染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

保護

2010年03月28日 08時26分36秒 | 子供
ホオジロを保護しました。

先日ほのかんが小学校まで試しに歩いてみた帰りに、車のサイドガラスに激突した瞬間に遭遇しました。
見事にごつんと音がして、下に落ちてきました。
良いパンチをお見舞いされたボクサーのように足が立たずふらふらして、ノックアウト。 と言った感じ。
痙攣を起こしています。

「死んじゃったかな」 と、ほのかん。

とりあえず抱きかかえて、介抱しているつもりのようです。
このままにしておくと、ネコに食べられちゃうのが落ちですから、とりあえず生きているようなら、保護しましょう。と言う事で連れ帰りました。

昔鳥を飼っていたこともあり、前にツバメを保護しました。一応の装備は整っていますので、なんとかなります。

ほのかんは「すずめ、、かな」

近いけどちょっと違う。ホオジロだね。
尾羽が長いので、とても奇麗。威嚇するときとかに広げます。ナナがちょっと触るとほのかんの手の中でさっと広げました。

午後には元気になったので、そのまま逃がしました。画像は与えた水の中に足を滑らした後なので、濡れそぼっています。

展示会修了

2010年03月21日 05時51分02秒 | 芸術作品
展示会修了しました。
なかなか季節的にも厳しい時期でした。先週雪なんぞ降りまして、これは行けるかなと思いましたが、思い通りには行きません。

最終日は商店街で、イベント等があり、パン屋さんは一時急がしそうでしたが、皆せわしなく出て行く事が多く、なかなか中に入りません。
そんな中一人ニードルパンチをしていまして、来月の猫展に向け、制作をしていました。本日は3匹

ほのかんに見せると、「ネコ、ネコ、  くま?」  だそうです。

制作者本人もこれはクマだなあ、、と思ったり、別のは個人的にキンカジューっぽいかなあ、と思ったりしました。
どちらもネコ目ではありますけれど、キンカジューだと思ってしまうとキンカジューに見えてくるもんです。

そんな事はどうでも良いのですが、
そんな中、自由って何だろうと考えました。
ずっと針刺しなんかをしていると難しい事を考えてしまう物です。

「彼って自由だよね」

肯定的な意味で使われているとは思います。現代社会の中ではむしろ良い意味で使われているでしょう。
そんな中で本質的な意味はどこにあるのかと考えました。 
糸の切れた凧のような感覚なのか、自分の好きな事を好きなようにやっていると見えるからか。
学校で生徒に「先生は自由だよね」と言われますが、僕が学校で教鞭に立つ事自体自由ではない。拘束されているんだ。束縛されているんだと思っている。

他人から見ると、自分が抑圧されている部分に対し、それがない者を見ると自由であると思うのでしょう、それぞれの生き様や意識によっても変わる。
彼って自由だよねって言葉はその言っている本人にとっては自由奔放であると見えるのでしょうが、言われた本人にとってはどうか。自由を謳歌しすぎて、社会の中で、不自由になって行く人もいます。つまり社会生活の中で生きる限り、自由でもあり不自由でもある。どこにでも自由になれるし、不自由でもある。

平和の認識に近いのでしょうが、立場や環境による差が大きい。世界のほとんどの国から見れば日本は自由であると思う。
ただ法治国家である中での不自由さはある。社会生活と言う人間関係の中でこれは致し方ない。
そんな中でも自由に生きている人と言えば、知り合いの大学の教授が何人かいるし、ターシャ・チューダーなんかも自分のしたいように生きているが、それは資金と周りの多くの人間に支えられている。周りの人たちもそれがしたくてしているのだから、良いのですが、僕は自分のしたい事をしたいと思うわけです。
だから、僕にとっては中心人物だけは自由ですが、周りの人たちは不自由であると感じます。

でもね、それを選択してその場にいる人にとってはそれはその人にとって自由なんです。
その場にいたくない人にとっては不自由きわまりない事なんです。
だから正直僕が学校にいるのは不自由きわまりないとか言うと怒られますが、そうなんですな。生活のためです。

