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染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

ハルイロ入荷

2012年03月28日 16時27分33秒 | Weblog

本日新しく入荷したストールです。
出そうかどうか悩む所だったモノ。作品が思いのほか出たので、賑やかしで持って来ました。

一つは絹のかた糸のマフラー。色はいいけれど、荒れた手に着くので厄介です。
もう一つは縮緬のマフラー。モノはいいです。 みどりはムラなのでしまいました。

ハルイロ 09 

2012年03月23日 23時07分19秒 | Weblog
明日から、工房展開催です。

work of material #5 ハルイロ

江戸屋本店ギャラリー
富士宮市宮町3-2  tel 0544-27-2003

2012年3月24日(土)~3月31日(土) 時間10;00~17:30 まで 最終日は15:00まで


作品が無い無いと思って必死になっておりましたが、並べてみるとあらすぐにいっぱいでした。少し在庫も出来たので良かったです。

皮革製品がほとんどありませんが、申し訳ありません。最近受注が増えたので、調子に乗っていますね。反省します。
あまり無さ過ぎるのも、昨年と全く違いすぎて申し訳ないので、ホントに申し訳程度に置いてあります。

今回は、既製の布に天然染料を使って染色しました。
絹だけならホント簡単で奇麗にできるのですが、今回は木綿が半数を占めています。
木綿の素材も、無農薬栽培綿 すなわちオーガニックコットンが多いです。幸いこの綿はガラ紡と言う手紡ぎ風になる機械で紡いで紡いでおります。
どんな感じか実際触っていただきたいです。糸自体が柔らかいので、マフラーやショールの形にしました。 

そのやり方だとべらぼうに高い値段を付けているかと思われますが、実際それほど高額ではありません。僕自身が小市民なので。
是非多くの方に使っていただきたいとおもいます。でも基本一枚一点なので、皆が皆使える訳ではありません。

これまで一日の染色をアップしてきましたが、基本的に一枚染める分の染料を煮出して染めていましたので、一枚こっきりなんですね。
素材もそれぞれ変えているので、ほぼ同じ物はありません。是非ご高覧戴ければ幸いです。


残念なのはこういった商品ばかりで、新しい作品はありません。この点は申し訳ないとしか言いようがありません。でもこういう基本的な事はとても大事であると感じています。

ハルイロ 06 一日一色 5日目

2012年03月17日 21時54分06秒 | Weblog
本日は再びコチニールとタマネギで染めました。
画像左がコチニールのみ。右がタマネギ。そして中央がそれぞれを掛け合わせたものです。
そろそろ染める布が無いなあとぼちぼち作業をしていたら、夕方に荷物が届きまして、少し違うのも染めました。

それから毎日染めをしていると流しの使用頻度が高いのですが、いかんせん足下が水びたし。


ケースが割れて水漏れしています。
これは何とかしなくてはならないのですが、知り合いの大工さんに、風呂釜とか無いかきいてみるかなあ。

ハルイロ展

2012年03月14日 08時45分50秒 | Weblog
昨日より 「一日一色」 週間始めました。
七日間毎日、本日の染めを公開します。出来上がったものはなるべく24日からの展示に出します。

それで、昨日の染めは、緑と黄色と茜色です。実はこの前にクルミで下地染めもしているので、昨日から始まった訳じゃ無いのですが、くるみ染は地味なんで初日は明るい感じでいきます。

緑は絹を藍染めをした後にタマネギで黄色を染めました。僕は、絹や動物繊維の藍染めのみは嫌いなので、大抵他の物で煮染めします。
黄色は今回はタマネギです。マリーゴールドを使う事も多いのですが、今回はタマネギ。カレー作ってる香りがします。
赤は茜。インド茜です。気の根っこを煎じて染めます。インドネシアから、中東にかけて使われている染料ですが、草のものより暗い色が出ます。個人的にはとても好きな色。

