和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

秋鯖/今日の俳句 ≪第.1867号≫

2015年08月17日 04時39分45秒 | 今日の俳句


  秋鯖の波引き抜きし背色かな
       仙波桃二


  秋鯖をしめて祭の一品に
       小泉美保子


  秋鯖をさげ鶏頭の辺をもどる
       日美清史


  秋鯖の切身ひと皿喪の景色
       田沼文雄


  男なら味噌煮と決めよ秋の鯖
       吉田汀史




※ 秋鯖・秋の鯖
 日本の近海では、近年サバの漁獲高は年々ふえる一方で、イワシの減ったのと対照的であるという。ホンサバとゴマサバとがあり、前者は北方系、後者は南方系で、どちらも一年じゅうとれるので、価が安くて大衆魚として親しまれている。
 ゴマサバはからだが丸いので(まるさば)とも呼ばれ、夏のあいだだけは、あぶらが多くて美味。ホンサバはからだが平たいので(ひらさば)ともいい、春から夏にかけての産卵で、夏はやせて味が落ち、秋にはいると餌(え)を食べてあぶらがのり、いちばんうまい季節となる。(秋鯖は嫁に食わすな)という俗言がある。
 鯖釣は、他の釣ほどの妙味はないが、おもしろいほど釣れるので、秋の沖釣では、鯵釣とともに盛んである。生きのいいのは、何にこしらえても美味。鯖漁は沿岸では手ばね一本釣による。
→鯖(夏)

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】



     ※☆*今週のことば*☆※


  学会の教学研鑽は

  「剣豪の修業」なり。

  智慧と勇気の

  宝剣を磨きゆけ!

  人生勝利のために。

        2015年8月16日


【聖教新聞:2015年4月28日(火)付】
http://www.seikyoonline.jp/index.html


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      教 学 入 門
     世界宗教の仏法を学ぶ

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     第1部 日蓮大聖人の仏法(1)

【「(教学入門/創価学会教学部編)聖教新聞社刊」より抜粋】

    --御生涯の教えーー

[2] 南無妙法蓮華経

◇教学探検◇

  妙の三義

 日蓮大聖人は、「法華経題目抄」で妙法の功徳について、「開」「具足円満」「蘇生」という三点を挙げて説明されています。いわゆる「妙の三義」です。

 (1) 「開」の義

 「妙と申すことは、開ということなり」(943頁)
 釈尊は、人々を教え導くためにさまざまな経を説きました。しかし、法華経以外の諸経は、聴衆の状況に応じて、それにあった教えを説いたのであったので、仏が覚った真実の全体(純円一実)は説ききっていません。これに対して、法華経は仏が覚った究極・根本の真実を説ききっています。それゆえ、法華経に基づくことによって、部分的ではあるが諸経に秘められている素晴らしい真実(爾前の円)が活かされるのです。
 すなわち、法華経は、諸経という蔵を開く鍵であり、この法華経によってこそ諸経が秘めた宝を生かすことができるのです。