和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

常楽49〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月29日 05時38分08秒 | 今日の俳句
【常楽49】法悟空 内田健一郎 画 (5737)

 山本伸一は、人生の年輪を刻んできた同志に、信心の見事な実証を示してほしかった。
 晩年における最高最大の信心の実証とは何か――財力や地位、名誉等ではない。ありのままの人間としての人格の輝きにある。
 皆を包み込む温かさ、人を思いやる心、大いなる理想への不屈の信念、飽くなき向上心――それらが育む精神の光彩こそが、人格の輝きといってよい。
 それは、紅葉の美に似ているかもしれない。木々は、深雪に耐えて芽を出し、天高く伸びよう伸びようと枝を張り、葉をつけ、灼熱の太陽に自らを鍛える。やがて、その帰結が炎の紅葉となる。そして、葉が落ちる瞬間まで、自身を赤々と燃やす。見る人に幸せを送ろうとするかのように。
 紅葉は人生の晩年の象徴であり、生の完全燃焼がもたらす、鮮やかな彩りの美といえよう。その円熟した美しさは、青葉の青春に勝るとも劣らない。
 信心の先輩たちが、人格の光彩を増し、人びとから慕われ、信頼、尊敬されていくならば、それがそのまま、広宣流布の広がりとなっていく。そうした方々の存在こそ、全同志の誇りであり、創価の無上の宝である。
  
 指導部の歌「永遠の青春」の歌詞と楽譜が「聖教新聞」に掲載された十一月十日、同紙の山梨版には、やはり山本伸一が作詞した山梨の歌「文化と薫れ」が発表された。
 この歌は、当初、地元の有志が歌詞の制作に取り組み、仕上がった案を伸一のもとに届けた。しかし、山梨の県長自身も満足できないらしく、「山本先生に歌詞を作っていただければ……」とのことであった。
 伸一は、届けられた歌詞を参考に、“皆の要請ならば、精いっぱい応えよう”と、作詞に取りかかったのである。
 「創価文化の日」の記念行事が行われた十一月三日、歌詞を完成させ、山梨の同志に伝えた。ただちに、作曲担当者が曲作りに取りかかり、歌の誕生をみたのである。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月29日より転載】


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春の田/今日の俳句 ≪第2061号≫

2016年02月29日 05時27分47秒 | 今日の俳句


≪2016年(平成28年)2月29日(月)≫(旧暦1/22)


 むつつりと春田の畦に倒けにけり
       飯島晴子

 湖東なる春田や空を入れあます
       豊田都峰

 雲払ふ白き伊吹嶺春田打
       山下佳子

 げんげ田や童話作家を訪ねゆく
       渡辺白泉

 みちのくの伊達の郡の春田かな
       富安風生



※ 春の田・花田
 秋の収穫がすんでから、そのままに打ち捨ててあった田も、春になると装いを変える。豊かに水をたたえたり、荒鋤きされて雑草のはえた土塊がころがっていたり、花盛りのげんげ田になっていたり、田植えの季節を待っている。北陸地方では、げんげ田を花田という。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*今週のことば*☆※


  黄金柱の壮年部は

  「法華経の兵法」で戦う。

  「師子吼の題目」で挑む。

  大誠実の訪問・激励で

  地域に輝く連帯を!


         2016年2月29日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 学会には一人を大切にする生命尊厳の哲学が脈動―教授。颯爽と友の元へ
      ◇
 「釈尊程の仏にやすやすと成り候なり」御書。題目第一で大満足の境涯開け
      ◇
 介護・福祉に携わる妙護Gが各地で奮闘!皆様こそ共生社会の尊き先駆者
      ◇
 剛毅な人々は決意した仕事を断じてやめぬ―詩人青年よ誓い貫く闘士たれ
      ◇
 スマホでネットを使う青少年、初めて半数超と。閲覧制限等、親子で賢く


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月29日(月)付】



      ※☆*名字の言*※


「不意に歌声が立ち昇った」「彼らは苦痛を静めるために歌っている」――作家のダニー・ラフェリエール氏が、2010年に故郷ハイチを襲った大地震での出来事を書いている(『ハイチ震災日記』立花英裕訳、藤原書店)



