和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

薫 風(五十四)小説「新・人間革命」

2012年03月31日 09時59分25秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)3月31日(土)より転載】
http://m.seikyoonline.jp/


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薫風54(3/31)

 徳永明は、二十六日、佐賀文化会館の開館記念勤行会終了後に行われる、記念植樹の役員に就いた。彼は、文化会館の庭にある楠の前で、植樹用のシャベルを手に立っていた。 そこに山本伸一が姿を現した。

 「どうもご苦労様! さあ、植樹をしよう」

 徳永は、“先生と奥様のおかげで、私たちは、人生の試練を乗り越えることができました!”と語りかけたい気持ちを必死で抑えながら、伸一にシャベルを差し出した。

 文化会館の玄関の前には、勤行会に参加した、徳永の妻の竹代と、小学校一年の長女、五歳の長男が立ち、楠の方を見ていた。

 伸一がシャベルを持って、木に土をかけようとした時、徳永の長男が、ちょこちょこと、伸一に歩み寄って行った。そして、下から覗き込むようにして言った。

 「せんせー、何ばしよっとね?」

 徳永は、慌てて長男を抱き寄せた。全身から冷や汗が噴き出るのを感じた。

 植樹を終えた伸一は、長男にニッコリと笑いかけた。徳永は、「すみません、すみません」と繰り返しながら、長男を玄関の前にいる妻のところに連れていった。

 伸一も、玄関に向かった。期せずして徳永一家が、彼を迎えるかたちになってしまった。伸一を案内していた県長の中森富夫が、「師子の像を寄贈してくださった徳永さんです」と徳永一家を紹介した。

 「知っています。奥さんも元気になってよかった。勝ったね。あなたたちは勝ったんだよ」

 徳永は、伸一に、子どもの非礼のお詫びと、自分たち夫婦への激励の御礼を言おうと思ったが、胸に熱いものが込み上げ、声にならなかった。妻の竹代も、「ありがとうございました」とだけ言うのが精いっぱいで、言葉は、涙に変わってしまった。

 伸一は、子どもたちの手を握り、微笑みながら夫妻に語った。

 「苦労が、全部、生きてくるのが信心なんです。苦しみ抜いた分だけ、幸せになれる。信心ある限り、希望の火は消えません」



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病魔に打ち勝つ信心を 【御書とともに】(73)

2012年03月31日 05時25分10秒 | 今日の俳句
 病魔に打ち勝つ信心を 【御書とともに】(73)



  御書とともに【73】

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【「聖教新聞」平成24年3月31日(土)より転載
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  名誉会長が指針を贈る  

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 病魔に打ち勝つ信心を


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 すでに仏になるべしと見へ候へば・天魔・外道が病をつけてをど(威)さんと心み候か、命はかぎりある事なり・すこしも・をどろく事なかれ、
 又鬼神め(奴)らめ此の人をなやますは剣(つるぎ)をさか(逆)さまに・のむか又大火をいだくか、三世十方の仏の大怨敵となるか
(法華証明抄、1587頁)


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【通解】
 (南条時光が)もはや成仏しそうになったので、天魔・外道が病気にさせて脅そうと試みているのであろうか。人の命には限りがあることであり、少しも驚いてはならない。
 また、鬼神どもよ。この人(時光)を悩ますとは、剣(つるぎ)を逆さまにのむのか。自ら、大火を抱くのか。三世十方の仏の大怨敵となるのか。 


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【同志への指針】

 日蓮大聖人は、門下に襲いかかる病魔を烈々と叱り飛ばしてくださっている。
 御本仏がついてくださっているのだ。
 師も同志も祈っている。断じて病気に負けてはならない。一切は成仏するための試練である。
 強盛に祈ろう。題目の師子吼には病魔も逃げ去る。
 広布のために生き抜いてみせるとの一念で、仏の大生命を涌現させるのだ。


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木の芽和/No.876・2012年(平成24年)3月31日(土)

2012年03月31日 04時59分52秒 | 今日の俳句
木の芽和/No.876・2012年(平成24年)3月31日(土)


3月31日(きょうの記念日)。
■ オーケストラの日。
 日本オーケストラ連盟が2007(平成19)年1月に制定し、その年から実施。
 「み(3)み(3)に一番」「み(3)み(3)にいい(1)ひ」(耳に良い日)の語呂合せと、春休み期間中であり親子揃ってイベントに参加しやすいことから。

■ 教育基本法・学校教育法公布記念日。
 1947(昭和22)年のこの日、「教育基本法」と「学校教育法」が公布された。
翌日から施行され、学校教育の6・3・3・4制が発足した。

■ エッフェル塔落成記念日。
 1889(明治22)年のこの日、エッフェル塔の落成式が行われた。
 パリのシャン・ド・マルスの広場に立つ鉄塔で、高さは約320m。パリ万博に合わせて建設され、フランス人技師エッフェルが設計した。


