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日本の領土(3) 最東端 

2015-09-08 | 読書

日本の領土(3) 最東端 

 

入間基地から飛行機で4時間、1800Km離れた、三角形の小さな島です。

東経 153度59分,北緯24度17分で、最東端に位置しています。

周囲はサンゴ礁に囲まれていて、良港といえるようなものはありません。

ここが、日本最東端の『南鳥島』です。
「南」となっていますが日本の最東端です。

面積は1­・5平方㌔、周囲約6㌔です。
沖ノ鳥島よりやや狭いですが、完全な島です。

常時、所轄の職員や隊員が数十名住んでいます。
一般人は住んでいませんし、自由に行き来できないそうです。
と、云われると、行ってみたいですね。温かそうですし・・・ 

 
サンゴ礁のため、港はないですが、飛行場はあります。
自衛隊や気象庁の施設もあります。

小さな波止場はありますが、サンゴ礁に取り囲まれて、大型船は接岸できないそうです。
従って、荷物は飛行機や沖合いに停泊した大型船から、小型ボートで運ぶのだそうです。

 

国土は、領土・領海・領空から成り立っています。

領土は国の主権の及ぶ土地です。
領海は領土の周りの水域です。
そして領空は領土と領海の上空です。

そして、領海には、低潮時(潮が引いて、海水面が最も低くなるとき)の海岸線から
12海里(約22km)の範囲と定められています。

また、領海の基線から200海里(約370km)以内を排他的経済水域と云っています。

 

ところで、『排他的経済水域』ですが、ネットによると、

「天然資源及び自然エネルギーに関する『主権的権利』、並びに
人工島・施設の設置、環境保護・保全、海洋科学調査に関する『管轄権』がおよぶ水域のことを指す。」
とあります。

日本は、沖ノ鳥島や小さな島々のおかげで、広い排他的経済水域をもっています。
レアメタル、自然エネルギー然り、人工島、科学調査等、上手く活用しなければね。 

太平洋戦争の時の戦車や大砲の残骸が今もなお残っているそうです。

それら犠牲者のためにも・・・