歌う群衆が、余震の続く大地の上をゆっくり進んでいく。がれきの山から人影が現れ、列に加わる。人々が自然な形で溶け込んでいく様子を、氏は「歌う声が彼らを一つにする」と記した



福島のある婦人部員は語った。「歌が人生の支えでした」。合唱一筋の彼女は、結核を患ったときも“もう一度、歌ってみせる”と信心根本に克服した。東日本大震災の年に仲間と出場した合唱の全国大会では最高の賞に輝き、復興の心意気を歌声で示した



音楽の力を信じる彼女は先日、音楽隊の演奏会に友人を招待した。これまで信心の話に心を開かなかった友人が、学会歌に涙した。「勇壮な伴奏、力強い歌声が“頑張れ、負けるな”と私を励ましてくれているようで」。その友人は人知れず悩みを抱えていた。音楽が仏法理解の扉を開いた



生命力、生きる喜び、祈り、慈悲、感謝の心……歌は、それらの全てを表現できる。試練に立ち向かう民衆を勇気づけ、心と心を結ぶ力がある。復興は歌とともに進む。(代)


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月29日(月)付】


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春泥/今日の俳句 ≪第2060号≫

2016年02月28日 05時23分14秒 | 今日の俳句
春泥/今日の俳句 ≪第2060号≫



≪2016年(平成28年)2月28日(日)≫(旧暦1/21)


 泥濘に児を負ひ除隊兵その妻
      伊丹三樹彦

 春泥をわたりおほせし石の数
       石田勝彦

 春泥にテレホンカード落しけり
       神谷博子

 丸善を出て暮れにけり春の泥
       日野草城

 みごもりて裾につきゐる春の泥
       細見綾子



※ 春泥・春の泥
 川や凍解け、また雪・氷・霜などが解けると大地がぬかるむ。その土を春泥というのである。舗装していない道路など、轍も深々と、泥濘に靴を取られることも多いが、春の息吹を聞く思いがして、泥濘もさして気にならない。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

※☆*わが友に贈る*※
いつまでに何をするか。
「明確な目標」
「具体的な行動」が
壁を破りゆく力!
わが挑戦の劇を綴れ!   2016年2月25日



       2016年2月28日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 さあ躍動の春!拡大の息吹漲る幹部会。師と共にわが新時代の挑戦を開始
      ◇
 「無気力の善人は悪人と五十歩百歩」牧口先生。勇気凜々と大善の対話を
      ◇
 名前で呼び掛けると相手の関心度は高く―研究。挨拶一つも真心を込めて
      ◇
 浴室やトイレ等、温度差による血圧変動に注意。防寒などの工夫を賢明に
      ◇
 大気汚染による死者、年間550万人に。地球的問題の解決へ英知の結集急げ

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月28日(日)付】



      ※☆*名字の言*※


「冬来りなば春遠からじ、その春はもう眼の前までやつて来ました」。1940年(昭和15年)に戸田第2代会長が創刊した月刊学習雑誌「小学生日本」の一節である(第3号巻頭言)

▼「

春は長い冬の霜雪に耐へた万物の甦る時、競つて成長する時です。春は希望です。春は私達少年少女のものです」(同)。当時の雑誌が戦争賛美に傾斜し、軍国主義教育の説教調に満ちていた中、同誌の巻頭言は「子どもと共に在り子どもと共に喜ぶ姿勢を示す」ものだった(高崎隆治著『戸田城聖 1940年の決断』第三文明社)。伸びゆく子どもたちの生命を守りたいという、熱い思いにあふれている



言論統制の時代、平和志向を鮮明にすることに、どれほどの勇気が要ったか。戸田会長は、仏法者としてだけでなく、教育者としても、軍部政府と水面下で戦い続けていた



先日、北海道石狩市の市民有志によって「戸田城聖平和賞」が創設され、市の平和作品コンクールで小・中学生に贈られた。戸田会長の平和運動を顕彰することは、子どもの「平和を考える意識」を育む意義があると、市長も強調していた



戦争という冬の時代に、励ましの春風を子らに送り続けた戸田会長。その心が、時を経て、故郷の地に温かな共感を広げている。(鉄)



【聖教新聞:2016年(平成28年)2月28日(日)付】


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常楽48〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月27日 05時40分53秒 | 今日の俳句
【常楽48】法悟空 内田健一郎 画 (5736)

