染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

富士サファリパーク

2011年04月29日 01時03分15秒 | 子供
行きました。しかも2週続けて。
色々ありますが、土曜日などは相方が仕事でいないので、子供とどこかへ行きたいとなると、我が家では動物園、博物館、山、川、湖、海等となりますが、動物が見たいとなれば、サファリパークに行くんです。近いから。
ホントに近くに牧場もありますが、牛はあまり感動してくれなくなりました。贅沢な物です。

僕が好きで行くので苦にはなりません。

そんなサファリパークで鹿に合いました。
ほんの2~3メーターくらいの所。それだけなら何の不思議もありませんが、実はこの子は野生の鹿です。

サファリパーク内を歩けるコースがありますが、暢気に歩いているとガサガサと草が動きまして、よく見ると目の前にいました。これが結構解らない物です。あんな派手なお尻をしていますが、体の色はまだ新緑が生えそろわない時期によくとけ込んでいます。それでも手を伸ばせば届いたかもしれません。

彼らは現在その保護と駆除の狭間でかわいそうな状況ですが、森林が荒れてしまうと彼らも急に数を減らしてしまうので、色々難しいようです。
ある所では神として奉られ、ある所では害獣扱いされるとは人間とはまあ何とも残念な存在です。


そして、このサファリ内を歩かなければ会えないのがキョン。
彼らも、千葉県辺りで、野生化して猪とともに駆除の対象だそうですが、個人的には好きな鹿です。



ディクディク同様小型の鹿は好きですが、このキョンは何と牙持ちです。何に使うかは不明ですが、カッコいいからいいんです。

そういえば、パーク内で、ライオンのたてがみは戦う時に首元を保護するんだと言っていましたが、暑い地域ではたてがみが短くなってきているそうですし、たてがみが大きい方が女子に受けるらしいです。だから、実用品と言う訳では無いと思います。長い方がカッコいいとは言えると思います。

ネコ展搬入とムーミン谷

2011年04月17日 15時38分11秒 | 子供


ネコ展の搬入に青梅まで行ってきました。
今年は震災もありましたので、こちらで東北地方太平洋沖地震において被災された方への義援金を募るための作品を展示しています。

先日のサルトリイバラのイラストに関する物は全てそちらにまわします。昨日印刷も上がってきたので、皆々様よろしくお願いいたします。

それから、新作も一枚だけだと寂しいので、もう一枚制作しました。ポストカードを熱心に購入して戴いている方もいるので、それなりに頑張らなくてはなりません。
それは北欧の家をモデルにした物ですが、それを見てギャラリーの店長さんが、

「ムーミン谷 行った事ある?」と聞いてきました。 ええームーミン谷って?

ムーミン谷にこんな家があるんだけど、見に行かないかってお誘いです。まあ、このまま搬入だけで帰るのももったいないので、二つ返事で行く事にしました。

ムーミン谷とは通称で、あけぼの子供の森公演と言うのが正式名称ですが、みんなムーミン谷って言っています。
日本が今の中国のように模倣時代のくらい歴史の再現となっているのかと不安になりましたが、建物の尊厳を守りお伝えすると、一応トーヴェヤンソン氏本人とは話しはついていたようですが、契約の件では色々税金を惜しんでしまったようで、公称としてムーミン谷は使えないとか。賛否あるらしいのですが、ちゃんと契約して、街全体でムーミンの世界観を作り守っていくとまたいいのではないかと思いました。
この公園はムーミンの世界観を描いた公園としては認知されています。


エントランス
導入から楽しくなってくる建物が見えてきます。建物は大小あわせて4つかな、人によっては3つと言う人も5つと言う人も。


入ってすぐが管理棟ですが、その中でも色々な造作が面白い


こちらはまた別棟の内部、ちょっとした図書室になっています。トーヴェヤンソンの資料室にもなっています。


こちらは一番人気のムーミン屋敷です。
中はあえて乗せませんが、様々な仕掛けがありますが、それは忍者屋敷の様な仕掛けではなくて、生活動線の多様化や生活空間の複雑さや多機能により生み出された複雑で、立体的な構造になっています。これはとても面白い。実際は遊んであんまり写真を撮っていませんでした。

実際にはフィンランドのムーミン谷とは言うけれど、建築をかじった事の有るものとしましてはこの構造美は日本人にしかない物です。と言うと大げさですが、技が詰め込まれています。木材の構造体が見られる所は見ておくと結構面白いです。やはりね、本物を使っている物はいいもんだと思う。それが大きければ大きい程、無意識の中に伝わる物があると思う。いくら大きくって奇麗に作ってあっても、心を揺さぶらない物ってあるからね。だから、この建物はムーミンを知らなくても楽しめる。お話の世界観も誰もが楽しめる物であるかもしれないけれど、この建物も逸材であります。