   ☆☆※☆☆※

    今朝の一句

   ☆☆※☆☆※


 汐みつる明りを窓や木の芽あへ
      長谷川春草

 塗椀の重くて母の木の芽和へ
      桂 信子

 木の芽食うべ六腑も青き出羽の旅
      堀口 星眠



■ 木の芽和→山椒和。
 山椒の芽を摘んで擂鉢ですって砂糖と味噌、酒や煮出し汁で味付けをしたものに、筍や烏賊などを入れて交ぜもの、季節感がある食べ物である。
【「現代俳句歳時記・春/角川春樹」より転載】 


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   わが友に贈る/寸鉄


【「聖教新聞」平成24年3月31日(土)より転載
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   ☆☆※☆☆※

   わが友に贈る

   ☆☆※☆☆※


 昨日の自分より

 今日の自分を

 一歩でも高めていく。

 この地道な挑戦の中に

 人生の勝利は光る!


    ☆3月31日☆


   ☆☆※☆☆※☆

    【寸 鉄】

   ☆☆※☆☆※☆



会長(SGI)は釈尊の思想を民衆の中に蘇らせたー博士(インド)。法華経の魂は学会に脈動



新生東北の木、同青年部の木を植樹。世界が仰ぐ大樹と育て!復興と共に



教育本部の日。子どもに希望の未来を!創価三代の師弟に連なる使命尊し



「外に味方をつくれ」恩師。地道な振る舞いこそ信頼の基。挨拶一つも真心で



4月は「新聞閲読月間」活字文化の興隆へ、本紙も勇気と信念の紙面誓う



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薫 風(五十三)小説「新・人間革命」

2012年03月30日 13時30分58秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)3月30日(土)より転載】
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薫風53(3/30)
 山本伸一の佐賀県訪問の三日前、外出から戻ってきた徳永竹代は、息を弾ませながら、夫の明に告げた。

 「よかもん、あったよ! 贈答品販売店の店頭に、師子の像があったよ!」

 翌日、徳永明は、その店を訪ね、店員に、師子の像を購入したいと語った。

 店員の答えは、「あれは売り物ではございません」と、にべもなかった。必死に頼み込んだが、「ご冗談を」と言って、取り合おうとはしない。それを見ていた社長が、徳永を奥に招き入れて言った。

 「あれは、店のシンボルとして置いているので、お売りできませんが、三カ月あれば、同じ像を、名古屋の工場で作らせますよ」

 「そがん待たれんとです。五月の二十四日には搬入したかとです」

 社長は、なぜ、それほど、この像がほしいのか、理由を尋ねた。

 徳永は、創価学会の佐賀文化会館が落成したので、そこに寄贈し、尊敬する師匠である、会長の山本先生を迎えたいと語った。

 社長は、「そうですか。山本会長は立派な方と聞いています」と言って頷いた。

 そして、「最近、ある方から、これと同じ像の注文があって、それは、既に出来上がって倉庫にあります。早急に必要なら、その注文主の方と話し合って、先方が了承すれば、それを回せます」と言ってくれたのだ。

 社長は、その場で先方に電話し、徳永に代わった。徳永は事情を話し、「ぜひ、師子の像を譲ってください」と懸命に頼んだ。

 「わかりました。そういう事情でしたら、喜んでお譲りします」と快諾を得た。

 徳永は“万歳!”と叫んで、小躍りしたい気持ちであった。

 師子の像は、二十四日に、無事に佐賀文化会館に搬入され、ロビーに置かれた。

 一人立つ、威風堂々とした師子からは、正義の咆哮が轟くようであった。それは、徳永の「師子」の誓い、すなわち「師匠」と「弟子」の、生涯共戦を誓う証であった。


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蕗味噌/No.875・2012年(平成24年)3月30日(金)

2012年03月30日 04時47分41秒 | 今日の俳句
蕗味噌/No.875・2012年(平成24年)3月30日(金)


◆◆━━━━━━━━━

【私立】サンタクルス工科大学から“池田SGI会長”に“名誉博士号”

【南米ボリビアの発展担う人材を陸続と輩出】

━━━━━━━━━━━

【カルバロ総長が来日し創価大学で授与式】

[授与の辞]
 間断なき平和闘争は未来を開く世代の模範


━━━━━━━━━◆◆

【中国・程大使はじめ15カ国の来賓が鑑賞会に】

 南米・ボリビア多民族国の「私立サンタクルス工科大学」から、創価大学創立者の池田SGI(創価学会インタナショナル)会長に、名誉博士号が贈られた。
 人間主義の思想を基にした、平和と教育への世界的貢献を讃えるもの。授与式は28日、東京・八王子市の創大本部棟で行われ、アントニオ・カルバロ総長、フアン・マルティネ教授(元教育大臣)、ボリビア多民族国大使館のルイス・マサハル・ヒガ・トミタ駐日大使夫妻らが出席した。