 「永遠の青春」の四番、「ああ疲れにも いざ立ちて 永遠の青春 再びと」の歌詞には、山本伸一の、“指導部は永遠に広宣流布の勇者たれ!”との思いが託されていた。
 また、次の「見渡す彼方は 天に華 翼に乗りて 今日もとぶ」の歌詞には、“三世にわたる仏法の法理を強く確信し、若々しく、歓喜あふれる日々を送ってほしい”との祈りが込められていた。
 日蓮大聖人は、「須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき」(御書四六七ページ)と仰せになっている。自行化他の信心に励み、人びとの幸せを願い、仏法を教え、友を励ましていく。それこそが、今生人界の思い出となると言われているのだ。
 人間として生まれ、正法に巡り合えたからこそ、広宣流布の大偉業に連なり、人びとに仏法を語って、地涌の菩薩の使命を果たしゆくことができる。そう自覚するならば、学会活動に参加できることに、無上の喜びを感じざるを得まい。
 そして、どれだけの人に法を説き、発心を促し、人材を育てていくか――そこに人生の最高の充実があり、それは、そのまま永遠不滅の光を放つ生命の財宝となるのだ。
 「あの人が通ってくれたから、今の幸せがある」「あの時の指導と激励で、私は奮起した」と感謝される人生こそが、広宣流布の勇者の誉れなのである。
 伸一の指導部への期待は大きかった。
 日本の未来を思い描く時、未曾有の高齢社会が訪れる。人びとが幸せな晩年を送っていくためには、年金や就労、介護などの問題とともに、各人が、いかなる人生観、死生観をもって、生き生きと創造的に日々を過ごしていくかが、重要なテーマとなる。つまり、人間の心の在り方が問われるのだ。
 仏法という生命の法理を人生の哲学として、友のため、地域のために、はつらつと汗を流す信心の先輩たちの姿は、老後の生き方の模範を示すものとなろう。

【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月27日より転載】


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春の野/今日の俳句 ≪第2059号≫

2016年02月27日 05時24分57秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月27日(土)≫(旧暦1/20)


 我も夢か巨勢の春野に腹這へば
       河原枇杷男

 春の野を持上げて伯耆大山
         森澄雄

 五合庵天にも春野にも近し
        落合水尾

 春の野の高き彼方や道消ゆる
       佐久間法師

 雲翳す陰に親しむ春野kじゃな
       西岡十四王



※ 春の野・春野
 変化に富んでいる。早春風が寒くまだ雪が残っているころから、早くも蕗の薹が萌え出て、セリやヨメナを摘む季節を迎える。
 麦が青々と伸び、雲雀が囀る仲春から、菜の花が咲き、梅・桃・桜を始め、野の花々が咲き乱れ、蝶が舞い、蛙が鳴く晩春にいたるまで、春の野の景観は見飽きることがない。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※


 後継の育成こそ

 万代の発展の礎だ。

 未来部担当者の偉大な

 貢献に心から感謝!

 人類の宝を頼む!


       2016年2月27日



       ※☆*寸 鉄*☆※

 信仰は「無限の向上」の異名―恩師。挑戦の人は美しい。今日より明日へ
      ◇
 各地で「女性の日」。希望の春光送る創価の太陽よ万歳!朗らかに幸福道を
      ◇
 「余念なく一筋に」御書。徹して祈り語る人を諸天は賛嘆。黄金の歴史残せ
      ◇
 「感謝」を伝えれば相手だけでなく自分も幸せに―研究。知恩報恩の人に
      ◇
 暗黒企業対策で就活生に職場情報開示へ。若者は未来の主役。断じて守れ


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月27日(土)付】



      ※☆*名字の言*※

フィギュアスケートの四大陸選手権で初優勝した宮原知子選手が、今季から始めたことがある



報道によると、最初の準備運動から滑り終えた後の調整までの一連の動きを、練習でも試合でも全く同じにした。公式練習でも、他の選手が練習用のウエアで臨むことが多い中、宮原選手は必ず本番の衣装を身に着けたという。試合でも測ったように完璧な演技を見せた



