和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

清新/十四〈小説「新・人間革命」〉

2016年06月30日 05時12分20秒 | 今日の俳句
清新/十四 法悟空 内田健一郎 画 (5839)

 午前、午後と勤行会を行い、参加者と握手を交わし続けた山本伸一の手は腫れあがり、真っ赤になってしまった。
 管理者室で手を冷やしながら、夜に予定されている岩手県新春記念幹部会に備えた。

 しかし、ほどなく岩手未来会第一期の結成式が始まるとの報告が入った。高・中等部員からなる十数人の人材育成グループである。伸一は、「“未来からの使者”とお会いしにいきます」と言うと、直ちに管理者室を出て、メンバーとの記念撮影に臨んだ。
 そして、新春記念幹部会に出席した。
 勤行に続いて、県長、方面長、副会長のあいさつなどが終わると、伸一は、自ら司会役となった。
 「おばんです! 今日は、楽しくやりましょう。岩手の創価家族の集いですから、形式にこだわらず、ありのままでいいんです。
 最高幹部の話は、もう飽きたでしょ。座談会にしましょう。誰か話してくださいよ。どなたか支部長の方、代表であいさつを!」
 伸一に促されて、一人の支部長が抱負を述べた。続いて、支部副婦人部長、大ブロック(後の地区)幹部、ブロック幹部、学生部のグループ長ら十人ほどが、次々とマイクの前に立った。
 はつらつと決意を語る人もいれば、功徳の体験を発表する人もいた。
 伸一は、大きく頷いたり、身を乗り出して拍手を送ったりしながら、「そうだ! すごい!」と相づちを打つ。時に笑いが起こり、会場は和気あいあいとした雰囲気に包まれ、皆の心は一つに解け合っていった。
 やがて、伸一の指導となった。
 「人間、誰が偉いのか。幹部だから偉いわけではありません。偉い人とは、お題目を唱える人です。人びとの幸せを願って、懸命に折伏・弘教に励んでいる人です。友の激励に駆けずり回っている人です。その人こそが、人間として最も気高く尊い、御本仏の真の弟子なんです。それはまさに、日々、広宣流布のために汗を流しておられる皆さん方です」


【「聖教新聞」2016年(平成28年)6月30日より転載】


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白鷺/今日の俳句 ≪第2182号≫

2016年06月29日 05時55分40秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)6月29日(水)≫(旧暦5/25)


 癌の妻風の白鷺胸に飼ふ      斉藤 玄

 白鷺や植ゑし水田の稲みどり     門屋大樹

 白鷺の降りし青田のあらたまる    柴田佐和子

 白鷺の深みへ行くを見詰めをり    篠田純子

 白鷺のはるかな白に居りにけり    不破 博


※ 白鷺
 サギ科の白い羽毛に覆われている鳥の総称で、大鷺・中鷺・小鷺があり、前二種は渡り鳥。小鷺は留鳥。いずれも初夏から巣を営む。沼沢や水辺を渡り歩いて餌をあさる渉禽で、形は鶴に似ているが、小さい。浦和市の野田の鷺山は名高かったが、開発と農薬公害で一羽もいなくなった。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】






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       ※☆*わが友に贈る*☆※



 あらゆる戦いの要は

 スピードと決着力だ。

 「時」を逃すな!

 大生命力を燃やし

 「今」を勝ちきれ!


2016年6月29日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 平和と安穏の世界を築くのが仏法の法理―恩師。創価三代の大闘争に続け
      ◇
 埼玉婦人部・女子部よ負けるな!全国が大声援。彩の国に勝利の鐘鳴らせ
      ◇
 各地でB長・白ゆり長の奮闘光る。地域貢献で信頼広げる友を諸天も賛嘆
      ◇
 空虚な文句には反対し、事実の大地に足を置こう―英雄。真実を語り捲れ
      ◇
 女性社外取締役、主要企業の半数が起用と。女性の視点と声が新風起こす




【聖教新聞:2016年(平成28年)6月29日(水)付】





      ※☆*名字の言*※



本紙の企画「わが支部のブロック5勇士」には多数の投稿が寄せられている。郵送の写真には、ビニールなどで丁寧に包まれているものが多い。「この1枚」のために、いかに全力を注いできたか、思いが伝わってくる

「本年、『五勇士』の拡大の火ぶたを切ってくれたのは、『鉄桶の団結』の大埼玉である」と池田SGI会長(今月18日付の随筆)。その埼玉に、4回目の挑戦で「ブロック5勇士」を達成した支部がある

支部長は「失敗するたびに、“次こそは”との思いを強くしました。地区部長、そして先輩方が力を発揮したおかげです」と。勝利するまで決して諦めない“不屈の心”が、団結を生む原動力となった。陰に陽に、婦人部、青年部の応援もあった

撮影を担当したのは、4回目で、初めて参加した友だった。支部長の思いに胸を打たれ、協力を承諾したという。埼玉の永遠の指針「鉄桶の団結」が示されたのは1973年(昭和48年)の7月1日。先の支部長は、「団結固く、先駆を切ります!」と意気込みを語った

「学会の勝負は、最後は壮年部が決するのだ」「さあ、壮年の出番だ」と、SGI会長は呼び掛けた。本年前半の活動を総仕上げする7月へ、経験も知恵も豊かな壮年が、拡大の先頭に躍り出よう。(嶺)



【聖教新聞:2016年(平成28年)6月29日(水)付】



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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年6月28日(火)付

「常にポジティブに向上心を失わない姿勢が、オコエの脅威の進化の土台になるのは間違いない」。18歳のプロ野球選手オコエ瑠偉がセパ交流戦で初打点を記録したときの記事の一部だ(ニュースサイト『ザ・ページ』)

ポジティブは積極的とか肯定的という意味だが、彼はその通りの活躍ぶりで数日後には初の三塁打を放つ。マスコミは「前へ、前へ―。そんな18歳の姿が、チームの空気を変えている」(朝日新聞)と伝えた

青年が活躍するとき新たな歴史が始まる。政治の世界も同じだ。今参院選から選挙権年齢が18歳以上に下がる。新たに有権者になる若者は約240万人。大いに期待したい

公明党は青年委員会のアンケートを通し、全国各地の青年の政治意識を啓発するとともに要望を吸い上げてきた。その数は1000万件超。参院選の重点政策にも盛り込んだ

青年党員、青年支持者は意気軒高だ。「18歳。参院選で初めて投票します。政治の大切さを語っていきたい」(女性)、「参院選勝利は自分自身が担うとの決意で闘う」(男性)などなど(本紙ヤングホームページから)

選挙戦は中盤へ。情勢は時々刻々変化するが、「7選挙区の完勝と比例区を合わせた13人以上の当選」をめざし、青年、壮年、婦人が団結し、新たな支持を拡大していきたい。(六)

