薬を飲め

いつも、いつも、「暑い。暑い。」と、文句を言っている父です。
私はいつも、「医者に行って、血圧の薬をもらっておいで。」と、口が酸っぱくなるくらい言っているのです。
でも、言うことを聞かないのです。

今日も、朝、起きていきなり「暑い。クーラー入れよ。」と、リモコンを振りかざしクーラーの入れるバカ者です。
朝は涼しくて、寒いくらいなんです。
父は、血圧が高くなって、体が言うことを効かない状態になっています。
なんで、自分勝手に薬を止めてしまったのか。
ちょっと腹が立つのです。
いくら本を読んで、「年を取ってから止めるもの。」みたいなことが書かれてあっても、薬まで止めることはないはずです。
その本を書いた人は、正常な体を持った人なんです。
みんな体調は違うはずです。

私は、早く医者に行って、薬をもらってきてほしいのです。
なんで、わからないのか、年を取るってことは、人生を達観することじゃないことが、今わかりました。
人の言いなりになるのは、止めてほしいのです。