帰省

黄砂が飛んでいるのか朝から霞んだ様な空だ。
弱弱しく差していた日差しが午後には雲に覆われた。
南風が桜の花びらを散らしていく。

　　　　　　　　　　　　　　　　

昨日ブログを書き終えて、夕飯のための米を研いだ後の頃、
携帯が「you got a mail・・・・」と騒ぎだした。　
くぅからのメールで「今から荷物を取りに帰るから」　

実は生協で頼んでおいた生活用品が引越しに間に合わなかったのだ。
しかし、切羽詰って必要だと言うこともないので、そのうちに取りに来ればいいと思っていた。
６日は引越しと入学式、昨日は教科書販売と英語検定テストがあったはず。
「疲れてないの？大丈夫？」
「大丈夫」
「じゃぁ気をつけて帰っておいで」

時既に５時半。
日は長くなったものの、帰り着く頃には暗くなる。
免許取立てで、大丈夫か？と一抹の不安を覚えた。

夫はバイトに使っているなぎぃを連れて仕事に行っていたが、そろそろ帰途についている頃だと思い「くぅが帰ってくるって」とメールした。
返信は「何でも」　（？？）
「何のこと？」と聞くと、助手席のなぎぃが「何かあったの？」と聞いてきた。
前日行ったばかりなのに帰ってくると言えば不思議に思うのは仕方ない。

７時半を過ぎた頃に夫となぎぃが帰ってきて、程なくくぅも無事帰ってきた。

ホッとする間もなく「明日は９時に不動産屋が部屋の補修に来るから、間に合うように帰る」と言う。
それなら何も無理して帰ってくることはなかったのにと思いつつ、本人が納得してやっていることならそれでいいかと思い直す。

どうやら翌朝は連れがいるようだ。
Ｏ高校からは結局９人が同じ学部に入学して、通学する人も多いらしい。
その一人を乗せていくらしい。

朝は７時に出ると言うので、持って行く荷物を車に積んで置くことにする。
「皿はもう少し多い方がいい」
「保存容器も持っていったら？」
「卵やチーズなんかは朝積めばいい」
バタバタと準備して夕食を食べ、風呂に入って１０時には寝てしまった。

私も疲労が溜まっているので早めに寝た。

今朝７時に携帯の目覚ましが鳴ったが、すぐには起きられなかった。
くぅはもう起きていて、自分で卵を焼いてパンを食べていた。
マーガリンやハムなど冷蔵品を見繕って持たせると「行ってきます」と帰っていった。


　　　　　　　　　　　　　　　　

主のいなくなった部屋の布団を干し、シーツを洗う。
布団を敷きっぱなしにして畳の見えなかった部屋も、ガランとして寂しそうだ。

午後は疲れて昼寝をした。
それにしても、ボーっとしていいたのだろう。
昨日は生協の注文をするのを忘れてしまっていた