清新/十三〈小説「新・人間革命」〉

2016年06月29日 05時09分20秒 | 今日の俳句
清新/十三 法悟空 内田健一郎 画 (5838)


 十二日、水沢文化会館の開館を記念する自由勤行会は、結局、夕方までに数回にわたって開催された。いずれも山本伸一が導師を務め、あいさつもした。皆の輪の中に入り、握手を交わし、要望に応えてピアノも弾いた。
 彼は、勤行会のたびに、「日ごろ、ご無沙汰していて申し訳なく思っています。私は、日々、岩手の皆さんの健康長寿、無事安穏を願い、真剣に題目を送っています。心はいつも一緒ですよ」と語りかけた。
 そして、そのつど、さまざまな角度から、信心の在り方について訴えていった。
 「師子王とは、勇気の二字を忘れない人です。何があっても、御本尊への強き祈りを根本に、勇敢に前進し、同志を、地域の友を守り抜いてください。それが仏法者です」
 「信心即生活です。常識豊かに、淡々と、平凡であっても、自分らしい福運に満ち満ちた人生を歩むことが、信心の勝利の姿です」
 「今再びの信心を、今再びの人生をとの心意気で、愉快に、生命力をたぎらせ、新しい挑戦を開始していくなかに、永遠の青春の道があります。どうか皆が“地域の柱”に!」
 また、「妙一尼御前御消息」の「譬えば一人にして七子有り是の七子の中に一子病に遇えり、父母の心平等ならざるには非ず、然れども病子に於ては心則ち偏に重きが如し」(御書一二五二ページ)の一節を拝して指導した。
 「仏の一切衆生への慈悲は平等ですが、そのなかでも、不憫な人のことは、とりわけ心にかかるというのが仏の慈悲です。
 したがって、大変な環境で健気に信心に励んでいる皆さん方には、いや増して御本尊の御加護があり、大慈大悲に浴していくことは絶対に間違いない。大確信をもってください。必ず、大功徳を受けてください。大福運に包まれてください。皆さんが、幸せになり、信心の実証を示していくことが、岩手に大勝利の春を告げることになるんです」
 皆の幸せを願う伸一の必死の呼びかけに、岩手の同志の生命は燃え上がった。真心をもってする真剣な叫びは、魂の共鳴をもたらす。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)6月29日より転載】


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青鷺/今日の俳句 ≪第2181号≫

2016年06月28日 17時56分56秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)6月28日(火)≫(旧暦5/24)



 青鷺の叱と鳴きつゝけふの月     服部嵐雪

 青鷺や闇のどこかが濡れてをり    加藤楸邨

 青鷺はさみしき空を水に統ぶ     北 光星  

 青鷺や水に浮びし后陵        大島民郎

 青鷺のはるかなる視野しぐれけり   上野さち子


※ 青鷺
 日本のサギ類の中では最も大型で、背面が青灰色。産卵期は四〜五月。北海道・本州・四国・対馬で繁殖するが、北方のものは開きに南下し、冬季を過ごす。クァークァーと低い声で鳴き、ゆるく羽打ちながら飛ぶ。水辺や干潟に下りて、魚・蛙・貝・昆虫などを食べる。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】






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       ※☆*わが友に贈る*☆※



 常勝関西の新時代は

 不屈の兵庫から始まる!

 雄々しき「信心」と

 金城鉄壁の「団結」で

 栄光の旗を高々と翻せ!


2016年6月28日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 SGIの「開かれた精神性」は現代社会で際立つ―識者。平和の基は対話
      ◇
 大関東は一つ!埼玉・千葉・茨城・群馬・栃木よ炎の敢闘精神で攻め勝て
      ◇
 「ほめられぬれば我が身の損ずるをも・かへりみず」。奮闘の友をたたえよ
      ◇
 自治体の防災計画、住民の参画が重要―有識者。自助・共助・公助の連携で
      ◇
 10代有権者の約7割「政治への関心高まった」と。旺盛な批判精神で監視を




【聖教新聞:2016年(平成28年)6月28日(火)付】





      ※☆*名字の言*※



「東洋における居留地として最もよく設計された美しい街」――神戸市の街並みについて、明治初期の英字新聞には高い評価が記されている。1868年の神戸港開港とともに、外国人の居留地が造られた。当時の面影を伝える建築物が多く現存する

開港後、来航者の増加に伴い、居留地以外にも、外国人住宅ができた。その多くは戦火によって失われたが、中央区北野に残る異人館街は、国際都市・神戸の象徴としてにぎわっている

その近くで長年、広布の活動に励むインド出身の婦人がいる。入会6年後の1979年2月、池田SGI会長のインド訪問に通訳として随行。“インドの顔として頑張るんだよ”との激励を胸に、インド広布を真剣に祈りつつ、日本在住の友人らに仏法対話を続けてきた

今、婦人の友人が数多くインドの地で入会し、来日の折には神戸を訪ねてくるという。時には座談会にもゲスト参加。その求道の姿は、地域の同志の大きな励みになっている。「池田先生の死身弘法の行動によって、世界広布が同時進行する時代が到来したと実感します」と話す婦人の言葉には説得力があった

SGI会長が「世界の神戸」とたたえた街。その一角に、世界広布新時代の鼓動が、高らかに響いている。(芯)



【聖教新聞:2016年(平成28年)6月28日(火)付】



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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年6月27日(月)付

多くの人を無事、目的地へと運ぶには、隙のない態勢の整備が不可欠である。空港は、その代表的事例の一つだ。わずかな見落としが大事故につながるだけに、対策は微に入り細にわたっている

例えば主要空港では、気象庁が「ドップラーレーダー」と呼ばれる特殊な観測装置を配備。意外なものを見張っている。空気中に含まれる微細な塵と、昆虫の動きだ。航空機にダメージを与える突風や下降気流を察知するためらしい。古川武彦著『気象庁物語』(中公新書)で知った

純利益、売上高、外国人利用客数など各部門で業績好調な関西国際空港。人工島にある同空港では猟犬に加え、タカやハヤブサといった猛禽類の力も借りている。航空機と鳥が衝突する「バードストライク」を減らすためで、渡り鳥を追い払い、繁殖を阻止しようという算段である

バードストライクによってエンジンが鳥を吸い込むと、大事故につながりかねない。同空港では禽獣導入後、バードストライクの発生件数が半減していると聞く。隙を見逃すまいとの決意と細心の知恵が見て取れる

各紙が参院選序盤情勢を一斉に報じた。一喜一憂すれば、心に隙が生まれ、態勢にほころびが出てくる。4割程度の人が誰に投票するか、まだ決めていないという(毎日)。これからが勝負だ。「背水の陣」で競り勝ちたい。(田)

