和井弘希の蘇生

桂信子先生に師事。昭和45年「草苑」同人参加。現在「里」同人「迅雷句会」参加

龍の玉/今日の俳句 ≪第2032≫

2016年01月31日 06時53分39秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)1月31日(日)≫師走(旧暦12/22)≫



 北へ濃きいろのみづうみ龍の玉
         友岡子郷

 龍の玉升さんと呼ぶ虚子のこゑ
         飯田龍太       

 雑俳にたましひありぬ竜の玉
        成瀬櫻桃子

 ひとり子のひとり遊びや竜の玉
        板橋美智代

 空の日の曇ればくもる龍の玉
        鈴木しげを



※ 竜の玉・竜の髭の実・蛇の髭の実
 竜の髭の実である。庭園にも植えられる。庭草として庭石や垣根のあしらいに多く用いられる。初夏の頃葉の間から短い花茎を出して淡紫色の小花を咲かせ、花の後球状の実をつけ、冬とともに熟して碧い竜の玉となる。よく弾むので、はずみ玉と称して子女の遊びに使われる。竜の髭また蛇の髭の実は、その細い葉を竜や蛇の髭に見たてての命名である。

【「新版・俳句歳時記/第四版/監修・桂信子」(雄山閣)より転載】



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       ※☆*わが友に贈る*※


 使命ある後輩を
 自分以上の人材に!
 この祈りと責任感が
 未来を開く力だ。
 共々に信心の成長を!

         1月31日



       ※☆*寸 鉄*☆※


SGIは社会に開かれた宗教運動の模範(モデル)ー博士(アメリカ)。立正安国の大理想へ勇躍
        ◇
教学部教授講座の中継行事。御書根本こそ幸福の源泉。生涯求道の賢者に
        ◇
統監部の皆様の地道な功労に感謝!広布の生命線を守り抜く心に福徳厳然
        ◇
電気の配線器具めぐる事故多発!発熱部・劣化・埃ないかー目と手で点検を
        ◇
寒暖差の激しい時季。体調管理に呉々も留意。知恵と工夫で健康勝ち取れ


【聖教新聞:2016年(平成28年)1月31日(日)付】



      ※☆*名字の言*☆※


「ラストダンスは私に」。ダンスパーティーで人気の男性の姿を見ながら、「最後の曲は私と」と、切なく思う女性の歌だ

日本では越路吹雪さんで知られるが、もとはアメリカの曲。プレスリーなどに楽曲を提供した、D・ポーマスとM・シューマンの名コンビの作品だ。原曲では主人公は男性。ポーマス自身がモデルだった。貧しいユダヤ移民の家庭に生まれ、幼いときの病気の後遺症で松葉杖の生活。その実体験の思いが込められていた

1960年代アメリカの「ポップス黄金時代」を担った人々の経歴をたどると、「おお! キャロル」などのヒットを飛ばしたニール・セダカの父はトルコからの移民。「ダイアナ」のポール・アンカの家族はレバノンから来た

この事実にもアメリカの底力の源泉を知る思いがした。つまり「多様性」である。障がいや出目(しゅつじ)を問わず、誰にも可能性を発揮するチャンスが開かれている。その風通しのよさが、底流の部分で社会を明るくする

次元は違うが、創価学会の世界的発展も、万人に使命があり、幸福になる権利があるという仏法哲学を、メンバーが信仰活動で体現したところに一つの理由がある。老若男女の多彩な人々が集う座談会の日常風景。その掛け替えのない価値を、あらためて思う。  (哉)


【聖教新聞:2016年(平成28年)1月31日(日)付】

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常楽(25)/小説「新・人間革命」

2016年01月30日 09時11分07秒 | 今日の俳句
【常楽25】

 山本伸一は、「母の曲」の二番の冒頭を、最初は「名も無き家を 守りつつ」とし、「家」の字を「しろ」と読むようにした。

 しかし、各家庭が、そのまま「母の城」なのだということを伝えるには、「家」ではなく、「城」と書いた方がよいと思った。

 そして、婦人たちを「小さな太陽」と表現した。太陽は、雨の日も、晴れの日も、嵐の日も、必ず昇る。何があろうが、粘り強く、黙々と、わが仕事、わが使命を果たし抜き、温かな光を皆に降り注いでいく。

 大業を成し遂げるものは、忍耐強い、地道な労作業である。

 作詞は、三番に入った。

 「ああ悲しみも いざ越えて……」

 ここでは、人生は過酷なる宿命との戦いであることを詠った。

 現実は、常に疾風怒濤である。順風満帆の人生などない。外から見ていてはわからなくとも、皆、何かしら深刻な悩みをかかえ、時に呻吟しながら生きているものだ。次から次へと、苦悩の怒濤は押し寄せて来る。

 だからこそ、唱題なのだ!

 だからこそ、折伏なのだ! 

