星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
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John Mayer at JCB Hall May 11, 2010

2010-05-16 | LIVEにまつわるあれこれ
先日ちょっと書きかけた ジョン・メイヤー君のつづき、、

こちらに JCBホール3日間のセットリストが載っていました(j-wave>>

ライヴレポは、 ro69(>>)と、 barks news(>>)に。

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新作「バトル・スタディーズ」の中で とっても聴きたかったのが、、 「Crossroads」と 「Friends, Lovers or Nothing」だったので、 それらが聴けなかった私としては、、とっても残念! しかも、、 木曜日には アルバムとは違うスローバージョンの「Crossroads」をやったと知って、、 これまた残念! とはいえ ボブ・ディランの時のように連日通うわけにもいかず、、、 でも 毎日見ても飽きなかったかもしれません。 それくらい いいギターと いい歌声でした。

初めてのJCBホール、 最高でした。 アリーナも椅子はありましたが、 メイヤー君登場と同時にアリーナの皆さんは総立ちになったので、 1Fバルコニー席だった私は座って観れてちょっと有難かったです(笑)

サウンドが素晴らしかったのは、 このホールの造りゆえなのか、 それともこのバンドのミキサーさんの腕なのか、、 今度またJCBホールで何か見てぜひ確かめなくちゃ、、と思いました。 全体の音がごちゃっとしてたのは1曲目くらいで、、 すぐに個々の楽器の音がすごくクリアに聞こえるように整理されて、、 本当に素晴らしい音。 今まで観たライブの中で、 とにかくサウンドの良さが印象的だったSpiritualized(渋谷クアトロ)は、 あの狭いスペースであれだけクリアにする見事さに脱帽でしたが、、 メイヤー君のライブの音の良さはあれ以来、、かな。

バルコニー席でゆったり、、 なので、 気持ち良く(飲んじゃうぞ)というわけで ウォッカトニック片手に。。 (此処のウォッカトニック、、 そこらのお店のより美味しいくらいに美味しかった・笑) ハハハ、、、 酔いました。

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印象的だったことだけ書きます。

先日、 (ストラトのチョッパーみたい)と書いたのは 3曲目の「Vultures」でしたね。 ゴールドのストラトで、 指弾きの音色がパキパキにソリッドで、、 

この曲、、 なんて書いても、 ネットで聴くのなどとは全然違う クリアで硬質で、でも艶もあって、、 ほんと生で聴けて良かったです。

やっぱりあれだけ弾きこなしながら、 あれだけ魅力的な声で歌える、、という点で 流石! です。 
セットリスト見てもびっくりしますが、 曲順をあれこれ入れ替えても、 アンコール前ラストの曲をどれにしても、 全然OK というソングライティングの巧さも メイヤー君の別格ぶりが判るようです。

、、、が、、、 14曲は少なすぎるよ。。。 1時間半あまりだったもの、、、 せめてあと2,3曲やってくれても いいんじゃない? 、、、と、、 満足も8分目あたりで勿体ぶるところが 唯一セレブぶりを示していたのか、、、な。

アコースティックギター1本だけでも十分 聴かせられる人だから、 女性コーラスとか、 サイドギタリスト2人とか、 こんなに人数要らないのじゃない?  と思ってしまうくらい、、 もっとシンプルなバンドで、 (ギター1本でさえも) それでライブ全編満足させられるんじゃないかな、、 そのくらいで聴きたいな、、と。 
ドラマーさんも、 以前ドイルと一緒にやっていた JJ Johnson をちょっと期待していたんだけど、、、残念。 あのアタックの強烈なドラムス、 聴いてみたかった。

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メイヤー君について、、 ずっとずっと(うっとうしいヤツ)だの、 (うっとうしいギター)だの書いてきましたが、、 今回観た印象は、、 至極あっさりとした余裕のライブ、 という印象でした。 もしかしたら、 フェスとか 大物さんとの共演では、 必要以上に頑張っちゃうのかもしれないですね、 メイヤー君。。 それとも、 ただ演奏だけがコミュニケート手段の日本だから、 余計なものが無くてかえって良かったのかも。 

日本語が少しわかるから、 みんな日本語で 「カッコいい~~っ!」「愛してる~~っ!」と 叫んでいるのも メイヤー君わかってるみたいで、 野郎の声で 「愛してる~っ」と言われた時には ちょっと噴いてましたね。。 それで 何か気の効いた事を 日本語で言いたいんだろうけど、、 そこまでは出来ないのがちょっともどかしそうで。。。 英語でのMCはほとんど無くて、 日本語で曲紹介もして、 ささっと演奏に移る、、、 (なんだ、、 イイやつじゃん)、、 と思う一方で、、

、、 ほんとうは、 アンコールの「Gravity」のように、、 いくらでもギターテクニックを披露して聴かせる事ができるのでしょうが、、 (メイヤー君の愛するSRVのように 嵐のようなギターを弾きまくる事だってできるのでしょうが、、) 余裕のショウをこなせる賢さもまた、、 感心するような、、 そこが一歩熱くなれないような。。。

さっき書いた スローバージョンの「Crossroads」は こんな感じだったのかな、、?
http://www.youtube.com/watch?v=2yafkShHIZE

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終わってみて思ったのは、 (超個人的に、、ですが) 前に見たデレク・トラックス君のギターの音色も含め、、

上手いギタリストを生で聴くのはCDやネットで見聴きするものなどとは全然違うんだから、、 ぜったいぜったい ドイル・ブラムホール IIと ARC ANGELSを生で聴くまでは ぜったいぜったい死ねな~~い! (笑) 、、という願望なのでした。