染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

展示作品

2015年04月16日 07時51分28秒 | 富士山環境展
展示作品だったこの頭蓋骨。
これは後頭部の部分ですが、よくある角のオブジェを取るときに切り出されてしまう部分です。コレをね頂いて抹茶碗にするつもりだったんですが、どう見ても片口ですねって形をしているので、片口として使おうと思っているわけです。

環境展で展示をしていたので、自分にお疲れ様ってことで、ちょっと使ってみるかなと思っているところですが、中に入れるお酒を何にするか思案中。酒の味がわからんので、いいも何も無いのですが、めっちゃイケてるお酒がいいですなあ、、

ちなみに中を漆で塗ってあり、口の部分は金箔を貼っています。他のモノでも代用できるかもしれませんが、食品衛生法にのって制作しています。


ちょっと儀式的な世界に行ってしまいそうですが、全くそんな感じではないのですよ、全部使おうと思いましたら、ここまできました。という感じです。
世間の反応を見る限り、ちょっとやり過ぎかなと思うところもありますけれど、まあ取りあえずお猪口作りたい所です。

富士山環境展 2 終了しました。

2015年04月13日 17時56分10秒 | 富士山環境展
富士山環境展2 が昨日終了し、本日搬出、事務処理(後援申請の事後報告)などを行いほぼ終了しました。
ご高覧いただいた方々、及び関係者の皆様のおかげで賑やかな展示期間となりました。

今年は、骨だけでなく毛や、食害にあった木などを使って頂き、昨年とはまた違った展開を見せる事ができたかと思います。
更にこれまで通り骨を使っての新たな展開もでき、準備不足もありましたが、今後に期待できる内容となりました。
継続的に活動するためにも、様々な方にご協力、賛同をいただきましてこれからも少しずつですが、前進していくことが出来るかと思います。


メディアにも取り上げて頂き、多くのご意見も頂ける展示ではありました。でも、少々偏りが出てきたようにも感じており、自身の力不足を痛感しています。
上手い言い方が見つかりませんが、反対意見をあまりいただけないのが少し残念であります。
対処療法的に鹿の駆除が行われているので、それが兎に角よくない、狩猟も可哀想だっていうご意見を前回はいただけたのですが、今回は少なかったです。確かにご理解いただいている方もおられますが、全く反対する方にもご高覧いただき、お話を伺いたかったと思う次第です。

中には、そういう人はそうなんだと壁を作る人もいますが、僕らは出来るなら、反対意見の方も少しは納得できるような解決方法があればそれも実践したいと考えています。森林破壊も千年万年というスパンで考えれば今の森林破壊も自然ではないかということも聞きます。でも現状になったのはココ60年位のことですから、なんとかあと50年位でもとに戻すことはできなくとも、今より少しはマシな森林を100年後に残すのが今の世代の仕事ではないかと思うわけです。

もう少し現状を知っていただくことと、その活用を考えている人もいると知っていただきたいと思います。

そういった社会同様、作家の中にも野生動物を殺傷することに反対する方もいます。そういった方にも参加していただいていますし、狩猟はかっこいいからいいけど、駆除はダメという人もいるでしょうから、そういう色々な考えの人にも参加していただこうと思っています。あまりに政治的や内向的だとちょっと困るんですけれど、自分はこう思うって言える人に参加して頂けるとありがたいです。


第3回もやりたいねとか、やるべきだというご意見もいただきまして大変有り難いです。
今は少し他の(大変遅れている)仕事もあるので、しばらく間をおいて思案したいと思います。


兎に角、今回ご高覧頂きました方々、関係者各位、ありがとうございました。

富士山環境展2 開催中

2015年04月04日 02時07分16秒 | 富士山環境展
28日から、既に一週間が過ぎようとしていますが、環境展開催中です。
ことしも相変わらず、富士山の環境を、鹿と動植物、そして森を切り口に、人と生物の共生、多様性と循環型環境の提案をする展示。

表面的に見てしまうと鹿ばかりが目立つ展示ですが、富士山の環境は、ゴミや登山者の問題が取り沙汰される事が多いのでこの問題についてはご存じの方も多いと思います。でもこの人だけの問題は人が容易に解決できるはず。ですから、我々の展示は人のだけの問題ではない鹿等の生き物と人の関わりについて、多くの方が知らない事を知って頂き、これから、どうして行ったらよいか皆で考えていこうということが、基本的な趣旨で、

まず、知ること、そして理解すること、常に考えること、更に行動すること。

これらをより多くの方が実践して頂けると、悪い方向には行かないかと思います。
鹿が増える事は、何がどうなって、どういうことが起きるのか、どうしたら良いのか、これで良いのか、今のままで良いのか。

過去の人の歴史を踏まえて、今後100年後の未来を考えるきっかけになれば幸いです。


富士山環境展2
2015年 3月28日(土)~4月12日(日)9時~17時 火曜休館
富士山環境交流プラザ  ■所在地:418-0011 富士宮市粟倉1618-9
                 TEL/FAX 0544-59-0050
                 e-mail: wbs64660@mail.wbs.ne.jp