五輪3連覇を果たした柔道の野村忠宏選手が大学2年のころ。7分間の練習(乱取り)を10本行うことを日課としていたが、恩師から叱咤を受ける。君は70分間を乗り切ることを計算して練習していると。「これからは時間を気にするな」「自分の限界までとことん追い込め。途中でバテたら、そこで休んでいいから」(『戦う理由』学研パブリッシング)



それからは最初から飛ばした。限界と感じたところから「なにくそ」と再チャレンジ。あと5分、もう5分と稽古ができるようになり、壁を破ることができたという



池田SGI会長が創大野球部に贈った指針に「練習は実戦 実戦は練習」との言葉があるが、深い勝負哲学であることを知った。人生も同じ。いつか本当の実力を出すというのではなく、きょうを全力で生きたい。そこから必ずや希望の活路は開かれる。(進)


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月27日(土)付】


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(小説「新・人間革命」)

2016年02月26日 05時56分17秒 | 今日の俳句
【常楽47】法悟空 内田健一郎 画 (5735)

 山本伸一は、指導部の同志には、仏法者として、人間として、人生の見事な総仕上げをしてほしかった。牧口常三郎初代会長のように、命ある限り、広宣流布への闘魂を燃やし続けてほしかった。
 いかに晩年を生きたかが、一生の総決算となる。青年時代から悪戦苦闘を乗り越え、懸命に学会活動に励んできたとしても、高年になって、広布への一念を後退させてしまうならば、人生の大勝利を飾ることはできない。
 日蓮大聖人は、「始より終りまで弥信心をいたすべし・さなくして後悔やあらんずらん」(御書一四四〇ページ)と仰せである。
 多くの人は、年を取れば、組織の正役職を若い世代に譲ることになる。それは、組織を活性化させるうえでも大切なことである。
 しかし、役職を交代したからといって、“あとは若い世代が頑張ればよい”と考え、学会活動に情熱を燃やせなくなってしまうならば、それは己心の魔に負けている姿であろう。
 いかなる立場になろうが、組織の中心者と心を合わせ、広宣流布のために、自分のなすべきことを見つけ、創造し、そして行動していくのだ。「さあ、これからが本番だ!」と、“いよいよ”の決意で、新しき挑戦を重ねていくのだ。それが“創価の心”である。
 年齢とともに時間的なゆとりも生じよう。個人指導や仏法対話、地域友好・貢献にも、より多くの時間を費やすことができる。
 また、失敗も含め、積み重ねてきた豊かな人生経験は、人びとを励ますうえでも、仏法を語るうえでも、大きな力となる。人生のすべてが生かせるのが信心なのである。
 たとえ足腰の自由が利かなくなったとしても、電話や手紙などで人を励ますことはできる。さらに、皆の幸せを願って唱題することもできる。決して無理をする必要はない。大事なことは、戦う心を忘れないことだ。
 人生も社会も、諸行無常である。しかし、生涯、誓いを胸に、同志と共に広宣流布に生き抜くなかに、生命の大法に立脚した常楽我浄の人生があるのだ。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月26日より転載】


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春の波/今日の俳句 ≪第2058号≫

2016年02月26日 05時51分51秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月26日(金)≫(旧暦1/19)


 わが死後を書けばかならず春怒濤
       寺山修司

 春の波ここから海がめくれそう
        浜常子

 かくし田の日のたまゆらや春怒涛
       角川源義

 船窓に春の高波見て眠る
      金子杜鵑花

 春の波音きくべし眼閉づるべし
      鈴木真砂女



※ 春の波・春怒涛・春涛・春の川波
 特別な波があるわけではない。春色濃い空や海、さては岸辺の情景と相映じて、さざなみはもとより、ゆるやかに岸打つ波。怒涛は怒涛なりに春の感じが豊かに漲っている。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 一人一人の可能性を

 最後まで信じ抜く。

 それが仏法の人間主義!

 真剣な祈りと励ましで

 友の仏性を呼び覚ませ!


