和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

若芽10/小説「新・人間革命」

2013年10月31日 06時56分29秒 | 新・人間革命


      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)10月31日(木)より転載】


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若芽10(10/31)

 黒板の前で思案顔で立っている西中忠義に、山本伸一は言った。

 「何をしていいか、困っているようだね。それでは、国語の授業をやってください」

 伸一が助け舟を出した。

 西中は、「はい」と言って頷くと、黒板にチョークを走らせた。

 「みらいのししや」

 彼は、「みらいのししゃ」(未来の使者)と書いたつもりであった。

 西中は、児童たちに語りかけた。

 「これは、あなたたちのことなんです。さあ、読める人は大きな声で読んでください」

 子どもたちは、頭をひねっている。

 その時、伸一が声をあげた。

 「西中先生! それでいいんですか?」

 「はあ?」

 西中は、けげんな顔で伸一を見た。

 「ここで間違っちゃいけません。『みらいのししや』と書いてありますよ。それでは、将来、『獅子屋』という名の店を継ぐことになってしまう。好意的にとらえても、関西弁で、『未来の師子や』と言っていることになる。やはり授業は、標準語でお願いしたい」

 教員たちの間から笑いが起こった。

 伸一は、笑みを浮かべて児童に言った。

 「皆さんは、大切な『未来の使者』であると、西中先生は言おうとされたんです。

 しかし、字を書く時には、こういう字を書いてはいけません。『ししゃ』と書くには、『や』の字は小さく書くんです。

 これは間違いであると教えるために、西中先生は書いてくださったんですよ」

 「えーっ」

 児童から声が漏れた。

 また、笑いが広がった。

 入学式前の東京創価小学校の教室には、まだ、なんの花も飾られてはいなかった。しかし、“最初の授業”には、ほのぼのとした微笑の花々が咲き薫った。

 教育は、緊張を強いることから始まるのではなく、緊張をほぐすことから始まるのだ。


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秋茄子/今日の俳句 第1396号

2013年10月31日 05時24分17秒 | 今日の俳句

◇秋茄子/今日の俳句◇
       ◇※第1396号※◇
      

 2013年(平成25年)10月31日(木)


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   ■※今日の俳句※■


  秋茄子の尻のきゅきゅきゅと陽が昇る
         貝森光洋


  秋茄子をもぐやどこかでピアノ鳴る
         加倉井秋を
  

  朝市の秋茄子の色云々す
         能村研三


【季語の解説】
※ 秋茄子→秋茄子(あきなすび)・名残茄子(なごりなす)。
 「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざがあるように、秋茄子には格別の風味がある。秋茄子の特徴は小粒ではあるが実がしまり、皮もうすく、色は紫紺を極める。季節の名残として尊重されている。単に茄子といえば夏のもの。

【「現代俳句歳時記(秋)角川春樹編・角川春樹事務所」より転載】


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※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)10月31日(木)より転載】


     ※わが友に贈る※


  身近な家族を大切に。

  「ありがとう」と

  感謝を言葉で表そう!

  一家和楽の実現こそ

  学会の永遠の指針だ。


      ◇※10月31日※◇


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    ◇※名字の言※◇


 道すがら、小学校の運動会を見た。アナウンスによると、今から始まる最終種目のリレー競技で赤組、白組の勝敗が決まるらしい。会場は熱気に包まれた



この情景に、小学生時代の思い出がよみがえった。クラス対抗リレーに出場する人選の際、足に軽い障がいのある少年部員が、一部の児童の扇動で選ばれてしまった。“ここで辞めさせるのは簡単だ。でも、その前に……”と思った教師が本人に聞くと、「僕、走ります」



とはいえ、本当は不安だった。「ビリになって、クラスが負けたらどうしよう」と、彼は未来部員会で打ち明けた。それを聞いた別の少年部員がコーチを買って出た。陸上クラブで活躍する、隣のクラスの子だった。一緒に練習したかいあって、彼の記録は少しずつ伸びた



