染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

白饅頭

2014年02月27日 06時43分27秒 | 工房豆
昨日、搬入いたしましたのはギャラリーにある椅子のクッション。白饅頭。
これまでこの椅子は冷たくて寒かったので、何とかしてくれと言われていました。
繊維でもなんとかなるのですが、フェルトだと後々毛玉とか出たり、繊維の強度の問題もあり、今回は羊の革で制作。中のウレタンは固めです。
一応はまっているので、ずり落ちる事はないと思います。
RYUギャラリー においてあります。

現在 吉野辰海さんのドローイングの展示が行われています。彫刻家のドローイングは強くって良いですね。

Let reality be reality

2014年02月24日 08時32分42秒 | 富士山環境展

Let reality be reality  現実を受け入れる

let A do~ は Aが~したいようにさせるって用法かと思いますが、そこを直訳すると
「現実が現実でありたいようにさせる」となりますが、そこは人が受け入れる側なので、意訳して「現実を受け入れる」って意味合いで使用しています。


It is better to light a candle than to curse the darkness.   暗さを呪うより、ろうそくに火を灯した方がいい。

こんな文言もあります。
なにもしないで嘆いているよりも、何かしろ。という意味合いで使用しています。

忘れないために記載しております。

これは何かというと、上の画像は以前の冊子になりますが、この廉価版を作成しようと思いまして、まとめ直した中に書かれております。完成は今週中だと思われます。数冊制作したので、ほしい方がいらっしゃったら、更に発注する予定です。誤植とか結構色々あるのでね僕の場合。

本当に色々な方がおられて、今回のDMを配るにしても鹿を殺すとは何事かと言われることも、はっきりとは言わないまでも暗にその雰囲気を醸し出す方も、しばしばおられます。
そんな中でも、現実が現実として受け入れ、なにもしないで森が廃れていくことを嘆いているよりも、行動を起こすべきかと思います。
自分の一歩は小さく弱いけれど、なにもしないで荒廃を待つのは忍びない。それが人のまいた種なら尚更何とかしなくてはならないと考えます。

鹿を殺戮することをよしとしているわけではなく、それをしないで済むような環境や人の意識改革が必要です。

作ったはいいけれど、初めの頃から時間もたっているので、少しページが増えてしまい、廉価版と言うほど安く上がっていないのが現実ですが、現実は現実として受け入れます。



「富士山環境展」

3月8日(土)~23日(日) 9時30分~17時

富士宮市富士山環境交流プラザ
〒418-0011 富士宮市粟倉1618-9
TEL/FAX 0544-59-0050

主催 富士山環境展実行委員会  代表 染織工房豆 遠藤和帆

Workshopあります。  9日 富士山麓の鹿皮と竹で 太鼓作り
           15日 富士山麓の草木で春を染める
           22日 富士山麓の鹿革でミニポーチ作り と ギャラリートーク 

お申し込みは富士山環境交流プラザまで 0544-59-0050

再び、雪です。

2014年02月16日 19時55分00秒 | Weblog
先週に引き続き雪です。今回は本当に観測史上にないものとなっているとか、いないとか。
それはそれとしても、まあよく降りました。積雪量に関しては吹き溜まりは2メートルに達するかというところもありますし、強風でほとんど積もっていないところもありました。

金曜の夕方から本格的に降り出して、一晩中朝結構な時間まで降っていました。


土曜日の朝


土曜、日曜と車も動けないし、県道まで出ることも出来ないし、まあ県道も除雪されていないので、そこまで行っても先が見えるかわからない状態ですが、県道くらい何とかしてくれるだろうと期待しつつ何とか皆で頑張って雪かきするわけです。

この辺りから、山梨までかなり多くの雪が降り、大変なことになっていますが、自分は辛い悲しいとか言っていてもいいことありませんので、楽しくやっています。

二日目の今日、雪の状態を観ていたら、見事に表面が凍っているので、かっこ良く雪の上に立った写真でもと撮ろうと思ったら、



人間がスタック。下に水路が埋まっていました。画像からさらに埋まるんですね情けないことに。



ウチの犬は吹雪の時は避難していましたが、今はもう定位置で元気でした。

本日道の除雪が一車線分だけ県道が通じて、何とか買い物とかいけるようになっています。ただ、水曜日にも雨とか雪とか何とか予報に出ているので、しかたがないので、ホントしかたがないので、非常勤の講師の有給休暇取れるような算段をしてこようと思っています。

この雪で全く仕事、制作が進んでいません。何とかしなくてはなりません。

ワークショップ

2014年02月13日 07時19分06秒 | 富士山環境展
富士山環境展において、ワークショップが開催されます。
何と3週連続。現在準備に勤しんでおりますが、何が起こるかわからないのが僕のワークショップ。

染織工房豆として行う講座が、15日の染色と22日の革小物の制作。9日は森のたねの太鼓作り

染色は絹のストールをハンノキやよもぎで染める予定です。

3月15日(土)10時~
南陵の森の草木で春を染める
南陵の森をめぐり 森の恵の草(よもぎ)木(ハンノキ)などの色素で、
絹のストールを染めます。色はベージュ系と黄緑っぽくなると思います。

