個展内容

個展を来年の２月末から開催いたしますが，未だ内容に関して悩んでおります。
売り物を主体とする要請もありますが，そればかりでは何かと寂しい感じは拭えません。悪くは無いのですが，会場が良いので，もったいない感じがして仕方が無い。壁面は作品主体として，商品を平置きするかと思案しています。

でも、昨日からの事を考えると、そればかりではいかんのではないかと思っています。
時代の流れがこれでいいのかと思うが，集団で盲目的な流れが起きているのか，あるいは自分の考えが異端なのか。はたまた実は他者や，弱者を切り捨て自分の快楽に生きる事が，正しい事なのか。

人の死に関して，知る知らないは大きな壁であります。
テレビで出ている人と、ウチの94歳になる婆様は、同じ歳だとしても，違う。生きていてほしいと思う事は婆様の方が強い。
福島のみならず被災地の方々の気持ちが解らない事も理解できるが，自分に置き換える心意気もあってしかるべきではないかと思います。僕の意志は市や，県、国までも試算しても，少数派でした。判断基準が，東北の災害ばかりでは無いと言われるが，今だからこそこの事をしっかりと思案してほしいと思いました。その結果がこれだと言われれば致し方ありませんけどね。

以前から，県民投票等が行われその結果が自分の意志に反したとしても，それが県民の総意ならば，したがいましょうと思っていました。
今回は時にやり切れなさが残っていますが，今後どうなろうとそれが国民の意思である事には変わりありません。どうなっても感受するしか無いのですが，前回同様流動的な意志を持つ人々が，それを感受できるのかいささか疑問ではあります。

そんな事はさておき，個展。
自分の意志を強く出して行かなくてはいけないのではないかと悩んでいますよ。