どものときに夢見たこと そして 子どもの目で見ていた現実世界・・・。
その目(記憶)でしばしば今を、自身と父や母を見ていますし、
わが子や孫の明日を見ていますから・・・。

赤い鳥「翼をください」・・・↓やっぱりこの雰囲気ですね、あの時代の・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=la35ph4gpuA
リーのママさんのご一家に幸いがありますよう心より願い祈ります
返信する
デ某さん (リーのママ@電車)
2015-06-10 13:54:46
お忙しいのにコメントありがとうございます。
母の病状の説明は最初は私だけが聞いていたので、昨日肝臓の専門の先生から説明を聞いた父は、途中少し涙ぐんでいました。
夫が同じような状態になった時、私は泣くのかな?
泣かないような気がします。
母の病状を聞いた時も、そうなんだとあまり悲しくもなく淡々としていました。
根が冷たい奴なのかも。
素敵な曲をありがとうございます。
透明な歌声は癒されます。
デ某さんも、体調に気をつけてミッション頑張って下さい。
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