久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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給料は、今の10倍を目標にしよう!

2006年04月30日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

先日、名古屋・大阪に出張したついでに、PW時代の昔の友人に会いました。

彼とは、名古屋のTAC時代からの友人で、久しぶりに本質的な議論が出来ました。

彼は、私よりも3年早く独立しています。会計士の2次試験の合格は、私よりも1年遅かったので、かなり早い独立といえます。

はじめは、資産税を中心に顧客を拡大し、今では、一人当たり売り上げ2千万円という、かなり高付加価値の会計事務所として成功しています。


私は、もともと独立する気持ちはなかったのですが、独立後の彼の成功を聞くと、独立とは意外と簡単なことかもしれないと思いました。

ただ、彼のすばらしいのは、最初から独立を意識して勉強していたことです。

PWでは、給与に占める残業代がかなり多くあり、残業を多くする人の方が所得が多くなる傾向がありました。

残業が多くなる人とは、言ってみれば、仕事の要領が悪い人です。

PWでは、出来る人には、昇進で差をつけるので、残業代による所得格差は気にするなといってましたが、サラリーマン思考の人間が気にしないはずはありません。


結果として、多くの人は、要領の悪い仕事をし続けていたようにも思えます。
(というより、PWでは、いかに長く仕事をするかが、重要といった雰囲気がありました。)

 

サラリーマン時代、賞与で100万円もらうのは、大変なことですが、独立した彼は、1件、税務顧問先を増やせば解決してしまいます。

サラリーマンとは、枠組みが異なるのです。


こんな彼をみて、私も独立を意識したのはいうまでもありません。
多分、彼がいなければ、独立することはなかったでしょう。それほど、影響を与えられました。


私は、独立したとき、収入5千万に目標設定しました。これは、PWの代表社員の収入と同じで、私も成功した会計士になりたかったのです。

この目標は、売上ベースでは、2年9ヶ月目に達成できました。



どうせ、人生はがんばらなくてはならないのです。であれば、人が作った枠組みの中で戦うより、自分で枠組みを作ったほうが楽しいに決まっています。

そうすれば、自分の給与は、自分で決められるのです。


年収を2倍にするというような小さな目標を立ててはいけません。
それは、今までの枠組みの中での思考に縛られているのです。

どうせなら、今の10倍に目標設定してください。

そうすれば、今、自分が何をしなければならないかが見えてきます。
10倍に出来ないと思う人は、最初から戦わずして負けています。


そのような人は、
プロになる才能のない人なので早くあきらめたほうが良いです。



我々の組織は、アメリカ型のパートナー・シップを目指しています。
【パートナー単位での独立採算制】です。


従って、顧客を取れる人にとっては、独立したと同じ状態を組織の中で出来ます。

逆に、顧客を自分で開拓する能力のない人にとっては厳しい組織といえます。



プロフェッショナルとは、自分の給与を自分で決められる人です。

早くお金が欲しいと思う人は、自分で顧客開拓できるようになりましょう。



全てはそれで解決するはずです。

解決しないとすれば、あなたには、プロフェッショナルになる才能がないだけです。


プロの厳しさを認識した人だけが、プロの楽しさを享受できるのです。



自分が目指しているのは何か?
本当に、プロを目指しているのか?
ただ、資格だけを取ろうとしているのか考えて見ましょう。

目の前の壁は、自分の『依存心』が作っているのです。