星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

さようならトム・ヴァーレイン… でもいつだってあなたは此処にいる… (追記あり)

2023-01-30 | MUSICにまつわるあれこれ
… たった今 知りました。 トムの訃報…



一報を知ってからニュース記事を見て、、 パティ・スミスの娘さんジェシーによるコメントを読みました。。 
 … 短い闘病でよかった …




そようなら トム。  永遠に愛してる…





TELEVISION と Tom Veraine に関する日記は過去にたくさんたくさん書きました、、 雑多過ぎて非公開にしたものも沢山あるので、 またいずれ整理して載せたいと思います。

追悼のために、、 今はこちらのふたつを⤵
 祝40年 フェイドアウトするMARQUEE MOON…聴こう♪>> 

 Tom Verlaine with Jimmy Rip at 下北沢Garden / Nov.30, 2010 



今、、 眼を閉じると、、 2010年の下北沢Gardenでのトムの姿が浮かんできます。 手を伸ばせばもう少しでトムのギターに触れられそうな間近の席で 少し上目遣いで空(くう)を見つめて歌う貴方を見つめていました。。 トムの初来日から、 多くのライヴを見ることができましたが、、 あの日のライヴが見られた幸せは忘れない…




(1977年8月のノートより  切り抜きの言葉はパティ・スミスのものです。
 …パティの真似をしていたんですね… 恥ずかしいので最後の部分は秘密…)





あなたの歌声


あなたのギターの響き




どんなに多くのフォロワーが生まれても 誰にも真似できなかった。



 ** 1/31 追記 **

昨日、 トムへの追悼メッセージとして パティ・スミスやマイケル・スタイプのインスタの投稿を見たりして、、(こちらにまとめられています https://amass.jp/164156/)

そのあとで、、(あ、レニーならきっとトムにふさわしい言葉を綴ってくれるはず…)と思って、 パティ・スミス・バンドの長年のギタリスト レニー・ケイの言葉を探しました。 訃報後のレニーの記事は見つからなかったけれど、 NYタイムスの追悼記事に、過去にレニーが語ったものが引用されていました。 TELEVISION というバンドについて、 トムのギターの音色について、、
 Tom Verlaine, Influential Guitarist and Songwriter, Dies at 73(https://www.nytimes.com/2023/01/28/arts/music/tom-verlaine-dead.html

それから、 いつの記事かよく分からないけれど、 レニーが選んだ5枚のアルバム、 という記事のなかで、(パティスミスバンドではなく)TELEVISION の「MARQUEE MOON」を選んでくれています。。 クイックシルヴァーやジミヘンと一緒に、、(嬉!)
 Lenny Kaye’s Top Five Albums of All Time(https://classicalbumsundays.com/lenny-kayes-top-five-albums-of-all-time/)

今は良い翻訳ソフトがありますから長文でも大概ちゃんと訳してくれます。。 でも「werewolfism 」って何だろう… と思ったら、、「誰でも知っている伝説」という意味だそうです。 マーキームーンは今や誰もが知る伝説のアルバム、、という事。

、、 昨日、 トムの訃報を知った時にはわりと冷静を保っていた自分だけど、、 ↑のサイトのレニーの素敵な写真を眼にしたら、 なぜか涙がこみ上げてしまった… なぜだろう… 、、レニーって自分にとって、、大好きな 誰よりも信頼できるお兄さんみたいな存在だから、 レニの顔見た途端 泣きついてしまったのね…。。 レニーも、パティも76歳、、 昨年末のライヴでも元気な姿見れましたが、、 これからも元気でいてね。。

それから、、

2月の「NEW YORKER」誌に掲載されるという Patti Smith による追悼文がありました。 こちらもパティにしか書けない素敵な文章でした。。 トーマス・ミラーとしての生まれ育ちから、 NYでのパティとの出会い、、そして最期の時まで。。
、、トム逝去の報が パティの娘さんジェシーのものだったので、 パティはトムの最期のときに立ち会えなかったのかな…と思っていましたが、 最後の時間を見守っていられたみたいです、、 良かったねトム。
 He Was Tom Verlaine By Patti Smith January 30, 2023 (https://www.newyorker.com/magazine/2023/02/13/he-was-tom-verlaine)

私の関心事として、、上記のパティの文章のなかで、 パティとトムが共に好んだ作曲者、文学者の名前があったので覚え書き、、 
 アラン・ホヴァネス(Alan Hovhaness) wiki >>
 エイモス・チュツオーラ(Amos Tutuola) wiki >>
 アルバート・コセリー(Albert Cossery) wiki >>
 サーデグ・ヘダーヤト(Sadegh Hedayat)  wiki >>
 モハメド・ムラベト(Mohammed Mrabet) wiki >>


もうひとつ、、

NYの当時の音楽シーン、 TELEVISIONのこと、 トム・ヴァーレインとパティ・スミスのことを知るためにこの方の文章は欠かせない、 ミュージックライフ元編集長の水上はるこさんの記事。 昨年のもののようです、 1974年のNYのこと。。 現地で暮らしていた水上さんにしか書けないリアルなパティやトムの暮らしが見えます。

私が子供時代に得たトムやパティについての知識はぜんぶ 水上さんの記事からのもの、、 1974年からTELEVISIONデビューの1977年当時の私はと言えば、、 小学生から中学にかけて、、 5回の入院と2度の手術、 入院してるかギター弾いてるか、が全ての子供だったね…(笑
 『最低で最高のロックンロール・ライフ』連載 水上はるこ・元ML編集長書き下ろし
 第9回 1974年マンハッタン最前線──パティ・スミス、テレヴィジョン、そしてトーキング・ヘッズ


 ***

レニーやパティが言うように、 トム・ヴァーレインは「光」や「水の滴り」さえもギターの音色にメタモルフォーズすることが出来る「音の詩人」トム・ヴェルレーヌでした。。 「MARQUEE MOON」以外にも素晴らしいソロ作品や、 コラボレート作品が数多くあるので、 そちらのほうもたくさん聴かれるようになるといいな、と思っています。

いずれまた…


TELEVISION Tom Verlaine に関する過去記事>>
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