染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

O型のリス

2010年01月26日 15時58分24秒 | Weblog
「宝物をいろんなところに置いて、忘れちゃうんだって、O型って」
相方が仕事から帰るとそんな話をしました。ほお、僕が血液型診断など信じないと知っての狼藉か。良いぞ相手になってやる。

職場でそんな血液型の話になったらしい。

「O型は無茶をして、自分の首を絞めるとか、そこら中に宝物を置いておいて、ある日見つかると、「探していたんだ」とか言うそうだよ。そんなの毎日見てるよ。一つ所に置けば良いのに」

「毎日発見があっていいじゃない。ならば、何でいろんなとこに隠すか教えてやろう。
例えばリスが冬ごもりをするね。リスは冬眠しないから、ドングリをいろんなところに隠します。なぜなら、隠すところが一つだと、誰かに持って行かれたり、風や雨に飛ばされたりします。そんな事があっても、ここだけでなく、いろんなところに隠してあれば、こまらない。
仮に、存在を忘れたとしても、翌年には新しい木が生えて、森のためになるんだよ。それと同じさ、もし無くなってもこっちがあるさってね」

「ここは山ではないし、あなたは、リスでもない」

実はこの後、僕の頭の中では宝物は無くなることもあるんだと反論していますが、その気持ちがわかるのはそれほどいない。
僕とこの会話が出来たのは今までで数人しかいません。ですから、ここからは脳内での話。

無くなるんだぜお宝は。
前に少し書きました、黄鉄鉱化したアンモナイト。これは弱い。アンモナイトが粉々になって、黄鉄鉱が残ります。他にもアンモナイトが土台の母岩から離れて、独立する事なんてよくあります。
詳しい事はよくわからんのですが、風化と言う風邪を引いて、粉々になる運命なんですよ石の中から出てきたときから。
僕も何度か経験がありますが、何とも切ない経験です。だからこそお宝は隠して、いろんなところに置いていますが、それを無意識にやっているのが、いけないのか。それがO型の傾向なのか。

と思いました。

そんなこんなで、掃除をしていたら、黄鉄鉱出てきました。10年くらい前に購入したやつ。飾ってみました。
探してたんだこれ。

      

猫ですけれども、、

2010年01月24日 08時19分56秒 | 
 

うちの猫の なでしこ です。比較のため僕のスリッパと撮りました。

太った太ったと困っているのですが、猫としてあるまじき程に太りました。


肉がたるむ事もなくパンパンです。


足をなめています。
何かおかしなところに気がつきますか。


足をなめるのに前足で抱え込んでいます。抱え込み方を色々考えながらいい方法を探っているようです。


「何か不満でも?」
と言いたげな顔で見つめられました。

「この猫はトイレに絶対入れない」とまで言われた体型ですが、一応入れます。今のところ。

砂漠の落花生

2010年01月23日 16時45分52秒 | 動物 化石 鉱物
富士宮は落花生が名産でありますが、それほど全国に知られていません。しかしながら、ゆで落花生など庶民に欠かせない物です。
そこで写真の鉱物ですが、ほのかんが一目見て、
「落花生があるよ」
なに? なぜこんなとこに? 場所は奇石博物館。
でも、ああ、そうですまさしく、落花生。

一般には砂漠のバラと呼ばれている、硫酸カルシウムいわゆる石膏の結晶で出来ている塊です。
重晶(硫酸バリウム)で出来た物もありますが、こちらは少し色が茶色がかっています。

これはちょっと皮が剥けないねえ。食べても歯が折れちゃうよ。
でもまあ、富士宮の人だなあ、そういう連想はなかなかしないよ。と思いつつレジにてこの話を店員さんにすると、
「この前、おじいさんがこれ食べていい?って言いましたよ」
レジ横にある砂漠のバラを指差して言いました。