       2016年2月26日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 学会は社会悪と戦い、人類に貢献する教団―博士正義と大善の旗高く前進

      ◇

 「打てば響くような人間になれ」恩師。幹部は求道・率先・行動の勇者たれ

      ◇

 社会部・専門部の友が活躍!職場の第一人者に。「創価の世雄」と勝ちゆけ

      ◇

 火災に注意!たこ足配線やコンセントの埃等の点検・清掃を。小事が大事

      ◇

 花粉症の季節。マスク着用や服薬、洗顔、嗽等で症状は緩和。対策万全に


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月26日(金)付】



      ※☆*名字の言*※


「青年」「挑戦」「勝」……。躍動感あふれる書の数々。書いたのは、障がいと闘う福岡県田川市の青年書家である



12歳の時、交通事故で重い障がいを負った。「二度と動けないでしょう」。医師から、そう告げられたという。だが、両親は「私たちを強くするための試練」と懸命に祈り、リハビリに付き添った。次々に“奇跡”が起きた。手が動き、首が動いた。ベッドに座れた。20歳の時、支えられながら自分の足で立てた。一家は、信心の功力を確信した



辛いことも多かったはずだ。だが青年は、味わった苦悩を励ましの力に昇華させた。“悩める人を笑顔に”と筆を握り、書家として活躍するように。その姿に勇気づけられた人は数知れない。彼は語る。「今が一番幸せ! 生きちょるだけ、もうけもんちゃ」



「運命はわれわれに幸福も不幸も与えない。ただその素材と種子を提供するだけだ」(原二郎訳)とはフランスの思想家モンテーニュの言。人の幸・不幸を決めるのは他人ではない。自身の「心」だ。心が弱ければ、苦難は重荷だが、強ければ、幸福への発条になる。心次第で一切が百八十度変わって見える



思えば、「辛」という字は横線1本で「幸」になる。その1本の線を書いていく中に、人生の価値創造がある。(誠)


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月26日(金)付】


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常楽46〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月25日 05時28分08秒 | 今日の俳句
【常楽46】法悟空 内田健一郎 画 (5734)

 組織といっても、人と人のつながりであり、互いに尊敬と信頼の絆で結ばれてこそ、その結合の力は強まっていく。
 しかし、大ブロック長(後の地区部長)や支部長など、ライン組織の正役職者の場合、出席すべき会合をはじめ、組織運営のためになすべき事柄も多く、個人指導に十分な時間が取れないことも事実である。
 それだけに、長年、組織の責任をもって活動し、信心の体験も、人生経験も豊富な年配者たちが、各組織のリーダーをバックアップし、個人指導に力を注いでいくならば、どれほど多くの人びとが信心に奮い立ち、広布の人材に育っていくことか。
 いわば、そうした先輩たちの存在は、一人ひとりの会員にとっては“信心の命綱”であり、学会にとっては、広宣流布を支えてくださる大切な根っこといってよい。
 ゆえに、山本伸一は、かつて指導部を、「広布の赤十字」と表現したのだ。
 すべての学会員が、喜々として信心に励み、幸せになっていくためには、皆に漏れなく励ましの手を差し伸べていくネットワークが必要になる。この主軸となる存在こそが、先輩たちである。
 さらに、その激励によって、社会貢献の使命に目覚めた学会員が核となり、地域の隅々にまで、真心と友情のネットワークを張り巡らしていくならば、それは、人びとの心を守る、社会の新たなセーフティーネット(安全網)となろう。
 いわば、指導部の同志が、日々行う個人指導の歩みは、人間の孤立化、分断という現代社会のかかえる問題を解決する、一つの大きな力となっていくにちがいない。
 伸一は、そのメンバーの尊き活躍の様子と心意気を、「ああはるかなる あの地にも 我はとびゆき 抱きたり わたしは歩みて 共に泣く」と表現したのである。
 同苦と励まし――そこに、人間性の輝きがある。その時、友の胸中に勇気の泉が湧く。そして、人間と人間とが結ばれていく。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月25日(木)より転載】


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水温む/今日の俳句 ≪第2057号≫

2016年02月25日 05時26分22秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月25日(木)≫(旧暦1/18)


 水温む赤子に話しかけられて
       岸田稚魚

 水温むとも動くものなかるべし
       加藤楸邨

 水温む血になるものを多く摂り
       伊藤白潮

 母へ孝なす如水温みけり
      柴崎左田男

 先を行く人のつまづき水温む
       山尾玉藻



※ 気温が上昇し、日差しが暖かくなると、池沼の水がぬるんでくる。水仕事の主婦には、水道の水が暖かく感じられ、水にすむ小動物は動きが活発になり、子どもたちには水に親しむ季節が近づくのである。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 御聖訓「仏の如く

 互に敬うべし」。

 全員が宝の人材だ。

 共に褒め讃え合い

 歓喜あふれる前進を!

