染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

個展開催

2020年03月23日 08時36分14秒 | 芸術作品
個展が本日より開催されます。


3月23日(月)から29日(日)まで三島の田町カフェにて
Borderline
遠藤和帆 個展
田町カフェ
三島市北田町5-10  ℡055-975-8054
3月23日(月)~ 3月29日(日)13時から20時

生きとし生けるものは全て繋がり、命の循環の中で生きている。人の営みによる多くの命の死は避けられない。
この展示が多くの死を知り、その上に立つヒトがどうするべきか、どうあるべきか考えるきっかけになれば幸いです。
 遠藤和帆


ヒトの足裏がそれぞれを支える死を実感する時、その目の前には、システムが生み出す均一化、数値化された多幸性志向のそれとは全く別の視界が拓けるのではないでしょうか。
目を逸らすことはできても人の営みは明日も続きます。
今回の作品がその覚醒を促すことを願います。
 田町カフェ 栗原稔子

環境展8.5

2019年08月07日 23時30分46秒 | 富士山環境展
富士山環境展8.5 開催します。

今年はワークショップと展示と会場が分かれています。
また会場もこれまでに比べて小さめであるという事と、年末に小さな展示を予定している為、
今回は 0.5回 となりました。


展示会
2019年8月16日(金)から18日(日)
13時から19時
出展作家
木下琢朗/グランジ/銭谷均/ナガタトシヒロ/マンタム/水島圭子/井戸直樹/遠藤和帆/小野比呂志
金座ボタニカ 300アートスペース
静岡市葵区研屋町25
主催 富士山環境展実行委員会
共催 全日本鹿協会 他

前回の展示で好評でしたDMの画像にもなっている丸太舟ですが、今回は会場に搬入出来ないので、展示はありません。
機会があれば、展示をして行こうと思っています。よろしくお願いします。


ワークショップ
8月11日 がま口の製作  マダニアクセサリー
8月12日 ジャムスプーン作り  猪の毛でコースターの制作

ワークショップは昨年と同じ ふじのくに地球自然史博物館で行ないます。けれども既に定員になっておりまして、申し訳ないです。当日になる可能性はありますが、キャンセル待ちは可能です。
もしワークショップ開催希望の方がおられましたら、ご連絡いただければ幸いです。

第20回あかり展が開催しています。

2019年08月06日 21時10分02秒 | 芸術作品
大変ひさかたぶりの投稿ですが、今年も富士宮の朝霧でいのちと平和を願う展示会の「あかり展」が開催されています。

例年森の中の作家さんの工房で行われていましたが、今年は近くの牧場跡地で行われています。
この展示は最初にコンクリート作品を作って展示した思い出深い物ですので、室内展示ももちろん多いのですが、僕は外に拘って出展させて頂いています。
ですので、会場は牛舎の中になります。もう少し頑張りたかったところですが、また機会を作りたいなと思っています。

上の画像は 「 packaging 」

搾乳機の中に座標となる人の営みがラッピングされたままになって展示してあります。
かつてはここで多くの乳牛から商品が作られていた場所であり、生産動物の現場である。
ものを作る現場と消費するものの間はそのpackageによる、装飾でしか無いが、すべてを覆い隠す。

ほかにも展示させていただいていますので、追々ご紹介したいと思います。





第20回あかり展
2019/8/5~8/15
午前10時30分~午後5時30分 6日、9日、15日は午後8時まで
静岡県富士宮市人穴463-4 中村牧場跡地

8月6日午後3時より草笛ミニコンサートあります。 演奏者 安達利蔵

<出品者(順不同・敬称略)>
遠藤和帆 重岡建治 白砂勝敏 杉浦百々加 大地の衣 東虹(とおこ)福原花菜 前島健治 向笠友子 山崎弘子  パッチワークの会 中村津弥子 広観会

糸楽20回展

2018年12月22日 03時20分16秒 | 芸術作品
こちらも終了してしまっており大変申し訳ないのですが、繊維造形の作家のグループ展 糸楽20回展が新宿のスペースゼロで行なわれました。

崩壊された都市が繭に包まれる事で、新たな生命の誕生を予感する
それらは円を描き人の定めた時間の中から新たな価値と希望を持って生まれてくる。




素材 絹 コンクリート 杉 鹿骨 

崩落が進むコンクリートの建造物
人びとは其の足下を見る見ようともせず、天上にととかんとする建築物を更なる上を臨みながらつくり続ける。

人の正義と欺瞞、夢と現実の矛盾。
相反する物を内包し進み続けるが搾取する文明は終焉を迎える。

しかしながら終焉は始まりであり、新しい息吹の始まりである。

建築物は少しづつ繭に包まれ、暫くの変貌の時間の中へ。

ある物は全体を、ある物は崩落の疵を癒すように。

その中心にはより大きな生命のかたち。

新しいいのちはなにをもたらすのか。

その答えは何処にも見えないけれど、誰もが内包している。
誰もが持ち合わせているけれど、そこはいのちの深層。

生まれたものは自然の摂理か、人の正義か欺瞞か。他種生存か一種繁栄か。

現代の思考の崩壊がもたらした新しい息吹は、命の星をどこへ導くのか。




富士山環境展7

2018年12月21日 03時04分36秒 | 富士山環境展
大変もうしわけなのですが、富士山環境展が東京の港区エコプラザで行われました。
今回はじめて東京での展示になりました。
基本に立ち戻り、富士宮で理解されつつある環境展ですが、都市部のかたの話を伺いながら、今後の展開を探りたいと思っています。