ゆで落花生っぽい色と形をしてるんだよねえ。つい手が出ちゃうんだ。


ひつじ

2010年01月23日 06時36分54秒 | 子供


羊が走ります。
ここは朝霧にある個人所有の羊。10頭ぐらいいたかな。ロープに一頭づつ繋がれて、近づくと急いで逃げます。それぞれが離れているので、不安らしいです。



本気で怒っています。
野生の鹿やヤギがよくやるように、前足を地面に叩き付けて、ドンとやります。「あっちいけ」と顔に書いてあります。
あまり人になじんでいないせいか、よそ者に厳しいのですが、それが解らない子供たちは近づきます。近づいても走って逃げるので、近くにいるはいますが、ロープの長さより近づけません。

これ以上近づこうとすると、向かってくるかもしれないので、子供をなだめすかして、その場を離れました。
なかなか飼いならされている羊はこういう行動をとりませんので、個人的には新鮮でした。
こんな動物たちと子供を見ながら、子供が動物を好きになるのは良いことだと思いますが、ペットや親しい友人のように感じることには不安や不満を覚えます。
いやがっていることを感じる心を持つことも大事。また、動物たちは危険であることも知る必要があります。生きるか死ぬかの中で毎日生きている野生の動物はそれなりの武器や手段を持っています。
「嫌だ、あっちいけ」と言っているのに近づいてくる事は、彼らにとって殺しにくると理解されても仕方のない行為なのでしょう。
基本的に野生動物には近づかない事が人としての節度だと思います。今回のは飼われた羊ですが、それでも気持ちを解ってあげようよと感じました。

山の家にて

2010年01月20日 19時57分07秒 | 子供
山の家に宿泊しました。
国文祭で、一緒に展示をしたnagata家とgakky家と我が家の3家族総勢12名で泊まりました。
家の相方は仕事で遅れるので、僕らは少し早めにきて、3人で遊んでいました。
たまたまそりを青梅に行ったときに購入しまして、早速役に立ちました。これはナナがホームセンターで、試し乗りをしたときに動かせとせがんで大変だった物です。彼女のせがみ方は無言のアピールなので、親との意地の張り合いとなります。端から見ていると静かなにらみ合いでとてもおかしいです。
          
山に入って行くナナ
鹿とかさあ、クマとかでるかもね。と言ったらずんずん入って行きました。

しばらくそりで遊んで、おやつの時間だから、お菓子をくれと言うまで外にいました。
それでナナさんが寝るかと思っていたら、寝ないので、そのまま場所のセッティングなどをして皆のくるのを待ちました。

仕事もあるので、皆がそろったのは5時過ぎ。もう外は真っ暗です。
僕ら以外にもいろんな人が来て、とても楽しみました。外はかなり寒いのですが、中は温かく、過ごしやすかったです。また皆で行けると良いなあと思います。管理人さんもいい人で、そばを戴きました。今度はシシ鍋が良いかもと思いながらそばとうどんをおいしく戴きました。

お酒の話はまたそのうち。別の機会に。
gakkyは面白いです。カマキリ拳やってくれました。
これは僕らは面白いのですが、身内にとってはハラハラさせられるでしょうねえ。元々面白い人ですが、拍車がかかった感じ。これがひどくなると酔ってくだまき、噛み付いたりするそうですが、そこまでは行きませんでした。

タンゴ と なでしこ

2010年01月14日 06時46分38秒 | 
うちの猫です。
クロネコがタンゴ キジトラの解りにくいですが、三毛が、なでしこ。
これほどまでに大きさが違うと違う種類のような気もします。
昨年までは2倍強であった体重差が既に3倍になっています。

「同じように育てているんだがなあ」と、子供の頃から言われ続けてきた言葉を僕は猫にかけています。
資質の差と言う物でしょうか。

なでしこと言う名は僕のところに転がり込んできたときに、風邪による目やにや鼻水でひどい顔だったので、よくなるようにつけましたが、なでしこと言う小さな花のようにはなりませんでした。ラフレシアと呼んであげたい。