と言ったような事を「彼って自由だよね」と聞かれた瞬間に考えました。
頭が悪いので、数秒かかり、さらに答えは

「う、、うん」

そりゃあないぜ、俺。
もっと気の利いた事を言って笑わせなくちゃ。と反省しきりです。


キンカジューです。可愛いです。大好きです。
分布はブラジルから、中米あたり。ネコ目アライグマ科キンカジュー属 英語の別名から、ハチミツグマの別名もあります。

工房展開催中

2010年03月20日 07時52分53秒 | 芸術作品
会場に居る動物たちを紹介します。



前回のたこ焼き君は虫君になりました。
これは昨日まで、会場で制作していましたが、本日から、昆虫展がおこなわれているRYUギャラリーにて展示中



コンクリートにくっついているのは蝉の抜け殻です。




バク君。「目つきが悪い」と言われて少々へこみました。



カエル君です。

昨日までは以上です。
展示は本日の15時30分まで。
次の方の搬入があるため、人の入り次第では少し搬出を早めるかもしれません。

御用とお急ぎでない方はぜひご覧ください。

工房展開催中

2010年03月15日 07時58分19秒 | 芸術作品
工房展を開催中です。
富士宮市の浅間大社のすぐ近く 江戸家本店の併設ギャラリーです。
昨日14日から、20日まで時間は10時から17時半までやっています。

これまで18時まで開催していましたが、17時を過ぎると人通りもめっきり少なくなるので、30分切り上げました。
しかもパン屋のパンは、17時にはほぼ完売しています。

御用とお急ぎでない方はぜひご高覧ください。


LOVE

2010年03月12日 07時53分27秒 | 芸術作品
らしくないのですが、LOVE展に参加中です。



都内の方は大体終わっているのですが、青梅のギャラリーわあすの企画に無理矢理参加中です。
テーマはかんたんに言うと、LOVEを感じる郵便物 。
必ず参加しろとお達しがありましたので、送りましたLOVEを感じる郵便物。2つ。

本日が郵送期限なので、他に影響が無い事と、ギャラリーに届いたのを確認できたので、どんな物かご説明したいと思います。



まずはPC型の携帯電話のデモ機を改造して見たもの。パカリと開けると顔の表情の様で面白い。僕は瞳に感じられたバネが、人によっては「ハートがあるね」と視点が変わってきますが、それはどちらも良い。
文字盤が赤く塗ってあるのは、左から、E V O L です。

それから、問題があったのはこちら。


モデルガンを改造して、PEACE , NO MORE GUMS , SAVE THE FUTURE , SATYAGRAHA
等と書き、まさにそのテーマですな。
個人的に文字を入れるのは嫌いなんですが、今回は間違いがあってはならないので、文字を入れました。
回転弾倉部、シリンダーを木に変えたので、何となく伝えたい事は伝わるかと思うのですが、間違っては行けませんので、まず会場の方と話をしまして、
「何が届いても深刻に考えないで来ださい。テーマはあくまでLOVEです」と釘を刺しておきました。




英語は大体よくわかるかと思いますが、satyagraha これのご説明をします。

基本的に平和をテーマとして制作しました。
世界中の貧困と戦争、富裕層の中であっても殺人や自殺等、なぜそのようなことが起こるのか。平和とは何か。戦争とは何か考えたときに、人間の欲望や、様々な尺度によりその求められる価値が違う。
情報格差がある事を平和ではないと無茶を言う方も居るくらいです。

僕個人としては、戦争やそれにまつわる武器も嫌いです。拳銃なんて、殺人のためだけに作られた物です。撃つ対象が人間である武器なんて考えられません。
そうかと言っても今ある事から、少しづつ変えて行かなくてはなりません。

武器に対して、武器を使うなんて愚かな事ですよ。

そう言い続けた人が居ます。モハンダス・カラムチャンド・ガンディー(Mohandas Karamchand Gandhi)
いわゆるマハトマ ガンディー氏です。
無抵抗主義とは違う、非暴力、不服従が有名ですが、これは昔からあった言葉のようです。
彼がおこなった事の趣旨はインドの独立です。そのために何をするかと言った中で、個々人の経済的独立のため、糸を紡ぎなさいと言って、チャルカを推奨した事はテキスタイルの中では有名です。
チャルカは主に綿を紡ぐ道具です。我が家にも一つありますが、大きな物から、ブックタイプの物まで様々あります。どこにでも持ち歩き、どこでも紡ごうと言うわけです。

