染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

井の中の蛙大海を知らず

2010年08月29日 06時24分35秒 | Weblog
有名な故事でありますが、今回の僕は、まさにその通り。
それは小さなことですが、ほのかんの自由研究。富士宮市の各学校の作品を見に行きました。結構ほかの子はちゃんと順序立ててまとめているなあと思った次第です。
やっぱりもう少し頑張らせるべきだったのか、でも自分がやらなくてはならんものを親が手を出してどうするとの思いも有ります。僕が反省しても仕様が無いのだけれども。



胃の中の蛙であったと思って、会場を後にして、そのまま子供を連れて富士山五合目迄行ってみました。
特になんにも考えていません。

ほのかんは時々変なことを聞いてきます。今回は「あのさあ、、曇って何?』それがきっかけです。

まあ、僕も確認したことはないけど、言われていることは氷の結晶が浮遊しているとされていますが、、、、と言えば、「じゃあ、なんで落ちてこないのさ』

そんなに言うんじゃ何だと思うのよ。と聞き返すと、即「わたあめ」

何でそこから、空想少女的発想なんだ。
と突っ込みを入れたいところでありますが、そこ迄言うんなら、雲の中に行ってみようじゃないの、ついでにその上にまで。
と言うことが有りまして、登山道を上ってきましたさ。
偏頭痛持ちには結構つらい。上っていくだけで発症しそうでした。



まさに雲の上、雲上の世界です。そこで、負け犬根性のへりくつな様で嫌なんですが、
井の中の蛙大海を知らず。されど空の広さを知る。と思いましたが、さらに上には、



美しい雲。
空の広さを知るも、その上も知る

まあ、人間なんてそんなもんですよ。高見を目指せば同時代により素晴らしい人もいれば、過去の偉人とは比べるすべもない。
一所懸命やっても結果は出ないことはまま有りますが、何かしらの糧になるもんであります。



子供と、もっと高いところが有り、頑張らなければなりませんよと認識して、帰りました。まだまだ我々進むべき道の途中であります。

家に帰ると なでしこ が難しい顔をして、「何か解ったかい」と言っているようでした。



実際はお腹を空かせて、不機嫌でした。

自由研究 03

2010年08月27日 22時47分08秒 | 子供


個人的にはもっとこうなんだろうか、素敵にしようよとか思うんですが、相方の冷たい視線にグッとこらえていた子供の自由研究もなんとか終りました。



夏休み中には蛹は孵らず、もぞもぞしたままで終りましたが、まあなんとかそれなりのところまで調べたので、よかったです。
観察帳の中の文章等はほのかんが考えますが、ただ書かせると右上がりの景気の良い文字列を書くので、上下に線を鉛筆で書いたり、文字の大きさを指定したりと大変でした。
観察はある程度手伝わなくてはなりませんが、出来ることは自分でやりなさいと口をすっぱくして言っていたので、中だるみになったところも有りましたが、そんなところは後で、1対1で、向かい合って やれ と厳しくしたのは申し訳なかったのです。こんな楽しいことを自由にやれるのに、何でやらんのだといういらだちがあったことは否定できません。

持続、継続させることがこんなにも大変だとは思いませんでした。まだ時間が欲しいくらいでしたが、僕の観察ではない。きっと大人で、ナゲナワグモの観察をしている人なんかがいるらしいのですが、そんなコアな世界にいる人のきっかけはこんなところに有るんじゃないかと思いました。

最後には相方から、「あなたはあなたで、観察をすれば良いじゃない」と言われました。

相変わらず確信をつきます。

ほのかんの学校は本日から始まりましたが、市内では早いところでは3日程前から始まっているらしいです。この暑いのに勉強したって頭に入らないよ。と思います。
早い学校にあわせたのか解りませんが、明日から、二日間 市民文化会館で自由研究の展示が有ります。
小さい学校なので、選ばれやすいのですが、ほのかんの「あおむしのかんさつ」が展示されます。
校内選考も今日の今日かと驚きました。子供が帰ってきてしばらくしてから、電話があったようです。
学校はかなり平等主義なので、選ばれるかどうか不安でしたが、選ばれてよかったです。ここからは実力で上がってほしいものだと、馬鹿な親は考える訳ですね。

本音を言えば市の代表になって、県の展示に参加するくらいを期待してるのですが、こればっかりは解りません。僕が結構大変だったので、このくらいじゃまだ溜飲が下がらんと思っているのかもしれません。