定員20名

参加費1500円
軍手 草などを斬るハサミ ゴム手袋 汚れても良い服装 昼食

講師 遠藤和帆 担当三浦

締切3月8日17時まで


3月22日(土)
ギャラリートーク
森から見えてくるモノ 命の循環 13時

   講師 森のたね 井戸直樹 / 染織工房豆 遠藤和帆

トークは「森のたね」代表がとても上手なので、おまかせです。

富士山麓の鹿革でミニポーチ作り 14時~16時

しなやかさと優しい肌触りの
富士山麓の鹿革で作る唯一無二の小物いれを制作
8センチ角程(素材により色々)

持ち物、裁縫道具、木槌等。
参加費 1000円

講師 染織工房豆 遠藤和帆  担当吉田

がま口でも良かったんだけれど、最近やりすぎているので、ファスナーの小物入れを制作します。

申し込みは開催日の一週間前までです。
よろしくお願い致します。


DMできました。

2014年02月08日 20時19分37秒 | 富士山環境展
DMが色々ありつつ出来上がってきました。直前の加筆修正もありましたが、何とか出来て取りに行きました。
午前着の予定がなかなか届かないので、集配センターに連絡した所「そちらの住所は配達不能となっています」と言われました。

近くの道路でこんなものを見つけました。



しかたがないので、取りに伺うよって言いまして、行きました。一応車は寒冷地仕様で四輪駆動車なので、いけるだろうし、近くの田貫湖までいかなくてはいけない用事もあったので、勇んで行きました。

基本的に悪天候は大好きなので、楽しんでいきました。下の子供も基本出かけるのが好きなので、湖に行くと言ったらついてきました。




他にも挨拶とか話し合いとかありましたので、のんびりしましたが、子供がどうしても湖見たいってんで、見に行きましたら、結構雪も硬く風も強かったので、雪が当たってイッタイの何の。言葉もありません。
流石に子供も「父ちゃん、帰ってもいいよ」とすぐに音を上げました。

車まで帰る途中、吹き溜まりにて人間がスタック。



うちの前もいい感じの雪国模様です。



本日は雪遊びをして、DMを取りに行って世間話をして終わりにします。
明日も多分雪遊びすると思います。仕事しろよって思っているんですけどね。吹雪で想定外のところまで埋まってしまって困っているんですよ。という言い訳に使ってはいけませんね。



いろんな骨が雪に埋もれてしまいました。

雪ですね そんな日も骨を煮てます。

2014年02月04日 23時46分37秒 | 富士山環境展
雪が振りました。お陰で展示会の搬入にいけず不参加となってしまいましたが、まあ他にもいろいろあって参加できなくても良かったかのかなと自分を納得させております。

それでまあ雪が降ると何作るって、そりゃあ雪だるまでしょ、ってのは年齢性別国籍も何の関係ありませんね。そして雪だるまを作ったらそれを壁にして雪合戦は成り行きですね。真っ暗になるまでやりました。


それよりも仕事はボチボチ進めなくてはなりません。



コレは何かといえば、骨を煮ています。
水で似ているんじゃなくて、灰汁です。ちょっと濾過されていませんが、薪ストーブで出た灰を水につけて、上澄みを倍くらいに薄めて煮ています。

これは、一応絹の精錬などにも使われますが、同時に媒染されてしまったり、アルカリが高すぎて絹自体が溶けてしまったりするので、あまり使いません。沈殿した灰を釉薬とかに使うらしいので、陶芸家の方に分けたりしましたが、今は近所で使っている人は少ないですね。

本当はこのへんも活用して頂けるととてもいいのですが、ほしいっていう人も居ないので、いつか自分でやりたいです。灰の種類が同一でないので、色も安定しないでしょうけれど。

それはそれとして、アルカリで煮てやれば少しは早く出来るかと思って骨を煮ています。腐っていない骨ならばいい香りがしますが、これがそうでもないとなかなか暫くはクセモノです。
それでも何度か煮てやると匂いも取れて、骨もきれいになります。



左から猪、鹿、鹿、猪、という感じ。猪の肩甲骨は鹿より大きい。この骨を頂いた猟師さん曰く、熊はもっとデカイ。羽子板だぜ。とのこと。
いつかお会いしたいです。
この骨たちは数回の煮込みと洗浄で綺麗になりました。
鹿の骨は暫く灰汁につけおいていたので、状況が違って、少し煮崩れしています。猪はバッチリ。

しかし手間はそれほどではありませんが、時間がかかるのが難点。まあ、致し方ないけれど、もう少し上手いこと出来ないもんかと思う。
でも骨がいたんじゃうと嫌なんですよね。

なるべくならば、薬品を使わずに(買わずに)森の循環でやりたいのです。こういった動物のみならず植物を含めた、命の循環。これが今度の主なる題材。富士山環境展。
上手くまとまりましたね。


「富士山環境展」

3月8日(土)~23日(日) 9時30分~17時

富士宮市富士山環境交流プラザ
〒418-0011 富士宮市粟倉1618-9
TEL/FAX 0544-59-0050

主催 富士山環境展実行委員会  代表 染織工房豆 遠藤和帆

Workshopあります。  9日 富士山麓の鹿皮と竹で 太鼓作り
           15日 富士山麓の草木で春を染める
           22日 富士山麓の鹿革でミニポーチ作り と ギャラリートーク 

お申し込みは富士山環境交流プラザまで 0544-59-0050

ワークショップはどれも興味深い内容です。全部参加してもいいくらい。  
3日間参加された方がもしいたら、僕がなんかあげます。多分。声かけてください。