そんなガンディーが作った造語が、Satyagraha、サッティヤーグラハ、真理の把握です。
サンスクリット語でsatya(真実)agraha(説得)の二文字をあわせた物のようです。本人は愛と断固とした決意と言っていたようですけれども。

そちらから戴きました。
別に宗教や思想は関係なく、きっかけはともかく終着点は同様であり、求めているのは安心して生活できる社会。全ての人が命を脅かされる事無く、また強要もされない社会が大切であると思います。

大人になると色々見えてくるので、ある程度は仕方が無いかと思う面もあるのですが、それは人間教育により何とかならないかと思います。
つまり銃を持つ事は対処両方で、本質的な解決は教育です。
それを可能にするためにはまず、経済格差や貧困、戦争をやめさせなくてはならないと思うわけです。


そういう思いで制作しているのですが、
郵便局に持ち込んだときの局員の怪訝な顔。局長にまで巻き込んだ騒動になりました。そんな大層な事ではありませんが。
で銃もかなり重たいので、
「ゆうパックの方が安く行きますけど、、、郵送だと保証もありませんので、破損等する恐れもあるんですけど、、」
と、明らかに裸で郵送するのは嫌らしいのですが、それだと趣旨に反しますので、
「いや、このままでお願いします」 と、きっぱり。

その後数回窓口のお姉さんと裏の誰かが話を交わし渋々受け取ってくれました。
ごめんなさいねえ、無茶を言って。と言い残し帰りました。

と言う話を相方にすると、
「あなたの武勇伝にはもう慣れたけど、無茶をするねえ。よく捕まらなかったね」
「いやあ、窓口まで隠して行ったから」
「よけい怪しいじゃない」

じゃあどうすればよかったのか。でももうすんだ事だし、面白かったからそれはそれです。

昆虫展

2010年03月10日 07時28分35秒 | 芸術作品
富士宮のRYUギャラリーにて昆虫展開催中です。
昨日はオープニングパーティーがありました。
子供も行きまして会場にてのんびりしています。

パーティー会場は併設の工房にておこなわれましたので、この会場ではゆっくり見られます。
昨日は雪のため、人出も少なく、子供を連れてもあまり迷惑もかからず良かったです。
また、色々な作家さんともはなせて良かったです。

写真は、酔っぱらいだしたgakkyが画家のSさんと並んで飲んでいるところ等の宴会場を載せたいところですが、やめました。
面白いんだけど、危険でもあります。

自分は作品に関してはもう少し頑張れば良かったです。
過去作品はそれなりに良い物ですが、新規の物を制作して行かなくてはなりませんね。これが弱かったです。

本当に虫好きの方もおられて、ちょっとマイナーな話も出来てうれしくなりました。
この富士宮近辺にも色々な趣味の方が居て面白くなってきました。

おまけです。

2010年03月08日 18時32分00秒 | Weblog
先日gakkyに依頼を受け、筆入れを制作しました。
ほのかんに作った物と、大体同じですが、ちょっと違う。どこがどうと言うわけではありませんが、こういう物は二度目三度目の方が良くできるもんです。
少し汚れてしまったのも購入していただいたので、おまけのストラップを制作しました。
個人的には面識の無い名前なので、まあ載せても問題ないかと思うので、宣伝がてら掲載いたします。

気楽に作るつもりでしたが、意外と刻印がうまく行かず結局いくつか作りました。
色はその時の気分です。

本日昆虫がテーマで企画展があり、搬入に行きました。
そのときにgakkyに渡しましたが、工房のお知らせの用紙を忘れました。会場にも忘れ、来週にある自分の工房展のお知らせも忘れました。
ダメダメな一日です。
現在色々な物をプリント中です。
待ち時間が長い。