━━━━2012・3・30━
━◆◆聖教新聞◆◆━━
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3月30日
■ 国立競技場落成記念日。
 1958(昭和33)年のこの日、神宮外苑に国立霞ヶ丘陸上競技場が完成した。
 敷地面積は22000坪で約58000人の収容能力を持ち、1964(昭和39)年には東京オリンピックの開閉会式の会場になった。


   ☆☆※☆☆※

    今朝の一句

   ☆☆※☆☆※


 蕗味噌になじみて三日輪島箸
      中西 舗土

 蕗味噌に夜もざんざんと山の雨
      鷲谷七菜子

 蕗味噌で飯食う伊那路奴も古希
      宇治橋 健



■ 蕗味噌→蕗の薹の味噌・蕗
 蕗の薹を擂鉢で丹念にすりつぶして味噌と少々の砂糖、味醂などを加えたもの。
 蕗のほろ苦さが酒の肴としても喜ばれている季節の味。
【「現代俳句歳時記・春/角川春樹」より転載】 


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   わが友に贈る/寸鉄

【「聖教新聞」平成24年3月30日(金)より転載
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   ☆☆※☆☆※

   わが友に贈る

   ☆☆※☆☆※


 時間をつくり出し

 会って語ることだ。

 目と目を合わせ

 心を通わせてこそ

 信頼の花園が広がる!


    ☆3月30日☆


   ☆☆※☆☆※☆

    【寸 鉄】

   ☆☆※☆☆※☆


ボリビアの工科大学から名誉学位。「会長(SGI)の不屈の平和行動は世界の希望」



桜前線が北上中。躍動の春の到来だ!我らも列島に対話の花、友情の花を



中国方面・師弟正義の日。青年が広布拡大に先駆。隆々たる人材の大山脈



学会は壮大な人間触発の大地ー恩師。新しき力を皆で伸ばせ!共々に成長



無くならない若者の飲酒事故。強要厳禁!慢心も排せ!大事な人生壊すな



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薫 風(五十二)小説「新・人間革命」

2012年03月29日 13時50分25秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)3月29日(木)より転載】
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薫風52(3/29)

 輸送班のメンバーが九州総合研修所から帰って行ったあと、山本伸一と峯子は、勤行の折に、徳永明の妻・竹代の平癒を祈った。

 日蓮大聖人は、「病によりて道心はをこり候なり」(御書一四八〇ページ)と仰せである。“さらに、強盛な信心を奮い起こし、見事に病を乗り越えてほしい”と真剣に祈念した。

 それから伸一は、宝前に供えた果物を、徳永竹代に届けてほしいと、研修所にいた佐賀県男子部長の飯坂貞吉に頼んだ。峯子も「回復をお祈りしております」と伝言を託した。

 飯坂は、翌日の早朝、徳永の家を訪れた。

 彼は、果物を手渡し、峯子の言葉を伝え、なぜ、早朝の訪問になったかを語った。

 「当初、私は、今朝、研修所を出発しようと思っていました。ところが、昨夜、先生は、私をご覧になると、『今日、戻るんじゃなかったのか。早く佐賀に帰る人を探して頼んだんだよ』と言われたんです。それならば急ごうと思い、昨夜遅く、研修所を発ち、徳永さんが仕事にかかる前にお渡ししようと、こんな時間におじゃましてしまいました」

 徳永夫妻は、“先生は、佐賀の一会員のことを、ここまで気遣ってくれているのか”と思うと、涙があふれて止まらなかった。

 竹代は、暗夜のような苦悩に沈んだ心に、温かい慈愛の太陽が差し込んだ思いがした。

 励ましは、勇気の火をともす。励ましは、希望の種子を芽吹かせる。

 この日を境に、彼女の病状は、少しずつ快方に向かっていった。何日かした時、徳永は、寝息をたてて熟睡する妻の姿を見た。跳び上がらんばかりの喜びを覚えた。 伸一の佐賀訪問が伝えられた時には、竹代は健康を回復していた。二人は語り合った。

 「竹代は、先生、奥様の激励で良うなった。佐賀文化会館も完成し、先生も訪問される。感謝と御礼の思いで、会館に何か寄贈したいな」

 「そがんね。なんがよかろうかね」

 「先生は、師子王じゃけんのう。師子王を迎えるにふさわしいもんがよかばい」


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桜湯/No.874・2012年(平成24年)3月29日(木)

2012年03月29日 07時12分27秒 | 今日の俳句
桜湯/No.874・2012年(平成24年)3月29日(木)


◆◆━━━━━━━━━

【東京富士美術館で】北京・故宮博物院展が開幕
『日中国交正常化40周年を慶祝』

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 華麗なる宮廷芸術200点
【国家一級文物南宋時代の名画「女孝経図」全9図が初公開】
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【中国・程大使はじめ15カ国の来賓が鑑賞会に】