だが当日、アンカーの彼は、あっという間に追い抜かれ、最後尾に。その時である。「待てえ」。なんとコーチ役だった少年部員が早々とゴールテープを切った後、そのまま、もう1周走り続け、追い掛けてきた。笑顔でゴールする2人を、涙の教職員が歓声と喝采で迎えた



1位になること以上に大切な勝利がある。少年たちは勝った。「人生に勝つ」とは何か――そう考えるとき、決まって、あの日のことを思い出す。
       (城)


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◆浩ko・ 編集後記◆

 今日も有難う御座います。 和井弘希です。

 ぺンキ屋が書いても秋てふ字は淋し
         加倉井秋を
 昭和37年、私は「櫻」という俳句雑誌を、島根県飯石郡頓原町(現飯南町)から出版しました。その時、(題字『櫻』と『近影・五句』)を送って励まして下さったのが頂いたのが、加倉井秋を先生でした。
 私の義姉が沢木欣一先生が主幹の「風」会員でしたので、私も一緒に「風」に投句しておりました。 秋を先生は、「風」の同人でもありましたので、先生のの句が好きだった私は、先生にお手紙を差し上げたのではないかと思います。「櫻」も2号で終わりましたし、その「櫻」も先生から頂いた原稿もありません。今考えると、惜しい宝物を紛失したものです。
 加倉井秋を先生は、本名を昭夫といい日本を代表する建築家です。昭和45年には武蔵大学の教授に迎えられています。
 俳句は、富安風生に学び、昭和16年には、風生主宰の「若葉」編集長となります。戦後も、絶えず俳壇中央で活躍され、昭和34年には「冬草」を主宰されました。
 丁度、秋を先生が「冬草」を主宰された、2~3年後に、私が無理難題のお願いをしたことになります。考えてみると当時、物心両面にわたり先生はご多忙の時です。
 そんな折、田舎の高校生のために「無料」で「題字」と「近詠」を送って下さった、先生の人柄が忍ばれ、素晴らしい指導者と思います。
 先生は、昭和63年6月2日死去されます。78歳でした。句集に「風祝(かざはふり)」「胡桃(くるみ)」など残されていますが、一度、お会いしてお礼を申したかったです。

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10月30日(水)のつぶやき

2013年10月31日 01時34分59秒 | 新・人間革命

ブログを更新しました。 『菊/今日の俳句 第1395号』 amba.to/17r5ElM


ブログを更新しました。 『若芽9/小説「新・人間革命」』 amba.to/18zVKIn


中国人に許して欲しいから、反日活動してるの?: youtu.be/PsU_j5QEV9o @youtubeさんから


ブログを更新しました。 『元琴風・尾車親方/北斗七星』 amba.to/17rUf5n



元琴風・尾車親方/北斗七星

2013年10月30日 15時02分27秒 | 北斗七星
元琴風・尾車親方/北斗七星

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    【北斗七星】
    公明新聞:2013年10月30日(水)付

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便利な世の中にいると、何でも簡単にできるような錯覚に陥りがちになる。しかし、現実は思い通りにならず、"そうは問屋が卸さない”ことが多い。
結局、岐路に立った時にどう振る舞うかで結果は大きく分かれていくものである。



不屈の魂で人生を戦い続ける人がいる。スピード感ある力強いがぶり寄りで相手力士を圧倒、昭和の時代に一世を風靡した元琴風の尾車親方である。
20日付本紙日曜版3面「素顔」にご登場願った。



2度の大けがを負い、幕下まで陥落しながらも大関まで上り詰めた。“最強の大関”とも言われる親方を、みたび試練が襲った。
日本相撲協会の巡業部長に就任した直後の昨春、巡業先で転倒。首を強打し、頚髄を損傷した。一時は社会復帰さえ危ぶまれるほどの状態にもなった。



