川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

肉眼をドーピングする

2009-05-20 21:19:46 | きうらきら光ったりするもの
R0010821久々に買った双眼鏡。
知る人ぞ知る笠井トレーディング扱いのワイドビノ28。
ガリレオ式のオペラグラスのオヤブンみたいなもの。
40ミリもの口径にして、倍率わずか2.3倍。
主な用途は星野観察。星座がまるまる視野に入ります。


何年か前は1万円していなかった記憶があるけれど、今は14800円でした。
生産もロシアから中国に移したのですね。

サッカー観戦にも使えるかなあと思いつつ、IF(左右の焦点を独立してあわせる)なのが、やや弱点。
ピントが合う範囲はかなり広いから、使えるかどか、今度のスタジアム観戦で試してみる所存。

あ、表題ですか……
わずか2倍そこそこで、遠くを見るための双眼鏡ではないけれど、これをとおして見ると、瞳が大きくなり、焦点もばっちりで、たくさんの星々が見えちゃうという意味で、肉眼ドーヒング。

ってことでした。

あらためて「今ここにいるぼくらは」文庫版を紹介いたします

2009-05-20 08:42:41 | 日々のわざ
今ここにいるぼくらは (集英社文庫 か 49-2)今ここにいるぼくらは (集英社文庫 か 49-2)
価格:¥ 600(税込)
発売日:2009-05-20

本日が配本日です。
新聞広告も出てましたので、恩田陸さんの「エンドゲーム」などと一緒に書店にあるはずです。

帯や広告のコピーなどで「なつかしい昭和の少年」という方向性でアピールすることになっているようですが、「懐かしくも心痛む」というか、「懐かしくも悩ましい」少年時代を描いたものだというのが正確なところ。

で、よく聞かれるんです。「これ実話ですか?」と。

リアル要素はたしかに多くて、たとえば、「都川」は実在します。
けれど本当にあったエピソードよりも、欠落を描いている(できなかったことを描いている)面の方が大きく、「実話」というのは憚られます。

解説では、池上冬樹さんが、この作品を、少年小説の系譜に位置づけて、ヘミングウェイのニック・アダムスものとか、小川国夫の柚木浩ものとか、マキャモンの「少年時代」と並べてくれたりして……光栄でありました。

生のさ中に (1978年) (講談社文庫)
価格:¥ 252(税込)
発売日:1978-07
少年時代〈上〉 (ヴィレッジブックス)少年時代〈上〉 (ヴィレッジブックス)
価格:¥ 882(税込)
発売日:2005-07