 日中国交正常化40周年の佳節を慶祝する東京富士美術館(創立者・池田名誉会長)の海外文化交流特別展「地上の天宮 北京 故宮博物院展」(主催=同美術館、朝日新聞社)が28日、八王子市の同館で盛大に開幕した。
 展覧会は、同博物館の全面協力により実現。国家一級文物(日本の国宝に相当)16点を含む宮廷美術の至宝約200点を公開する。
 開幕式典と鑑賞会には、中国の程永華中日大使をはじめ、15カ国の大使館関係者、故宮博物院の陳麗華副院長ら来賓約600人が列席した。
 一般公開は、きょう29日から。5月8日まで開催する。        

━━━━2012・3・29━
━◆◆聖教新聞◆◆━━
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3月29日
■ 八百屋お七の日。
 1683(天和3)年のこの日、18歳の八百屋の娘・お七が、3日間の市中引回しの上、火あぶりの極刑に処せられた。
 前年12月28日の大火で避難した寺で出会った寺小姓・生田庄之介のことが忘れられず、火事になればまた会えると考えて3月2日の夜に放火、火はすぐに消しとめられたが、お七は御用となった。
 当時は放火の罪は火あぶりの極刑に処せられていたが、17歳以下ならば極刑は免れることになっていた。そこで奉行は、お七の刑を軽くする為に「おぬしは17だろう」と問うが、その意味がわからなかったお七は正直に18歳だと答えてしまい、極刑に処せられることとなった。
 お七が丙午[ひのえうま]の年の生まれであったことから、丙午生まれの女子が疎まれるようになった。

■ マリモ記念日。
1952(昭和27)年のこの日、北海道阿寒湖のマリモが国の特別天然記念物に指定された。
同時に、富山湾のホタルイカ群遊海面、鹿児島県出水市のナベヅル、高知のオナガドリ等も国の特別天然記念物に指定された。


   ☆☆※☆☆※

    今朝の一句

   ☆☆※☆☆※


 桜湯を含めばとほる山がらす
      飯田 龍太

 旅の夜のさくら湯心ゆるしあふ
      古賀まり子

 桜漬白湯にひらきてゆくしじま
      黒田 杏子


■ 桜湯→桜漬・花漬・塩桜・桜茶。
 八重桜の花や蕾を塩漬にしたものを茶碗に入れて湯を注ぐと「水中花」のように開いて美しい。見合いの席や婚姻の媒(なかだち)を迎え入れる側では、茶を避けてこれでまず接待した。「桜漬」とも呼ばれる
【「現代俳句歳時記・春/角川春樹」より転載】 


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   わが友に贈る/寸鉄

【「聖教新聞」平成24年3月29日(木)より転載
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   ☆☆※☆☆※

   わが友に贈る

   ☆☆※☆☆※


 新年度のスタートへ

 万全なる準備を!

 何事も最初が肝心だ。

 目標を具体的に立て

 勢いよく出発しよう!


    ☆3月29日☆


   ☆☆※☆☆※☆

    【寸 鉄】

   ☆☆※☆☆※☆


東京富士美で故宮展が開幕。名誉会長が結んだ日中友誼の証。来賓に燦然



きょう東京・目黒の日。師弟有縁の誉れは永遠!絶対の同志愛で広布拡大



御聖訓「いつも・たいせず信ずるなり」。倦(う)まず弛まず!実践第一の人たれ



智慧の鎧を身にまとい、勇気の利剣で魔を断てー恩師。知勇光る名指揮を



火災が多発!外出・就寝時の「火の元点検」を徹底多忙な時ほど指さし確認


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薫 風(五十一)小説「新・人間革命」

2012年03月28日 09時59分21秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)3月28日(水)より転載】
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薫風51(3/28)

 山本伸一の質問に男子部の幹部が答えた。

 「テントに残り続けていたのは、佐賀県の輸送班です!」

 「そうか。意気盛んだな。しかし、少しでも危険な状況になったら、無理をしないで、すぐに避難することも大事だよ。研修、訓練といっても、絶対無事故が鉄則です。

 佐賀県の輸送班が元気なことはよくわかったが、みんなのご家族は、お元気なのかな。もし、ご家族で病気の方がいらしたら、名前を書いて出すように伝えてください」

 伸一の思考は、眼前の一人ひとりから、家族にまで広がっていくのが常であった。

 徳永明は、この野外研修に、佐賀県輸送班の副責任者として参加していた。

 彼の妻の竹代は、二カ月ほど前から、不眠に苦しみ、食欲もなく、日ごとに痩せ細っていった。医師からは、重い自律神経失調症であると診断された。

 徳永は、眠ることもできない妻の苦しみを思うと、身を切られるように辛かった。妻のために、深夜の唱題も重ねていた。

 彼は、かつて精肉店に勤めていたが、四年前に独立して、店をもつことができた。子どものミルク代にも事欠くような状態のなかから、開店にこぎ着けたのだ。自分の努力もさることながら、信心による功徳、福運であると、心の底から感じていた。しかし、今度は最愛の妻が、病に苦しむようになったのだ。