「弟子も待っている。このままでは終わらない」。厳しいリハビリに耐えて昨年11月、現場復帰を果たした。
これでもかと押し寄せる困難に直面しても負けない生き方に「自分も頑張らねば」「奇跡の復活に生きる力をもらった」など、数多くの反響が寄せられている。



親方が発揮した驚異の回復力。それを支えたのは家族の絆だ。「自分一人だけだったら躊躇していたはず。いつも、妻が背中を押してくれました。おかみさんへの感謝の思いは尽きることはない。
        (広)


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若芽9/小説「新・人間革命」   

2013年10月30日 07時15分12秒 | 新・人間革命


      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)10月30日(水)より転載】


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若芽9(10/30)

 山本伸一と校長の新木高志らが、東京創価小学校の正面玄関前に来ると、教頭の木藤優をはじめ、萩野悦正など、十人ほどの教員が出迎えてくれた。木藤も、萩野も、学会の教育部員として、人間教育の実現のために奮闘してきたメンバーであった。

 教員たちの元気な声が響いた。

 「先生! ありがとうございます」

 「こちらこそ、お世話になります」

 伸一は、教員たちと握手を交わした。

 出迎えた人たちのなかに、制服を着た何人かの児童の姿もあった。

 「入学前なのに、どうして来ているの?

 そうか。入学が楽しみで、待ちきれずに、見学に来たんだね。せっかく来たんだから、みんなで一緒に、校舎を見学しようよ」

 伸一は、こう言うと、校長に案内を頼んだ。

 保健室を過ぎ、いちばん手前にあった一年一組の教室に入った。

 「机も、椅子も、黒板も、新しくて気持ちがいいね。これならば勉強も進みそうだね。座ってみようよ」

 彼は、児童用の小さな椅子に腰掛けた。児童も、教師も座った。

 伸一は、周囲を見渡し、メガネの似合う青年教師に声をかけた。西中忠義である。

 「西中先生! 今日は、児童も来ていますから、授業をしてください」

 西中は、創価女子中学・高校(現在の関西創価中学・高校)の社会科の教員として勤務していた。小学校の教員免許も持っており、東京創価小学校新設にあたって、教員として転勤して来たのであった。

 突然、伸一に言われた西中は、黒板の前に立ったものの、戸惑いを隠せなかった。

 生きた人間を相手にするのが教育である。決してマニュアル(手引書)通りにいくものではない。むしろ、予期せぬ事態の連続といってよい。それにどう対処していくかが、教師としての大事な能力といえよう。

 伸一は、教師には、その対応力を身につけてほしかったのである。



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菊/今日の俳句 第1395号

2013年10月30日 06時47分32秒 | 今日の俳句


◇菊/今日の俳句◇
       ◇※第1395号※◇
      

 2013年(平成25年)10月30日(水)


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■ 10月30日。
○ 香りの記念日。
 石川県七尾市が1992(平成4)年に制定。1992(平成4)年のこの日、七尾市で第7回国民文化祭「世界香りのフェアIN能登」が開催された。

○ 初恋の日。
 島崎藤村ゆかりの宿である長野県小諸市の中棚荘が制定。
 1896(明治29)年のこの日、島崎藤村が『文学界』46号に『こひぐさ』の一編として初恋の詩を発表した。
 毎年、初恋をテーマとした「初恋はがき大賞」等のイベントを行っている。

○ たまごかけごはんの日。
 島根県雲南市の「日本たまごかけごはん楽会」が制定。
 2005(平成17)年のこの日、第1回日本たまごかけごはんシンポジウムが開催された。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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   ■※今日の俳句※■