ちなみにどちらもメスです。

純文学

2010年01月08日 06時48分33秒 | 芸術作品
年末年始は映画の放送が多くてテレビ欄で確認する事が多いのですが、我が家は未だに地上アナログ受信しか出来ませんので、「これみたなあ」とか良いながら、物語を回想したりしています。
地上デジタルと言えば、まだこの辺りは受信が出来ない環境らしい。今年に入って、やっと受信アンテナが立つそうです。

色々な映画が作られ、上映される中で 芥川賞受賞作家によるなどの冠がついていたりしますが、この芥川賞作品ってよくわからないんですよ。
芥川龍之介の作品は好きです。人間の本質的な内容を描き、時代を超えて読み継がれる物と思います。
それは誰もが持っている闇の感情だったり、生と死の選択に置ける気持ちの揺らぎを表現していると思う。そんな意味で太宰治なんかも好きなんですが、最近の精神表現の小説はどうでしょうか。

全てを読んだわけではないので、断言はできません。
するつもりもありませんが、村上春樹を高校時代によく読みました。いきなりノルウェイの森を読むのは大変だろうと思って、ダンスダンスダンスやTVピープルの逆襲などを読んだわけです。(芥川賞作家ではありませんが)
日本を代表する作家、日本でだけでなく世界的にも注目の作家です。期待を込めて読んだんですが、
全く解りません。 当時の僕は。
でも、高校卒業後東京に来て、一人で暮らし始めると色々解ってきました。ああ、こう言う事なのか、TVが擬人化されるなあとも思いましたし、部屋のドアをガチャガチャされたこともありました。田舎の高校生に解るわけがありません。
かといって共感できる程にではありませんでした。

最近の芥川賞にはこういう傾向があると思われます。
都会に住む都会の人のための物語。
つまり、同様の経験は都会でしか起こりえない題材が多く、田舎の朴訥な高校生が体験するような内容ではあり得ないのです。大人でもそうかも知れません。

現在の純文学は都会生活者の精神世界の葛藤を描いた物が多いように見られますが、それを解ったような顔をしている人も居るだろうなあと思います。若かりし日の我が父親のように。
都市は人間の脳による人間のための町です。
自然という、人の力の及ばない物を出来るだけ排除した世界です。つまり脳内を外に持ち出した世界です。都会の住民は極端な事を言えば自分の脳みその中で生活しているような物のように感じます。

脳みその中で脳みその事を考えているのだから、答えなんかない。

蹴りたくなったら蹴っちゃうわけですよ。
無駄にだらだらと考えるより、行動した方が何かしらの答えはでると思います。

生きてきた経験値の方向性が違う。それによって感じ方が違う。それはそれで良い。色々読んでみても僕にはよくわからない事も多いです。それは僕らの作品造りにも同じ事が言える。なるべく本質的な事を表現したいと思うのですが、出来ない物です。

ただね、僕らの作品を明らかによくわかっていないだろうなあと言う人が、解ったような口ぶりをして、辻褄が合わなくなる所を見かけますが、無理しないでくださいな。解んなければそういってください。と思うんだけど、格好つけたいのかなあ。

同様の事が文学にも言えるんじゃないかと思うんだけど、みんな右へ倣えは嫌です。

2010年01月07日 09時24分51秒 | 子供
道を造ったそうです。

年賀状に使いました背景の写真。ほのかんが制作した物です。
先日出かけるときに外で待たしていたら、一人で作りました。

「どうしたのこれ?」
「道作ったの。こっちと向こう側が木で出来てるの」

本人の本意は解りませんが、馬鹿な大人は色々理由をつけたがるんで、木の家から、木の家ってことか?道路を横断しているのは過酷な現代社会を象徴しているとかか? と考えているうちに矢印が作られました。ますます難しい。
               


