ロシアのモスクワに行ってきました。
ロシアのコンサルタントに聞いた話ですが、ドイツの会社が、ロシアの漁業を営んでいる会社に、たくさんのお金と技術、機械を出資して合弁会社を作り成功しているそうです。
ドイツの会社は、たくさんの物をロシア企業に提供しました。
では、ロシア企業は、何をドイツの会社に提供したのか??
答えは、魚です。
つまり、目に見えない漁業権を提供しました。
ロシア企業は、古い船や設備では、たとえ漁業権を持っていても、価値はありません。
ドイツのお金と技術が、その価値を高めたのです。
漁業権の価値を高めたドイツ企業は非常に頭が良いです。
日本の会社は、たくさんの技術を持ちながら、もう、池には魚がいなくなりました。
大きな池は、隣の国になります。
自ら漁業を営むのではなく、技術をあげて、成果を分配することが重要です。
これからの日本企業は、製造業からエンジニアリング会社(サービス業)に転換するときが来たのです。
これは、非常に重要な発見でした。
今週から、新しいビジネスを上海で始めます。