霞ヶ関まででかけて、江守正多さんに会う。
今、構想している小説のヒントをたくさんいただいた。
江守さんは、以前にも紹介した(と思う)、地球温暖化本の著者。
温暖化シミュレーションの専門家。
温暖化についての様々な議論が飛び交う中で、「じゃあ、シミュレーションってどれくらい確からしくて、どれくらいいい加減なの」という問いについて語る希有な著作をものした。
科学的探求の現場は「どの程度」についてとても敏感だ。白と黒にはっきり線引きできることの方が珍しい。
それについて非常によく書いてくだっている。
前日には駅前にて、東京大学教育学部の博士課程の学生さんと意見交換および情報交換。
彼は、地域運営学校だとか、学校支援地域本部のごときものが、導入されるにつれて、「開かれた学校」というかけ声とは裏腹に、「地域による保護者の教育」であるとか、「保護者が地域の嫁になる」という現象が実際に起きている現場をすでにフィールドにしている。
取材とはちがって、アカデミックな考察にするためたには、どのような「材料」が必要なのか、ぼくにはよく分からないので、身の回りで起きている、それ類似の現象を伝えておいた。
しかし、地域による保護者の教育の実例はすさまじい。
PTA活動を保護者の義務と断じたり (これは学校にも行政には絶対できないことだし、PTA本体でも言いにくいことだ)、あいさつ・食育・宿題・早寝早起き、といった家庭教育ともいえる分野に、「地域」が高圧的な態度で介入しようとする。「学校運営協議会・会長」名で、彼らの価値観にてらした「子どもによかれ」を実現しようとする。
ぶるぶる。本当に怖い。
この件については、いずれまた書く機会があるでせう。
*******
なお、一番目の写真では、上のほうの雲の前で、低いちぎれ雲がすごいスピードで流れてます。
今、構想している小説のヒントをたくさんいただいた。
江守さんは、以前にも紹介した(と思う)、地球温暖化本の著者。
温暖化シミュレーションの専門家。
温暖化についての様々な議論が飛び交う中で、「じゃあ、シミュレーションってどれくらい確からしくて、どれくらいいい加減なの」という問いについて語る希有な著作をものした。
科学的探求の現場は「どの程度」についてとても敏感だ。白と黒にはっきり線引きできることの方が珍しい。
それについて非常によく書いてくだっている。
地球温暖化の予測は「正しい」か?―不確かな未来に科学が挑む(DOJIN選書20) 価格:¥ 1,785(税込) 発売日:2008-11-20 |
前日には駅前にて、東京大学教育学部の博士課程の学生さんと意見交換および情報交換。
彼は、地域運営学校だとか、学校支援地域本部のごときものが、導入されるにつれて、「開かれた学校」というかけ声とは裏腹に、「地域による保護者の教育」であるとか、「保護者が地域の嫁になる」という現象が実際に起きている現場をすでにフィールドにしている。
取材とはちがって、アカデミックな考察にするためたには、どのような「材料」が必要なのか、ぼくにはよく分からないので、身の回りで起きている、それ類似の現象を伝えておいた。
しかし、地域による保護者の教育の実例はすさまじい。
PTA活動を保護者の義務と断じたり (これは学校にも行政には絶対できないことだし、PTA本体でも言いにくいことだ)、あいさつ・食育・宿題・早寝早起き、といった家庭教育ともいえる分野に、「地域」が高圧的な態度で介入しようとする。「学校運営協議会・会長」名で、彼らの価値観にてらした「子どもによかれ」を実現しようとする。
ぶるぶる。本当に怖い。
この件については、いずれまた書く機会があるでせう。
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なお、一番目の写真では、上のほうの雲の前で、低いちぎれ雲がすごいスピードで流れてます。