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雷鳥の遊ぶ岩根の捨扇
木原白眼
雷鳥のすこしにんげんくさくなる
松澤昭
雷鳥や雨に倦(う)む日をまれに啼く
石橋辰之助
雷鳥の巣にぬくみある夕立かな
吉田冬葉
夕闇に雷鳥まぎれ岩残る
岡田日郎
※ 雷鳥
キジ科ライチョウ科に属する留鳥である。
日本アルプス、立山や白山などの二千メートル越える高山に棲息する。
日本では特別天然記念物として保護している。
冬は白色となり雪に紛れる保護色となり、夏は岩の色にも似た黒地に茶の斑があり、腹部は白い。
動作は鈍くあまり高く飛ばないので猛禽類から襲われやすく、朝夕の薄明かりの時や雷雲が近づいた時などに姿を見せるのでこの名がある。
【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子ほか」(雄山閣)より転載】
※わが友に贈る※
青年部が弘教に奮闘!
壮婦も一体となって
真心の励ましを!
創価家族の団結こそ
広布拡大の原動力なり!
2015年6月16日
※☆*寸 鉄*※
言葉は魂の息吹であるー哲人(ギリシャ)。自分自身の歓喜を語れ。大情熱は必ず通ず
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茨城の日。日本一朗らかな民衆城をわが郷土に!青年を先頭に拡大へ驀進
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列島に梅雨前線。無冠の友の日々の労苦に感謝。呉々も無理せず無事故で
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信心は急速に良く変わっていく実践活動だー恩師。勝利の黄金譜を師と共に
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米首都(ワシントン)で20年ぶりに原爆展。核廃絶へ。悲惨直視し対話の場となること願う
※名字の言※
直木賞作家の田中小実昌さんの作品には、平仮名が、ふんだんに使われている。だが、単に多用しているのではなく、例えば、意味の違いで、「前」と「まえ」に表記を使い分け、編集者にも、原稿の平仮名を漢字に直さないよう注文を付けていた
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たった一字でさえ、それを記すのに苦慮を重ね、たった一字の中に思いを凝縮する。それが「表現する」ということだろう
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震災復興関係の書籍出版に携わる友に聞いた話。直しの入ったゲラ刷りが、著者から戻ってきた。三陸沿岸について記述した「津波常襲地」という言葉の「襲」の字を「習」に置き換える修正が入っていた
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三陸に長年住み、海の怖さだけでなく恵みも知り尽くす人々にとって、「海」は人々を「襲う」だけの存在ではない。糧としながら、畏敬し、学び、共に生きる相手ーーそんな思いを「習」の一字に込めたのだろう。著者は、実地調査を重ね、見聞し、確かめた事実を重視する研究者だという
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日蓮大聖人が「立正安国論」を著す際、「国」に「囻」の字を多く用いられたことは以前、小欄でも触れた。国は為政者のためではなく、そこに暮らす「民衆」の幸福のためにある、との意思が拝せられる。一字の中に、万年を開く人間主義の哲学が宿っている。 (白)
【聖教新聞:2015年(平成27年)6月17日(水)付】
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