染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

わからんちん症候群

2011年05月30日 03時28分32秒 | Weblog
最近原発の事を少し勉強していましたが、アエラの特集号が面白いので、読み返しています。
原発を作った方の話しや政治家の話しが載っています。政治家などは特にほぼ全員が責任の所在を他人に押し付けていると言って過言ではない。様々な立場の人に聞いているのですが、それでも事政治家に関しては具合が悪い わからんちん の人が多い様な気がします。

そんな昨今ですが、最近相方が色々悩みを抱えて仕事から帰ってきます。
以前から少しありましたが、なかなか仕事を覚えてくれない人がいるのですが、これは教え方が悪いのかどうなのか解らないと訴えています。

そんな話しを聞いているとどこかで見た事がある様な光景が広がります。そう、それは私が行っている高校での職員室。
具合の悪い、わからんちんを指導している先生のようです。
相方は、生真面目さも相まって、なんとかしたいが、何ともなりませんと悩んでいます。

「それは、わからんちん症候群 だね」

ななな、なんですかそれは! と言うのは相方の反応。
つまりね、あなたの悩みの元の、わからんちん はコレコレこうでしょう、こんなでしょう、そしてきっとこう考えているでしょうと、言い当ててあげました。
何でわかるんだと言われると、まあ、いつも見てるから。

僕もこのわからんちん共をどうしたらいいか悩んだ時期もありましたが、どうしようもないんですよこれが。ここまでたどり着くのに僕も1年くらい掛かりましたが、何とか克服しました。教えても教えても身になっていない事を実感させられる人たちに教えなくてはならない辛さと言ったら、まさに筆舌に尽くし難い。
そんな悩みの症状が相方に数ヶ月前から出ていました。それが、「わからんちん症候群」

わからんちん に、何行っても響かない。彼らには確固たる意志があると言えばあるんですが、それが積極的に他人を巻き込んだりするから、とても迷惑をかける。
それで、わからない人はわからないんですね、迷惑をかけているとか、それが悪い事であるとか、だから、わからんちんなんです。他人の気持ちが読めないんですね。汲取上手では無いんです。

では、僕がよく言う具合が悪いとはなんだい? と相方が聞きました。

僕は、わからんちんもそうですが、頭が悪いとは思っていない。勉強はひとつの尺度でしかないので、それだけで頭が悪いとは思いません。僕の行っている高校では確かに勉強は出来ません。頭が悪いとは思いませんが、出来が悪い。具合が悪いんです。
それで、具合が悪いとは、まさに機械的に具合が悪い。精神と肉体が全く同調していない。そんな人たちです。
こうしたら、こうなると言った先が読めない。突発的で、衝動的な行動が多く、何をしても自分の非は認めない。と言うよりも、何をしても非があるとは思っていないんです。自分の思うままに行動して何が悪いんだと思っている感じはあります。
それは、最近の変に偏った異様な平等主義によりさらに助長されています。

学校の先生方はこれをなんとかしようとして躍起になっていますが、まあ、無理でしょうな。と僕は思いながら指導する先生を見ているんです。ぬかに釘打ったって入らんよ。と思っています。それで相方は、
「その釘はどこへ行くんだ」
と聞かれてもわかりません。

じゃあ わからんちん とは?

個人的な見解ではありますが、時系列がめちゃくちゃなんです。昨日言った事なんて忘れているし、怒られても自分の事とは思いもよりません。自分のした事であってもしていないと表面上を整いたがります。言い逃れが出来なくなると、あいつもやっているとか、やつはどうなんだとか、自分を棚に上げて責任を他になすり付けようとします。そんな事をすると、だんだん友達が無くなりますよ。

わからんちんの仲間内の話しの中では突っ込みどころが多いんですな。
かんたんに例えてみると、1,2,3,4,5,6,8,9 と数えたりします。7がありません。哲学的に考えてはいけません。一般論としておかしいでしょう。でも、それがまかり通るんです。それが わからんちん星人 です
でね、そういう話しを聞いてると、わかりやすく間が抜けているから、その瞬間に ちーん と仏壇のたたくやつが鳴るんです。頭の中で。

子どもと全力投球 二日目

2011年05月26日 01時05分16秒 | 子供
先日の日曜日に再びムーミン谷へ行ってきました。
あいにく午後から雨で、ついてしばらくしたら、降り始めました。
それでも子どもは楽しんでいました。