 地涌の菩薩の、仏の大生命を呼び覚まし、強い心で、大きな心で、豊かな心で、悠々といっさいを乗り越え、勝利していくのだ。

 宿命が、悩みがあるからこそ、それを克服することによって、仏法の功力を、その真実を、偉大さを証明することができる。わが宿命は、わが使命となるのだ。ゆえに、信心で打開できない悩みなど、断じてない。

 叩きつける氷雨の激しさに、心が絶望の暗雲に覆われてしまうこともあるかもしれない。しかし、今日も、明日も、太陽は、燦々と輝き、昇っていることを忘れまい。

 大宇宙を貫く妙法に連なり、自らが太陽となるのだ。栄光と勝利の歓喜の輝きを放ち、幸の光彩をもって、一家を、さらに地域を、未来を照らし出していくのだ。

 伸一は、心の思いを、励ましの叫びを、婦人部の歌に込め、歌詞を口述していった。



【「聖教新聞」2016年(平成28年)1月30日(土)より転載】


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枯蘆/今日の俳句 ≪第2031≫

2016年01月30日 06時05分54秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)1月30日(土)≫師走(旧暦12/21)≫



 旅人のわが目にも枯れいそぐ蘆
       細見綾子

 ひしひしと冬浪寄せて枯葦なり
      村上しゅら       

 枯葦や湖賊が夢の丸子船
       前川嘉風

 枯芦を金色の日がつつむなり
      柴田白葉女

 日当って枯蘆原のかげもなし
       高浜年尾
      


※ 枯蘆・枯芦・枯葦・枯蘆原。
 枯れた蘆。葉が枯れても茎を水中や湿地に残し、冬の水辺の風景を一層侘びしく見せる。
     →蘆の角(春)・青蘆(夏)・蘆の花(秋)。


【「俳句歳時記/第四版増補・冬」(角川学芸出版=編)より転載】



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       ※☆*わが友に贈る*※


 求道の息吹を燃やし
 はつらつと進もう!
 「心こそ大切」だ。
 喜び勇んで動けば
 功徳は一段と輝く!

         1月30日



       ※☆*寸 鉄*☆※


会長(SGI)の詩は思想の差異を超え共生の社会を創るー博士(アメリカ)。平和貢献の指導者
        ◇
常に信心!信心ほど強く偉大なる力なしー恩師。気迫の祈りで勝利つかめ
        ◇
「我が弟子等・大願ををこせ」御聖訓。広布の誓願に生き抜く人生こそ崇高
        ◇
119番通報、67%が「不要・不急」の内容と。皆で「冷静かつ迅速」を再確認
        ◇
子供の9人に1人が紛争地域で生活ー調査(ユニセフ)。子の笑顔が輝く世界を断じて


【聖教新聞:2016年(平成28年)1月30日(土)付】



      ※☆*北斗七星*☆※


きょうは、49年前、公明党の衆院初進出が確定した日である。第31回衆院選(1967年1月29日投票)の結果が確定したのは、投票日翌日の30日午後4時過ぎ。公明党は32人の公認候補を擁立し一挙に25人が当選した

64年11月の結党から2年2ヶ月、衆院進出への道を開いたのは参院公明党だった。公明党の国政改革への挑戦は、「“まさか”が実現」の大阪地方区(現大阪選挙区)をはじめ3人(当時は無所属)が当選した1956年の参院選が最初である

続いて59年参院選は6人当選、62年参院選は9人当選、非改選と合わせて15議席となり、院内会派「公明会」が誕生、「公明」の名前が国政の表舞台に躍り出た。64年には公明党が結成され、参院の会派名も「公明党」に

以来50年余、参院公明党は福祉と平和を柱に据え日本の政治をリードしてきた。今夏の参院選は「次の50年」への党の揺るぎない基盤を築く戦いであり、国政改革の原点たる参院公明党の名にかけて断じて負けられない

政党名を見れば党のカラーが分かるという。公明党は名前の通り公(おおやけ)に明るい党だ。シンボルマークの太陽には、日本の未来を燦々と照らしていくという心意気が込められている。暦は1月から厳冬の2月へ。温かい太陽のごとき情熱で参院公明党の歴史と実績を語っていきたい。  (鈴)


【公明新聞:2016年(平成28年)1月30日(土)付】

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常楽(24)/小説「新・人間革命」

2016年01月29日 15時45分18秒 | 今日の俳句
【常楽24】

 創価婦人会館での懇談で、婦人部の幹部は山本伸一に、「可能ならば先生に作詞をしていただければ……」と、要請を伝えた。

 伸一は、この意向に添いたかった。

 彼は、この日、午後十時半に帰宅してから、作詞に取りかかったのである。

 「さあ、婦人部の歌を作るよ。言うから書きとめてくれないか」

 妻の峯子が、メモ帳を手にして飛んできた。

 「幼子抱きて 汗流し……」

 すぐに口述が始まり、次々と言葉が紡ぎ出されていった。既に彼の頭の中で、歌のイメージは出来上がっていた。

 一人の婦人の、尊き人生の広布旅をたどるような構成にしたかった。

 峯子は、一番の歌詞を書きとどめながら、草創期に小さな子どもらを背負い、抱きかかえ、手を引きながら、弘教に、同志の激励にと、家々を回る婦人の姿が心に蘇ってきた。

 皆、生活は苦しかった。病の子をもつ人もいた。家族の不和に悩む人もいた。ご主人を亡くした人もいた。そのなかで婦人たちは、広宣流布という久遠の使命に目覚め、必死になって、唱題に、折伏に励んだ。周囲からは嘲笑されもした。水を撒かれ、塩を撒かれもした。罵詈雑言も浴びせられた。

