しめ縄やしめ飾りの由来
しめ縄の由来
しめ縄の由来として、こんな神話があります。
ある日、天照大神(は、弟である須佐之雄命が悪さばかりをする事に怒ってしまい、天の岩屋へと隠れてしまいました。
天照大神は太陽の神であるため、その姿を隠してしまったために世の中が真っ暗になってしまいました。
これに困った八百万の神様は何とか天照大神を岩屋から連れ出すために、岩戸の前で酒を交わし、踊り出したのです。
その騒ぎに何事かと思った天照大神が、岩戸からそっと身を乗り出して様子を伺いに来た時に一斉に神様達は岩戸を閉め
再び天照大神が岩屋に逃げ込まないようにと、しめ縄で岩戸を縛ってしまったという話が元となっていると言われています
しめ飾りの由来
しめ飾りは、しめ縄に願いを込めて縁起物の飾りをつけたのが始まりと言われています。
神社のしめ縄のように、自分の家も神様を迎えるのにふさわしい場所だという事を示すためのものでもあり
また天照大神の話になぞらえて、一度家の中に入った神様が外へ出て行かないようにするためのものだとも言われています。
そしてしめ飾りに使われる飾りにはそれぞれ次の意味があります。
•橙は「代々繁栄しますように」
•裏白は「裏表のない清らかな心で一年を過ごせますように」
•ゆずり葉は「子孫が途絶えないように」
•昆布は「喜ぶ(よころぶ)」
終わり