  わがいのち菊にむかひてしづかなる
         水原秋櫻子


  菊見事死ぬときは出来るだけ楽に
         日野草城
  

  白菊とわれ月光の底に冴ゆ
         桂信子


【季語の解説】
※ 菊→菊の花・白菊・黄菊・大菊・小菊・厚物咲・懸崖菊・菊の宿・菊日和。
 キク科の多年草で、古く奈良時代に中国から伝来した。日本では桃山時代から江戸時代にかけて、鉢植え草花として独自の発達をし、現在に至っても広く観賞用として栽培されている。
 品種はきわめて多く色も形もさまざまなものが見られる。花の大きさから、大菊・中菊・小菊などに分類され、そのうち大菊には全体が球状になる厚物咲をはじめ、厚走り・大掴み・太管・間管(あいくだ)・細管などがあり、中菊には各地で作り出された個性的な嵯峨菊・肥後菊・伊勢菊・丁子菊などがある。
 小菊は、文人菊、見咲菊などとも呼ばれ、丈夫で栽培しやすく、おもに懸崖作りなどに仕立てられる。晩秋になって遅く咲く品種を「晩菊」という。えぞのこんぎく・しらやまぎく・りゅうのうぎくは野菊。

【「現代俳句歳時記(秋)角川春樹編・角川春樹事務所」より転載】


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※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)10月30日(水)より転載】


     ※わが友に贈る※


  勝つための人生だ。

  勝つための信心だ。

  同じ生きるならば

  一日一日を悔いなく!

  挑戦の自分史を綴れ!


      ◇※10月30日※◇


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    ◇※名字の言※◇


「紹介したいものがあります」。久々に会合に参加した男子部員が、かばんの中をガサゴソと捜し、一冊の本を取り出した。池田名誉会長の『青春対話』である。「こっちに出てくる時に渡された本で……」と照れくさそうに話し始めた



夢を追い求めて実家を離れたが、思うようにいかない日々。ふと、故郷の人がくれた本を思い出した。正直なところ、受け取った時は読む気がしなかった。だがページを開くと、のめり込んでいく。夢を抱きつつ苦闘していた名誉会長の青春時代を知り、自分と二重写しになった



英文学者の外山滋比古氏は、読書の目的の一つは「セレンディピティ」(思いがけない発見)と語る。「眠っていた個性や自分らしさが、心に残る一文によってインスピレーションのように化学反応を起こし、自分のなかに大変化を起こす」と(「パンプキン」11月号)



確かに、思いがけず手にした本が、時に心揺さぶる新鮮な感動を与え、生き方さえも変える場合がある。『青春対話』を手に、男子部員は言った。「人生の教科書みたいで、もっと早く読みたかった」



故郷の人々が、どんな思いで本を託し、彼のことを祈り続けてきただろう。一冊の本が、心をつないだ。彼は前へ進み始めた。
       (肇)


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◆浩ko・ 編集後記◆

 今日も有難う御座います。 和井弘希です。

 ◆浩ko・ 編集後記◆

 今日も有難う御座います。 和井弘希です。

 菊鉢や唯屈みしてオルゴール
         和井弘希

 母が97歳で亡くなるまでの3年余り、特別養護老人ホームに入所しておりました。
 その老人ホームは、秋になると、小規模ではあるが、見事な「菊花展」が開催される。母を見舞った時には、よく母の車椅子を押して、1階やベランダに飾ってある菊の陳列を鑑賞したものです。
 そこには、なぜかいつもオルゴールが置いてある。私と母は、いつもオルゴールを鳴らして聴いていました。色々と考えを巡らせながら聴いていました。
 母の有り難味は、亡くなってから“ズン”と心の底から響いて来ます。「親孝行しょうと思ったときは、親は無し」というところでしょうか。
 
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10月29日(火)のつぶやき

2013年10月30日 01時35分23秒 | 新・人間革命

ブログを更新しました。 『檀(まゆみ)の実/今日の俳句 第1394号』 amba.to/18vYlTD


ブログを更新しました。 『若芽8 小説「新・人間革命」   』 amba.to/17oAwUa


ネットトラブル実態調査、SNS でのトラブルが最多、「炎上」認知度は95.6% - Ameba News [アメーバニュース] news.ameba.jp/20131028-304/ #news @newsamebaさんから