清新/十二〈小説「新・人間革命」〉

2016年06月28日 05時16分02秒 | 今日の俳句
清新/十二 法悟空 内田健一郎 画 (5837)

 山本伸一が「明日の自由勤行会には、何人ぐらいの方が、お見えになるかね」と尋ねると、山中暉男が「数千人は来ると思います」と答えた。
 「そうか。ほぼ同時刻に大挙して会員の皆さんが訪れた場合、どうすればスムーズに会場の出入りができるかがポイントです。特に混乱するのが玄関だ。
 また、履物の間違いがないように対策を考えよう。学会の会館に喜んでやって来て、自分の靴を間違えて履かれていかれたりしたら、歓喜も一瞬にして冷めてしまいます。
 それと、会館の建物のなかに入りきれない方々の待機場所をどうするかです。
 あと、近隣はもとより、駅にもしかるべき幹部があいさつに行きなさい。普段の何倍もの乗降客になるので、切符だって足りなくなってしまうかもしれないからね」
 伸一は、矢継ぎ早に指示していった。
 「私は、管理者室に待機していて、大広間がいっぱいになったら勤行を始めます。何度でも行います。ともかく、明日の勤行会は大事です。無事故、大成功を祈って、皆で真剣に唱題していこう」
 伸一が陣頭指揮しての準備となった。
 一月十二日の早朝、水沢文化会館には、既に何人もの学会員の姿があった。
 「自由勤行会」という名称を初めて聞いた人が多く、こう話し合ったのだ。
 「山本先生が水沢文化会館で一緒に勤行をしてくださるという話だ。朝の勤行にちがいない。それなら午前六時前には、会館に着いていた方がいいだろう」
 連絡を流した人が、嬉しさのあまり、詳細を伝え忘れてしまったようだ。
 多忙を極める時ほど、慎重で丁寧な物事への対処が求められる。一つの手違いが、大きな混乱につながりかねないからだ。
 ほどなく、帽子、襟巻き、防寒着に身を固めた同志が、寒風のなか、欣喜雀躍しながら、続々と集って来た。伸一は、参加者に温かい飲み物を用意するよう指示した。



【「聖教新聞」2016年(平成28年)6月28日より転載】


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水鶏/今日の俳句 ≪第2180号≫

2016年06月27日 05時23分26秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)6月27日(月)≫(旧暦5/23)




 水鶏たたく五湖の一つの昏れにけり   岡本爽子

 仮の寝に返す手枕水鶏鳴く       嶋田麻紀

 水鶏笛きつと芭蕉を呼び寄せる     松田ひろむ

 ほろほろと水鶏の月のこぼれ雨     山本杜城

 水鶏啼き高野は真夜も杉匂ふ      神尾久美子


※ 水鶏・水鶏笛
 クイナ科の鳥の総称。水鶏・緋水鶏などがあるが、和歌などに詠まれてきたのは、緋水鶏で、顔面から腹にかけて赤栗色。足は赤色。沼や沢などの湿地に好んで生息する。繁殖期の夜に、雄がキョッキョッキョッと戸を叩くような声で鳴く。それを「水鶏叩く」という。「水鶏笛」は水鶏を誘い出す笛。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】






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       ※☆*今週のことば*☆※



 「法華経の兵法」とは

 強盛に祈り抜くことだ。

 聡明に連帯することだ。

 勇敢に攻め切ることだ。

 きょうも突破口を開け!


2016年6月27日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 「但偏に国の為法の為人の為」。民衆が輝く社会を必ず。たぎる情熱を声に
      ◇
 大埼玉よ、鉄桶の団結の真価を見せる時だ!電撃的拡大で断じて競り勝て
      ◇
 常勝の電源地・兵庫が執念の追い上げ!庶民の底力で大逆転の勝ち戦飾れ
      ◇
 宗教なき生活は無方針の生活―偉人。弛まぬ祈りを根本に幸福人生を荘厳
      ◇
 エアコンの劣化等による発火事故相次ぐ。異常音・発熱等あれば使用中止




【聖教新聞:2016年(平成28年)6月27日(月)付】





      ※☆*名字の言*※


将棋の指し手の数は、可能性としては、どのくらいあるか。米国カーネギー・メロン大学の金出武雄教授によると「十の三十乗」くらいで、地球上の空気に含まれる分子の数より多いという(羽生善治著『決断力』角川書店)

将棋では、相手の指し手によって、こちらの指し手も変わる。過去の経験やデータは大事だが、それでも、戦局がどう動くか、未知の部分が多い。思い切って一手を繰り出す勇気と決断が問われる

将棋は伝統文化の一つでもあり、様式美を味わうといった楽しみ方もあるが、羽生善治氏は手厳しい。「将棋は厳然と勝ち負けの結果が出る。『道』や『芸』の世界に走ると言い逃れができる。だが、それは甘えだ」

宇宙が無常であり、絶えず成住壊空の変化を繰り返すように、人間も、進歩か退歩か、成長か堕落かしかない。「相変わらず」ということはない。日蓮大聖人は「夫れ仏法と申すは勝負をさきとし」(御書1165ページ)と。主君に疎まれ、所領没収の危機に陥った四条金吾に、逃げてはならない、信心で真正面から難局に立ち向かいなさい、と教えられたのである

境遇に一喜一憂するよりも、自分は前進しているのかどうか。「きょうは勝った」という一日一日を、悔いなく積み重ねていこう。(敬)


【聖教新聞:2016年(平成28年)6月27日(月)付】



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公明が「希望」届ける

公明新聞:2016年6月26日(日)付


公明が全国に「希望」を届ける―。参院選が22日に公示され、7月10日(日)の投票に向け激戦が展開されています。大勝利を期し、公明候補も各地で舌戦を繰り広げる中、公示直前の党首討論や選挙の序盤戦から見えてきた論点を紹介します。


アベノミクスで評価

多くの経済指標で改善示す

英国の「EU離脱」
安定政権で対応万全に

今回の参院選は、自公政権が3年半進めてきた経済政策「アベノミクス」を加速させるのか、後退させてしまうのかが最大の争点です。野党は「ア自公連立政権3年半で……ベノミクスは失敗」と全く的外れの批判をしますが、多くの経済指標が改善を示しており、成果は明白です。

中でも雇用が大きく改善しています。例えば、求職者1人に対する企業からの求人数を示す有効求人倍率が1.34倍(今年4月現在)と24年ぶりの高水準を記録した上に、初めて全ての都道府県で1倍を超えました。さらには、3年連続で賃金のベースアップが実現。物価変動の影響を除いた実質賃金の上昇も3カ月続いています。