 しかし、創価の母は、負けなかった。

 時に涙を拭いながらも、微笑みを返して皆を大きく包みこみ、さっそうと広布の道を突き進んでいった。胸には、歓喜の太陽が誇らかに燃え、生命は躍動し、希望の大空が果てしなく広がっていた。

 御聖訓には、「法華経の師子王を持つ女人は一切の地獄・餓鬼・畜生等の百獣に恐るる事なし」(御書一三一六ページ)と仰せである。

 そして、その母たちによって育てられた娘たちが、後継のバトンを受け継いで、若き婦人部員となり、同じ使命の大道を、幸の調べを奏でながら、朗らかに前進しているのだ。

 伸一は、苦闘を重ねてきた偉大なる創価の母たちに、最大の敬意と賞讃を込めて、歌詞を作っていった。

【「聖教新聞」2016年(平成28年)1月29日(金)より転載】


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御書と歩む (2)

2016年01月29日 07時09分15秒 | 今日の俳句
彡☆SGI会長が贈る指針☆*……☆★☆……☆★☆*☆……☆☆彡

女子部は全員が幸福に

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女人の御身として法華経の御命をつがせ給うは釈迦・多宝・十方の諸仏の御父母の御命をつがせ給うなり此の功徳をもてる人・一閻浮提に有るべしや
(日女御前御返事、1250頁)

(通解)
あなたが女人の身でありながら法華経を信仰し、法華経の御命を継いでおられるのは釈迦・多宝・十方の諸仏の御父母の御命を継いでおられることになるのである。このような大きい功徳を持っている人は、世界中で、他にいるであろうか。決していないのである。



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▽ 同志の指針▽


 華陽の乙女が、はつらつと希望の対話に走っている。殺伐とした世の中にあって、友の悩みに耳を傾け、幸を祈り、励ましを広げる菩薩行がどれほど偉大であるか。
 妙法を語り伝えゆく功徳は絶大である。一人も残らず、幸福にならないわけがない。仏天も喜び見守る、花の「ロマン総会」の大成功を讃えたい。華陽のスクラムに、私と妻も題目を送っています。




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白菜/今日の俳句 ≪第2030号≫

2016年01月29日 06時10分31秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)1月29日(金)≫師走(旧暦12/20)≫



 白菜を割る激浪を前にして
        大野林火

 白菜を割って眩しき日の匂ひ
        鬼頭文子       

 洗はれて白菜の尻陽に揃ふ
        楠本憲吉

 白菜の積み残されて家は留守
        前田忠男

 何のむなしさ白菜白く洗ひ上げ
       渡邊千枝子


※ 白菜
 アブラナ科の蔬菜。チョクレイハクサイが正しい名。中国の直隷省(河北省の古い名)が原産なのでこの名がある。チョクレイ白菜は結球しないが、キャベツのように結球するものに《チーフー白菜》《ホウトウレン白菜》がある。いずれも中国北部の地名である。
 東北地方では、七月下旬、関東八月中、下旬、中部では八月下旬、九州では九月下旬以降に撒き、冬に取り入れる。
 食用として品質が優れ、冬、特に正月のつけものに欠かせない。煮たり、サラダにしたり用途が広い。ほかに南中国から輸入された《縮緬白菜》、北中国山東省から明治初年に入った《山東菜》なども、多く栽培されている。


【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】


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       ※☆*わが友に贈る*※


 今なすべきことに
 全力を尽くそう!
 中途半端は損だ。
 真剣勝負の一念が
 「知恵」と「力」になる。

         1月29日



       ※☆*寸 鉄*☆※


恩師「学会の強みは、何といっても青年」。ほとばしる熱と力で新時代を開拓
        ◇
未来本部長。未来部長が尊き献身。広布万年の礎築く聖業だ。精魂込めて
        ◇
幹部は戦いの中で御書を拝せ。大聖人の正義の師子吼を生命に響かせ前進
        ◇
子どもの肥満、世界で増加ー報告(WHO)。健康は教養ある食生活から。親子共に
        ◇
「終末時計」残り3分のまま。核兵器削減が停滞と。民衆の平和の連帯強めよ


【聖教新聞:2016年(平成28年)1月29日(金)付】



      ※☆*名字の言*※


親なら誰しも、わが子に「こうなってほしい」と願望を抱くもの。だが理想と現実の違いに焦り、目に見える“変化”を求めてばかりいると、期待に応えようと“自分らしさ”をのみ込んでしまう子どもも少なくない

民音主催「親子のための手作り楽器の体験学習・音楽会」の講師を務める池田邦太郎氏は「子どもたちの素直な心を尊敬し、大人が彼らより“下に(アンダー)立った(スタンド)”時、初めてその心が“under(アンダー) stnd(スタンド)”=理解できる」と語る

英語で「education(エデュケーション)」は「教育」と訳されるが、福沢諭吉はこの訳に異を唱えた。『文明教育論』で「学校は(中略)天資の発達を妨げずしてよくこれを発育するための具」とあり、「教育」ではなく「発育」と訳すべきであるとしている

価値観を上から押しつけるのではなく、相手に本来そなわっている可能性を見いだそう、引き出そうと真摯に努力するーーその姿勢を敏感に感じて子どもは伸びていく

人を教育しようと思うなら、まず自分を教育する。相手に変わってほしいなら、まず自分が変わることだろう。福沢は「発育」と言ったが池田SGI会長は「教育は『共育』と論じた。「発育」と「共育」--親子に限らず、全ての人間関係に通じる重要な視点である。  (植)