展示会の搬出があり、そのついでですが、ついでのほうが重要になっていました。

此処へ来る事になったのも、毎日のようにななさんが、パンフレットを眺めながら、

「ここ行きたいな、、」

とかつぶやいているし、保育園にパンフレット持って行ってました。
前日に海にいった時も、車で寝て、目が覚めた時に、「まだここ着かないの?」とか言って困らせました。

           

そんなに好きなら、行きましょうかと言う訳でいきました。

人も少なめで、前回よりの快適でした。雨が降ると、ムーミン屋敷内はごった返していましたが、前回程ではありません。
でも、出来る事なら、平日にのんびりと行きたい所です。

それで、ななさんは、雨の中飛び出して、大きな水たまりで、遊んでいましたよ。シャンプーでも持ってくれば良かったです。

子どもと全力投球

2011年05月23日 22時12分36秒 | 子供
毎週土曜日は相方が仕事で家にいないので、子どもの世話を見るのが日課となっていますが、今週はどういう訳か海にいきました。

きっかけは家にある貝殻を見ながら、

「これどうしたの」と、ななさん
「海でとってきたんだよ」と、ほのかん。
「捕りに行きたーい」「いく?」「行こうー」 「とーちゃーん!」

といった塩梅で、海にいく計画が決まりました。そうと決まれば話しは早く車に乗り込み「遅い!」と運転手を威嚇します。

貝は以前三保の海岸でとった物ですが、あまり豊富とは言えず、今回は富士と沼津の境あたりの海岸に行きましたが、ここは全く貝はありません。
それでも面白そうな石はいっぱいあったので、それを採取して歩きました。

でも海がざぶんざぶんとうるさいし、こわいと感じたのか、ななさん切れまくりで、画像の様な表情に。
しまいには本気で怒りだしました。

「海! うるさい! 静かにして~~!」




それはちょっとむちゃくちゃですよ。

帰りには奇麗な石をとうちゃんに担がせてご満悦でした。

ちょっと難しい原発について

2011年05月20日 12時32分35秒 | Weblog
原発について近所の子供を持つ友人たちと色々な情報により議論が起こります。
基本的に小さい子を持つ親たちは原発反対です。すぐにでもなくした方が良いと思っている。まあ現状の原発の状態からすれば、僕も同様です。現状のままでは危険であり、反対です。

でも、安全な原発には反対はしません。

原発反対派と推進派どちらの意見も噛み合ないのは、それぞれが、絶対の推進と絶対の反対であるからだと思う。
推進派の意見は現状の日本に必要なエネルギーであるから、押し進める。
反対派は危険な遺産を残すエネルギーであり、もしもの時の危機管理が出来ないから、やめるべきである。
建前上はもっともな意見であります。
他にも対立する意見では、環境問題、原発にまつわる経費、電力会社の組織形態や国マスコミなどとの癒着など、キリがありませんが、これから日本の原発がどうなっていくのか地に足をつけた論争を期待したい。

僕も、期待した情報を得るために奔走する事が多いです。
原発で、こんなことが起きたら、きっとこうだと推察して、その答えを求めて探しまわる。そして答えが見つかったら、安堵してしまいます。
しかしながら、それで終る事無く、それに反対する方の意見も聞いてみる事は重要ではないかと思います。
人間は期待した物を見たがる傾向があるので、自分を律して疑う事も大事であると絵を描く時に思うのですが、そんな感じでしょうか。まあ、僕が自分自身をあまり信じていないからだと思いますけども。

原発に関しては、不可能かもしれませんが、未来永劫にわたって安全であると第三者が認めた場合にのみ活用する。とするのではいけないのだろうかと思います。
推進派の皆様へ、不完全な原発はいけない。
反対派の皆様へ、放射能が悪であり存在自体認めないとする事もこれからのエネルギー事情においてどうか。

天然ガスによる発電も後100年持つかどうかですが、それまでに新しいエネルギー体型が構築できればいいのだけれど、現状の原発推進派にも納得できる様な解決を導きださせればいいと思います。

僕は基本的に現状の原発は危険だと思います。
有るものは致し方ないとしても、これから増やす事は新しく、平等な、安全基準でなくてはなりません。現状では無理でしょうけれど、それくらいの努力は推進派が行うべきです。
以前にも書きましたが、反対派も核のゴミ処理について有効な手だてを打ち立てれば、現状の原発の廃炉も近いと思います。

でも、この日本で、絶対安全な土地って無いんじゃないかと思います。
東海地震が起きる事はいつか解りませんけど、起きるでしょうが、日本中何処でも同じくらいの地震が起きる事は今回の地震で誰もが痛感した事と思います。そんな国での原子力発電所は実際にどうなんでしょうか。