 その渦中で、輸送班の野外研修に参加したのである。彼は、自分の名前と、妻の病名、病状をメモに書いて、伸一に提出した。

 それを目にした伸一は、手元にあった書籍に、「益々の大福運の人生であれと祈りつつ 徳永明兄」と揮毫して贈った。

 伸一は、徳永に、“仏法に巡り合ったこと自体が大福運の人生であり、絶対に負けることなどない”との確信をもって、堂々と、人生の障壁を乗り越えてほしいと祈りながら、こう書き贈ったのである。

 徳永は、この書籍を抱き締め、感激と決意の涙に目を潤ませた。


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花菜漬/No.873・2012年(平成24年)3月28日(水)

2012年03月28日 06時30分07秒 | 今日の俳句
花菜漬/No.873・2012年(平成24年)3月28日(水)


◆◆━━━━━━━━━

【南米】ネウケン市から顕彰状
SGI会長を「卓越した人物」と讃え

━━━━━━━━━◆◆

 南米・アルゼンチン共和国ネウケン州の州郡ネウケン市から、池田SGI(創価学会インターナショナル)会長に、「卓越した人物」証が贈られた。外国人に授与される同市の最高栄誉である。授与式は17日(現地時間)、同市のデサフィオ文化センターで挙行され、オラシオ・キロガ市長から代理のミナガワ・アルゼンチンSGI理事長に託された。

━━━━2012・3・28━
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3月28日
■ シルクロードの日。
 1900年のこの日、スウェーデンの探検家・地理学者のスウェン・ヘディンによって、廃虚になっていたシルクロードの古代都市・楼蘭が発見された。

■ 宗因忌
江戸前期の連歌師・俳人の西山宗因の1682(天和2)年の忌日。
井原西鶴の師としても知られ、俳壇の中心的存在として活躍した。



   ☆☆※☆☆※

    今朝の一句

   ☆☆※☆☆※


 上ミ京の花菜漬屋に嫁入りし
      高濱 虚子

 花菜漬はさみし麺麭をこぼれけり
      石田 波郷

 人の世をやさしと思ふ花菜漬
      後藤比奈夫


■ 油菜の蕾のうちに葉を茎とともに塩漬けにしたもの。浅緑の明るい色彩とほのかな香りが春を感じさせてくれる。京都や滋賀県がおもな産地。お茶うけや茶漬に好まれる。
 【「現代俳句歳時記・春/角川春樹」より転載】 


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   わが友に贈る/寸鉄

【「聖教新聞」平成24年3月28日(水)より転載
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   ☆☆※☆☆※

   わが友に贈る

   ☆☆※☆☆※


 「御みやづかい(仕官)を

 法華経とをぼしめせ」

 職場は自身を磨く

 使命の舞台!

 強盛な信心で勝て!


    ☆3月28日☆


   ☆☆※☆☆※☆

    【寸 鉄】

   ☆☆※☆☆※☆


アルゼンチンの都市(ネウケン)から会長(SGI)に顕彰。平和貢献の「卓越した人物」と賞讃



大聖人の情熱に触れれば信心が燃え上がるー恩師。激闘の時こそ御書を開け



創価ファミリー勤行会へ各部一体で前進。大切な未来の宝。皆で全魂注げ



団結せよ!されば我らは無敵となるー英雄(ポリパル)。幹部(リーダー)率先こそ異体同心の鉄則



ネット上での詐欺・悪質商法被害が増加ー警察庁。手口も狡猾。警戒怠るな


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薫 風(五十)小説「新・人間革命」

2012年03月27日 15時21分39秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)3月27日(火)より転載】
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薫風50(3/27)
 佐賀文化会館の開館記念勤行会のあと、山本伸一は庭に出た。開館を記念して楠の記念植樹などを行うためである。皆が真心を込めて作った、満開の造花の桜が微笑んでいた。

 伸一は、外にいた人たちに声をかけながら庭を一巡し、師子の像の前で足を止めた。

 「本当にすばらしい像だね。佐賀県の青年の心意気が感じられるね」 横一メートル八十センチ、高さ九十センチほどの、咆哮する百獣の王・師子のブロンズ像である。前日、ロビーに置かれていたのを伸一が見て、広々とした庭に出してはどうかと伝えたのだ。

 伸一は、楠の植樹に向かった。

 楠の前には、精悍な顔立ちの、役員の青年が立っていた。徳永明である。彼は師子の像の寄贈者で、佐賀市内で精肉店を営む男子部員であった。

 ――前年の夏、徳永は、九州の輸送班(現在の創価班)の総会と野外研修に参加するため、鹿児島県の九州総合研修所にいた。

 研修の一環として、研修所内につくったテントで、全員が宿泊することになっていた。ところが、その日の午後、激しい雨に見舞われたのである。研修棟などに避難できる態勢がつくられていたが、佐賀県の輸送班は、テントで頑張り続けた。