【聖教新聞:2016年(平成28年)1月29日(金)付】

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常楽(23)/小説「新・人間革命」

2016年01月28日 09時27分07秒 | 今日の俳句
【常楽23】

 「母の曲」の歌詞が発表されると、婦人部員の間から歓声と拍手が起こり、しばらく鳴りやまなかった。ようやく拍手が収まると、山本伸一は言った。

 「婦人部の皆さん方の日夜のご活躍に、心から敬意を表して作らせていただきました」

 さらに大きな拍手が広がった。

 伸一が、「母の曲」の作詞をしたのは、前夜のことであった。この日、創価婦人会館(後の信濃文化会館)で婦人部の方面幹部らと懇談した。

 功徳の体験に沸き返る組織の様子や、宗門の僧が理不尽な学会批判を繰り返すなかで、健気に友の激励に走る婦人の活躍の模様などが、次々と報告された。その時、新しい婦人部歌を発表したいという要望があった。

 婦人部では、この年六月に創価婦人会館が開館した記念に、新婦人部歌を作成しようということになり、一応、婦人部有志による、「母の城」と題した歌詞の案ができていた。

 その案を見せられた伸一は、感想を述べた。

 「この創価婦人会館を『母の城』として詠っているが、『母の城』を、ここだけに限定する表現は、避けた方がいいように思う。

 婦人部は、何百万人もおられる。しかし、これまで婦人会館に来られたのは、六万人ぐらいだと伺っています。まだ大多数の婦人部員が、直接見ていないだけに、ここが『母の城』といわれても実感が湧かないでしょう。

 むしろ、皆さんのご家庭を、『母の城』と、とらえるべきではないでしょうか。日蓮大聖人は『法華経を持ち奉る処を当詣道場と云うなり此を去って彼に行くには非ざるなり』(御書七八一�)と仰せになっている。

 つまり、日々、信心に励んでいる場所こそが、成仏にいたる道場であるというのが、本当の仏法の教えなんです。自分の今いる場所で、崩れることのない幸せを築き、わが家を寂光土へと転じていくんです。婦人部の皆さんには、それぞれのご家庭を『幸の城』『母の城』にしていく使命があるんです」

 幸福の実像は、わが家庭にこそある。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)1月28日(木)より転載】


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葱/今日の俳句 ≪第2029号≫

2016年01月28日 06時36分26秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)1月28日(木)≫師走(旧暦12/19)≫



 武蔵野や流れをはさみ葱白菜
        臼田亜浪

 葱洗ふ女やひとり暮れ残る
        尾崎紅葉        

 燈台の下にて葱の白根剥かる
        木村蕪城

 夢の世に葱を作りて寂しさよ
        永田耕衣

 下仁田の土をこぼして葱届く
       鈴木真砂女


※ 葱・葱(き)・一文字(ひともじ)・根深(ねぶか)・葉葱・葱畑
 シベリア・アルタイ地方の原産で、広く蔬菜として畑に栽培されるユリ科の多年草。地上部は冬を越して夏に枯れる。
 高さ六〇センチぐらい。鱗茎はほとんど膨らまない。根は白くて糸のようで、茎の端から多数出ている。地上一五センチ内外の高さのところから五~六葉を二裂に出すが、下部は別に鞘になって、重なって偽茎となり、葉身は太い管状で、先は尖り、少し白っぽい緑色で、粘液を含んでいる。
 鱗茎・茎・偽茎・葉柄・葉身を食べるのだが、俗に《白根》と言っている部分は、鱗茎ともいい、葉柄ともいい、区別がはっきりしないが、最も味がすぐれている。昔は、美濃(岐阜県)の《宮台の根深》は、味が甘美でシロネギとも呼ばれ、佳品といわれた。下野(栃木県)の《梅沢》《鹿沼》、上野(群馬県)の《下仁田》の葱は、白根が肥大で柔らかい。
 関東は白根の部分を多く食べ、関西は葉が茂って白根の少ないものを作り、おもに葉を食べる。前者は根深、後者を葉葱と呼ぶ。関西の葱は、がいして小型で、葉葱の代表的なものに《九条葱》がある。
 あらゆる料理に用いられ、生物は味が辛く、水にさらして薬味にする。葱は消化液の分泌をうながし、胃腸を整え、発汗の効があり、また寄生虫を去り、魚肉の毒を消すなどといわれる。ビタミンに富み、その刺激成分は殺菌作用があるという。
 緑色部分は一〇〇グラムが一〇カロリーに過ぎないが、白色部は四九カロリーにあたるというから、関東のほうが効果的にネギを食べていることになろう。古名を《葱(き)》といったので、一文字(ひともじ)の名が生まれた。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】



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       ※☆*わが友に贈る*※


 風邪・流感(インフルエンザ)に注意!
 マスクの着用や
 手洗い・うがいなど
 予防対策を万全に。
 日々賢明に健康管理を!

