言い訳

母が夜中寝ているときに、ベッドから落ちて、父をびっくりさせたらしいのです。
その時、母は夢を見ていたみたいです。
あまり深くは聞かなかったけど、それがどうも言い訳のように思えてならないのです。

夢の中には女の人が出てきて、意地悪されたらしいのです。
それで、ベッドから落ちたみたい。
それを私に、「女の人を見なかった？」と、聞きます。
母の夢の中まで私は知らないのです。
ベッドから落ちたことも知らなかったんですから。

それから、ずっと「女の人が・・・。」と、言っています。
「知らん。そんなこと。」と、怒りが出てくるのです。
夢と現実が混同して、訳の分からないことを言っています。
いい大人が、そんな言い訳なんか言わないのです。
いい加減、ベッドから落ちたことを認めたら？　と、思います。
家に知らない女の人がいること自体、怖いことですから。