アベノミクスによる景気回復に伴い、法人税や所得税などが伸び、税収は年々増加。民主党政権時(12年度)と比べ、国と地方の税収は21兆円増えています。

一方で24日、英国の国民投票で欧州連合(EU)離脱派が勝利したことを受け、世界経済の先行きは不透明になっていますが、「こういう時だからこそ、安定政権が必要」(24日 山口那津男代表)です。日本経済への影響を注視し、万全の対応を期していきます。


「民共」やっぱりバラバラ


選挙協力が優先の“野合”
自衛隊など基本政策で深い溝

論戦が進むほどに目立つのは、国家観や基本政策をめぐる主張が「ほぼ対極」(読売)にもかかわらず“共闘”に躍起な民進党と共産党の足並みの乱れです。

民進党と共産党の主張に溝例えば安全保障に関して自衛隊の任務を強化する“現実路線”を掲げる民進党に対し、共産党の志位和夫委員長は「自衛隊は憲法違反」と言ってはばかりません。消費税を見ても、社会保障の財源に必要との立場の民進党に対し、共産党は「『消費税に頼らない別の道』がある」と豪語しています。

憲法改正をめぐる立場も、現政権の下では反対しつつも基本的には「容認」の民進と、「全条項を守る」と反対の共産で深い溝があります。

根本的、致命的な違いを棚に上げて選挙協力を最優先させる姿は、“野合”以外の何ものでもありません。しかも、民進党との政権構想に志位氏は「前向きな結論を出す」と前のめりな一方、民進党の岡田克也代表は「政権を共にすることはできない」と否定的で、自公政権後の「その先がみえてこない」(産経)という体たらくです。

公明党の山口那津男代表は、「政策の一致もない、ただ選挙の時だけ野合する、選挙の後に責任ある政治の姿を示せない。そんな民共に負けるわけにはいかない」と訴えています。


だから公明党

他党にない“三つの力”
日本政治の安定に寄与


小さな声を聴く力

自公政権の3年半で、日本の政治は安定し、さまざまな国民目線の政策が着実に遂行されてきました。公明党には、他党にない「三つの力」があります。

一つは「小さな声を聴く力」です。国と地方の議員ネットワークを生かして「小さな声」を政治に反映させていく力は、熊本地震の被災者支援でも存分に発揮されました。

生活実感に根差した政策実現力

もう一つは「生活実感に根差した政策を実現する力」です。国民生活に直結した「庶民感覚の分かる政党」だからこそ、消費税率引き上げによる痛税感を和らげる軽減税率導入の“決定打”を放つことができたのです。返済のいらない給付型の奨学金の「創設」を、政府を説得して政府方針に明記させたのも公明党です。


平和外交を進める力

三つ目が「平和外交を進める力」。中国や韓国との関係改善やオバマ米大統領の被爆地・広島訪問という外交の成果は、「対話で突破口を開く公明党」の行動があったからこそ実現できました。

公明党は連立政権でこれらの三つの力を発揮することで、国民ニーズを幅広くとらえた、安定した政治を進めることができました。参院選勝利で、希望ある日本の未来を開いていきます。

清新/十一〈小説「新・人間革命」〉

2016年06月27日 05時06分28秒 | 今日の俳句
清新/十一 法悟空 内田健一郎 画 (5836)


 山本伸一は、水沢文化会館に残っていた役員の代表たちに、次々と声をかけていった。特に清掃の役員に就いていた婦人など、陰で黙々と作業に当たってくれた人たちには、丁重に御礼を述べながら語り合った。
 それから、書類の決裁などの執務を開始すると、二階のロビーから大勢の人声が響いてきた。行ってみると、女子部の合唱団のメンバーが集まっていた。
 彼女たちは、この日の代表幹部会で合唱するつもりで練習に励んできた。しかし、会場の収容人数などの関係で、婦人部の合唱団だけが歌うことになり、女子部は近くの学会員宅に集って唱題し、成功を祈っていたのだ。
 伸一は、声をかけた。
 「みんな、どうしたの?」
 「はい。代表幹部会には参加できなかったので、先生にお会いしたくてまいりました」

 「そうか。申し訳なかったね。明日、自由勤行会を開催するように頼んでおいたから、来られる方はいらっしゃい。お父さん、お母さんも、呼んであげてください。
 女子部は創価の花です。皆さんがいれば、岩手の未来は希望に輝く。二十一世紀には、日本一、世界一の岩手創価学会を築いてください。楽しみにしているよ。何があっても負けないで、三十年後、五十年後をめざして、人生を勝ち進んでいってください」
 伸一は、女子部の合唱団を激励すると、副会長の青田進や東北長の山中暉男、岩手の県幹部らと、明日の自由勤行会の打ち合わせに入った。既に岩手の各組織には、「明十二日の午前と午後、水沢文化会館で山本会長が出席して自由勤行会が開催されます。参加を希望される方は、ご自由にいらしてください」との連絡が流れ始めていた。
 伸一は、青田らに言った。
 「明日は、一度に大勢の皆さんが会館に来られることになるから、万全の対策と準備が必要です。一つ一つ詰めていこう」
 大雑把な計画で良しとすれば遺漏が生じる。成功には具体的な細かい詰めが不可欠だ。



【「聖教新聞」2016年(平成28年)6月27日より転載】


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葭切/今日の俳句 ≪第2179号≫

2016年06月26日 05時52分19秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)6月26日(日)≫(旧暦5/22)



 言問はむ真間の芦洲に啼くげげす   臼田亜浪

 夕潮の満ちわたりけり葭すゞめ    日野草城

 葭切や晒布に重石拾ひ置く      高田蝶衣

 子育ての大声同志行々子       加藤楸邨

 目の前にあつて葭切鳴くことよ    外川飼虎


※ 葭切・行々子・葦雀
 ヒタキ科の夏鳥で、大葭切と小葭切がある。大葭切は雀より少し大きく鶯型である。背面はオリーブ色を帯びた淡褐色、下面は黄白色。夏季、沼沢・河畔の蘆も繁茂する所に巣を作る。ギョギョシギョギョシと鳴くので行々子とか葭原雀ともいわれる。小葭切は蘆原の他に乾燥した草原でも見られる。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】






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       ※☆*わが友に贈る*☆※



 広布のための労苦は

 全てが偉大な功徳に!

 友のための行動は

 全てが人生の宝に!

 はつらつと最前線へ!