         1月28日



       ※☆*寸 鉄*☆※


会長(SGI)のアジア初訪問から55周年。太陽の仏法は燦然。後継の師子は陸続と
        ◇
全国で女子部ロマン総会たけなわ!心結ぶ友情の語らい。希望の花は満開
        ◇
「足は経なり」と大聖人。さあ打って出よ!動いた分だけ仏縁と境涯が拡大
        ◇
精神の根本的変革によってのみ人生に新たな光がー哲人(フィヒデ)。人間革命の道を
        ◇
会館守る会、宝城会の皆様、有難う!広布の宝処を荘厳する真心に大功徳


【聖教新聞:2016年(平成28年)1月28日(木)付】



      ※☆*名字の言*※


戦国武将・真田一族の魅力の一つに、小よく大を制する巧みな知略が挙げられる。また大坂の陣で真田幸村(信繁)の軍勢が身に着けた、赤い甲冑も鮮烈だ

戦場で最も目立つ赤色は戦う魂の表れ。「戦と言うのは、臆すれば、敵に攻め込まれ、自分自身も命を落とすことになる。敵に勝ち、自らも生き残るためには、攻めて攻め抜くことを心がけねばならぬ」(三池純正著『真田幸村と大坂の陣』第三文明社)。この命懸けの覚悟が、真田の名を歴史に刻印した

誰しも戦うべき時がある。3年前、人生に行き詰まっていた壮年は「広布のため、自身の宿命転換のため、何でもやらせてもらおう」と本紙の配達を引き受けた。早朝の配達はつらかったが、慣れると生活にリズムが生まれ、目の前の課題に集中できるように

営業の仕事にも前向きに取り組み、昨年は大きな案件に挑戦。課題でアイデアを湧かせ、小さい会社ながらライバルの大手メーカーを退け、見事に契約を勝ち取った。配達員、営業マン、支部長、さらに今はPTA会長も。無冠の誇りで全てに挑む日々だ

御聖訓に「あへて臆病にては叶うべからず候」(御書1193頁)と。岐路に立つ時こそ「よしやってやろう」と一歩踏み出すのが我らの価値創造の道である。  (進)


【聖教新聞:2016年(平成28年)1月28日(木)付】

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常楽(22)/小説「新・人間革命」

2016年01月27日 13時08分19秒 | 今日の俳句
【常楽22】

 十月二十一日午後、十月度の本部幹部会が東京・板橋文化会館で行われた。

 この日の指導のなかで、山本伸一は、学会歌を制作してきた真情について語り始めた。

 「私は、本年、各方面や県、また各部から強い要望があり、歌を作ってまいりました。同志の皆さんは、来る日も来る日も、苦労に苦労を重ねて学会活動に励んでくださっている。そうした方々に、心からいたわりの言葉をかけ、御礼、感謝申し上げたいというのが、私の思いでありました。

 そこで、歌を贈ることで、皆さんが喜んでくださり、せめてもの励ましとなり、希望になるのであればと、拙い歌ではありますが、一生懸命に作らせていただきました。

 今回も、婦人部並びに茨城県創価学会からの要請があり、新婦人部歌として『母の曲』を、茨城の歌として『凱歌の人生』を作詞いたしましたので、本日、この席で発表させていただきます」

 そして、「母の曲」の歌詞が紹介された。

  

 一、幼子抱きて 汗流し

   尊き元初の 使いをば

   果たせし日々の 晴れ姿

   誰か讃えむ この母を

   

 二、名も無き城を 守りつつ

   小さな太陽 変わりなく

   あの人照らせ この人も

   やがて大きな 幸の母

   

 三、ああ悲しみも いざ越えて

   母の祈りは けなげにも

   嘆きの坂の 彼方には

   城の人々 笑顔あり

   

 四、母はやさしく また強く

   胸に白ゆり いざ咲きぬ

   老いゆく歳も 忘れ去り

   諸天も護れ この舞を

   誉れの調べ 母の曲



【「聖教新聞」2016年(平成28年)1月27日(水)より転載】


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冬菜/今日の俳句 ≪第2028号≫

2016年01月27日 07時13分16秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)1月27日(水)≫師走(旧暦12/18冬菜)≫



 冬菜赤きみちのく山よ妻恋ひぬ
        角川源義

 冬菜より円光となりわが子の朝
         松沢昭

 山畑の冬菜の色も雨のなか
        田沼文雄

 冬菜とる天地のぬくみ一身に
        大中誉子

 冬菜桶戸口におきて共同湯
        佐野美智


※ 冬菜→冬菜畑・冬菜売。
 9月ごろ種を蒔き、冬に収穫する菜類の総称。白菜・小松菜・水菜などがある。満目枯れ果てた野に、「冬菜」だけが目に沁みるように美しい緑を繰り広げている。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】





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       ※☆*わが友に贈る*※


 小さな挑戦の連続が
 大きな境涯を築く。
 日々の課題を明確に!
 苦手なことにも
 果敢に挑みゆけ!