       2016年2月25日






       ※☆*寸 鉄*☆※


 会長の著作は思索する人の心の瑞々しい糧となる―総長。平和世紀の太陽

      ◇

 最も高き思想から学べ―恩師。御書に無限の智慧あり。戦いの中で拝読を

      ◇

 「さいわいは心よりいでて我をかざる」。広布の為の祈りがわが身を荘厳

      ◇

 災害時に活躍するロボットの開発を強化と。人命救う最先端技術を世界へ

      ◇

 自転車の危険行為が昨年8千件。信号無視、携帯等の「ながら運転」は厳禁


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月25日(木)付】



      ※☆*名字の言*※


「アクティブ・ラーニング」という言葉をご存じだろうか。文部科学省の用語集によれば「教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修者の能動的な学修への参加を取り入れた教授・学習法の総称」である



教育の世界では定着した言葉だが、訳すと「能動的学習」。「受け身」ではなく「主体的」に学ぶ教育環境をつくることである。創価教育の父・牧口初代会長が半世紀以上前に警鐘を鳴らした「知識を詰め込むだけの教育」から、「知識を活用して新しい価値を生み出す教育」へ――まさに教育の「質的転換」が図られようとしている



冒頭の言葉を知っているか、都内の小学生に聞くと、「学び合いのことでしょ!」と返ってきた。「友達に教えたり、友達から学ぶことで新しい発見がある」と言う。文豪ゲーテは「人は教えることによって学ぶ」(大野俊一訳、表記を改めた)と言ったが、他者に教えることで自分の理解も深まるものである



自発能動で取り組んでこそ成長が加速するのは、学会活動も同じだろう。仏法対話の中で信仰への確信が強まり、御書を講義する中で教学が磨かれ、人を励ます挑戦の中で、自分もまた励まされる



学会は、幸福人生の主体者をつくる、人間教育の「校舎なき総合大学」である。(側)



【聖教新聞:2016年(平成28年)2月25日(木)付】


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どこまでも腐りきった害務省 イアン◯問題への反論はヤラセだった(゜д゜)!

2016年02月24日 11時33分19秒 | 今日の俳句
【青山繁晴】 インサイトコラム 2016年2月24日 どこまでも腐りきった害務省 イアン◯問題への反論はヤラセだった(゜д゜)!


https://youtu.be/4KIbbAqUlew

常楽45〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月24日 05時50分35秒 | 今日の俳句
【常楽45】法悟空 内田健一郎 画 (5733)

 山本伸一のスケジュールは、十一月もぎっしりと詰まり、多忙を極めていたが、学会歌の作詞は、とどまることなく続けられた。
 十一月九日付の「聖教新聞」には、当時の指導部の歌「永遠の青春」が誕生したことが発表され、翌十日付には、歌詞と楽譜が掲載されている。指導部は、組織の幹部として経験を積んできた年配者によって構成されていた部で、その使命は、後の多宝会(東京は宝寿会、関西は錦宝会)に受け継がれていく。
   
 一、ああ幾歳か 草枕
   冴えたる月に 口ずさむ
   広布の歌の 尊けれ
   三世の道と 胸はれり
   ああ悔いなきや この旅路
   
 二、ああ春秋の 坂道を
   涙と情けで のぼりけり
   わが子も友も 一念に
   如来の使いと のぼりけり
   ああ誰か知る 天高し
   
 三、ああはるかなる あの地にも
   我はとびゆき 抱きたり
   わたしは歩みて 共に泣く
   この世の思い出 幾度か
   ああ法戦に 我勝てり
   
 四、ああ疲れにも いざ立ちて
   永遠の青春 再びと
   見渡す彼方は 天に華
   翼に乗りて 今日もとぶ
   ああ美しき この指揮は
   
 創価学会が大発展してきたのは、地道な個人指導、励ましの力によるところが大きい。学会を人体にたとえるならば、組織は骨格であり、全身に温かい血を送る血管の役割を担っているのが、個人指導であり、励ましである。それによって学会は、皆が元気に、心豊かに前進してきたのである。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月24日(水)より転載】