“ネットトラブル実態調査、SNS でのトラブルが最多、「炎上」認知度は95.6% - Ameba News [アメーバニュース]” htn.to/4T4w2s


【慰安婦問題】 元慰安婦がついに真実を証言「暮らし向きが苦しく、空腹の弟たちのためと父親に2度売られた」: youtu.be/oXhgy1uTeEo @youtubeさんから


【ニコ生(2013/10/29 09:00開始)】《NSC設置法案》衆議院国会 国家安全保障委員会 #kokkai nico.ms/lv157508449



若芽8 小説「新・人間革命」

2013年10月29日 06時59分23秒 | 新・人間革命


      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)10月29日(火)より転載】


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若芽8(10/29)

 入学式前日の八日、山本伸一は校長の新木高志に案内され、東京創価小学校の校内を視察した。

 新木は、一九一五年(大正四年)、埼玉県の農家に生まれ、県立青年学校教員養成所に学び、満州(現在の中国東北部)の青年学校などで教壇に立った。戦後、埼玉県の公立中学校の教員になり、小・中学校の教頭、小学校の校長を歴任している。

 彼は、児童・生徒の学力を伸ばすだけでなく、価値を創造する教育の実践を心がけ、将来にわたって幸福を築いていける教育の在り方を探究してきた。また、親の子どもへの接し方についても研究を重ね、その適切なアドバイスは、多くの親から高い評価を得ていた。

 校長時代には、児童が学年を超えて一緒に給食を食べ、そこに、校長も教員も加わるようにした。児童と教員の心が通い合う環境づくりをとの工夫であった。こうした成果が認められ、学校給食の優秀校として、文部大臣賞を受賞したこともあった。

 新木は、定年退職後、地元の公民館の館長を務めていたが、その豊かな教員経験を生かしてもらいたいと、東京創価小学校の校長に迎えられたのである。

 伸一は、新木校長と校内を視察しながら、心から御礼を述べた。

 「創価小学校のためにご尽力いただき、本当にありがとうございます。定年後に、ご苦労をおかけすることになり、胸が痛みます。お体には、くれぐれも気をつけてください」

 伸一が言うと、新木は答えた。

 「人生の総仕上げの時代に入って、山本先生が“最後の事業”と考えられている教育事業に参画させていただけるなんて、夢のようです。これほど嬉しいことはありません。最高の大使命を授かりました。心から感謝申し上げます。微力ではありますが、大切な、大切な児童のために、生涯を捧げてまいります」

 感謝の心から歓喜が湧く。歓喜は意欲と活力と創造の源となる。ゆえに、人生の勝利もまた、感謝から生まれるのである。


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檀(まゆみ)の実/今日の俳句 第1394号

2013年10月29日 06時16分01秒 | 今日の俳句

◇檀(まゆみ)の実/今日の俳句◇
       ◇※第1394号※◇
      

 2013年(平成25年)10月29日(火)


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■ 10月29日。
○ ホームビデオ記念日
 1969(昭和44)年のこの日、ソニー・松下電器・日本ビクターが世界初の家庭用VTRの規格「U規格」を発表した。
 しかし、値段の高さやカセットテープの大きさなどから家庭には普及せず、各社が小さいサイズのテープを使用した規格を構築し出した。最終的にはソニーのベータ方式とビクターのVHS方式に収斂され、以降、両陣営の熾烈な争いが繰り広げられることとなった。

○ おしぼりの日
 全国おしぼり協同組合連合会が2004(平成16)年に制定。
 10月は「て(ten)」の語呂合せと10本の指から、29日は「ふ(2)く(9)」(拭く)の語呂合せで、「手を拭く」の意味。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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   ■※今日の俳句※■


  塗師(ぬし)はげむ檀の青き実を庭に
         馬場駿吉


  戸隠や杉に風鳴りまゆみの実
         森岡由江
  

  檀の実割れて山脈ひかり出す
         福田甲子雄


【季語の解説】
※ 檀(まゆみ)の実→山錦木・真弓の実。
 ニシキギ科落葉小高木で山野に自生する。高さ4~6メートル。庭木にもなるが、盆栽に仕立てられる。雌雄異株。
 初夏に小さな緑白色の花を咲かせ、秋に実をつける。平たくやや四角の実は熟すと淡紅色になり、四つに裂けて、真っ赤な種が現れる。直径8~10ミリ。実も紅葉も美しいので、「山錦木」のなもあり、昔この木で弓を作ったことから、真弓の字が当てられる。

