楽しみにしていたクロヌマタカトシさんの作品展を観てきた。
パリでの展示に続く巡回展。
東京展の場所は、
閑静な住宅街の一角に佇むギャラリー上り屋敷。
漆喰壁と土間、趣のある小さな空間に、
クロヌマさんの作品たちが、静かに在った。
それは、
晴れた日には晴れの風を
雨の日には雨の風を
曇りの日には曇った風を
息をひそめ、
小さな風を愛おしく抱きとめるかのように
ただ、ただ、静かに在った。
主張しない存在のありのままの美しさを思う。
外に出た。
少し歩くと、
あのフランク・ロイド・ライト設計の自由学園明日館があった。
大きな木々に寄り添うように風がいた。。