 「自分たちが豪雨にさらされても、会員の方々を守るのが輸送班だ。その精神を学び、訓練を受けるための研修なんだから、ぼくらは、最後までテントにいようじゃないか」

 彼らは、ずぶ濡れになり、学会歌を歌いながら、テントにとどまっていたのである。

 この夜、伸一はテント村を回った。既に雨はあがっていたが、メンバーはどうしているか、心配でならなかったのである。

 皆の安全のために、自ら行動し、常に心を砕いていくのが指導者である。その実践があってこそ、人びとは信頼を寄せるのだ。

 伸一は、男子部の幹部から、雨のなか、テントで頑張り通した輸送班がいることを聞くと、どこの県のメンバーかを尋ねた。


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/名字の言」平成24年3月27日(火)

2012年03月27日 11時03分55秒 | 今日の俳句
/名字の言」平成24年3月27日(火)

   

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【「聖教新聞」平成24年3月27日(火)より転載】
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(3/27)
 「学帽を耳に支へて入学す」(上野泰)。卒業シーズンが終わり、入学の季節がやってくる。入学祝いを選ぶのに頭を悩ます人もいるだろう。最近はアイデア商品も豊富だが、定番はやはり文房具。万年筆を贈られ、大人になった気分に浸った過ぎし日を思い出す



万年筆は、細い管を液体に浸すと、重力にかかわらず管に浸透していく「毛細管現象」という原理を応用したペン。開発したのは、ルイス・エドソン・ウォーターマンという人だ



ニューヨークの保険外交員だった彼は、大口契約を交わす際、ペンがインク漏れして契約を取り損ねた。この苦い経験から、「インク漏れしないペンを作ろう」と、制作に取り組んだ。失敗を飛躍のチャンスに変えた好例といえよう



かつて池田名誉会長は、ジャズ音楽家のハービー・ハンコックさんが失敗を乗り越えたエピソードを通し、どんな失敗や苦難も「自分が大きくなっていくバネだ」「もっと高く飛んでいけるバネだ」と捉えることの重要性を語っている



失敗しない人などいない。しかし、その経験が後退の因となるか、前進へのバネになるかは、全て自分自身で決まる。転んでも、ただでは起きない執念を持とう。フレッシュマンの、力強い新出発を望む。                 (道)


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春日傘/No.872・2012年(平成24年)3月27日(火)

2012年03月27日 06時12分28秒 | 今日の俳句
春日傘/No.872・2012年(平成24年)3月27日(火)


(3月27日)
■ 世界演劇の日(World Theatre Day)。
 ユネスコの外郭団体である国際演劇協会(ITI)が制定。
 1962年のこの日、ITIがパリで第1回シアター・オブ・ネイションズ(諸国民演劇祭)を開催した。

■ さくらの日。
 日本さくらの会が1992(平成4)年に制定。
 3×9(さくら)=27の語呂合せと、七十二候のひとつ「桜始開」が重なる時期であることから。
 日本の歴史や文化、風土と深くかかわってきた桜を通して、日本の自然や文化について関心を深める日。

■ 赤彦忌。
  明治大正時代の歌人・島木赤彦の忌日。
 明治9(1876)年12月17日~没年: 昭和1(1926)年3月27日 。本名久保田俊彦,旧姓塚原。別号に山百合,柿の村人,柿蔭山房主人など。
 長野県諏訪郡上諏訪村(諏訪市)に塚原浅茅・さいの4男として生まれる。長野尋常師範学校卒業。
 明治36(1903)年には岩本木外らと『比牟呂』を創刊,37年には伊藤左千夫門に入った。
 38年に太田水穂と合著で刊行した詩歌集『山上湖上』には彼の新体詩が収められている。
 41年『アララギ』が創刊されると『比牟呂』をこれに合併,以来赤彦は左千夫門下の有力歌人として活躍することとなる。
 大正2(1913)年,中村憲吉と共著の処女歌集『馬鈴薯の花』を出版,その後島木赤彦という筆名を使う。翌年上京,私立淑徳高女の講師をしながら『アララギ』の編集を担当,短歌に専念した。
 第2歌集『切火』(1915)のころには主情的な作品が多い。
 その後は『アララギ』の発行に全力を注ぎ,同人の実質的な指導者となっていく。 そのなかで『アララギ』の写実的歌風は確立された。
 教育者であった赤彦の言説には教祖的な説得力があり,そのことが『アララギ』勢力を強化拡大すると同時に,反赤彦的な気分を育てることにもなったのだろう。
 「写生道」を唱え,歌作における「鍛錬道」を説いた彼は,『氷魚』(1920),『太虚集』(1924),『柿蔭集』(1926)で質実な写生と寂寥感を詠じている。
<著作>『赤彦全集』全10巻(平石典子)
【『出典:朝日日本歴史人物事典』(株)朝日新聞出版】
http://kotobank.jp/dictionary/rekishijinbutsu/