         1月27日



       ※☆*寸 鉄*☆※


会長(SGI)は人間と人間を結ぶ生き方を世界に広げたー元市長(チリ)。青年が断固続け
        ◇
豊島婦人部の日。太陽の母はいつも晴れ晴れと。希望の春へ幸の対話拡大
        ◇
「信心は年数ではない。勇気である」恩師。幹部が成長、前進!波動起こせ
        ◇
本紙通信員制発足の日。民衆の鼓動を発信!健筆振るう言論の闘士に感謝
        ◇
小学生の視力が過去最悪と。スマホやパソコンの利用、親子で対話し賢く


【聖教新聞:2016年(平成28年)1月27日(水)付】



      ※☆*北斗七星*※


6歳の時大好きな父は海の事故で亡くなりました。(略)立派な栄養士になって家族を支えるよう頑張ります。;私の父の父の子どもであったことに感謝します」。編集部に送られてきた『父の背中』(海文堂)と題した本に、高校3年生が書いていた一文を引用させていただいた

本の題字の添え書きには、「漁船海難児育英会」設立45周年として発刊された「漁船海難児と母の文集」とあった。同書は漁船事故で夫や父を亡くした人たちの文集だった

四方を海に囲まれた日本は、昔から多くの人が漁業を生活の糧として生きてきた。毎日、全国で出漁する父を見送ってきた子どもも多かったことだろう。最近は減少傾向にあるとはいえ、2014年11月1日現在でも漁業就業者数は17万人を超えている(農林水産省調べ)

「漁船海難児育英会」で支援している遺児(奨学生)は、昨年8月時点で240人余というが、設立当初は4000人近くもいたという。文集を読めば不幸に見舞われた悲しみが伝わってくる一方で、「わが家」「わが子」のために働いてくれた「父の偉さ」さらには子育てに奔走した母親の偉大さが伝わってくる

昔から「親の背中を見て子どもは育つ」と言われてきたが、改めて“わが身の背中”がわが子にとってどう影響したのか考えて見たい。  (流)

【公明新聞:2016年(平成28年)1月27日(水)付】

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常楽(21)/小説「新・人間革命」

2016年01月26日 11時03分47秒 | 今日の俳句
【常楽21】

 山本伸一は、〝学会の発展も、戦後の広宣流布の大伸展も、軍部政府の弾圧と戦って獄死した初代会長・牧口先生の死身弘法の精神を、戸田先生が、そして、同志が受け継いできたからにほかならない〟と深く思った。

 彼は、「源に水あれば流かはかず」(御書九〇〇㌻)の御文をかみ締めるのであった。

   

 十月十一日夜、伸一は、大阪・豊中市の関西戸田記念講堂で行われた、熱原法難七百年を記念する大阪・城東区の総会に出席した。

 席上、彼は熱原法難に触れながら、現代における殉教の精神に言及していった。

 「広布の前進も大河の時代に入った今日においては、一人の犠牲者もなく、一人も残らず、福運と長寿の人生を勝ち取っていくことが大切です。そして、それが、私の心からの祈りであり、願いであります。

 信心への大確信をもって、何があっても強盛に唱題し抜く。皆に仏法を教え、励まし、広宣流布のために、生きて生きて生き抜いて、幸せの実証を示しきっていく――それが、殉教の精神に通じることを知っていただきたいのであります」

 殉教とは、本来、死を礼讃するヒロイズムなどではない。〝広布こそ、わが人生!〟と定め、日々、現実社会で格闘しながら、忍耐強く信心に励み、幸福の王者となりゆくなかに、現代における仏法者の大道があるのだ。

 伸一は、大阪、京都と指導旅を続け、静岡へ行き、熱原法難七百年記念の法要に臨んだ。

 十四日夜、塔之原グラウンドで開かれた〝熱原法難記念の夕べ〟では、創作舞踊「熱原三烈士」が披露された。

 三烈士が示した不屈の信仰姿勢を継承しようとする、創価の同志の心意気がほとばしる迫真の舞台であった。皆、仕事に励み、広宣流布の活動に邁進するなかで、懸命に練習を重ね、この日を迎えたのであろう。

 伸一は、こう心で叫び、喝采していた。

 〝三烈士の大精神は、わが学会にある。学会ある限り、正法正義は滅びはしない!〟
【「聖教新聞」2016年(平成28年)1月26日(火)より転載】


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寒/今日の俳句 ≪第2027号≫

2016年01月26日 07時07分33秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)1月26日(火)≫師走(旧暦12/17)≫



 寒青空そわかそわかと自己体操
         丸山佳子

 曼荼羅図見上ぐる寒の漢かな
        瀧澤伊代次

 約束の寒の土筆を煮て下さい
         川端茅舎

 寒四郎目玉の動く木偶吊られ
         後藤綾子

 竹が竹打つ音を聴く寒九かな
         鈴木太郎


※ 寒・寒の内・寒四郎・寒九郎
 寒の入りの小寒から、寒明けの節分までのおうおそ三十日間が寒で、これを寒の内という。年間を通じて最も寒い時期。
 寒の入りから第四日目を《寒四郎》、第九日目を《寒九郎》といい、《寒四の雨》《寒九の雨》などの言葉がある。

【新訂「現代俳句歳時記/石田波郷・志摩芳次郎編」主婦と生活社より抜粋】




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       ※☆*わが友に贈る*※


 今いる職場こそ
 自身を成長させる
 人間修行の道場だ!
 深き祈りと実践で
 苦労を偉大な財産に!