2016年6月26日



       ※☆*寸 鉄*☆※



 一人の勇気ある信心から一切の勝利が開かれる―恩師。青年よ立ち上がれ
      ◇
 兵庫壮年部が驀進!腹を決めた男は一騎当千だ。天下一の常勝の大万歳を
      ◇
 「断じて行えば、鬼神も之を避く」司馬遷。わが誓いの最高峰を堂々登攀
      ◇
 「国際麻薬乱用撲滅デー」青少年に忍び寄る魔の手許すな。社会全体で根絶
      ◇
 公明は「国民益」を実現する不可欠な存在―識者。人間の幸福へ死力尽くせ



【聖教新聞:2016年(平成28年)6月26日(日)付】





      ※☆*名字の言*※



熊本の「天草エアライン」は、座席数48のプロペラ機1機しかない、日本一小さな航空会社。今回の地震では、臨時便の運航などで地域の足を支えてきた

飛行機が着陸すると、台車を押して近づき、荷物を運ぶ男性がいる。機内に乗り込んで掃除もする。保安検査のうち、資格の要らない業務も手伝う。男性とは、同社の社長である

倒産の危機に直面する中、「この人はこの会社を本当に良くしたいと思っている。自分たちも力になろう」との思いが社員に芽生えた。社長は自ら範を示しつつ、「自分の部署のことだけを考えずに会社全体のために動くこと」を訴えた。「社員全員が社長である」と(鳥海高太朗著『天草エアラインの奇跡。』集英社)

フォークリフトを扱う企業で、全国の営業員約400人のうち1位の成績を収めた北海道の男子部員がいる。整備部門から、未経験の営業部門へ異動した時、“会社のため、やるなら営業部長のつもりで”と決意したという。その上で、3年間通い続けた末に新規開拓するなど、粘り強く挑戦を重ね、結果を出した

大局観に立って考える。その上で、“評論家”にならず、一重深い使命感を持って率先垂範し、目下の課題に全力で挑む。その人には限りない成長が約束されている。(鉄)



【聖教新聞:2016年(平成28年)6月26日(日)付】



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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年6月25日(土)付

国政選挙としては今回の参院選から、投票所に18歳未満の子どもを連れて入ることが認められる。このことを話すと「ええ? 今までダメだったんですか!」という声が返ってくることも。今までは小学校入学前の「幼児」や「やむを得ない事情がある」と認められた人だけだった

筆者も覚えがある。入学前の息子と一緒に投票所に入ろうとしたところ係員に制止され、しばし押し問答になった。大柄な子どもだからだろうが、決して気分の良いものではない。まして、お母さんたちにとっては、投票所の敷居はずいぶん高かっただろう

近所の若者に公明候補のことを話したら、「でも、日曜日、仕事なんですよ」という。もしや、と思って聞いてみると、期日前投票のことを知らなかった。ついでに説明すると「でも、その宣誓書って面倒そうですね?」

特段、面倒な書類ではない。仕事はもちろん、レジャーや買い物などと理由を書けばよい。印鑑もいらない。などと伝えるとようやく「それなら」と笑顔がこぼれた

18歳からの選挙権が初めて実施される国政選挙でもある。若い人たちが、自分の1票によって政治や暮らしを左右できると実感できる貴重なチャンスだ。知らないまま、「仕事が」「子どもが」と気後れしているかもしれない方に、ぜひ教えてあげたい。(繁)

蜜柑の花/今日の俳句 ≪第2178号≫

2016年06月25日 06時35分57秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)6月25日(土)≫(旧暦5/21)



 ふるさとはみかんのはなのにほうとき   種田山頭火

 花みかん瀬戸海流は争はず         鷹羽狩行

 花みかん潜水艦の来てをりぬ        松下章子

 ひとり住めば夜の濃くなる花蜜柑     つじ加代子

 託児所はこの裏通り花みかん       柴田志津子


※ 蜜柑の花・花蜜柑
 普通は温州蜜柑をさし、日本でできた常緑潅木性の柑橘で、現在では西日本の暖地に広く栽培され支持丘・和歌山・愛媛・広島などは産地として知られている。。柑橘類の中ではやや小形だが、3メートル程となり葉は楕円形で大きく濃緑である。5・6月頃、葉の間に香り高い白色五弁の小花を多数つける。雌蕊は長く、雄蕊の先に突き出ている。蜜柑山の花盛りは甘い香りがただよう。
→青蜜柑(秋)・蜜柑(冬)。

【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】






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       ※☆*わが友に贈る*☆※



 信心とは自分への

 限りなき挑戦だ。

 向上への不屈の精神だ。

 苦しい時こそ

 一歩前へと踏み出せ!
       

2016年6月25日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 「大闇をば日輪やぶる」。勇気の声が未来への希望の光。共に新時代を建設
      ◇
 愛知壮年部が執念の猛攻撃!堅塁の気概は我らの心に。雄々しく勝ち捲れ
      ◇
 団地部の日。尊き地域貢献の勇者よ!わが使命の舞台で信頼の灯台と輝け
      ◇
 相次ぐ個人情報の流出。携帯・書類等の置き忘れにも注意。危機意識高く
      ◇
 哲学なき政党は基礎のない建物―識者。立党の大精神貫く公明は日本の柱




【聖教新聞:2016年(平成28年)6月25日(土)付】





      ※☆*名字の言*※



「地球規模(グローバル)で考え、地域(ローカル)に根差して行動する」大切さが叫ばれて久しい。近年は「グローカル」という造語も使われている

牧口初代会長は110年以上前、大著『人生地理学』で、身近な郷土観察から世界へ視野を広げるよう訴えた。人間は「世界民」の自覚を持つべきだ、と。その先見性に着目する学識者が世界に広がっている

米国デポール大学の「池田大作教育研究所」で、一人の若い研究者に出会った。教師として働く彼は、制度や風習に縛られる教育現場の実情を憂い、子どもの可能性を最大限に伸ばす教育哲学を模索。その中で出あった牧口会長の著作に答えを見いだした。学者で、実践者でもあった牧口会長の思想は、現代にも当てはまるものばかりと、彼は言う。同大学は全米最大のカトリック系大学だが、創価教育に関する修士課程の開設も決定している

戸田第2代会長は冷戦下に「地球民族主義」を提唱した。初代・第2代会長の世界市民育成の理念を、SGI会長は、創価教育の学舎を創立して具現化した

開学45周年の創価大学は54カ国・地域の大学と交流。アメリカ創価大学は開学15周年。「グローカル」に平和と幸福の価値を創造しゆく人材が、陸続と躍り出る時代を迎えている。(蹴)



【聖教新聞:2016年(平成28年)6月25日(土)付】



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清新/十〈小説「新・人間革命」〉

2016年06月25日 06時07分46秒 | 今日の俳句
清新/十 法悟空 内田健一郎 画 (5835)