本日は茜染めと梅とクヌギの煮出しです。藍染めもします。クヌギを煮出すってことは、薪割りもします。
梅はあまり量が無いので、一枚か二枚のマフラーの染めになりますが、いい色が出ます。クヌギは木綿の下地染めにも使います。

実際には天然染料での染めは、一日で染められるものではありません。
これまで準備をして来たので、今日辺りから、毎日違う色が出せるかなと思っています。


尊厳のある生涯

2012年01月23日 23時39分46秒 | Weblog
気高く誇り高い猫がさらに高い所へ行きました。かれこれ、もうひと月になります。
思いを馳せると心痛く感じられますが、彼女は彼女なりに生きようとし、次の段階を受け入れ、そして高い峰へ進みました。そう思います。

緊急入院し、退院後暫く安定していましたが、自宅療養中に急変しました。
入院中、先生方も良くしてくれ、治療に関しては不満はありません。人間並みの治療体制があり、薬があり、いくらでも延命治療は可能だと思いました。
しかしながら、タンゴを絶対に病院で死なせるわけにはいかないと決めました。
今の病院では当然であるし、お世話になっている病院はかなり整った病院です。これ以上は望むべくも無いのですが、ステンレスの個室に入り、動く事と言えば、寝るときとご飯を食べるときくらいです。ここで一時期は良いとしても、最後を迎えさせるのは忍びないと感じました。自分なら絶対に嫌です。
検診日には必ず行きましたが、それ以外はタンゴの体調を見ながら、なるべく移動も負担になるので、しませんでした。

これまで、トイレに入っている所を見られるのが嫌いで、人がいるとトイレをしなかったタンゴが、退院後自分でトイレにも行けずにいましたが、それがもし自分だったらどうなんだろうか、延命治療を本人は望んでいるのか、この延命は人間のエゴではないだろうか。僕が生きていてほしいからと言って辛い治療を続けて一月、二月と病院で生きて意味があるのか。本当に本人がしたいのは何だろうか。
色々な事を自分に置き換えて考えていました。

最終的には診断された病状と現状を鑑みて、それほど長くは無い事は解りました。その時間を彼女の好きなように過ごさせてやろうと言うことになり好きにさせました。
それでも一応病院への診察は予約を取りかかさず行きましたし、自宅で指示された処置は取って行きました。病状は改善はされないものなので、現状維持できる体力があれば何とかなるかもしれないと言う程度でした。でもその体重も、入院後も下がり続けていたので体力はほとんどなかったでしょう。

色々思いを馳せてみても、
延命してもっと生きたかったかもしれない、猫の気持ちを代弁しているつもりになって自分の考えを正当化しているのかもしれない。何を思っても何も正しい答えは出てこない。だとしたら、今生きている者たちは間際になってうろたえないように今を、今からを大事に生きようと思う。
もし明日その時が来ても、色々あったけど、全体としては良かったじゃないかと思える生き方をしなくてはならない。



画像はあるホスピスの庭で子供と作りました。
気高く、侵し難い誇りを持った最後を迎える事を望む方々がいる所。皆進む道が同じであるから、かける言葉が見つからない。だから表現で伝えたかったのです。車いすで散歩中の老夫妻に感謝されたのが、うれしかったです。



白鼻心

2011年11月27日 18時35分50秒 | Weblog
随分前ですが、白鼻心だと思われる足跡を畑で発見。
指の数が5本。狸や犬、猫なんかは4本なんで解り易い。5本のものはこの辺では熊くらいしか知らない。

大きさは500円玉くらい。

白鼻心は猫に似てはるがより大きめ。狸に食性が似ている。そんな所から、関東では妖怪の雷獣では無いかと言われていますが、白鼻心が実際に確認されたのは、昭和20年に静岡県で確認されていると言う割と日本では新しい動物。
でも外来種とも言い難いらしいので、その辺は宙ぶらりんですね。

我が父は畑の食害がひどいので、頭を悩ませていましたが、農家の方々は色々大変な様です。

でもなかなか動物の足を発見すると楽しくなりますね。石膏で型取りとかしようかな。