         1月26日



       ※☆*寸 鉄*☆※


「1・26」記念提言を発表。万人の生命輝く世紀へ!草の根の対話が平和の礎
        ◇
東北女性の日。皆様の負けない姿こそ復興の光。幸福の連帯を二陣三陣と
        ◇
御書「人間に生を受けて是れ程の悦びは何事か候べき」。悔いなき一日を!
        ◇
大雪等の影響続く。交通事故に最大に注意。決して無理せず安全を最優先
        ◇
大卒内定率が5年連続で増加。未来の主役よ頑張れ。公明が後押しさらに


【聖教新聞:2016年(平成28年)1月26日(火)付】



      ※☆*北斗七星*※


聖徳太子によるといわれる『十七条憲法』には「人には皆、党があり、悟っている者は少ない」(現代語訳)とある。党(黨)を「無明から発する党派心」とする説もある

現代において、政党の争いは、活力ある民主主義に不可欠である。対抗する勢力がさまざまな民意を受け止め、選挙で争い、議会で議論を重ねて、国民の利益になる政治決定を重ねていくことが期待されているからだ

問題はその争点である。坂野潤冶氏の『日本近代史』では、1920年代から30年代にかけて、わが国の二大政党が、外交、憲法問題、経済政策という国の基本方針で、ことごとく対立し、日本全体が大混乱していく様子が分かりやすく論じられている

与党と野党の主張が大きく異なり、政権が変わるたびに国のあり方が激変するような恐れがあれば、国民ひゃ安心できない。少数だったはずの異論が勢いを得て、混乱が広がることもあるだろう

最大野党の民主党が現在、安全保障だけでなく、環太平洋連携協定(TPP)や消費税アップに伴う軽減税率の導入など重要課題で、政権との対決姿勢を前面に打ち出しているのは残念だ。国のあり方について、まず党内合意を形成し、与党の見識との極端な違いを埋めていくことが、中長期的には同党の信頼回復につながると思うのだが。  (山)

【公明新聞:2016年(平成28年)1月26日(火)付】

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常楽(20)/小説「新・人間革命」

2016年01月25日 09時38分13秒 | 今日の俳句
【常楽20】

 信心に励むのは、「衆生所遊楽」すなわち、人生を楽しみ、悠々たる幸福境涯を築いていくためである。

 ともすれば人は、富や名声などを得れば幸せになれると考えてしまう。しかし、心の外に幸せを追い求め、欲望に翻弄されていては、本当の生命の充足も、満足も得られない。望んでいたものを手に入れたとしても、その喜びは束の間であり、すぐに空しさを感じてしまう。しかも、人間の欲望はますます肥大化し、次に求めるものが得られなければ不満が募り、不安に苛まれることになる。

 ここに、世間的な欲望の充足を求める「欲楽」の限界がある。それに対して仏の悟りを享受する最高絶対の幸福を「法楽」という。

 これは、外から得るものではなく、自らの生命の中から込み上げてくるものである。

 ゆえに、日蓮大聖人は、「一切衆生・南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり」(御書一一四三�)と言明されている。

 南無妙法蓮華経の唱題のなかにこそ、「法楽」すなわち真の遊楽があるのだ。なかんずく、大聖人が「我もいたし人をも教化候へ」「力あらば一文一句なりともかた(談)らせ給うべし」(同一三六一�)と仰せのように、自行化他にわたる信心の実践のなかにこそ、本当の遊楽がある。

 広宣流布に戦う人は、地涌の菩薩である。地涌の菩薩には「常楽我浄」の仏の四徳が具わっていると、大聖人は述べられている。

 「常」とは、仏及び衆生に具わる仏の生命が、三世永遠に常住することをいう。「楽」とは、苦しみのない安らかな境地である。「我」は、仏の生命こそが真実の我であり、何ものにも壊されない、主体的な強靱さをもっていることだ。「浄」は、清浄で、どんなに濁りきった世にあっても、滾々と湧き出ずる泉のごとく、清らかな生命活動を行えることをいう。

 この「常楽我浄」の境涯の確立があってこそ、真の「衆生所遊楽」があり、それは、死身弘法の決意と実践から生まれるのだ。


【「聖教新聞」2016年(平成28年)1月25日(月)より転載】


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人参/今日の俳句 ≪第2026号≫

2016年01月25日 07時09分33秒 | 今日の俳句
≪2016年(平成28年)1月25日(月)≫師走(旧暦12/16)≫



 円き川音切る人参の色やすらか
          飯田龍太

 夜叉の面ふつふつ人参煮てありぬ
          寺田京子

 夕焼けて画家人参を買ひに出ぬ
          富岡計次

 胡蘿葡と書いてにんじんてのひらに
         星野麦丘人

 夜鷹いてこの日人参ばかり買う
         岸本マチ子



※  人参・胡蘿葡(にんじん)
 セリ科の一年生または二年生の根菜。
アフガニスタン原産で、中国を経て渡来した。根は黄橙色の逆円錐形に肥厚し、比較的短根のものと長根のものとがある。肉質は緻密で芳香と甘味があり、カロテン(カロチン)も豊富である。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】


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       ※☆*今週のことば*※


 我らは平和の種を蒔く
 人類史の開拓者なり。
 「一」は「万」の母。
 192カ国・地域の友と
 誇り高く対話の道を!