 山本伸一は、直ちに、三陸から来た数人のメンバーが待つ一階へと下りていった。
 三陸方面でも、同志は、宗門僧による過酷な仕打ちと戦い続けてきたのだ。
 「大変ななか、ようこそ、おいでくださいました。ありがとう!」
 彼は、一人ひとりと握手を交わした。
 皆、口々に「先生!」と言って、?を紅潮させながら、伸一の手を、ぎゅっと握り締めた。その目には、涙が光っていた。
 「皆さんは、これまで、どれほど辛く、苦しい思いをしながら、懸命に戦ってこられたことか。
 誰が正義なのか。誰が正しいのか――御本尊は、すべてお見通しです。大聖人の仰せ通りに、弘教に励んでこられた皆さんが、不幸になるわけがありません。人生の大勝利者にならないわけがありません。そうでなければ、仏法は?になってしまう」
 「んだ! んだ!」
 皆、瞳を輝かせ、何度も頷いた。
 「私たちは、久遠の使命に結ばれた同志です。仏法兄弟です。どんなに遠く離れていても、心は一緒ですよ。まずは二十一世紀をめざして、明るく、はつらつと、共に前進しようではありませんか!」
 「はい!」と決意にあふれた声が響いた。
 メンバーの一人が、自分の家族も伸一と会いたがっていたが、代表幹部会の参加対象にはなっていないので、家で題目を唱えていることを告げた。
 「そうですか。くれぐれもよろしくお伝えください。また、私は明日もここにおりますので、可能ならば、おいでください」
 それから伸一は、同行していた副会長の青田進に言った。
 「明日、自由勤行会を行うことはできませんか。私は何度でも出席させてもらいます」

 メンバーが歓声をあげた。
 「今日は、来てよがった!」
 目の前の一人ひとりが喜び勇んで立ち上がることから、新しい変革の流れが起こる。



【「聖教新聞」2016年(平成28年)6月25日より転載】


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花橘/今日の俳句 ≪第2177号≫

2016年06月24日 06時00分00秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)6月24日(金)≫(旧暦5/20)



 花橘妻子らそこにゐてはるけし    塚本邦雄

 遠つ世のこと橘の花の香に      河野静雲

 塚山に花橘の白さかな       伊丹さち子

 橘の花の下にて伊豆の海      甲田鐘一路

 橘の花の匂ふや神の前        石井桐陰


※ 花橘(はなたちばな)→橘の花・大和橘・右近の橘。
 タチバナは、日本のミカンの現生種で、温暖な地方の海岸に近い 山地に野生し、ヤマトタチバナともいう。田道間守(たじまもり)が常世の国から運んできた 「ときじくのかぐの木の実」がタチバナ
だといわれる。六月ごろ、みかん同様白い五弁の香気ある花を開く。京都紫宸殿の右近の橘はタチバナの培養品種だといわれている。昔は、今日のように柑橘類が多くなかったから、タチバナの馥郁たる香りはとりわけ賞され、『万葉集』をはじめとして、古くから詩歌にうたわれた。清少納言も『枕草子』に美しい木の花として、コウバイ・サクラ・フジなどとともに、タチバナをとりあげている。ハナタチバナは、タチバナの花の美称で、今日、ハナコブシとかハナリンゴというのは、これにならったものであろう。東京都の神代植物公園には大きなタチバナが何本かある。花のあとにつく果実は、冬になっても、親指の先ほどの大きさである。

【『花の大歳時記』(角川書店)より転載】

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       ※☆*わが友に贈る*☆※


 誉れの愛知の友よ

 立ち上がる時は今!

 言論の大闘争で

 新たな時代を開け!

 勇敢に勝ち進め!

       

2016年6月24日




       ※☆*寸 鉄*☆※


 妙法の偉力は何ものも遮ることはできない―恩師強き祈りで痛快に壁破れ
      ◇
 神奈川壮年部よ、千載一遇の時が来た。勝利の大海原へ、いざ全速前進!
      ◇
 地区こそ広布の最重要拠点。地区部長・婦人部長の皆様、大確信の名指揮を
      ◇
 「声も惜まず」「言をも惜まず」と大聖人。語った分だけ仏縁と福徳が拡大
      ◇
 ひったくり犯が狙うのは(1)女性(2)イヤホン装着(3)車道側の鞄と。警戒強く




【聖教新聞:2016年(平成28年)6月24日(金)付】





      ※☆*名字の言*※



日米通算の安打数で大リーグの記録を上回ったイチロー選手の偉業を各紙が伝えている。印象的だったのは、同世代の選手で、現在の日本代表監督を務める小久保裕紀さんが聞いたというイチロー選手の言葉

「僕は心の中に磨き上げたい石がある。それを野球を通じて輝かしたい」と(「毎日新聞」17日付)。42歳。現役最年長野手のイチロー選手だが、心を磨く挑戦に終わりはないのかもしれない

東京のある壮年リーダーは11年前、勤めていた会社が倒産。慣れない建設現場で働き始めたが、つらい日々が続いた。そんな時、池田SGI会長から思いがけず励ましを。心に灯がともった

心掛けたのは、仕事場での出会いを大切にすること。広布の現場も絶対におろそかにしないこと。汗だくで働き、帰りに時間があれば銭湯に寄り、スーツに着替えて会合に直行。その銭湯でも友好を広げ、“スーツ君”のニックネームも。今、信頼の輪は幾重にも広がる

かつてSGI会長は「人間には古来、自分自身しか持っていない『宝の剣』がある」(「青春対話」)と語った。その剣とは、自分自身の心であり、決心であると。題目を唱えに唱え、人間の中へ、広布の闘争へ勇んで飛び込み、いかなる時代にも嵐にも朽ちないわが宝剣を磨いていきたい。(進)



【聖教新聞:2016年(平成28年)6月24日(金)付】



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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年6月23日(木)付

人間関係に役立つ“気配り”について、マナー講師の伴美彩さんに聞いた本紙「スマイル・カフェ」(5日付)に多くの反響を頂いた

その中に「対話の相手に心から『YES』(同意)をもらうには、相手への気配りが欠かせないことを実感。参院選勝利へ、このことを忘れず、公明党への支持拡大に走り抜きたい」の一言が。本当にありがたい

伴美さんは「YES」をもらうポイントとして、「自分の言葉の引き出しを増やす」「相手のことを真剣に考えてオススメしていることを誠心誠意、伝える」ことを指摘。これについては「引き出しを増やすには公明新聞を熟読するのが一番。公明新聞をパワーに、なぜ公明党が必要なのかを自分なりの言葉で友人、知人に語っている」とのうれしい声も

また、「児童手当や奨学金の拡充など、公明党が実現した子育て支援策が家計の大きな支えになった」という主婦は、「他党にはない、地方議員と国会議員のネットワークで現場の『小さな声』を受け止め、政策に反映していく公明党の『実現力』を誠心誠意、訴えていきたい」と力強いエールを送ってくださった

