福井県坂井市にある越前竹人形の里に寄った所、素敵な竹人形が沢山並んでいたため、
80枚ほど写真を撮ってきましたので、順次ご紹介させて頂きます。
先ず初めは越前竹人形について。
1 越前竹人形の里
訪れた越前竹人形の里は、美しい竹林に囲まれた所にあります。
越前竹人形の里では、真竹、孟宗竹等を用いて竹の持つ直線と曲線の美しさをそのまま取り入れ、
郷土に伝わる風俗をはじめ、能、狂言、歌舞伎等を題材に作られた竹人形や竹工芸品が多数展示されています。
また職人さんが竹人形を創作している工房も見ることができます。
豪雪地帯の厳しい寒さに耐えうる良質の真竹や孟宗竹が育つ越前では、古来より竹細工が作られてきました。
はじめは竹籠や花器が作られていましたが、昭和20年代に、竹籠・花器を作った際の廃材がもったいないので、
なにか再利用できないかという遊び心で竹人形が作り始められました。
昭和30年富山博覧会出展をきっかけに、それからは竹籠作りを止め、人形を中心に製作が行われる様になりました。
越前竹人形は、越前地方で竹を使って作った人形で福井県の郷土工芸品です。
そして福井県出身作家・水上勉氏の「越前竹人形」によりその名が全国に知れ渡りました。
越前竹人形の特徴の1つに竹髪があります。真竹(マダケ)を使用し、竹筒を0.2mm以下まで割き続けて髪のような細さにします。
1体に約5,000~7,000本ほど植え付けます。髪は女の命といいます。美しくて個性ある人形を製作します。
清楚な印象を左右する重要部分は衿元です。この衿元は竹筒を2、3本とかさね合わせていきます。
まるでパズルのようですが、衿の出し方で華やかも幼さも色香もさまざまな組み合わせで完成していきます。
越前竹人形は「真竹、孟宗竹、大名竹、煤竹及び女竹、虎竹、雲紋竹、胡麻竹」を使用していますが、主に真竹が使われています。
真竹の見分け方は、節の線が二重で孟宗竹は一重です。
大名竹は、小さい葉っぱがたくさんつくと「大名のまげ」に似ていることから大名竹と言われており、主に竹人形の髪の毛に使われています。
その1 終わり
80枚ほど写真を撮ってきましたので、順次ご紹介させて頂きます。
先ず初めは越前竹人形について。
1 越前竹人形の里
訪れた越前竹人形の里は、美しい竹林に囲まれた所にあります。
越前竹人形の里入り口
越前竹人形の里では、真竹、孟宗竹等を用いて竹の持つ直線と曲線の美しさをそのまま取り入れ、
郷土に伝わる風俗をはじめ、能、狂言、歌舞伎等を題材に作られた竹人形や竹工芸品が多数展示されています。
また職人さんが竹人形を創作している工房も見ることができます。
カマキリの竹人形を手に持った職人さん
2 越前竹人形のはじまり
豪雪地帯の厳しい寒さに耐えうる良質の真竹や孟宗竹が育つ越前では、古来より竹細工が作られてきました。
はじめは竹籠や花器が作られていましたが、昭和20年代に、竹籠・花器を作った際の廃材がもったいないので、
なにか再利用できないかという遊び心で竹人形が作り始められました。
昭和30年富山博覧会出展をきっかけに、それからは竹籠作りを止め、人形を中心に製作が行われる様になりました。
越前竹人形は、越前地方で竹を使って作った人形で福井県の郷土工芸品です。
そして福井県出身作家・水上勉氏の「越前竹人形」によりその名が全国に知れ渡りました。
3 越前竹人形の特徴
1)つややかな髪
つややかな竹髪
越前竹人形の特徴の1つに竹髪があります。真竹(マダケ)を使用し、竹筒を0.2mm以下まで割き続けて髪のような細さにします。
1体に約5,000~7,000本ほど植え付けます。髪は女の命といいます。美しくて個性ある人形を製作します。
髪竹
長い髪の婦人
2)竹を隙間なく重ねる胴詰め法
胴詰め
清楚な印象を左右する重要部分は衿元です。この衿元は竹筒を2、3本とかさね合わせていきます。
まるでパズルのようですが、衿の出し方で華やかも幼さも色香もさまざまな組み合わせで完成していきます。
胴詰めが素敵な竹人形
4 竹の種類について
越前竹人形は「真竹、孟宗竹、大名竹、煤竹及び女竹、虎竹、雲紋竹、胡麻竹」を使用していますが、主に真竹が使われています。
真竹の見分け方は、節の線が二重で孟宗竹は一重です。
大名竹は、小さい葉っぱがたくさんつくと「大名のまげ」に似ていることから大名竹と言われており、主に竹人形の髪の毛に使われています。
色々の竹1
色々の竹2
色々の竹3
色々の竹4
その1 終わり