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春の海/今日の俳句 ≪第2056号≫

2016年02月24日 05時30分20秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月24日(水)≫(旧暦1/17)


 よたよたと行く江の電や春の海
       能村登四郎

 岬が分つ紺と金との春の海
        原子公平

 春の海男波女波のけふ女波
        小山繁子

 春の海地球に浮きし船の数
       渡部ひとみ

 たとへば積木たとへば春の海の色
        あざ蓉子



※ 春の海
 「春の海終日のたりのたり哉」の有名な蕪村の句が、先入主となって、春の海はのどかなものと単純にきめてかかるのは、考えもので、この季題の応用範囲はきわめて広い。
 春潮あわ立つ渦潮の海も、怒涛さかまく太平洋も、ひとしく春の海である。語感の響きに、優美なのどかさがあるので、悠長な景色を連想しがちだが、既成の概念を離れて、季語に新しい生命を賦与することが大切である。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※


 家事への用心を怠るな!

 たこ足配線は厳禁。

 ストーブやコンロの

 消し忘れに気を付けよ。

 油断は大敵だ!

        2016年2月24日




       ※☆*寸 鉄*☆※

 創価学会は私たちの心の友人―識者。不信の壁を解かす師の対話に続こう
      ◇
 未来部が3月、希望月間。一言の激励が成長開く。身近な友を次代の主役へ
      ◇
 御書「法華経を耳にふれぬれば是を種として必ず仏に」。幸の仏縁を拡大!
      ◇
 過疎地でネット環境を整備と。地方の潜在力育む施策。さらに衆知集めて
      ◇
 公明は一人の声を大事にする政党―識者。三千人の議員網で期待に応えよ

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月24日(水)付】



      ※☆*名字の言*※

雪の舞う日、北国のある駅から始発電車に乗った。列車は車内温度を保つため、扉の内側と外側に開閉ボタンがあり、利用客自身が開けて、乗り降りする仕組みになっている



車内で、ボタンのそばに少女が立っていた。人が乗った後、少女は決まって閉ボタンを押す。そのたびに、扉に近い席に座るおばあさんが「お嬢ちゃん、ありがとね」と言った。そう、開けた扉は発車時刻まで自動では閉まらない。少女は“自分は平気でも、お年寄りには、こたえるだろう”と思い、おばあさんを寒風から守っていたわけだ



多宝会の壮年からは、ある日の会館での経験を聞いた。つえをついて玄関まで行き、置かれたいすに腰掛け、つえの先に付いた土を取ろうとした時のこと。運営役員の男子部員がタオルを持って、駆け寄ってきた。「私が代わりに拭き取ってもいいですか?」



壮年は弾んだ声で話した。「あの心遣いの一言はうれしかった。つえは、私にとっては『足』です。つえ要らずの若者が、ここまで私の気持ちを察してくれるとは」



相手を気遣う、何げない言葉や行動が、「送る人」の思う以上に、「受け取る人」の喜びになる場合は多いものだ。思うだけでは伝わらない。言葉や行動に表してこそ、と心に刻みたい。(白)