7月10日投票へ舌戦の火ぶたが切られた参院選。これから一日一日の「1票の拡大戦」いかんで勝負は決まる。一人でも多くの人に「YES」をもらう「草の根の対話力」で参院選を勝利しよう!(翼)

清新/九〈小説「新・人間革命」〉

2016年06月24日 05時09分09秒 | 今日の俳句
清新/九 法悟空 内田健一郎 画 (5834)


 代表幹部会は、ほのぼのとした雰囲気に包まれるなか、山本伸一の指導となった。
 彼は、地理的にも、気候的にも厳しい条件のなかで、堅忍不抜の意志をもって、広宣流布に挺身してきた岩手の同志を、心から賛嘆した。そして、「それぞれの地域にあって御本尊の功徳を受け、人間としての実力を培い、地域に根差した“広布の村長さん”になっていただきたい」と呼びかけた。
 さらに、「月月・日日につよ(強)り給へ」(御書一一九〇ページ)の御文を拝して、着実な広宣流布の前進と信心の向上のために、旺盛な求道心を燃やして、同志と共に仏道修行に励んでいくことの大切さを語った。
 「人間を強くするのは人間の激励であり、触発です。励ましがあってこそ、勇気をもてる。ゆえに組織が必要なんです。
 広宣流布の前進を阻む壁が、どんなに厚かろうとも、異体同心の団結をもって、堅実な信行学の実践を積み重ね、粘り強い前進をお願いしたい。たとえ、一歩でも半歩でもよい。執念をもって、前へ、前へ、前へと進んでいってこそ、道を開くことができるんです。
 広布の道こそ、宿命転換の道です。幸福と勝利の大道です。“何があっても、負けない、挫けない、あきらめない”と心に決めて、題目第一で、私と共に進みましょう!」
 決意のこもった大拍手が鳴り響いた。
 代表幹部会は終わった。しかし、伸一にとっては激闘の開幕であった。彼は、同志への激励の句などを、次々と認めていった。
 そこに、「今、三陸のメンバーが、四時間がかりで到着しました」との報告が入った。車で凍てた雪道を走って北上高地を越えるのに手間取り、代表幹部会には間に合わなかったという。
 「すぐにお会いしよう!」
 「当起遠迎、当如敬仏」(当に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うが如くすべし=法華経六七七ページ)――法華経の行者を敬うこの姿勢こそ、戦う同志を、求道の人を迎える、創価の永遠の精神である。



【「聖教新聞」2016年(平成28年)6月24日より転載】


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サングラス/今日の俳句 ≪第2176号≫

2016年06月23日 05時40分32秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)6月23日(木)≫(旧暦5/19)




 サングラス掛けて妻にも行くところ    後藤比奈夫

 サングラスのパブロピカソに蜜蜂      金子兜太

 親といふものやめたサングラス       能勢京子

 サングラスそれからラム酒一瓶と      児玉硝子

 ずぶ濡れの伝承の石サングラス       中原幸子



※ サングラス
 ガラスに色のついている眼鏡。本来は強い紫外線から目を保護するものであるが、最近はフアッション性が高くなり、毎年、流行の形や色などがある。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】






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       ※☆*わが友に贈る*☆※



 広宣流布は

 仏と魔との戦いだ。

 油断・過信を戒め

 絶対無事故の前進を!

 真剣な祈りから出発! 

2016年6月23日




       ※☆*寸 鉄*☆※


 沖縄慰霊の日。恒久平和へ行動する民衆スクラムを拡大。不戦の誓い新た
      ◇
 埼玉壮年部が決起!歴戦の将が燃えて動けば無敵痛快な逆転勝利へ猛攻を
      ◇
 「法華経の信心を・とをし給へ」御書。正義を貫くことが栄光の人生への大道
      ◇
 南極のCO?濃度が温暖化の危険域に突入と。地球的協力体制の強化急げ
      ◇
 投票必ず行く―18〜29歳は21%。公明が有言実行で政治家不信を払拭せよ



【聖教新聞:2016年(平成28年)6月23日(木)付】





      ※☆*名字の言*※



東京富士美術館で好評開催中の「ザ・刀剣――千年の匠の技と美」(7月3日まで)。平安時代から現代までの数々の名刀が並ぶなか、“目玉”の一つが、名物武蔵正宗と呼ばれる「無銘 伝正宗」だ

刀剣博物館の重要美術品であるこの刀には、本阿弥家が出した「折り紙」が付いている。豊臣秀吉・徳川家康らが本阿弥光徳を、刀剣を鑑定する“刀剣極め所”に任じ、以来、本阿弥家は代々、鑑定で「正真」(本物)と認められたものに、「折り紙」を発行してきた

人や物の価値を保証することを意味する「折り紙付き」という言葉は、ここから来ている。折り紙が墨で書かれたことから、「お墨付き」も同じ意味だ

日蓮大聖人の門下には武士も多かった。だから、弓や矢などとともに、「剣」も、しばしば譬えとして用いられている。例えば「鍛えていない鉄は、燃え盛る火に入れれば、すぐに溶けてしまう」「剣などは、高温の火に入れても、しばらくは溶けない。これは、鍛えてあるからである」(御書1169ページ、通解)と仰せだ

鍛えられた刀は、火の中という厳しい条件で真価を発揮する。同じように、厳しい環境を勝ち越えて、人生勝利の旗を打ち立ててこそ、“折り紙付き”の信心の勇者といえよう。(明)



【聖教新聞:2016年(平成28年)6月23日(木)付】



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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年6月22日(水)付

公明党への「期待の声」が各界から寄せられている。地域の最前線でも、「公明党頑張れ!」との応援メッセージが続々と届く

北海道新幹線の開業に沸く函館市の経済人は、経済効果が徐々に現れてきたことを喜ぶ一方、「公明党の尽力なくして、今回の開業はうまくいかなかった」ときっぱり。巨大プロジェクトにありがちな利害を乗り越え、「地域のため、住民のため」に、ブレることなく誘致活動に奔走してきた姿勢を高く評価する

胃がん予防に取り組む医師は、胃がんの主な原因であるピロリ菌の除菌治療に保険が適用されたことについて、「国と地方のネットワークを生かし、署名活動などで力強く後押ししてくれたおかげ」。アイヌ団体の関係者は、「折に触れ、他党議員に相談したこともあるが、ほとんど“なしのつぶて”。その点、公明議員はいつでも親身に話を聞いてくれ、行動も素早い」と

山口那津男代表は、他党にはない公明党の三つの力について、「小さな声を聴く力」「生活実感に根差した政策を実現する力」「平和外交を進める力」と強調。この力を最大限に発揮し、連立政権を支え、国民のニーズを政策として実現していく決意を示した

いよいよ参院選も公示となった。自信を持って“公明党らしさ”を語りに語り抜き、断じて勝利の“二字”で期待に応えたい。(武)

