最終日

雨が降り続いた今日。
なぎぃの店の最終日。

お客の来ない店を続けることに疲れて、なぎぃは店をやめることにした。
津屋崎の店も、春吉の店も。

この先どうするか…
なぎぃは焙煎の修行をしたいと言っている。

具体的なことは何も決まってない。

ふと不安に囚われる。
私の何倍もなぎぃはこの言いようのない不安と闘ってきたのだろう。