でも、自慢できる夏休みがテーマの小学校で、ほのかんが一番にあげたのが、「あおむしのかんさつ」だったので、親としてはうれしい限りです。

一昨日は自由研究のまとめと、読書感想文のために、教室にきた生徒さんを追い返し、高校も行かなけりゃならんもんを休み、1対1でやった甲斐があったってもんです。毎年これでは大変ですけど。






アイデア給食コンクール02

2010年08月24日 06時57分05秒 | 子供
            

RX-78 ガンダムです。
カッコいいじゃないですか。等身大くらいなら、見たことは有りますが、実物大ですよ。給食コンクールのあと静岡でおこなわれているホビーショーにガンダムを見に行きました。



遠くからでも見られます。これはかなり感動します。電車の上から頭が見えるんですよ。興奮するでしょう。巨大ロボットですよ。って興奮していたのは僕だけで、家族は至って冷静です。
ななさんが、「かっこいいねえ~」といっていたので、わかってるねえと思ったら、手前の重機のことでした。

まあ世の中そんなもんです。でも僕は満足したので、よかったです。


それから、撮影の裏側では結構てんやわんやでした。


本格的な機材には結構興奮しますが、僕らの作ったものを奇麗に撮影してくれています。有難いです。


それから、インタビューを受けているほのかん。このときに受け答えの練習もしていますが、本番では出来ませんでした。普段よりはままいい感じに出来ましたが、それでもマイクで拾える程ではなかったようです。
ちなみに、隣のおねえさんは、NHKのキャスターさんです。テレビで見たら、雰囲気が違っていてちょっと解らなかったのですが、「声が似てる人だねえ」とほのかん。多分同じ人だよ。
テレビが悪いってんじゃないんですが、本物の方が奇麗でした。
僕はか細い声で少し映りましたが、なるべくなら、テレビには出たくないなあと思いました。

青梅のネコ

2010年08月22日 07時46分00秒 | 


相方の実家のお兄さんの家で、ネコを拾って2ヶ月になります。
先日帰省したときに久しぶりにご対面しました。ほのかんは優しく扱いますが、ななさんがかわいがりたくて、少しいやがられていました。

かなり眼光鋭く、気が強そうですが、殆ど鳴きもせず落ち着いたネコたちです。
それはそれとして、自分や他の子の成長には驚かされますが、子猫の成長にはもっと驚かされます。



こんな小さかったのに、まだ小さいとはいえ、大きくなりました。上の画像のころは、歩くのさえおぼつかなかったのに、今では机の上とか平気で上れます。
人懐っこくてとても可愛いです。
落ち着いた大人に寄ってくるようです。静かにしていると近づいてきてくれます。小さいときには解りませんでしたが、細長で、かなり高貴な顔立ちです。
我が家のタンゴはこれより少し丸くて、なでしこはまん丸ですな。



「なんで足撮るの?」
と聞かれましたが、大きくなると解るよ。こんな可愛い肉球は今しか有りません。



改めて比べるとこのネコはネコに有らず、なでしこ という生物であってほしいとさえ思います。

アイデア給食コンクール

2010年08月21日 07時15分55秒 | 子供


行ってきました。

テンパる :焦る、いっぱいいっぱいになる(余裕がない状態になる)こと。

あまり無いのですが、この状態となりました。準備万端なんですが、何かものあたりない感じでしたが何が足りないか解らず、自分が何を考えているか良く判りませんでした。ギャラリーや他の出演者の完成度の高さ等には気にしないでいることは出来ても、時間内に出来ないと解っていても、あまり迷惑をかけたくないので、それなりに早くすませたいという思いが強かったと思いますが、気にしないと思いつつも気になっていたんでしょうね、色々と。
始まってみると工程表を忘れていました。結構これは痛かったです。

「NHKテレビが来ているので、皆さん頑張ってください」

もちろん地元放送局ですが、僕らは最後の方に調理するので、撮影はないでしょうと高をくくっていました。地元新聞のようにはじめだけ取材して、帰ると思っていました。
すると、出番待ちしているときに取材に来ていた方に呼び止められ、ほのかんを中心に撮るとか言っとるじゃないですか。しかも質問するからって、練習までしていただきました。取材陣としてはほのかんの声を撮りたかったと思われますが、いかんせん恥ずかしがりやのほのかんなので、声が出ない。練習でも声が出せずにおりましたから、本番中に声が出る訳が有りません。外で大騒ぎしていたななさんのを半分、否、1/4でももらえるといいのですけども。