最後に池があって、小さな小屋がありました。
とっても気になります。案内してくれた方は何度も来ているので、あまり乗り気ではなかったのですが、こういう何でも無いものが意外と面白い。池に向かって階段がおりているので、ずっと待ってると船がくるんじゃあないかと期待してしまいます。中はホントになんにも無いんですが、小さな小窓は楽しいし、小さな小屋って閉塞感が気持ち良かったりします。

こんな家いいねえ、そして、なんとかこれに近づけるように、我が家の秘密基地化計画を進めようと心に強く誓いました。

放射能について

2011年04月11日 01時02分32秒 | 子供


今、安心して子供たちも寝ることが出来るのか。

原発の放射能汚染が深刻になっていますが、いかんせん安全保安委員会や、東京電力の会見には危機感が無いように感じられていました。
実際に放射能の数値などは専門家などでなくては理解できません。
さらに、その数値が人体にどのような影響が有るのかわかりません。海に流された放射能や、東京などで、水道水から検知された放射がどの程度危険かわかりません。
まあ、それを飲んだからと言って急激な健康被害がでるとは思ってはいませんが、何年も飲み続けたら、どうなるのかが解れば対応のしようがあると言う物ですが、その情報が無い。
さらに、国の基準があり、それをオーバーしているのに安全ですと言われてしまうと、何を信じていいのか解りません。

そんな時は我が兄に意見を求めるのですが、「東京の水? まあ、大丈夫でしょ」と素っ気ない回答でした。

兄は仕事柄、放射能にも触れているようです。「俺なんかあのくらい毎日浴びてるよ。東京の水道水毎日飲んだって大丈夫でしょ」
とは言っても子供を持つ母親の不安は払拭され無いようで、自分の奥さんを安心させることは出来ない様子でした。

そこでプルトニウムの半減期は長いぜとか聞くと、
「広島、長崎なんかあの何倍の放射能に汚染されたと思うんだ。完全に大丈夫とは言えないけど、東京の汚染何てたかが知れてるし、出荷規制の野菜食べたってまあ、大丈夫でしょ。人間はそんなにやわじゃあ無いよ」

とのことです。保安委員会や東電から受ける危機意識の無さは、我々との放射能の理解度の差かもしれません。
兄の話しはまだ続きがあって、

「それからさあ、コンクリートからも結構でてるぜ、放射能」

ええ!?



放射能はいろんな物からでているのは解っていましたが、コンクリもですか!
基本鉱物からは何でも量の差こそあれ、出ているんだけども、コンクリートも鉱物を焼いて純度を高めているせいか以外と放射能を発生しているそうです。
放射能を測定するガイガーカウンターを使うと結構でてるそうです。

「おまえ、結構浴びてるぜ」

て言うのが捨て台詞でした。
ガイガーカウンターの自作方法なども聞きましたが、ショックで忘れました。



サルトリイバラ

2011年04月09日 09時03分26秒 | イラスト等
イラストを描きました。
画像では見づらいのですが、サルトリイバラを描いています。「不屈の精神」 の花言葉を持っています。

花言葉は文献などにより違うので何とも曖昧なんですが、それはそれとしましても、サルトリイバラの植生などを考えると納得する面もあります。

今回初めて、ではありませんが、文字が入っています。英語でかっこつけとりますが、以下の文言が入っています。

Courage and perseverance have a magical talisman, before which difficulties disappear and obstacles vanish into air.

                            John Quincy Adams
訳例

勇気と不屈の精神には魔法のお守りがついており、このお守りの前では困難は姿を消し、障害物は虚空へと消えてなくなるのだ。

                          ジョン・クインシー・アダムズ

全文は入っていませんが、前半部分が絵の中に描いてあります。
「不屈の精神」を調べてみたら、第6代アメリカ大統領のいい言葉がありましたので、作中に引用させていただきました。

今回この作品とそれをポストカードにした物の我々の売り上げを義援金として全額寄付するつもりでいます。
ポストカードは印刷に出していて、まだ仕上がっていません。

この作品を展示予定の企画展は

青梅の ギャラリーわあす の企画 ネコ展です。今月の15日から開催され、5月5日まで行われます。
http://www015.upp.so-net.ne.jp/Worth-while/