この意味は、、、とか考えているうちに片付けが始まりました。

おばあちゃん

2010年01月06日 10時46分58秒 | 動物 化石 鉱物
婆様です。
最近は特に丸くなってかわいいもんです。時折毒舌に驚かされることもありますけど。

まだまだ元気です。孫や曾孫が来ても我感せずとわが道を行きます。幾つになっても息子や娘の方が可愛いらしいです。

体を常に動かしていなくては不安になる性分です。
自宅では飽き足らず、我が家の草むしりまでも趣味のようにこなしてくれていましたが、今は冬。寒い寒いと言いつつ散歩がてら早朝我が家に来て、曾孫を見て帰ります。

元気な九十何歳だったかなあ、もうすぐ誕生日です。

僕と誕生日が同じですが、自分の誕生日は忘れなくても僕の誕生日は忘れています。

明けましておめでとうございます

2010年01月03日 08時22分17秒 | 動物 化石 鉱物
新年が始まりました。
                 

まず始めに行きました。奇石博物館。
                 

とりあえず、いきましょうとほのかんを誘い、二つ返事で行きました。

昨年末には、地元のネイチャーショップ、アラジン に行きまして、化石掘り体験が出来る石膏を購入。化石がでるはずが、黄鉄鉱が出ました。
「とうちゃん、これなんだろ」
この紙の中のどれかがでます。と言われていたリストには載っていません。
これは黄鉄鉱化したアンモナイトかもしれないけれども、この種は結構もろいから、こんな子供体験の中に入っているわけがないと思うのだけれども、、、と考えているうちに掘り進んだほのかんでしたが、こちらとしてはどう見ても黄鉄鉱。リストを見ながら「ないなあ」とつぶやく娘。
翌日お店に行くと、それはイベントに使ったときの当たりだったそうで、もう一つ戴きました。
ちなみにとうちゃんは、鮫の歯でした。
ペルー産黄鉄鉱、良いのじゃない、と思っていると何かを悟ったかほのかんが
「これはほのちゃんのだからね」 
はいそうですよと父 
                  

前置きが長くなりましたが、奇石博物館です。割と1月1日に行く事が多いのですが、いつもシャレでウンを付けに行きます。
草食獣の糞化石があり、触りに行きます。解説のときに頼めば出してくれるし、会場にも正月は必ず出してあります。
肉食獣もあります。こちらはホントにウンサンです。

奇石博物館の福袋が例年ありまして、今年は購入しました。1万円と3千円と1千円の3種類一万円の物は売り切れていましたが、たとえ2万円相当の化石が入っていたとしても、1万円で大好きな三葉虫の化石を購入した方が良いと思って、3千円の物を見てると、
「ほのちゃんもほしいんだけど」
と言うので、仕方なく1千円の物を二つ購入。ほのかんは鉱物化石の福袋。僕は化石の福袋。
この福袋は大吉中吉末吉と三段階になっていて、帰宅後中を見ると、ほのかんは中吉。イクチオサウルスの歯の化石が入っています。他にも小さなダイヤモンド、オケン石、黒曜石等が入っていました。すごい大当たりです。
ダイヤモンドに特に興奮していましたが、僕はどうでもよろしい。イクチオサウルスの歯じゃん。良いなあこれ。

                  

それと黒曜石
                  

これはなに? 聞くので、火山が作ったガラスだよ。富士山にもあるよん。と言ってまじまじと見ていましたから、これで、昔は矢じりを作ったり、ナイフを作ったりしたんです。作れるだけの大きさがあるけど、もう少し大きくなったら作りなさい。
自由研究ででも作れば良いんだ。
でもデカイね。詳しい事はガラスのgakkyに聞くと良いよ。と言っときましたので、そのうちに聞きに行こうと思います。
「とうちゃん、これほのちゃんのだからね」
と先日聞いたような言葉をまた言われましたが、はいそうですよ。とうちゃんのにはアンモナイトが入っていました。
「父ちゃんの好きなアンモナイトじゃない、トイレットペーパーもあるし」

                   

不気味な字で末吉って書いてありますけどね。
今年はほのかんはついているようです。ぼくはまあぼちぼちですかな。

その夜富士山から、月が昇りました。