   ☆☆※☆☆※

    今朝の一句

   ☆☆※☆☆※


 くたびれて来てたたみたる春日傘
      久保田万太郎

 春日傘まはすてふこと妻になほ
      加倉井秋を

 春日傘といふやはらかき影うまる
      坂巻 純子


■ 春日傘→春の日傘・春パラソル。
 暖かくなり日ざしが強くなると、白、淡紅、黄などの日傘をさした女性を見かける。
 「日傘」といえば夏季を指すが、早々と春日傘をさした女性に奥ゆかしさを感じたり、春らしさを覚える。
【「現代俳句歳時記・春/角川春樹」より転載】 


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   わが友に贈る/寸鉄

【「聖教新聞」平成24年3月27日(火)より転載
http://www.seikyoonline.jp/


   ☆☆※☆☆※

   わが友に贈る

   ☆☆※☆☆※


 自ら御書を学び

 語った分だけ

 人材は育つ!

 希望の大哲学を

 皆が求めている!


    ☆3月27日☆


   ☆☆※☆☆※☆

    【寸 鉄】

   ☆☆※☆☆※☆


SGIの運動は内発的な人間解放の力を引き出すー博士(インド)。平和創出の大道



新生・東北が記念月間を躍進!師弟一筋の不屈の勇者よ。福光の春を必ず



偉大な事を成し遂げるには若くなくてはならぬー文豪(ゲーテ)。青年学会の使命大


転入・転出の友に真心の励ましを。温かな心遣いが新天地で絶大な支えに



御書「全く身の為に之を申さず」。社会の為未来の為に!勇気の声響かせよ

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薫 風(四十九)小説「新・人間革命」

2012年03月26日 13時07分28秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)3月26日(月)より転載】
http://m.seikyoonline.jp/


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【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)3月26日(月)より転載】
http://m.seikyoonline.jp/
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薫風49
温厚で生真面目な性格である県長の中森富夫を中心に、佐賀県創価学会は、和気あいあいと、広宣流布の堅実な前進を続けてきた。

山本伸一は、佐賀県がさらに大飛躍を遂げていくためには、若い人材を登用し、新しい原動力としていく必要があると考えていた。彼のその意見をもとに、本部人事委員会等で検討され、この一九七七年(昭和五十二年)一月に、県の青年部長である武原成次が、兼任のまま副県長に任命されたのである。

記念勤行会のスピーチで伸一は、県長の中森と副県長の武原の人柄を紹介した。

「中森県長は五十歳で、東大出身のいわゆるエリートであり、温厚な知性派です。それに対して、武原副県長は三十五歳で、活力にあふれた行動派であります。いわば、“静”と“動”の絶妙なコンビです。

完璧な人というのはいません。皆、それぞれ、短所をもっています。しかし、団結があるならば、互いに補い合い、一個の組織体として十全の力を発揮していくことができる。ところが、互いに足を引っ張り合っているならば、補い合うどころか、傷口を広げ合っていくようなものです。

しかし、佐賀県は団結しています。県としては小さくとも、団結があるということは、最高の財産をもっていることになります。

今度、新たに、酒田県婦人部長が誕生しましたが、壮年と婦人も、良いコンビを組み、最高の佐賀県を築き上げてください」創価学会は、仏意仏勅の組織であり、人類の幸福と平和を実現する「創価学会仏」ともいうべき存在である。その学会にあって、団結できずに、反目し、非難し合うことは、組織という一つの統合体を引き裂く行為に等しい。それは、「破和合僧」であり、恐るべき仏法上の重罪となるのである。

伸一は、さらに、何事にも「根本」があり、宇宙の根本、生命の根本は御本尊であることを語った。そして、その御本尊への信心のなかに、崩れざる幸福の大道があることを力説したのである。


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遅桜/No.871・2012年(平成24年)3月26日(月)

2012年03月26日 06時47分35秒 | 今日の俳句
遅桜/No.871・2012年(平成24年)3月26日(月)

◆◆━━━━━━━━━

『生命の尊厳』を世界精神に


【東洋哲学研究所が『創立50周年』】


[記念シンポジウム]地球文明と仏教の使命 『創立者がメッセージ』[仏教文化研究の碩学]ロケッシュ・チャンドラ博士が講演


━━━━━━━━━◆◆

 東洋哲学研究所の創立50周年を記念する第27回学術大会が、24、25の両日、東京・八王子市の創価大学で開催された。
 ここてまは、「地球文明と仏教の使命」をテーマに、シンポジウム、研究発表が行われた。
 創立者の池田SGI(創価学会インターナショナル)会長はメッセージを贈り、大乗仏教を貫く「生命の尊厳」を根本的視座として、人類を覆う暗闇を突き抜ける“英知の光”をと期待した。
 インド文化国際アカデミー理事長のロケッシュ・チャンドラ博士が特別講演を行った。


