■<2015年(平成27年)2月26日(木)>■
◆アラブ首長国連邦 ドバイで第4回詩人の集い◆
【聖教新聞:2015年2月25日(水)付】
http://www.seikyoonline.jp/news/headline/2015/02/1216890_5056.html
【写真】詩心を尊ぶ池田SGI会長の思想に基づいて、3年前から毎年、ドバイで行われてきた「詩人の集い」。登壇者らが記念のカメラに納まった(8日)
中東・アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで7、8の両日、湾岸SGI(創価学会インタナショナル)、ドバイ文化科学協会などが共催する第4回「詩人の集い」が行われた。これは、「詩心は人間性を結ぶ」とのテーマのもと、池田大作SGI会長の中東初訪問50周年となった2012年に始まったもの。
今回は、中東、欧州、アジアなど14カ国の詩人、音楽家らが一堂に会した。
また、同協会理事会のスルタン・サクール・アルスワイディ議長、オアシス財団のアリ・フメイド・アル・オアシス会長ら多くの識者らと共に、600人以上の学生が参加した。
集いの冒頭、湾岸SGIのラケーシュ・タルール理事長が池田SGI会長の詩を紹介し、開会の辞を。
続いて2日間にわたって20人超の詩人、学生の代表18人が登壇し、詩を詠唱した。
「空腹で平和を感じるか?」「優しさの道」「中国人同級生との友情」「母、愛情の海」「地球の花束」「土は純粋」「簡単な祈り」「すぐそば」……。何気ない日常を拾ったものから、現代社会の問題を昇華したもの、平和の心を謳い上げたものまで、その題材は多彩。参加者は、詩の翻訳が映し出されたスクリーンを真剣に見つめ、美しい響きに耳を傾ける。
詩人の精神が凝結した12言語89編の詩が次々と紹介されていくと、温かな拍手と共に、共感の心と友情が広がった。
最後にあいさつしたUAEの著名な詩人シハブ・ガネム博士は、詩歌に触れることは、異なる国や時代の価値観に触れることであり、「心と心の対話」「魂と魂の触発」につながっていくと指摘。暴力と過激主義がはびこる現代にあって、異文化間に橋を架ける詩心の重要性は一段と高まっていくと語った。
詩人のアイシャ・アル・ブスメイト氏は、「繊細な感性で謳われた詩に心が高揚しました。文化交流を通し、連帯を強められる貴重な機会です」と感慨を。
集いでは、湾岸SGIのコーラスグループ「ナシーム(そよ風)」が「森ケ崎海岸」を歌い、花を添えた。
※今日の俳句※
鴨のこる池が真中競馬場
飯島晴子
こちら向けわれもひとりぞ残り鴨
清水基吉
漂ひて湖心へ流れ春の鴨
黒田杏子
※ 春の鴨・残る鴨
春先から鴨は北辺の地にかえっていくが、春深くなってもまだ帰らずにいる鴨をいう。軽鴨は留鳥で、夏にも見受けられる。
→引鴨・初鴨(秋)・鴨(冬)
【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】
※わが友に贈る※
【聖教新聞:2015年(平成27年)2月26日(木)付】
人知れぬ努力が
揺るがぬ基盤を築く。
「堅実」「忍耐」で
水が流れるように
たゆまず前へ!
2015年2月26日
※名字の言※
【公明新聞:2015年(平成27年)2月26日(木)付】
昭和の大横綱、大鵬が、共に「柏鵬時代」を築いた横綱、柏戸に敬意を抱き続けていたことはよく知られている。スポーツの世界だけではなく、人や組織の成長に、ライバルの存在は重要だ。政党にとっても同様だろう
◆
終戦後の激動の時代に首相を務め、日本の進路を確かなものにした吉田茂は、『回想十年』(第四巻)の中で、チャーチル英首相(保守党)と労働党のアトリー党首との関係に触れながら、「民主主義の根底をなす思想は寛容である。敵と味方の確執ではない」と指摘している
◆
「民主政治は与党が良いだけでは完成したといえない。与野党ともに、良識に富み、愛国心に燃え、国家国民のために国政を行わんとするに非ざれば、民主政治とはいえない」との言葉は、現代日本の政治の指針としても違和感はない
◆
民主党は、岡田代表が就任して1ヶ月以上が経過し、党勢回復に全力を挙げている。年金不安をあおって政権を奪取した「成功物語」が忘れられないのか、政府与党に厳しく対決姿勢を示している
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失政と混乱を続けたとはいえ、3年半、政権の座にあった最大野党が、国政の前進を阻んでいるような印象を与えては、党再建にもプラスではないはずだ。連立政権の中で「良い野党」の役割まで、公明党が果たさなければならないのだろうか。 (山)
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