         1月25日



       ※☆*寸 鉄*☆※


SGI牙城会が大情熱の総会。民衆厳護の師子よ立て!勝利の突破口を断固開け
        ◇
関西婦人部の日。常勝の母の勇気は世界一なり。不滅の金字塔を今再び!
        ◇
「我もいたし人をも教化候へ」御書。自他共の幸福へ。最極の菩薩道を堂々
        ◇
太陽系に第9の惑星かー米研究者。宇宙のロマンは無限大。われらの心も
        ◇
貸切バスの抜き打ち監査で6台中5台が違反と。安全第一の運行へ厳しく



【聖教新聞:2016年(平成28年)1月25日(月)付】



      ※☆*名字の言*※


「万理一空の境地を求めて日々努力、精進いたします」--大相撲初場所で、悲願の初優勝を果たした琴奨菊が2011年の秋、大関昇進の伝達式で述べた口上だ

「万理一空」とは、剣豪・宮本武蔵が『五輪書』に記した言葉。さまざまな意味に取れるが、大関は“どんな江努力も目指す先は一つ。目標を見失うことなく努力する”と誓った

この言葉通り、今場所は自分の目指す相撲に徹した。低く、鋭い立会いで相手の懐に入り、得意のがぶり寄りで、アッという間に土俵際へ追い込む。反撃の隙すら与えない一気阿成の攻めが光った

心も一直線だった。11日目に横綱・白鳳を倒した後、「自分を信じてできた」と語り、残りの土俵も「ぶれたら終わり」と戒めた。来し方を振り返れば、何度もケガに泣き、大関陥落の危機も5度。一方、今場所は“10年ぶりの日本出身力士の優勝か”と、周囲は日増しに騒がしくなり、プレッシャーもあったろう。だが、そんな苦闘の過去や重圧をはねのけて、賜杯をつかんだ

“必ず成し遂げる”と、心を一つに定め、諦めない強さを、大関に学んだ。今年も、はや1月半だが、一年を相撲の場所に置き換えれば、まだ初日を終えたばかり。私たちも、自ら掲げた目標へ、一心に突き進もう。  (傑)

【聖教新聞:2016年(平成28年)1月25日(月)付】

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海鼠/今日の俳句 ≪第2025号≫

2016年01月24日 07時37分57秒 | 今日の俳句

≪2016年(平成28年)1月24日(日)≫師走(旧暦12/15)≫



 沖の石のひそかに産みし海鼠かな
          野村喜舟

 海鼠かなものの果てとも祖めとも
         岡崎るり子

 腸(わた)ぬいてさあらぬさまの海鼠かな
         阿波野青畝

 青海鼠拗ねてこの世の爲ならず
          八田木枯

 急げ急げ月の海鼠にならぬやう
         鳥居真里子


※ 海鼠・酢海鼠
 ナマコ網に属する浅海産棘皮動物の総称だが、普通、真海鼠をいう。円筒状で口の回りに環状の触手が並んでいる。真海鼠は三杯酢で生食される。腸は海鼠腸(このわた)、卵巣は海鼠子(このこ)、といって酒客に好まれる。煮干したものを海参(いりこ)といい、中華料理の素材に用いる。

【「俳句歳時記・第3巻/角川書店」より転載】


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       ※☆*わが友に贈る*※



 正義の人は強い!
 笑顔の人は負けない!
 何があろうとも
 不屈の楽観主義で
 波浪を乗り越え進め!

         1月24日



       ※☆*寸 鉄*☆※


SGIは世界規模で調和を広げる団体ー州大臣(インド)。人間を結ぶ対話を今日も
        ◇
尼崎の日。常勝の心臓部の勇者が総立ち!金剛の団結で正義の拡大劇飾れ
        ◇
「軍には大将軍を魂とす」勝負は幹部の勢いで決まる。師子奮迅の名指揮を
        ◇
若い世代ほど不安感・内向き志向が強くー調査。皆が宝。励まし絶やさず
        ◇
列島各地に寒波。大雪・暴風・高波に警戒!無冠の友よ、無事故最優先で



【聖教新聞:2016年(平成28年)1月24日(日)付】



      ※☆*名字の言*※


「あなたのアイデアは?」。決まった答えではなく、意見や考えを問う教育への転換が叫ばれて久しい。目標のモデルは存在せず、激変する世界に対応しながら幸福社会を創造するには、「新しい発想」が不可欠だからだ

では、発想力をどう磨くか。明治大学の斉藤孝教授は『考え方の教室』(岩波新書)で、目の前で困っている人に「どうしてあげたらいいんだろう?」と考えることだと指摘する。条件が曖昧だと、考えもまとまりにくい、具体的な相手を思い浮かべることで、発想しやすくなる

「地球を元気にしたい。そう思った時に考え付いたんです」。79歳の壮年部員が語った。壮年は13年前、町内会に和太鼓グループを結成した。平均年齢は70歳。地域行事に出演し、人々に希望を送る一方、舞台は、定年を迎えたメンバー自身の張り合いにもなっている

御書に「一切衆生の同一苦は悉く是日蓮一人の苦」(587頁)と。仏は、世界の全ての人に寄り添い、同苦すると説かれる。その大境涯を目指す私たちの修行は、「全ての人」の前に「目の前の一人」、「世界」の前に「わが地域」に尽くすことから始まる

あの人のため、この町のため!--その真剣な一念が新しい知恵を生み、世界広布新時代の道をつくっていく。  (聖)

【聖教新聞:2016年(平成28年)1月24日(日)付】

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