会場の環境もあるので、思い通りの展開とはなりませんが、今回をきっかけにしてステップアップからブラッシュアップ出来ればと考えています。

色々な方にお会い出来る様に展開して行ければ幸いです。



文化や芸術について

2018年11月26日 06時31分13秒 | Weblog
富士山環境展をおこなっている富士宮富士山環境交流プラザが、文化事業を閉鎖して未就学児が遊べる空間にしていくという方向になるそうで、今年度末の「富士山環境展8」を最後に展示ができなくなる予定です。
じゃあその中身は何かと問えば、何も決まっていないと言うおそまつさであります。
子供の為という錦の御旗を掲げれば何でも許されると言うまったく浅はかさで、政治家の人気取りでしかありませんな。

先日アートピクニックと言うイベントにて作品を制作して来ましたが、小学生くらいの子たちのものを作ることに対して、ものを作った人に対してのおもいやりの欠如には閉口させられる。勿論その親達も、関係する大人達にもそのような意識の低さが有りましたが、プラザ閉館と同じような構造があると感じました。

富士宮地区では田貫湖や自然公園などに遊具を設置したりすることが多いですが、全く意にそぐわず、その場の利用者、観光客の誰も期待しているものではなく、誰が欲しがるんだと言う感じです。景観の良い観光地や自然公園なのに何故人工的遊具がいきなり出現するのか、その発想がもともと間違っている。はっきり言って、声の大きな人の意向ばかりが尊重されている。

親たちは、自然公園で遊ぶ物がないと文句を言うのかも知れないが、その思考が支離滅裂だ。自然公園なんだから、自然で遊べよ。木に登れよ、与えられることばかりじゃなくて、遊びを見つけろよ。作れよ。
親もそれが出来ないから、遊具作れって懇願するんだと思いますが、親や大人が思考停止してるのだから子供はさらにそのう上をいくのだ。そう言う意見があっても自然公園だから遊具なんていらんでしょ。道路作る時の伐採予定の木を移植するんじゃいけないんですかって思う。

まあ、未就学児にはかなり待遇が良い地区です。待機児童なんていないと思いますよ。近所の保育園なんて子供いなくて困っているんだから。それよりも長いスパンをもつ文化事業を斬って捨てる事はさらなる小皇帝を作る事に他ならない。

富士宮市の文化事業はほとんど壊滅的です。
優秀な作家が多くいるし、移り住んでもいる。文化的にも自然的にも観光資源もある。が、まったく逆効果な運用が多い。
潜在的な素材を活用すれば良いものを何も出来ていない。文化芸術が全くおざなりにされていては、誇りある郷土となるかどうか。それはほかの地方都市を見てもあきらかですが、文化意識の高さに比例すると思っています。子育てはしても、文化芸術に興味のある若者は町に定着せず、出て行くことになるでしょう。

未就学児の助成がいけないわけではないが、小中学生も同じじゃないかなと思います。バランスが悪い。いま、義務教育の教育費が削られている。それもっと出そうよって言いたい。田舎の学校のトイレとかひどいから。良い子が多いので、文句も言わないけれど、40年前と同じだからね。建物が。
文化事業って人生の教育費だと思います。そこけずってる社会には未来はない。と感じています。


静岡環境展

2018年08月12日 23時14分58秒 | 富士山環境展
現在 富士山環境展6 静岡環境展開催中です。

会場は廃校になった高校をリノベーションしたもの。展示に関して、色々と制約がありましたが、いつもよりも多くの作家さんに参加していただいて、より多様性のあるものになっております。

富士山環境展6 静岡環境展
平成30年8月4日(土)~8月26日(日)月曜休館 13日は開館
開館時間 10時から17時
ふじのくに地球環境史ミュージアム1階講座室A
観覧には常設展観覧券(一般300円)が必要です

ふじのくに地球環境史ミュージアム
静岡県 静岡市 駿河区大谷5762
電話:054-260-7111 Fax:054-238-5870

12日は通常の環境展のワークショップにしては小ぶりな物を展開。

木の枝で鉛筆作り
マダニストラップ制作

の、二本立てでした。


来週19日は 

鹿角及び骨アクセサリー
鹿革で作るコインケース作り  になります。

困った事に思いの外ドタキャンがあります。現在定員オーバーではありますが、ご興味のある方は直前でもご連絡いただけると、空きがあるかもしれません。よろしくお願いいたします。
会場も思いの外楽しめますので、環境展のみならず常設展もご高覧いただければ幸いです。