【「現代俳句歳時記(秋)角川春樹編・角川春樹事務所」より転載】


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※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)10月29日(火)より転載】


     ※わが友に贈る※


  広宣流布とは

  励ましを広げることだ。

  「幸せになってほしい!」

  心の底からの言葉で

  友の心を揺り動かせ!


      ◇※10月29日※◇


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    ◇※名字の言※◇


「光の賛歌印象派展」が東京富士美術館で盛況だ。世界8カ国・40館の名画が並ぶ会場に入ると、まるで作品から光が降り注いでいるような明るさと温かさを覚える



テーマは「水辺」。印象派の画家たちにとって、水は春の象徴であり、光を反映する鏡であった。水辺の風景とは水面に反射する光の輝きであり、画家たちは、この刻々と変わり続ける「光の中の風景」を画布に描いた



出品館の一つ、ロサンゼルス・カウンティ美術館のJ・パトリス・マランデル主任学芸員が教えてくれた。「印象派の魅力とは、一言でいえば、自然の魅力です。画家たちは自分の目、体、心を使って、自然の魅力を表現しました」



あかね色に染まる空に、思わず見とれてしまう。渓流のせせらぎに触れ、耳が洗われたような気持ちになる。芸術は本来、こうした自然と同じように、「人をくつろがせたり」「生命力を与えてくれる」ものと、東京富士美術館創立者の池田名誉会長。この言葉を実感する



印象派の作品は小さい画布が多い。屋外に大きい画布は持ち出せないからだ。小さいから普通の家でも飾ることができ、芸術を民衆に広く開く要因となったという。美に触れる喜びを知る。それは時に、百万言に勝る生への活力となる。
       (側)


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◆浩ko・ 編集後記◆

 今日も有難う御座います。 和井弘希です。

 今日は、ホームビデオ記念日のようです。若い方には馴染みの無い言葉かもしてませんが、懐かしい「ホービデオ」です。今でも多くの家庭の押入れ・倉庫に残っていませんか?
 しかし、カセットテープといえば、一般家庭にとっては高価なものでした。そこで、家電メーカー各社が編み出したのが、小さいサイズのテープを使用した規格でした。最終的にはソニーのベータ方式と、ビクターのVHS方式です。
 しかし惜しいことに、「ベータマックス」、2002年(平成14年)9月にその生産が完全に打ち切られました。私も何本かの未使用テープを所持していますが、もはやどうすることも出来ません。残念ですよね!

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 モンゴル大統領きょう訪朝 北朝鮮側が報道 拉致問題協議の可能性も

 2013.10.28 11:14(msu・産経ニュース)

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 北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は28日、モンゴルのエルベグドルジ大統領が同日、北朝鮮を訪問すると伝えた。北朝鮮で対外的に国家元首の役割を務める金永南最高人民会議常任委員長が招請した。北朝鮮メディアが今回の訪朝について報じたのは初めて。

 金正恩第1書記が北朝鮮の最高指導者となって以降、外国元首の訪朝は初。北朝鮮と友好関係にあるモンゴルには、古屋圭司拉致問題担当相が7月、日本人拉致問題解決に向け協力を要請しており、北朝鮮側との協議で大統領が議題とする可能性もある。(共同)






