対北朝鮮政策
金正恩朝鮮労働党委員長は大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射し、成功したと発表。
高度約2800キロに達し、39分間飛んで900キロ離れた日本海に落下した。日本の排他的経済水域内だった可能性がある。
北朝鮮は、核爆弾の開発と核を運ぶミサイルの射程を米本土に延ばすこで、米国と対等な交渉に臨めるという考え。
だが、それはトランプ政権を、対話でなく圧力強化(戦闘)に向かわせることになるだろう。
中国も「安保理決議違反だ」と非難したが、もはや言葉だけでは済まされない。
中国が実効性のある抑止策を打たねば、事態は変わらない。
主要20カ国・地域(G20)会合は、日米韓や中ロ首脳の朝鮮半島問題への姿勢をすり合わせる格好の機会である。
目的を達成するための機会になって欲しい。