第一次産業・・・農業・林業・漁業
第二次産業・・・工業
第三次産業・・・サービス業
では、第四次産業とは何か?
私は、金融業をあえて、第三次産業から抜き出したいと強く思いました。
国の産業には、ライフサイクルがあります。
経済学者のリカードに従えば、最も競争優位性のある産業に国が特化することが、最も付加価値を生み出します。
その結果、賃金の安い発展途上国は、農業による食物の輸出により外貨を稼ぎ、第一次産業が発展します。
やがては、安い労働力を利用するために、先進国から投資が行われ、工場が建ち並び、第二次産業に移ります。
そこで、国富が充実し、高所得者が増えることによって、人々はよりよいものを求めるために第三次産業が発展することになります。
中国は、第二次産業から第三次産業への移行期をやがて迎えることでしょう。
本日、午前中に、ニューヨーク証券取引所の見学を行いました。朝のモーニングサテライトで見ているとおりの状況で、CNNのいつもよく出てくるキャスターもいました。テロの影響もあり入場するのに、非常にセキュリティーがきつかったです。今は、一般公開されていません。
さて、ここで感じた事は?
イギリスの産業とは何かということです。(なぜ、NYでイギリスかって?)
イギリスには、すでにこれといった産業がありません。
唯一あるのが金融です。
ニューヨークだけではなく、将来、米国がイギリス化するのではないかと思ったとき恐ろしくなりました。
金融の発展は、実体経済の終焉を意味するのではないか?
午後に、主に投資信託商品を開発している金融会社の訪問をしました。
非常に預かり資産を増やしています。しかし、増加の原因は主にアジアのマーケットの成長です。
金融と実体経済は、裏と表の関係です。
金融が発展するためには、実体経済の発展が必須です。
しかし、お金は国境を簡単に超えていきます。
自国の経済が発展しなくても、金融は発展できるのです。
第4次産業の発展は、産業の終焉を意味する。
この先、ますます、労働人口が減少し、米国も日本も今までにない影響を受けます。
ドラッカーが予測した【ネクスト・ソサエティー】とは、だれも経験したことのない世界です。
我々の事業計画は、人口減少の影響を最大限に考慮したものでなくてはなりません。
NYでネクスト・ソサエティーのヒントを得たような気がしました。
②気付き・・気温が低いせいか、思ったように乾かない。
③教訓・・物事を成し遂げる為には、ある程度の条件は必要である。
④宣言・・私は物事を成し遂げる為の条件を考える事の出来る人間です。
金融は経済の発展の為には必要不可欠のものでありますが、マネーゲームに走っている企業等をみると疑問を感じ、何か不毛な印象を受けます。
経済の現場には「人間」の存在が必要だと思うのです。
人間の「心」や「身体」が歓喜するものや、サービスを提供していくことが、より大事になってくる時代に入った気がします。