━━━━2012・3・26━
━◆◆聖教新聞◆◆━━
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3月26日。
■ カチューシャの歌の日。
1914(大正3)年のこの日、島村抱月と松井須磨子が起こした芸術座が、トルストイの『復活』の初演を行った。この中で歌われた「カチューシャの歌」が大流行した。

■ 犀星忌。
小説家・詩人の室生犀星の1962(昭和37)年の忌日。
『愛の詩集』『幼年時代』『あにいもうと』『杏つ子』等の作品を残した。

■ 鐵幹忌。
歌人・詩人で與謝野晶子の夫の與謝野鐵幹の1935(昭和10)年の忌日。



   ☆☆※☆☆※

    今朝の一句

   ☆☆※☆☆※


 湯の峰が夕日の中や遅桜
      瀧井 孝作

 遅ざくら朝日優しく上りけり
      草間 時彦

 遅桜河口に雨のつづきけり
      宇多喜代子


■ 花どきにひとあし遅れて咲く桜のことをいう。
 ふつう八重桜の系統は花季は遅いが、必ずしも八重桜とは限らず、山桜、里桜の系統であっても遅く咲くものがあるので、それらを総称して「遅桜」という。
 「夏山の青葉まじりの遅ざくら初花よりもめづらしきかな  藤原盛房」(『金葉集』)は、遅桜を夏の季物として詠んでいるが、遅れ咲いている花に、初花よりも珍しさと風趣を感じている。
 古歌では遅桜の季は一定していないが、『連歌新式』において春として以来、貞徳の『俳諧御傘』に「遅桜、春におくれて咲くとしても春なり」として、遅れ咲いた桜を珍しく、あわれに思ったのである。
【「現代俳句歳時記・春/角川春樹」より転載】 


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   わが友に贈る/寸鉄

【「聖教新聞」平成24年3月26日(月)より転載
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   ☆☆※☆☆※

   わが友に贈る

   ☆☆※☆☆※


 苦難の中で

 人は鍛えられる!

 真剣な信力・行力で

 偉大な仏力・法力を

 断固と湧き出せ!


    ☆3月26日☆


   ☆☆※☆☆※☆

    【寸 鉄】

   ☆☆※☆☆※☆


創価の青年の成長は日本の宝ー総長(ロシア)。後継の君よ時代変革の先駆者たれ!



上へ上へと向上していく妙法だー恩師。今日より明日へ!皆が挑戦の一歩



花の池田華陽会5期生が師弟の大道を前進。勝利の門を開く乙女に幸あれ



思いやりとは「思い遣り」周囲へこまやかな心遣いを。遣った分、友情も拡大



行楽シーズンは窃盗等の被害も増加。心の守りをガッチリ!隙を与えるな


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薫 風(四十)小説「新・人間革命」

2012年03月25日 06時49分55秒 | 今日の俳句
    小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2012年 (平成24年)3月24日(土)より転載】
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薫風48(3/24)

 県長の中森富夫は、しばらく困惑した顔でいたが、意を決したように言った。

 「では、山本先生をお迎えした喜びを託して、『春が来た』(注)を歌います。

 春が来た 春が来た どこに来た……」

 中森は、直立不動で熱唱し始めた。

 歌い方にも、生真面目さ、一途さがあふれていた。彼が、一節、一節、歌い進むにつれて、自然に皆が唱和し始め、全員の喜びの大合唱になっていた。

  

 花がさく 花がさく どこにさく

 山にさく 里にさく 野にもさく

  

 伸一は、身を乗り出して拍手を送った。

 「県長の歌に合わせて、自然にみんなが合唱する――佐賀県の団結の姿を見た思いがしました。佐賀は、常に、このように、仲良く心を合わせて、前進していってください」

 次いで、九州担当の副会長から、本部人事委員会等で検討され、決定をみた佐賀県の人事が発表された。これまで県の婦人部長を務めてきた永井福子が県指導部長になり、酒田一枝が、県婦人部長に就いた。三十代半ばの新しい婦人リーダーの誕生であった。

 酒田一枝は、酒田英吉の妻であり、佐賀県創価学会の草創期から、養父の信心への理解が得られないなか、女子部員として健気に活動に励んできた。

 彼女には、心の支えとしてきた“宝”があった。一九六一年(昭和三十六年)の六月、会員二百万世帯達成を記念して、伸一から贈られた色紙である。そこには、戸田城聖が詠んだ、「妙法の 大和なでしこ 光あり あずまの国に 幸ぞあたえん」との歌とともに、彼女の名前が、毛筆で記されていた。

 彼女は、この色紙を抱きかかえる思いで、佐賀県の広宣流布のために駆け回ってきた。

 伸一の励ましによって、一人ひとりの心が彼と結ばれ、創価学会という連帯の絆が創り出されていったのである。さらに、その励ましこそが、皆の勇気の源泉となってきたのだ。



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