子供参加のワークショップばかりですが、大人が参加するワークショップを行って行きたいなとも思いました。


マダニ君ピアス作りました。
シュールでいけてると思うんですけど、娘にため息つかれた。












近況

2018年05月24日 10時45分18秒 | 芸術作品
富士山環境展が終了して、もうしばらく経ってしまっているのですが、そのうちに個展は終了し、グループ展では怒られるなど色々ありました。

今更過去の事を申しても仕方ないので、ご高覧いただいた方々に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

二年前に展示を行った 富士芸術村 での個展は風間珈琲さんに来ていただくなど面白いことができました。
また機会があれば、何かしていきたいなと思いました。

それはそれとして、まだ本決まりではないのですが、
8月に ふじのくに自然史ミュージアム で静岡環境展ができそうな感じです。
小さなワークショップも行ないますので、詳細をお楽しみに。

また、例年通りの富士宮環境交流プラザにて、富士山環境展6 来年の3月に予定しています。
まだ先ですが、いろいろと展開していきたいと思っていますので、こちらもご期待ください。


今、環境交流プラザにて銭谷均さんの展示を企画して行なっています。
富士山環境展で写真を提供していただいている銭谷氏。お時間のある方はぜひご高覧ください。


銭谷均 Fujinomiya写真展
5月19日(土)〜6月3日(日)
富士宮市富士山環境交流プラザ
富士宮市粟倉1618−9
主催企画 富士山環境展示実行委員会



富士山環境展5

2018年02月19日 20時51分48秒 | 富士山環境展
富士山環境展5が始まっております。
今回は難しい解説は少なめになっております。その分、活用や今後の展開を踏まえたコンセプトのもと開催しています。

富士山環境展5
2018年2月17日(土)から3月4日(日)
富士宮富士山環境交流プラザ
富士宮市粟倉1618−9

富士山環境展5 
出展作家 
石井秀史 / 伊藤千史 / 木下琢朗 / 愚乱児 / 白砂勝敏 / 銭谷均 / 十時孝好 / 鳥居厚夫 / 中安モモ / ナガタトシヒロ
/ 野網克美/ マンタム / 水島圭子 / 井戸直樹 / 小野比呂志 / 原島広至 / 永松英紀 / 遠藤和帆

出展作家は新たに、鳥居厚夫さん、中安モモさんが加わり、彩りを添えています。

今後の展開に期待が持てるのが、活用解説のパネル。





皮から革へ(皮の鞣し方法 植物タンニンなめし)
骨の洗い方(一般的な方法3種類)
マダニ君活用法(主に採取)

今回は以上の三種類で、概略ですが、今後何かあれば詳細についてなど増やしたいなと思います。








総合学習

2018年01月23日 21時22分04秒 | 富士山環境展
先日中学生の総合学習というやつを拝見してきました。
まあ、長い時間かけて夏休みの自由研究する感じですな。初めは地域学習のことなのかなと思っていましたが、そうでもないらしいです。ただ、市のエライ人が地域学習や地域文化の事をやると大変喜ぶので、先生方もそんなことをやらせる風潮が感じられました。

そんなことはさておき、どんな事を調べているのかなと拝聴すると、山間部でもあり、美しい自然を守ろうとか、農業及び地域産業や観光の活性化、的な事が多いです。

だったら鹿やろうよって思うんですが、娘曰く、「誰に話しを聞けばいいのさ」という。そりゃあまあ、僕を含めいろいろいるわな。環境展見にこいって話ですよ。

中学生には酷な話だけど、魚の放流って意味あるのかね。
昔に比べたらかなり少ないので、魚を増やそうと放流するけれど、殆ど川鵜に食われてんじゃん。そもそもなんで魚が減ってるのかといえば、食べるものが無いからで、食べるものが無いのに魚増やしても育つ訳が無い。川虫がなんで減ってるかと言えば、生活排水もあるし、地下水の減少か川の水が減っている事もあるでしょう。個人的に悪いと思っているのが、放流や養鱒で下流から運ばれて来る水や虫じゃないかなと思っています。山の保水力の低下もあるんでは無いですかね。

以前は梅花藻だけでしたが、最近は川草も違うものが生えてきているし、虫の数もかなり減ってきています。
なんだかこういう問題に取り組む様になっているせいか、そこまで行ったんなら、何でこれに気がつかないのかなとか、もっと行けるんじゃないかなとか、個人的には消化不良で、少し残念に思えました。


そんなことよりも、今年も 富士山環境展5 開催します。今年も解体します。解剖も有ります。近日中に詳細を載せます。
よろしくお願いします。中学生にも見にきて欲しいものです。


富士山環境展5 facebook
2/17〜3/4
9:00-17:00(火曜休館)

富士山環境交流プラザ   静岡県富士宮市粟倉1618-9