染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

展示会場にて

2015年05月19日 23時54分36秒 | 芸術作品
本日は宇フォーラムにて会場の当番でした。
そこで友人から、「富士山環境なんちゃらにいったっていう子がいるんで、話をしていたら、それってさあ、、遠藤君って言うんじゃないかって言ったら、そうだって言うんで、国立で展示してるから来てみろって言ったんだよね」って言われました。
お名前はって聞いたら、「う~ん、、Hさんって言ったかなあ、、太鼓作ってるって子だよ」ああ、Hさんでした。世の中狭いです。メッチャかっこいい演奏する人。
鹿の革でフレームドラム作ったよ と言って見せてくれました。なかなか素晴らしい。レクといったような記憶があります。イランとか西アジアで見られる古い楽器。

僕もね色々聞いてみたので、作ってみようかと思いたくなるんですね。脳天気ですから。確かに素材は揃っているんです。




宇フォーラムにはあと、24日に会場入りしています。よろしくお願いします。


宇フォーラム美術館  U-forum museum
東京都 国立市東 4-21-101  TEL 042-580-1557

会期:2015年5月14日~5月24日(会期中無休)
開館時間:13:00~17:00(最終日16:00まで)
入館料:一般500円 中学生以下200円
※心身に障がいのある方は無料。

糸楽17回展 国立

2015年05月14日 08時25分35秒 | 芸術作品
糸楽17回展 が国立の宇フォーラム美術館で始まりました。宇フォーラム美術館
お近くにお越しの際は是非お寄りください。入館料がかかってしまうのが申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。

常設展も開催されておりまして、そちらも楽しめるかと思います。

上記の作品は、基本的な繊維が全て揃っている小さいオブジェ。こんなのあったら全てまかなえるとか思いつつ制作しました。でもコレはメインではないです。
鹿の尻尾を染織に使っている人はいないと思います。

ちなみに僕は19日と24日に在廊予定です。

宇フォーラム美術館  U-forum museum
東京都 国立市東 4-21-101  TEL 042-580-1557

会期:2015年5月14日~5月24日(会期中無休)
開館時間:13:00~17:00(最終日16:00まで)
入館料:一般500円 中学生以下200円
※心身に障害のある方は無料。

革ジャンを水洗い

2015年05月11日 18時01分42秒 | 布メンテナンス
数年前にカビが発生して着なくなった革ジャンをどうするかなって、暫く染色場に置きっぱなして置いたものを洗いました。
ある先輩が革ジャンにカビが発生したと申しており、思い出してやってみました。
20年前の革ジャンを、洗って綺麗にしたからといって着るのかどうかはわからないのですが、このままだと虫の餌にしかならないので、洗ってみましょう取りあえず。と言いつつすることは山のようにある。単なる現実逃避です。

ダメ元でやるなんてアホなことは考えておりませんので、気合い入りまくりです。
と言っても、普通の中性洗剤で、ゴシゴシ洗うんです。たわしで。でないとカビは落ちません。縫い代とかにおもいっきりはまっているので、そこは特に念入りにします。

コレがタンニン鞣しだとちょっと具合がわるいのですが、タンニン鞣しの服なんて今時着れないでしょ。硬いし、メンテナンス大変すぎる。その上僕が買えるような革ジャンは、クロムに決まっている。でも多分、世に出ている革服の9割強がクロムであると思います。

それはそれとして、コーティングが剥げているところを確認すると、クロムにまちがいありません。じゃあまあ水洗いしても多分大丈夫。熱を加えなければおそらく問題なく洗える。ここまで出来るのも、前にエイジング加工したいなって革をかなりいじめたことがあるからです。失敗しましたけれど。


コレを何度も洗ってすすいで、よく脱水して陰干しして、オイルを刷り込めば出来上がり。何の問題もなくいけると思われます。
これは、かつて大流行した8ボールと言う革ジャンの多分バッタモンです、冬は終わったばかりですが、洗ってみると今年着てみるかなあと思えます。V3みたいな色ですけどね。




ほんとに色々やらなきゃいけないことが多いのですよ。
明後日搬入です 糸楽の展示 第17回

宇フォーラム美術館  U-forum museum
East, 4-21-10, 東京都 国立市 186-0002

会期:2015年5月14日~5月24日(会期中無休)
開館時間:13:00~17:00(最終日16:00まで)
入館料:一般500円 中学生以下200円
※心身に障害のある方は無料。





猪財布

2015年05月06日 00時22分40秒 | 鹿革制品
猪の財布をやっと完成。随分おまたせしてしまいましたが、なんとか取り繕った感じです。
猪は依頼人が止めた個体。そんな人が持つ事に意味があります。男気あふれる方なので、猪の荒ぶる感じがお似合いかと思います。

これだけのものを猪で作るのは初めてでしたので、素材を生かし切れず、またその特性を理解しきれ無かったこともあり、完成品にはかなり不満がありますが、一応喜んで頂けたので、良かったです。
ただ、あまり僕は納得していないので、制作の対価は余った革と、黒米等食料にしていただきました。等価交換です。

まあでも、解体に参加すれば、おすそ分けも頂くし、骨も毎回頂くし、お金に変えられないものを頂いていると感じています。
give&giveですね。

いやあもう、取りあえず肩の荷が一つ下りました。