そのうち海から、放射能により巨大化した怪獣が国会議事堂やスカイタワーを飲み込んで、
さらに食料として、日本中の原発を食べちゃうことになりかねませんよ。

自由への扉

2011年05月19日 22時23分30秒 | Weblog
「ななさんって自由だから」

先日保育園にて先生から言われました。
この勝手気ままな保育園児たちを尻目に「自由人」と言われる我が娘に誇りと不安を抱きましたが、これはいかに解釈したら良いかと思案しました。

この子は親にはふざけています。
急にお尻を振りながらやってきて、「おしり  プリップリッ」 と言って止まります。

また、ちょっとゴムののびたズボンをはいて、「とうちゃん見てて」と言ってジャンプしてしまうと当然ズボンがずり落ちます。
そこですかさず、ハンケツ状態で背走してきて、「おっしり~!』 

朝の登場には歌を歌いながらやってくることもあります。ミュージカルなんてあり得ない! と思っていた自分の小ささを反省いたしました。

この子は本当に笑いの神に祝福されているんじゃ無いかと思いますが、このままおもしろおかしく生きてくれるといいなあと思います。

それはそれとして、自由人です。
具体的な行動や行為については解らないけれど、乱暴な子や全く指示を聞かない子もいるなかで、あえて、「自由人」と言われる子は、周りから、消去法でその根拠を探ろうと思います。
園では結構先生の言う事を聞く方であるし、席に着いて本を読んでいたりするようです。決して手のかかる方ではありません。
ではここにおける自由な生き方とは何かと考えると、社会に於けるルールと秩序を守りながら、自分の生き方を模索している、もしくは遂行しているとは言えないだろうかと思う。

これはまさに制作活動と同じ。
芸術は社会性と切り離された物と思われがちだけど、これをまかり通そうとすると生活できません。経済と生活はある程度の関係を持っています。
この社会のルールから逸脱する事無く、新たな可能性を模索するのが制作のひとつの道でもあるかと感じます。

しかしながら、社会のルールが、善であるとも限らず、戦うこともあろうかと思います。その時こそ芸術は力を発揮し、多くの人を動かすシンボルとなるだろうと思っています。
善と悪については、その時代の強者の歴史であるとも言えますが、普遍的な善もあるかと思います。その線引きが何処におくかで認識が違ってくるでしょう。

浜岡原子力発電所停止要請が出ました

2011年05月07日 07時02分34秒 | 子供

浜岡原子力発電所 停止要請が国から出ましたが、防波堤などの安全基準を満たすまでの暫定的な物だそうで、まだ完全なる廃炉とはなっていないようです。

幼少の頃から、話しには聞いている原発ですが、東海地震が起こると聞いて避難訓練などをしていた頃にもこれは大丈夫なのかなあと子供ながらに感じた物です。

停止要請なので、二年後政権与党が変わって自民党になれば復活する可能性は十分にありますが、川勝知事の間には復活する事も無いだろうと思います。
その後の知事の意向にも注視していかなくてはなりません。
地元は原発による交付金が欲しくてたまらないのでしょうが、原発は地元にとっては麻薬のように地元自治体を蝕み、周囲に危機をもたらします。この原発における市町村の運営には終止符を打つべきで、自立した運営をしていかなくてはなりません。


今回の福島における事故でも、政府が悪いとか東電が悪いとか言っていて、あら探しばかりで残念です。政府もいい事もやっているんですが、そんな事は小さく雑誌等のの記事で終っています。
今回の事はとにかく冷静に平等に、そして正しく判断して、行動したい物だと思いますが、正しい情報が入らない事が残念でした。今になって色々情報が出てきています。住民や国民、世界情勢なども鑑みていたのかもしれませんが、パニックになるからと言われても、そんなに人間は愚かではありません。

世界基準とされてきているアメリカ人による行動パターンよりも、日本人の方が冷静でいられると思われます。

それでも、東京の方で、関西方面に疎開しようかって考えている人もいるくらいだから、神経質でパニックを起こす方もいるでしょう。心配で、仕様が無い方で、行き先があるんだったら、そうしたら良いと思いますが、放射能が怖いのか、福島の方を差別したり関東以北には行かないとかする人がいるようです。これはとても残念です。広島長崎の原爆の時にも同様の差別があったようです。人間とは全く成長していないと残念に思います。


