久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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いくらの売上高を目指すのか?

2005年12月27日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

企業にとっての目的は、経営理念の実現にあります。

しかし、経営理念やビジョンという定性的な目標設定だけでは、その達成度合いを測定するのが困難です。


そこで、定量目標である数値による目標設定が必要となります。



さて、株式公開を目指す、というより、社会的に公器として、十分公開に値する会社にするために度の程度の売上高が必要なのか?

私の中では、必達目標として100億円が一つの目安になっています。

しかしながら、100億を目標設定すれば、100億を超えることはできません。
自分が設定した目標が、自分の限界点の設定を同時にしたことにもなるからです。



 限界点に到達するまで背伸びをすることは困難であり、結果として、目標は達成されずに終わってしまいます。

 100億を到達したければ、千億の市場を見渡さなければなりません。そして、100億を通過点にしなければならないのです。



 では、我々にとって千億の売上を上げる方法は何か?

 M&Aは、確かに有効な方法であります。

しかしながら、成功した経営者は、自分の実力を過信し、さらに何でも手に入る、堀江社長のように『お金で買えないものはない』と思うようになります。  

リーダーシップに『心理学』を生かす(ハーバードビジネスレビュー)
の中で、成功した経営者は、好戦的買収を自分が破滅するまで仕掛けていくと書いてありました。

 

まさに、今のトレンドは、このような流れになっています。残念ながら、メディアで伝えられている中で、最近の敵対的買収の大きな失敗事例がなく、ますます、M&Aを冗長する感があります。

では、M&Aではなく成長する仕組みは何か?折口氏のグッド・ウイルのように、コムスンの買収はありましたが、本業の人材派遣は、M&Aをすることなく成長しています。これは、まさに理想的な成功モデルと言えるでしょう。

 

我々のビジネスモデルは、IPOコンサルティングを通じて、コンサルの顧客先とも提携関係を持ち、共に成長していくモデルです。決して、敵対的買収は仕掛けません。
我々が考えているビジネスモデルは、かつて、ソフトバンク等が大々的に実践していたものに近いと思われるかもしれませんが、お互いにWin-Winの状態を築けるものでなくては長続きしないと思っています。

そのためには、我々の根本的なIPOコンサルの中身にかかっています。共存共栄するためには、お互いのビジネスがシナジーを発揮するものでなくてはなりません。

 

 

 



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
共生社会の実現 (齊藤 一浩)
2005-12-27 13:13:15
 私は船井先生の考え方にとても影響を受けました。現在のビジネスは戦いの場であることは事実ですが、私も、敵対的買収に企業の未来があるとは思えません。

 共生社会の実現の為に努力していくことが大事なことだと思います。

 昨今の退廃的な世相を見ていると時代の膿がでているような気がします。

 とても大きな、時代の転換点に差し掛かっているように感じます。

 船井先生の言うように、本物しか残ることは出来ないのだろうと強く思います。
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Unknown (会長)
2005-12-27 15:01:02
かつて、船井先生も、地域1番店等のランチェスター戦略的な競争戦略の発想が多く見受けられましたが、齊藤さんがおっしゃるように、晩年は、非競争による共生をテーマにされています。



あたかも、かつての発想を否定するかのように思われる人もいるかもしれませんが、私は、決して相反する思考とは思いません。



『共生』とは、理念・哲学・目的であり、『競争』とは、手段・手法・テクニックに分類されるものと思います。

(船井先生自身の分類は知りません。私の勝手な解釈です。)



 志向がより、目的志向に変わっただけと思います。手法を極めた人は、より本質を追求したくなるものです。



私自身は、残念ながら、俗世間の本質を見抜けていないので、宇宙の真理を探究しようと言うところまでは至っておりません。



 まだまだ、修行が足りません。



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4行日記 (木下 泰貴)
2005-12-28 06:42:36
①事実・・年賀状を書く。

②気付き・・非常に多くの方々に御世話になっている事に気付く。

③教訓・・一人の人間は多くの人に支えられて生きている。

④宣言・・私は手を差し伸べ、他者を支える事の出来る人間です。
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