ハムタローと戦うななさん


ほのかんが良い絵を撮らしてくれないもんだから、いつまでも取材陣がチャンスを求めてやってきます。
取材陣がいないときには、審査員がきます。
僕は僕で、なれないコンロの使い方を考え考え扱う訳なんですな。最新式のコンロは使いやすい代わりになれるのに時間がかかる。その上こちらははじめっからテンパっているんです。火をつけるのにも考え考えですが、今思えば、これ欲しいなあと思います。個人的にはもっとこうしたら、良いんじゃないかと思うところも有るけど、火力が強いし、なれれば使いやすい。掃除も楽だしね。それから、魚は憧れの両面焼きでした。

そんなこんなでやっと終って料理がおいしかったのかさえ解らず、崩れたハンバーグは二人で食べましたが、これはおいしかったけれど、それより疲労困憊とはこのことであると確信しながら、控え室に帰ると、それは僕だけに有らず。他のお母様もひれ伏している方がおられます。そうだよねえ、疲れるよねえ。エレベーターで一緒になったお母さんと、「疲れましたね」「全くですね」とそれぞれをねぎらいました。

でも結構感心したのは、出演者の子供さん方や親御さんのよく出来たこと。3年生で挨拶もしっかりできるし、ほのかんのような年少者にも優しく出来ています。親御さんも他者に対する感謝の心を持っています。自身のことを思うと人間的に成長しなくてはならないと痛感した1日で有りました。

この後帰りに実物大のガンダム見ました。少し疲れが捕れましたが、本質的に喜んだのは僕だけでした。

今日はプールに行くとか言ってるぞ。

テンパるとは麻雀用語で「あと一枚で上がれる状態」を意味する『聴牌(てんぱい)』に俗語でよくある動詞化する接尾語『る』をつけたもので、もともとは「聴牌になる」という意味の麻雀用語だった(この場合、受動態の「テンパった(聴牌になった)」か過去形で使用されることが多い)。ここからテンパるは「準備万全の状態になる」や「目一杯の状態になる」という意味を持つようになる。更に2000年頃から後者の「目一杯の状態になる」が「余裕がなくなる」という悪い意味を持ち、「あわてて動揺する」「焦る」「のぼせる」「薬物で混乱する」など様々な余裕のない場面で使われるようになる。

日本語俗語辞書より

学校給食メニューコンクール

2010年08月19日 18時05分52秒 | 子供


あす20日学校給食コンクールの第二次審査に行きます。
1次審査は書類選考でした。

かなり熱い思いでニジマスのハンバーグを制作しましたので、書類に書ききれない程の内容となりましたが、結構な倍率で通過しましたことはちょっとうれしいものです。
地元の食材が豊富な富士宮で色々作れない訳が在りませんので、プレゼンテーションと父親と小学一年生と言った、話題性で通過したのかもしれません。

富士宮はニジマスの生産は日本一ですし、豚肉の種豚率は6割程で、ブランド豚に関しては6から、7割のシェアを持ち、韓国にも輸出しているようです。この話しは富士宮のお肉屋さんの話しです。本日購入に伺ったときに色々お話をお伺いさせていただきました。
「この豚は何という豚の種類ですか?」と聞くと「色々だねえ」と言うお答え。その答えは良く判りませんが、どういうことかと聞いていると、結構良い交配をして、肉はおいしいのですが、肉質はかなり個体によって違うし、同じ種類でも、生活環境やその個体の個性というか、癖でも違ってくるそうです。右でねてばかりいる豚は左右の肉の味が違うなんてことはまま有るようです。
色々難しいことを聞きましたが、とりあえず、ここの人は豚を育てるのも食べるのも好きだと解ったので、購入を決めました。富士宮産ですかって答えにはちょっと答えずづらい様子でしたことは残念ですけれど。コンセプトは富士宮の食材を使うってことですから。

季節がなかなかあわないので、旬の食材で作れないのことも残念ですが、致し方有りません。

それでも、このコンクールで良いことが有れば、富士宮の学校給食もよくなるかもしれないと思っております。

でも調理時間は20分。
先日県の教育委員会に電話して、「20分ではできません」と既に負けを認めてきました。昨日やったら、50分かかりました。

自由研究 02

2010年08月19日 06時00分23秒 | 子供


自由研究は子供のやりたいことをやるのが基本であると常々思っていますが、なかなか子供にそれを持続させるのが大変なんだと痛感しています。

昨年までは小学生の子供を持つ友人が、「自由研究は親の課題だよ」と言っていました。
「そんな事はあるまい」と僕は思っていましたが、その通りです。

親のがんばりで結果が違うことには、違和感を抱きますが、やらないんだから仕様が無い。嫌でも尻を叩いて前にすすませることをしなくてはなりません。
それでも観察をするときには、子供を呼んで、一緒にやらせます。すると時々面白いことを言うので、実験させます。なるべくやらせますが、続かないんで、僕が大体やることになるのですが、まあやらないよりはましであります。
納得のいかない思いでイモムシと対峙していますが、彼らと向き合っているときには楽しめます。