それはさておき、浜岡原子力発電所です。
停止には間もなく入るようですが、停止にしても、まだ廃炉と言う訳でもなく、宙ぶらりんですが、その放射能物質の行く末も考えなくてはならないと思います。
中部電力がそのままにしておいて、地震や津波が来た時に、放射能漏れましたって言われても困ります。目の前は海亀の産卵場です。日本でも数少ない場所が汚染されるのは許し難い。

この放射能物質の行く末も浜岡に反対する団体などが提案してしまえば、廃炉の道も近いのではないかと思います。イヤダイヤだと言うのは簡単ですが、交渉や話し合いも大事です。廃炉は色々と放射能物質の問題があって難しいとか言うはずで、そんなの作った電力会社でなんとかしろってのは横暴でしょう。責任はあると思いますが、なくしたくない人になくせって言ってるんだから、それをなくすにはこんな方法があるよって言う話し合いが大事です。

じゃあ、お前がやれって言われても困るんですけどね、、、

彫刻と人形

2011年05月03日 21時36分05秒 | 芸術作品
6月に「静岡ドールショー」なる物に参加する事と相成りました。
参加者は10名と高校生なども参加します。
DMが出来上がってきて、結構作り込んでいる作品が多いのですが、何でまた僕が呼ばれたのか解りません。それでも、やると言ったのは僕なんでやるしかありません。

それで、ちゃんとまあなんとか見られるように作ろうかと思っているんですが、色々思案していると、根本的な問題に当たりました。
僕が作ろうとした物は、人形か? 彫刻か? ってことです。

案としましては、油粘土で作って石膏なんかで形作ろうかと思いましたが、  あれ、これって彫刻じゃん。

じゃあ、人形ってなにさ、 人の形なんだから、人物像の彫刻は人形か? そんな事を彫刻家に聞いたら、怒られるだろうねえ。
そんな事を考えながらも、時間がないので制作しなくてはなりません。

そんなだから、また振り出しです。それで制作して、空気読めてなかったら、それは呼んだ人が悪いってことで勘弁してください。
自分としてはそれなりの解決を得ましたが、どうなる事か解りません。

でも、問題はそればかりではなくて、全く同時期に、テキスタイルの作品展があります。
これはかなり頑張らなくてはならないので、頭痛いです。

先日仲間内に人形の事について相談した時に、「展示が全くかぶってるんですよ~」 と言ったら冷静に、
「普通断るよね」
と言われました。

ムーミン屋敷その2

2011年05月02日 13時20分31秒 | 子供
先日行ってきました。
今度は子供を連れて、家族で行ってきました。連休初日で結構人が多くて大変でしたが、子供たちは楽しんだようです。


傾斜を利用した階段状のちょっとした広場です。



建物がやはり人気で、建物内は人も多いのですが広い公園内は山の傾斜を利用した自然公園なので、山に登る事も出来ます。こんな所にまで来てあなたは山に登りますかと聞きたくなりますが、子供は山にどんどん入っていきます。
至る所にマムシとスズメバチ注意の看板がありますが、「これ見た事ある!」とか言ってどんどん進みます。


こちらが、前回写真を撮り忘れていた資料室。と言う程の物はありませんが、トーベヤンソンからの手紙があったりします。
二階は絵本などがあり本も読めます。


中はこんな感じ。木の存在感に圧倒されます。


全体的に言えますが、至る所に小さな窓やのぞき口があって楽しいです。


 
ぐるっと回って裏からムーミン屋敷を見ます。細かな造作が美しいです。


中は螺旋階段で上に上がりますが、これが何階建てっていう発想ではなく、空間があったらそこが部屋と言った感じです。
   

さらに、小さな子供用ドアもあります。建物を正面から見ると途中に階段が出ていますが、こちらの階段は子供用のドアにて出入り可能です。
子供たちがこぞって出入りします。

階段も小さな子供用に段差が少なく、思いのほか低い階段となっています。そして、行き止まりが無い。これが本当に素晴らしい。無限に空間が存在します。
小さなドアや窓も沢山あって子供用かと思いきや、大人の移動空間も充分とられています。摩訶不思議な空間ではあります。

我が子はこの公園で、僕がカメラを向けると隠れるように物陰にいなくなります。
止まってポーズをとったりしているのは大嫌いなので、構いませんが、始終追いかけっこをして終りました。何度か見失いましたが、2人の娘は何ともなかったように遊んでいました。親がいなくても大丈夫でした。

もう少し人がいない時に行きたい物だと思いますけど、もうちょっと近くにあると良かったなあ。