清新/八〈小説「新・人間革命」〉

2016年06月23日 05時17分05秒 | 今日の俳句
清新/八 法悟空 内田健一郎 画 (5833)

 安房由光の販売店の配達員からも、宗門僧の圧力に屈して、学会を去る人が出始めた。配達員がいなくなった地域の配達は、安房自身が行わなければならない。彼は“負けるものか!”と、自分を奮い立たせた。
 一月十一日、安房は、県北の二戸から県南の水沢まで、車で三時間ほどかけて、岩手県代表幹部会に駆けつけたのである。途中、吹雪に見舞われた。“これは、広布の道を象徴しているのだ”と思うと、心は燃えた。
 午後六時、代表幹部会の会場に姿を見せた山本伸一は言った。
 「今日は、私も愛する岩手の一員です。したがって会長は別の人にやってもらいます。

 あなたに『一日会長』をお願いします」
 教育部の壮年を指名し、自分の胸章を彼につけた。
 勤行のあと、県幹部から、この一月十一日を「水沢の日」とすることが発表された。場内は喜びの大拍手に沸き返った。
 幹部の抱負に移ると、伸一は言った。
 「私たちは、役職や肩書に関係なく、みんな平等です。同志であり、友だちです。だから、登壇者も堅苦しい話はやめて、原稿は見ないで話すようにしましょう。皆、遠くから来て、疲れているんだから、楽しくね」
 戸惑ったのは、登壇者たちである。途中でしどろもどろになる人もいた。すると、会場から声援が起こり、笑いが弾けた。
 さらに、婦人部合唱団の合唱となった。
 「歌は何がいいですか。リクエストした曲を歌ってもらいましょう」
 伸一が提案すると、「荒城の月」「春が来た」など、次々に声があがった。合唱団は、慌てることなく、はつらつと歌った。 
 「では、もう一曲!」
 「『青い山脈』をお願いします!」
 練習したことのない歌だ。しかし、これも見事に歌い上げた。大きな拍手が轟いた。

 合唱団のメンバーは、何事も、心を定め、体当たりでぶつかっていく時、高い障壁も乗り越えられることを確信したのであった。



【「聖教新聞」2016年(平成28年)6月23日より転載】


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短夜/今日の俳句 ≪第2175号≫

2016年06月22日 05時28分04秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)6月22日(水)≫(旧暦5/18)


 短夜の麓に余吾の海白し       内藤鳴雪

 明易き露台の花卉に人さめず     西島麦南

 短夜の水満つ甕に一滴づつ     野見山朱鳥

 短夜の水際に失せし男かな      中村苑子

 短夜の入らねむれる汽車に乗る    篠原 梵


※ 短夜・明易し・明早し・明急ぐ
 春分の日から昼が長くなり、夏至になると最も夜が短くなる。この前後の明けやすい夜のことをいう。夜の短さは理屈の上からいえば、日の長いことであるが、そういう感じではなく、明けやすい心持ちに置くのである。


【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】






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       ※☆*わが友に贈る*☆※



 今日の前進が

 明日の勝利を決する。

 一日一日を大切に

 わがベストを尽くせ!

 悔いなき黄金の歴史を!


2016年6月22日




       ※☆*寸 鉄*☆※



 これからは真の信心の力用を世界に示す時―恩師さあ民衆勝利へ本領発揮
      ◇
 力は不屈の意志から生まれる―偉人。後継よ激戦勝ち抜き青春の原点刻め
      ◇
 天候の急変による土砂災害、河川の氾濫に注意。無冠の友よ、安全第一で
      ◇
 地に足つけて現場を回る公明党に共感―識者。全議員が猛然と走り応えよ
      ◇
 参院選公示。日本の針路分かつ重要な選択。政策・実績・人物で賢き判断を


【聖教新聞:2016年(平成28年)6月22日(水)付】





      ※☆*名字の言*※



「世界のクロサワ」と仰がれた黒澤明監督が、映画作りの原点にしていた思い出がある。自伝『蝦蟇の油』(岩波現代文庫)に詳しい

初めて監督を務めた映画「姿三四郎」の決闘シーンを撮影した時のこと。現場には猛烈な風が吹いていた。過酷な状況ゆえに、1時間が2時間にも3時間にも感じたという。もう十分に撮影したと思い、切り上げたが、それは錯覚だった。いざ編集の時に見ると、撮り足りないところが、たくさんあった

以来、氏は、仕事に臨む姿勢を改めた。「酷しい条件下では、もう充分だと思っても、その後、それまでの三倍はねばる事にしている。やっとそれで充分なのだ」

釈尊が最後に残した弟子への遺言は、「怠ることなく修行を完成なさい」(中村元訳『ブッダ最後の旅』岩波文庫)だったという。どれだけ修行を積み重ねようが、もう十分と思った瞬間、堕落が始まる。「生涯求道」こそが、仏法の根本精神である

山登りは、頂に近づくほど、強風、低温、低酸素と、条件は過酷さを増す。同じように、人生における挑戦も、到達点を目前にした時こそ、最大の勢いと細心の注意が求められる正念場だ。最後まで、必死の一念を貫けるかどうか。そこに事の成否がかかっていることを忘れまい。(誠)



【聖教新聞:2016年(平成28年)6月22日(水)付】



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【コラム「北斗七星」】

公明新聞:2016年6月21日(火)付

戦後最大の重みを持つ選択ではないか。欧州連合(EU)残留の賛否を問う英国の国民投票が2日後に迫った。もし、離脱となれば、短期的には欧州全域で政治、経済の混乱を招き、国際社会への影響も必至だろう

気になるのは、欧州内の反EU勢力が勢いづき、「ドミノ現象」となって各国に飛び火しないかである。そうなれば、2度の世界大戦で多数の犠牲者を出し、荒廃の中から芽生えた統合の理念が色あせ、分断の道へと進みかねない

離脱派は、職を失い、テロの恐怖に怯える人々に巣くう難民、移民への警戒感や憎悪を巧みに取り込み、支持を広げているという。攻撃の標的を仕立てて、争点を極度に単純化し、人々の激情と対立を煽って共感を集める手法は、米国の大統領選挙でも見られた。それでは、寛容や人権、共生の価値観が後退し、排外的な孤立主義が頭をもたげるだけである。社会を変える解決策になり得ない

「現在、世界で一番愚かなことを喋り、最も賢明なことを行うのが、英国人である」。19世紀の英国の思想家、トーマス・カーライルの箴言だが、今の世にも当てはまることを信じたい

あす22日は参院選の公示日。どの政党、候補者に国の将来を託すか。煽動的な言動に惑わされない賢明な判断が必要なのは、日本の有権者も例外ではない。(明)