星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

可笑しくて、、、やがてせつない。

2006-08-02 | 文学にまつわるあれこれ(ほんの話)
先日、身内のにぃさんに、どう考えても働きすぎ~、という話をしたら、
「ボクは病気では死なないよ。
(階段から落ちるとか)不注意で死ぬかもしれないけど、、」と返事されました。。
、、、おめでたいんだか、ありがたいんだか。

2年前の7月26日、中島らもさんは階段から落ちて死にました。
吃驚と悲しさと呆れと笑いがみんな一緒に込み上げてきました。
らもさんは、最高に優しくてせつなくてロマンティックな文章を書く人でした。例の働きすぎのにぃさんは、らもさんの本をはるか昔に私にくれました。らもさん大好きだけど、あんまり見習わなくていいです。。

最近沢山らもさんの本が出版されている。『酒気帯び車椅子』をちらと見せて貰ったが、、切な痛かった、、(読んだらきっと泣く、、まだきっと読めない、あんまり人にも薦めない、弱い人には)。らもさんのこと、、今日、本屋で未発表作品というのを見たので、ふと思い出した、、の。

『恋は底ぢから』中島らも(1992年作品)(この表紙、好き)