10月28日(月)のつぶやき

2013年10月29日 01時36分00秒 | 新・人間革命

ブログを更新しました。 『樫の実/今日の俳句/今週のことば 第1393号』 amba.to/18scT6C


ブログを更新しました。 『若芽7 小説「新・人間革命」   』 amba.to/18si3jh


外務省制作の尖閣諸島と竹島の動画に中国韓国キレる: youtu.be/M7zrj2sGcQU @youtubeさんから


外務省制作の尖閣諸島と竹島の動画に中国韓国キレる goo.gl/sYv7Yc


韓国が認めない日本が解放するまで万年属国だった朝鮮: youtu.be/6-HVav-YUgw @youtubeさんから


韓国が認めない日本が解放するまで万年属国だった朝鮮 blog.goo.ne.jp/kouki6220wai/e…



若芽7 小説「新・人間革命」   

2013年10月28日 07時00分55秒 | 新・人間革命

      小説「新・人間革命」

【「聖教新聞」 2013年 (平成25年)10月28日(月)より転載】


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若芽7(10/28)

 山本伸一は、東京創価小学校の児童と、学年ごとに記念撮影し、最後に教職員ともカメラに納まった。

 それから正門の近くに移動し、開校を記念する植樹に臨んだ。用意されていた数本の木のなかに、「王子の木」「ひめの木」と毛筆で書かれた立て札のある、ソメイヨシノがあった。

 この木の名は、前日の八日、伸一が小学校を視察した時に、校長の新木高志に頼まれて、命名したものである。

 伸一が見守るなか、「王子の木」には男子児童の代表が、「ひめの木」には女子児童の代表が土をかけた。

 伸一は、植樹された二本の桜を、じっと見つめながら、子どもたちに言った。

 「二本とも、正門を入ると、すぐ目につくね。この木がどんどん大きくなって、見事な大樹になる時、君たちも社会で活躍するようになっているんだね。楽しみだな。君たちも、この木と一緒に大きくなるんだよ」

 植樹は、心に希望を植えることでもある。

 「では、万歳をしよう!」

 伸一の提案を受け、皆で万歳を三唱した。青空に、児童たちの快活な声が舞った。

 伸一は、子どもたちに語り始めた。

 「私は、皆さんと、毎日、お会いするわけにはいきませんが、創立者として、可能な限り学校に来て、そっと皆さんを見守っていきます。実は、昨日も学校に来たんです。その時、新木校長先生から、今、記念植樹した桜の木をはじめ、道や庭など、学校の各所に名前をつけるように言われました。私は、『少しでも皆さんの学校生活が楽しくなるのであれば……』との思いで、喜んで命名させていただきました。

 グラウンド横の通学路は『おとぎの道』です。校庭は『ほがらか庭園』としました」

 「ほがらか庭園」には、どんな時も朗らかに、強く、伸び伸びと学び、育ってほしいとの願いが込められていた。

 名をつければ、そこに、新しい意味が生まれる。夢が大きく膨らんでいく。


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樫の実/今日の俳句/今週のことば 第1393号

2013年10月28日 06時23分05秒 | 今日の俳句

◇樫の実/今日の俳句/今週のことば ◇
       ◇※第1393号※◇
      

 2013年(平成25年)10月28日(月)


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■ 10月28日。
○ テディベアズ・デー
 テディベアの名前の由来となったアメリカ26代大統領セオドア・ルーズベルトの誕生日。
 イギリスのテディベアコレクターの間で始められ、世界中で「心の支えを必要とする人たちにテディベアを贈る運動」が行われている。日本では日本テディベア協会が1997年から実施。
 1902(明治35)年の秋、ルーズベルト大統領は趣味である熊狩りに出掛けたが、獲物をしとめることができなかった。
 そこで、同行していたハンターが小熊を追いつめて最後の一発を大統領に頼んだが、「瀕死の小熊を撃つのはスポーツマン精神にもとる」として撃たなかった。
 このことが同行していた記者によって新聞に掲載され、このエピソードに因んで、翌年、ニューヨークのおもちゃメーカーが熊のぬいぐるみに、ルーズベルト大統領の愛称である「テディ」と名づけて発売した。
 その頃、ドイツのシュタイフ社の熊のぬいぐるみが大量にアメリカに輸入され、この名前が広まった。

