地図を楽しむ

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駒場公園辺りを散策して

2015-09-25 | 散策

駒場公園辺りを散策して

久し振りに遠出しました。
いつもは近くの緑道ウオークですが、今日は遠出しました。
コースは次の地図赤線です。約8Km

やはり、遠出はいい。「犬も歩けば 棒に当たる」 です。
今日の「棒」は、農学発祥の地・駒場です。東京大学教養学部の隣です。

入口には、「先端科学技術研究センター」とありました。
その横を、恐る恐る通過して、そして東門から 外へ出ました。ホットしました。
やはり、私には敷居の高い処です。 

   

そこから、ぶらぶら静かな住宅街を散歩して、京王・井の頭線の駒場東大前駅に出てました。
今日の目的地は駒場農場です。
入口は「区立駒場野公園 」とありました。

 

入口の掲示板をメモすると、

「この駒場は、日本近代農学発祥の地である。
明治11年(1878)農学校が誕生、ドイツ農法に範を求めた駒場農学校は、
優秀な農業技術者を次々と世に送り出した。

この学校の日本人教師で、後に『明治三老農の一人』と云われたのが船津伝次平。
彼は自ら実習田を作り汗を流すなど、体当たりで農業近代化に努めた。

ドイツ人教師ケルネルも異色の存在。
(札幌農学校がクラーク先生指導のアメリカ式農業であるのに対して)

わが国で初めて化学肥料の使用を試みた彼は、実験水田で研究に取り組んだ。
この水田は、『ケルネル田圃』として今も残る。

駒場農学校はその後、大学農学部などに発展的解消。
記念の駒場農学碑が東大教育学部の構内にある。」

と、ありました。

  

今も、水田が残っています。
筑波大付属中・高の生徒さんたちが面倒を見ているそうです。

稲の生育の過程も描かれていました。

「田んぼの草取り」の絵も画かれています。
これが大変な作業なのですね。
中腰姿で腰は痛くなるし、蒸れた暑さと稲穂の先で顔は炒められるしで・・・

最近は、田んぼに人一人見つけるのが難しいくらいですが、
当時は大変賑やか(?)でした。 

庭園には、もう曼珠沙華の花が群らがって咲いていました。
もう、秋です。(今日は秋分の日)