画像はイモムシが土に入ろうとしているところ。
緑だったからだが茶色になってそわそわしだすので、解りやすいです。
そうなったら土を用意してやると自分で勝手に入り込みます。2日程すると脱皮して蛹になります。これが意外と大きいので、面白いです。

土中の蛹をのぞいてみると光沢感が在り、奇麗です。なかなか脱皮の瞬間に立ち会えないのが残念ですが、イモムシと蛾のまさに中間と言った形態をしていて興味深いです。

そんな僕を見ながら、相方が、

「ふ~ん、なんか楽しそうだねえ」

 

クラフト展

2010年08月17日 07時04分25秒 | 芸術作品


15日より今月31日まで開催しているクラフト展の搬入に行きました。

結構大物が多い今回ですが、おもしろ半分で作った一升ビン用の鞄。
ベルトもあってチャント保持されます。本体は青いところが羊で、白が豚、ベルトは牛の革を使っています。

会場にて話しを聞きましたら、お祭りで各家庭に升酒を振る舞う風習が在るとか。東京でもまだこんなところが在るんです。そこの班で購入するかもって話題で持ち切りでした。
ひとしきり話しがすんだところで、僕は、

「これは、1人で歩きながら、ラッパ飲みする感じで使ってくれるといいなあって思ってたんですよ」

というと、即答で返されました。

「そんな人はいないよ」

夏の自由研究

2010年08月12日 03時59分32秒 | 子供
始まりました。
ほのかんが一年生になりまして、自由研究がございます。結構楽しみにしていたことでは在りますが、きっかけだけは本人から、出てこないと始まりません。
研究を始める動機ってのが何より大事で、そのために大人が手伝ってあげるのが正しい研究だと思っています。

とはいいましても、同じ手伝うにしても、僕が面白くなくてはつまらないと言うのが本音でありまして、あれこれ画策していました。

藍の種を植えて、何となく観察させてみたり、(これは藍がうまく育たなくて断念)
カブトムシを飼ってみたり、クワガタを飼ってみたり、ひまわりを育てたり、結局僕が世話しています。

そんな中で、僕が買ってきた本その名も「イモムシ」こちらに結構はまってくれました。



我が家の庭にはかなりの量のイモムシが発生する訳でありますが、数もさることながら、種類も豊富であります。これちょっと調べてみようかと何となく思った次第であります。名を知ると愛着がわいてしまうのが人情でして、駆除できなくなりました。おかげで今年は例年よりも多くのイモムシが見られます。

今回の対象となりましたイモムシはサザナミスズメガの幼虫であります。多分。多分ってのはこの種類色合いがちょっとずつ違って、図録の写真と色味が違うので、大きくなってからじゃないと正しくは判りません。何度か脱皮していくので、その都度すこしづつ色が変わっていくのかもしれません。

ちなみに画像のイモムシの名前は「1番さん」
他に「2番さん」と「小さい3番のあ さん」と「3番のい さん」がいます。

クラフト展

2010年08月09日 07時49分33秒 | 芸術作品


15日から、青梅のギャラリーわあす にて、クラフト展に参加します。
今回も、革細工です。

最近地球温暖化で布が売れませんので、夏は特に革の制作に手を染めています。

基本的に革は生き物の皮ですから、余すところなく使うのが信条なので、仕上がりはあまり奇麗では有りません。足の部分とかを取っ手にしたり、ふたにしたりするので、「それでいいのか」と疑問に思う人もいるかと思いますが、それでいいんです。

内張りもないズタ袋みたいでも有ります。
そんな革袋ですが、よろしくお願いします。大体A4くらいのものが入るように作っています。




それから、今回はギャラリーのかたにも以前作りました時計のベルトもいくつか制作しています。
ちょっと変わった時計にベルトをつけました。こちらも楽しめるかと思うのですが、先日ほのかんに見せましたら、相変わらず厳しい一言を戴きました。

ちょっと手こずりながら、出来上がった時計をしてみせると、

「どう? ちょっとカッコいいでしょ」

夏休みの課題で、動物の絵を描いていた手を休めて、

「とうちゃん、使いやすいってのが、大事じゃないの?」

    ご、ごめんなさい。