少年の魚籠軽からず紅葉鮒
田村木国
秋の鮒釣り上げられて疑はず
山口いさを
かたまりて日の斑つつけり紅葉鮒
関戸靖子
父と流れて母と淀みて紅葉鮒
金原まさ子
紅葉鮒焼くけむりして直哉の日
染谷杲径
※ 紅葉鮒・秋の鮒
フナは大きくギンブナ・キンブナの二種類に分けられるが、品種が非常に多い。フナには、もともと暖かい水を好む性質があって、秋も終わりのころ、木々の紅葉がはじまる時分には、水温が下がって、活動がにぶくなる。
このころ琵琶湖に多くすむ源五郎ブナのひれは赤く色づく。これを(紅葉鮒)という。琵琶湖付近では、秋・冬にとれるフナをそう呼ぶが、琵琶湖産のフナにかぎらず、一般に紅葉の季節にフナの色の赤くなったものをモミジブナという。
【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】
※☆*わが友に贈る*☆※
学会の教学研鑽は
「剣豪の修業」なり。
智慧と勇気の
宝剣を磨きゆけ!
人生勝利のために。
2015年8月16日
※☆*寸 鉄*☆※
「真の生命尊厳の思想はこの仏法しかない」恩師。妙法流布こそ平和の直道
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「一一の文字は皆金色の仏なり」御書。教学試験受験の友よ勇躍研鑽を!
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道路の混雑続く。交通事故に注意。焦りは禁物だ。運転は賢く休憩を挟んで
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詐欺防止には家族の日頃の連携が重要。合言葉を決めるなど具体的に対策
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独居高齢者の44%が「孤独死」身近に感じると。高齢社会へ公明が旗振れ
※☆*名字の言*☆※
ミョウガは夏の旬の野菜。独特の香りと風味で、和風料理の薬味として使われる。漢字で「茗荷」と書き、食べると忘れっぽくなるとの俗説があるが、これは仏教説話に由来する
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釈尊の愚鈍な弟子の代表として、経典に登場する須梨槃特。物覚えが悪く、自分の名前さえ覚えられない。そこで、名前を札に書き、いつも首からさげていた
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彼が亡くなると、その墓から不思議な草が生えてきた。食べると、墓の主のように物忘れをすると噂になった。その草がミョウガ。須梨槃特が自分の名前を首からさげ、名を荷っていたことから「茗荷」の名が付いた(稲垣栄楊洋著『徳川家の家紋はなぜ三つ葉葵なのか』東洋経済新報社)
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提婆達多は頭脳明晰だったが、慢心と虚栄心から師に反逆し、無間地獄に堕ちた。須梨槃特は「世界一よく忘れる者」(御書976頁、趣意)。だったが、師の教えを信じ、地道に仏道修行を続けて仏になった。日蓮大聖人はこのことを「決して人ごとと思ってはならない」(同1472頁、通解)と仰せだ
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学歴や学識があっても、信心がなければ成仏はかなわない。そして今日の学会は、真っすぐにご本尊を信じ、師の教えのままを、愚直に貫いた庶民が築いたもの。その報恩感謝を胸に、行学練磨の8月を。(申)
【聖教新聞:2015年8月16日(日)付】
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教 学 入 門
世界宗教の仏法を学ぶ
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第1部 日蓮大聖人の仏法(1)
【「(教学入門/創価学会教学部編)聖教新聞社刊」より抜粋】
--御生涯の教えーー
[2] 南無妙法蓮華経
曼荼羅に顕し修業の本尊に
日蓮大聖人は、御自身の仏界の生命を一幅の曼荼羅に顕されました。
凡夫の私たちが、大聖人と同じく、南無妙法蓮華経をわが身に体現し、成仏するための修行の本尊とされたのです。
「この御本尊、全く余所に求むることなかれ。ただ、我れら衆生の法華経を持(たも)ちて、南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におわしますなり」(御書1244頁、通解ーーこの御本尊は、全く別の所に求めてはならない。ただ、私たちが法華経をたもって、南無妙法蓮華経と唱える胸中にいらっしゃるのである)と仰せです。
曼荼羅の御本尊に顕された根源の法であり、仏の御生命である南無妙法蓮華経を拝して、それが、私たち自身の生命にも、厳然と具わっているのだと、信じ受け止めていくことが大切です。そのことによって、自身の内なる妙法が開き顕され、仏の境地を実現していけるのです。
また、「始めて我心本来の仏なりと知るを即ち大歓喜と名づく。いわゆる、南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり」(788頁、通解ーー初めて自身の心が本来、仏であると知ることを大歓喜というのである。南無妙法蓮華経とは、歓喜の中の大歓喜である)とあります。
自身が本来、仏である。南無妙法蓮華経そのものであると知り、そのはかりしれない素晴らしい福徳を我が身に開き顕していく。これ以上の人生の喜びはありません。
妙法を根本に、さまざまな困難を勝ち越えていく時、永遠に何ものにも壊されない幸福の軌道を進むことができ、この一生を大歓喜で飾っていくことができるのです。