ゴールデンウイークに突入したが、昨日までの晴天は続かず曇天から雨になるようだ。
お手紙付きの素敵なラッピングのお菓子が父あてに届いた。
勝手に開けることはできず、入院中の父に見せてから開けてみると、厳選された素材から作られたパウンドケーキだった。
ジャガイモの花が咲いた。ジャガイモの線虫を防ぐと言うマリーゴールドをジャガイモの傍に植えた。もちろん父が。
そもそも父は、１０年ほど前に前立腺がんと診断され放射線治療を受けた。
がんは消えたが、尿道の表面に毛細血管が集まり出血するという副作用が発症した。血尿が出て、かかりつけのＫ泌尿器科で薬などで対応したがよくならず、高圧治療を受けて出血は治まった。
ところが数年するとまた出血が始まった。
薬や注射などで抑えても、しばらくするとまた出血する。
下の畑の縁に、黄色いメキシコ万年草、ピンクのヒルザキツキミソウ、戸畑あやめが咲いて、ベランダから眺めると三色が華やかなのだが、斑に咲いているので一枚の写真には納まらない。
先週から血尿が出だした父はＫ泌尿器科で薬をもらって飲んでいたがなかなか治らなかった。日曜日の午前２時、「おしっこが出なくなったからＫ泌尿器科に行く」と父が言う。電話をしてみると、緊急の時は近くの拠点病院でも対応してくれると言われた。そこで、夜間でも受け付けてくれるM病院に電話して受診した。膀胱に血液の塊があるので、カテーテルを通して尿が出やすいようにしたまま、月曜日にＫ泌尿器科に行くように言われた。
夜中に起きていたので朝は９時まで寝ていた父、朝食をとり、昼ご飯を食べた後から尿がたまっていると言い始める。午後２時頃再びＭ病院を受診。カテーテルが血液の塊で詰まっていたのでもう少し太いカテーテルに変えてもらった。水分を多くとって詰まらないようにと言われたので、父は水をごくごく飲んだ。
これで翌日まで大丈夫だと思った。
紫蘭も花盛り
夕方夕食の準備をしている時、チンジャオロースを作ろうとまさにピーマンを炒めようとした時、父がまた尿が出ないと言い出した。
Ｍ病院に電話して受診することにしたが、ご飯を作っていた私は、長いすでごろんとしている夫について行ってと頼んだ。
父と夫が病院に行ってしばらくすると、夫から父は入院になりそうだと電話があった。
とりあえずなぎぃと二人で夕食を済ませて待っていると、９時近くになって夫が帰ってきた。「４人部屋なので、イヤフォンがないとＴＶが見られないらしいよ」と言う。
「父は夕食も食べていないし、夕食後に飲む薬も持って行ってないのに」と聞くと、それは気づかなかったと夫。
それから、コンビニでおにぎりと水やお茶を買って、薬をもって父に届けた。
ドタバタして日曜日が終わった。
月曜日には、忘れていた補聴器の充電器とケータイの充電器などを届けたが、内視鏡で検査をしたということだった。
火曜日に着替えなどを届けた時は、まだカテーテルを入れたままリハビリだと言って歩行訓練を受けていた。
水曜日にはカテーテルは抜いて、もう帰れそうだと主治医が言ったと言うが、まだ退院するという連絡はない。
美味しそうなパウンドケーキは持ち帰って、父が退院したら切ってみんなで食べることにした。