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月24日(水)付】


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常楽44〈小説「新・人間革命」〉

2016年02月23日 05時45分41秒 | 今日の俳句
【常楽44】


 最後に、宗門側から日達法主が登壇し、宗門と学会の間に生じた不協和音は世間の物笑いになり、宗団を破壊しかねないと憂慮してきたことを述べ、こう宣言した。
 「ここに確認された学会の路線が正しく実現されるということのうえで、これまでのさわぎについてはすべてここに終止符をつけて、相手の悪口、中傷を言い合うことなく、理想的な僧俗一致の実現めざしてがんばっていただきたいのであります」(注)
 重ねて日達は、過去のことに、いつまでもこだわるのではなく、真の僧俗の和合を実現して、宗門を守っていただきたいと念願し、話を結んだ。
 学会創立四十八周年を記念する代表幹部会は終了した。これで宗僧による学会への誹謗は、いっさい終わるはずであった。もともと、そのために行った行事である。
 しかし、ここからまた、金銭欲に溺れ、退転・反逆していった弁護士の山脇友政と、宗門の悪僧らとが結託し、謀略が、さらに進められていくのである。
 そのなかにあっても、学会は、僧俗和合のために総力をあげて、一つ一つの事柄に、誠実に取り組んでいった。
 この代表幹部会から十一日後に迎えた十一月十八日、本部総会の意義をとどめて、十一月度本部幹部会が、東京・荒川文化会館で、盛大に開催された。
 席上、山本伸一は、明一九七九年(昭和五十四年)は、「七つの鐘」の総仕上げの年となることから、次の大いなる目標として、学会創立七十周年にあたる二〇〇〇年をめざし、五年ごとに節を刻みながら、新しい前進を開始していくことを発表したのである。
 それは、世界広宣流布への本格的な船出であり、一大平和勢力を構築していく新世紀への旅立ちの号砲であった。
 波浪は、猛っていた。しかし、創価の同志の胸には、大きな希望が広がった。限りない勇気がみなぎっていった。使命に生きる人の心には、常に晴れやかな虹がある。

 小説『新・人間革命』の引用文献
 注 「全国教師総会」(『日達上人全集 第二輯第七巻』所収)日達上人全集編纂委員会



【「聖教新聞」2016年(平成28年)2月23日(火)より転載】


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春の川/今日の俳句 ≪第2055号≫

2016年02月23日 05時31分38秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)2月23日(火)≫(旧暦1/16)


 灯の上の山に雉子鳴く春の川
         飯田龍太

 葉牡丹が捨てられてゐる春の川
         川崎展宏

 春の川曲れば道のしたがへる
         細谷鳩舎

 小さき堰波立てゝをり春の川
         鈴木榮子

 邑よりの濁りをややに春の川
        上田五千石



※ 春の川・春川・春江
 春雨や雪解けなどで川は水嵩を増し、山国ではそれが一時に勢いよく流れ出る。やがて落花を浮かべ、筏が始まる。野川や町を流れる川も、またどことなくのんびりして春の感じは豊かになってくる。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※

 新時代の連帯広げる。

 尊き壮年部の友よ!

 向上の息吹に燃えて

 今日も若々しく前へ!

 皆が信心の王者たれ!

        2016年2月23日



       ※☆*寸 鉄*☆※


 妙法の力で人々を救え。多くの人と対話せよ―恩師。青年よ拡大の炎たれ
      ◇
 団地部・地域部が各地で奮闘!誠実光る人間主義の体現者。功徳は三世に
      ◇
 友情によって喜びの宝庫は開放されるのだ―哲人友のもとへ!弾む生命で
      ◇
 「乾ける土より水を儲けんが如く」。不可能を可能に!強盛な祈りを貫け
      ◇
 東日本大震災、7割超が「忘れがち」。教訓を風化させるな。危機意識高く

【聖教新聞:2016年(平成28年)2月23日(火)付】



      ※☆*名字の言*※


進行性の筋ジストロフィーと闘う仙台の歌人・岩崎航さんの新エッセー集『日付の大きいカレンダー』(ナナロク社)を一気に読んだ



「“病”と“病魔”とは、まったく別もの」と書いてある。「闘病」とは、「病」でなく、内心に立ち現れる「病魔」と闘うことだと、岩崎さんは言う。「自分の人生を生ききることを妨げようとする何ものかと闘い続けていくことが、僕にとっての“闘病”です」



高校3年の時、脳腫瘍に襲われた大阪の女子部員がいる。手術したものの、大学2年で再発。絶望しそうになる自分と必死で戦い、“病気で苦しむ人に勇気を与えることのできる、健康な体にしてください”と祈った



抗がん剤と放射線による治療を終え、3カ月後に退院できた。彼女は昨年、がんを患った婦人に、自身の体験を語った。共に唱題するなか、婦人のがん細胞が減っていき、婦人は息子と共に入会した。彼女は言う。「腫瘍が再発して10年以上。今、こんなに元気です。これからも、病気に苦しむ人の力になりたい」



人々を救うために、あえて困難を引き受け、乗り越える生き方を仏法は教えている。「病魔」に負けず、むしろ「病」を機に、自分にしか果たせない使命を見つけた生き方に、人間性の真髄を見た。(芯)


【聖教新聞:2016年(平成28年)2月23日(火)付】





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