星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
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リアリズム

2002-11-17 | アートにまつわるあれこれ
 「美の巨人たち」という番組で(TV東京)W・ブレイクをやっていたので見ました。彼の幻想的な絵や詩は生前はまったく理解されなかったそうですが、彼には天使の姿が「見えていた」のでした。ブレイクの絵は、レクター博士が登場する最新作『レッド・ドラゴン』の中でも、背中のドラゴンの刺青がブレイクの絵なんですね。そんなこともあってか、ブレイク再発見なのでしょうか。amazonを検索したらブレイクの詩画集の豪華本などが今、予約受付中みたいになっていました。

 幻視の人ブイレクも好きですが、「私は天使の絵など描けない、なぜなら見たことがないから」(本当にいるなら連れて来い、とまで言ったとか?)とおっしゃったそうなリアリスト、ギュスターヴ・クールベの絵は、わたし一番のくらいに好きなんです。別にリアリズムだから、というわけでもなく、彼の「黒」の使い方が好きでね、『傷ついた男』という若き日の自画像があるんですが、そのちょっとナルシスティックな表情が最初のクールベとの出会いかな・・? 自然の動物の描写もとても巧いのですよ。そのクールベの作品展が八王子で始まりました。