月次決算のスピードと企業の収益率には、重要な相関関係があります。
月次決算が遅い企業は、経営者が売上中心のマネジメントをする傾向があります。
逆に、月次決算の早い会社は、利益を早く経営者が把握することができるので、利益管理中心の経営ができるようになります。
売上よりも利益管理中心の企業の方が結果として利益率が高くなります。
つまり、月次決算の早い企業ほど、結果として利益率が高くなるのです。
Create a system for monthly closing accounts immediately.
There is an important correlation between the speed of monthly closing and corporate profitability.
For companies with late monthly settlements, management tends to manage sales centrally.
On the contrary, as companies with early monthly settlements can earn profits early by management, they will be able to manage profit centered.
As a result, profitability will be higher for firms with profit management than sales.
In other words, the earlier the monthly settlement accounts, the higher the profit margin will be.
把握を行うためには、情報の集約が必要となります。
情報の集約のためには、担当者からの報告が必要となります。
情報を報告するのは、経営者ではなく、社員一人一人です。
把握という前提があり、初めて管理が成り立つ。
その点を一人一人が理解することが重要だと考えています。
そして月中での改善が可能 となります。
即時を出すためには担当者の段取り、周囲との連携、ルール化などが大切だと日々学んでいます。
そして利益を上げるために必要なのが月次経営戦略書です。
経営者が利益ベースのマインドに転換した時、企業のビジョンの転換期でもあります。
だからこそ、利益率も高くなるという風に思います。
また、早い決算の副次的効果として、管理部門の生産性を高めることができます。
結果としてコストが下がりさらに利益を高めるということにつながります。
事前の会議によって、チーム目標をしっかりと擦り合わせ、分業による明確な役割を決め、作業中もコミュニケーションを密にとりあう。こうした組織力の結集により、スピード決算が可能となっています。
最も大事なのは、何と言ってもやはり、「目標の共有」部分であると思います。
そこをすっとばすと、悪循環。
ただ、即時決算が必要なのは間違いない。
その時点で手を打とうとしても
時すでに遅し、という場合もあります。
素早く異常値を掴み、素早い決断と改善の繰り返しによって
企業は成長していきます。