草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

あ~あ~

2008-12-20 05:38:47 | 山の暮らし
 昨日、チェロを壊して、いや傷つけてしまった。


前日のレッスンで、新しい曲の課題がでたので、早速おさらいしなきゃとばかりに、
殊勝にも、いつもよりぐっと早く午後1時過ぎから、始めようと思ったのが悪かった?
だって、暇だったんだもん。。

立てかけてあるチェロの蓋をあけ、
いつものように、先に弓をとり、それを、少し離れたテーブルに置いた。
そのとたん、ワタシの後ろでガタン。
えっ!と驚き振り返ると、チェロが倒れていた。
実は、その時、冷静さを欠き、ベルトが外れてチェロだけ倒れていたのか、
ケースごと倒れたのか、
後になって、記憶を手繰るが思い出せない。


土間には、多少えぐれた感じの傷が2か所。
チェロに目を移すと____
片方の上下の縁がこすれて、傷ついていた。
あ~あ~。
倒れた先が土間だったのが不運。
どうしよう。
ほっといてもいいかな。
どうせ、専門にやっていた娘はもうやらないのだし、
5年以上経ってもギーギーへたっぴのワタシが、
しかも、いつまでやるかわからないようなワタシがやってるだけだもん。。

とは思ったものの、やはり気になる。
先生にお尋ねして、高崎かなんかの修理に持って行くかな?
いや、まずは、購入したところで聞いてみなきゃ。
と、V社へ電話。

状況、様子を話すと___
「それは大変、すぐに直さないと。すぐにこちらへ持ってきてください。」
「えっ!高崎かなんかの修理に出すのではだめですか。」
「だめです。」
「とりあえず、画像を送ってください。」

送った画像を見て、工房の方たちがいろいろ検討してくださったようだ。
すぐにあちらから電話があり、やはり一刻も早く直したほうが良い状態だという。
えー!?
そんなにも急を要するものだとは思ってもいなくて、驚くとともに、どぎまぎ。
確かに、写真を撮っている最中、剥がれ気味だと思っていたものは、剥がれおちていた。
5cmくらい剥がれていた板は、すぐにくっつき直さないと、合わなくなってその部分を作り直さなければならなくなるそうだ。
しかも、そこから空気などが入り込むと不都合なことにも。
それに、相当の衝撃だったはずだから、そのほかの部分も大変なことになっているかも知れない。
そうなると、チェロの生命にもかかわることになるやもしれないとのこと。
外見上は素人の目から見て大したことじゃないと思ったのだが、
そう言われると、だんだんと不安になる。
「まず、弦をすべて緩め、そうすると、駒が外れ・・・・・」と、
いろいろ専門用語を使って言われるが、ワタシには何が何だか分からずパニック状態。
なにしろ、この5年間、自分で弦を取り換えることはもちろん、チューニングすらしたことがなかったんだもん。。

あちこち触れて、全部がバラバラになってしまうのが怖い。
ああー
すぐにでも、持っていきたいところだが・・・・
東京じゃぁ。
できるだけ早く直したいとは言われるし、
かつ高崎じゃあダメだと念を押されるし、
「高速には乗れないんです。」というと、
あきれがられ、1時間以上の電話での問答もこれが決定打。
「では、25日夜、そちら方面に楽器を届ける用があって行くので、その時、前橋インターまで持ってきてください。その時、工房に持ち帰り直すしか。でも、年末年始の休みが入るので、修理が終了するのはずっと先になってしまいますが、今考えられる中でそれしかありません。」ということで決着。


それまでに、ちゃんとやっておくように何度も何度も丁寧に教授されたことを反芻しながらやってみたが、
やはり怖くて、恐る恐るちょっとだけ弦を緩めて、
あとは、25日を待つしかない。




25日は、雪にならなきゃいいけど。
修理が終了するまで時間がかかりそう。
もちろん、この間、レッスンは休止。
ちょっとうれしいような・・・・
でも、この分だと、
費用も相当かかりそうだなぁ。

あ~あ~。