○ 文字・活字文化の日
 2005(平成17)年制定の「文字・活字文化振興法」により制定。

○ 読書の日
 「読書週間」の1日目の日。
 読書週間 10月27日~11月9日

○ 世界新記録の日
 1931(昭和6)年のこの日、神宮競技場で行われた体育大会で、日本初の世界新記録(南部忠平の走り幅跳び7m98、織田幹雄の三段跳び15m58)が誕生した。

○ 松陰忌
 長州藩で松下村塾を開き藩士の子弟を教育した吉田松陰の安政6(1859)年の忌日。安政の大獄で捕えられ、この日に処刑された。

【「ウィキペディアフリー百科事典」より転載】


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   ■※今日の俳句※■


  樫の實や郵便箱に赤子の名
         吉田汀史


  樫の実の落ちて駆け寄る鶏三羽
         村上鬼城
  

  樫の実や撫でて小さき去来の碑
         中村春逸


【季語の解説】
※ 樫の実→橿(かし)の実。
 ブナ科の常緑樹のあかがし・あらかし・いちいがし・うばめがし・うらじろがし・つくばめがし等を樫という。
 これは楕円形の浅いお椀形の殻斗(かくと)に収まっている。秋には黄褐色に熟して落ちる。櫟や楢の実と同じように団栗という。

【「現代俳句歳時記(秋)角川春樹編・角川春樹事務所」より転載】


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※わが友に贈る/寸鉄※
【「聖教新聞」2013年(平成25年)10月28日(月)より転載】


     ※わが友に贈る※


  新たな建設の時。

  リーダーは勇んで

  組織の最前線へ!

  友と語り、励まし

  自ら波動を起こせ!


      ◇※10月28日※◇


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     ※今週のことば※


  任用試験の受験者は

  世界広布新時代の主役!

  「行学たへなば

  仏法はあるべからず」

  共に学び 共々に成長を!


      ◇※10月28日※◇


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    ◇※名字の言※◇


400年前の1613年10月28日(新暦)、仙台藩主・伊達政宗の命で、慶長遣欧使節が現在の宮城県石巻市から出帆した。派遣の目的の一つは、海外交易の実現だった



その2年前、仙台藩は慶長三陸地震による津波で大きな被害を受けた。だが、政宗は政策を後退させるどころか、未来への飛躍を期し世界との交流に打って出た。着実な復旧で足元を固めつつ、気宇壮大な志を燃やし続けたからこそ一時代が築かれた。歴史は、それを物語る



熟年に達してから信心に目覚めた宮城の壮年部員がいる。きっかけは一昨年の大震災。自らも被災した同志が、壮年に支援の手を差し伸べ続けてくれた。「師と同じ心で一人一人に尽くし抜けば、想像もしなかった福光の未来が必ず開けるから」と



その真心に壮年は奮起した。“まずは自分ができることから”と、今も暮らす仮設住宅で「無冠の友」(本紙配達員)になった



今秋、SGI青年研修会の来日メンバーが石巻市を訪れ、交流した。その喜びは今も広がっている。壮年も居合わせた。「不便な仮設に暮らしていても、世界広布を肌身で感じられる境涯になりました」。庶民の不屈の一歩一歩が偉大な“福光”の軌跡となる。後の歴史が、それを証明すると信じる。
       (白)


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◆浩ko・ 編集後記◆

 今日も有難う御座います。 和井弘希です。

 子どものころ、よく裏山・神社の境内などで団栗を拾い集めたものです。
 団栗は手短な所にある小楢・水楢・粗樫(あらかし)・櫟(くぬぎ)・あげまき・姥目樫などなど、どこにでもあり手短に拾い集めることができます。
 たまに母が、取ってき団栗を潰して澱粉を取り、その澱粉をさらして団栗餅を作り食べさせてくれたことを思い出します。
   子の帯を解けば団栗落ちにけり    
         矢部金柑子

   どんぐりやどんぐり落ちて秘密基地   
         和井弘希

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