染織工房豆ブログ

染織工房「豆」の日々の記録

アリババの家

2008年10月30日 07時03分27秒 | Weblog
家のドアというドアに ×印 が付いていました。
「なんだこれ?」とほのかんに聞くと、
「バツ描いといた」
「アリババのいえですか? 盗賊がくるんじゃない?」
「大丈夫、盗賊はみんなやっつけたから」
「ア、、、、そうなんだ。でももういいんだよね」
「ううん。ここは猫が通らないようにバツ付けといたんだ」
「え?、、、、、猫トイレのドアにも書いてあるんですけど」
「あ、そこは消しとかないとね」
別にそこはどうでもいいんですけど。
一所懸命やすりで消し始めました。他のところは僕がやらなければならないでしょうか。クモや女の子も他のとこに書いてあるのを見つけたんですけど。
「ほのかーん、ここにクモがいるんですけどー」
「うふふふ、描いたんだー」

なぜ? と思うことが多くて毎日楽しいのですが、ほのかんがなんで?と聞くよりも僕が聞くほうが多いので、「父ちゃんは何にも知らないねえ」と言われました。

何か大事なモノをどこかに忘れてきた様です。


ZOB展

2008年10月29日 06時56分40秒 | Weblog
第32回ZOB展開催中です。東京造形大学のテキスタイル有志OB展です。
新宿の全労災ホールでやっています。
搬入時にいろいろな方から作品の意見を聞くようにしていますが、なかなか辛辣な意見はありませんでした。
僕も個人的に11回出品しているので、みんなあまり言わなくなってきています。
それなりのモノを制作しているつもりなので、こいつは何も言わなくてもいいか知らん。といった雰囲気でもあります。

最近は頓に僕にとって新素材を扱っているので、面白いねえとはよく言われます。
素材の発見や活用は僕としても良いと思っていますが、その発展があまり無いのが悩みでもあるので、いろいろな意見を聞きたいのですが、世間は「お前の好きなようにやりなよ」といった感じです。そんな大物ではないのですが。
素材ばかりで作品がないのが困りものです。

展示はいろいろな作家が参加しています。多様性も観られますが、チャレンジ性が観られなくなってきているような気がします。長く制作をしている方も多いので、技術的にも高いのですが技術に移行すると工芸的な感じがします。皆染織工芸とは一線をおきたいという思いがあると思いますが、身内にうけるもの制作していると技術に走り、工芸的になるかと思います。先輩のイワイズミさんとも話したのですが、別のジャンルの方には「これは手紡です。これは天然染料です。」といっても感動しません。それはそれ、作品の技法に過ぎないのでしょうね。

展示は残念ながら、3年生がいてこそ成り立っているのが現実です。作品の量や受付などにおいても。
僕もそうですが、搬入搬出のみといった方が多いです。これでは作品に対する意見も十分に聞けません。ただ作品を掛けているだけではいけないのです。参加費を出しているのだから出すだけではいけない。参加していかなければもったいなでは無いかと思っています。貧乏生活者の僕は参加の意義についても考えなければならない時期に来ているかもしれません。

昨日友人のナガタさんと山崎さんの2人展を観てきました。
ナガタさんは夏に一緒に日本インド交流展に参加しました。制作のテーマが個人的にはあまり好きではないのですが、作品はダークな感じでとても面白い。平面よりも立体がいいです。でも今回は陶芸家の山崎さんとの展示の所為かもしれませんが、爽やかな感じがして多少の違和感がありました。それでも造らないとなあと力をいただきました。
でも今日は学校なんだよねえ。



展示終了後

2008年10月23日 14時32分18秒 | Weblog
先日展示会が終了しました。
大勢の方にご高覧頂ありがとうございました。
一息つく暇もなく搬出の翌日には家庭教育学級の講座があり、昨日は高校の授業がありました。

家庭教育学級はバタバターと走り抜けた感じで、今でもあれでよかったかどうか解りません。
次週2回目の講座で終了ですが、宿題をしてきたとしても、マフラーができ上がるかどうか解りません。
前回では木枠に縦糸をはり、織り付けをするまでやり、後織り出せる人は織り、後3時間で仕上がると思われるとこまで織ってきてくださいといった感じで終わったと思います。

高校では学生は当然、試験が挟まれているので、やることをほとんど忘れています。
まあ僕もよく解っていなかったのですけども。
お陰で、大変疲れています。
今年から本格的に指導しているのですが、昨年までのカリキュラムでは学生の集中力が持ちません。次々と課題を出せる書道や音楽はいいなあと思っています。
明日の授業は新しい課題を出さなくては持ちませんが、真面目にやっている者は未だ出来ていませんので、すり合わせが難しく苦労します。まあ来週まで我慢でしょうな。

週末はZOB展の搬入があります。
新宿まで行きます。作品が未だ出来ていません。
クラフト展の搬入もあります。
来月中ごろには個展があります。
保育園の遠足もあります。遠足で家の前を歩くので、庭の草刈りをしろと先ほど来たばあちゃんに言われました。今雨が降り出しました。
搬出の片づけもしていません。
パソコンを開けずメールを見ないので、見ろとお怒りの電話が来ます。
来月頭から ギャラリーわあす で、サンタ展です。イラストを描かなくてはいけません。
仕事があるのはいいことです。儲からなくてもいつかは、身になるでしょう。
けれどもみんな重ならなくてもいいような気もします。

展示会の反省はもう少し後になりそうです。




展示期間中ではありますが、

2008年10月15日 16時01分31秒 | Weblog
現在自宅に居ります。
展示会場にはウチの相方と一番の人気者のななさんがいっとります。
僕は来週家庭教育学級とかいう成人向けの講座を行うので、その準備です。
木枠を使って、マフラーを織るので木枠を制作しました。ひとつ二つは簡単ですが、12枠となるとかなり面倒です。
しかも色々いわれるので、それぞれ差のないようにしなくてはなりません。
それから、糸を持って来てもらいたかったのですが、全員持ち込みません。僕が用意しなくてはなりません。
こちらはある糸で済ませようと思っていたのですが、どうも足りないので、新たに購入しなくてはならない様です。
枠代やら糸代で、また儲かりませんなあ。
次回、次次回があれば元が取れるかもしれませんが、あるのかしらん。
愚痴を言ってもしょうがないので、
ひとつひとつ一所懸命にやるだけです。そのうち芽が出るでしょう。いつかは解りませんが。

展示会はポストカードがかなりな売れ行きです。
此所だけでもないけれども、あまり調子に乗らないように慎重にいきたいです。「もしかして売れっ子?」とか間違っても思わないようにしたいです。
これも芽が出たうちのひとつかもしてません。

展示会開催中

2008年10月14日 07時43分51秒 | Weblog
現在東京都青梅市の茅葺き屋根のギャラリーわあすにて工房展を開催しています。
シャツをメインにコンクリートや焼き物、マフラー、ストールなどを展示しています。
19日まで11時から17時の時間開いています。
最近は野外展示の依頼もあるので、コンクリート作品も多いのですが、ちゃんとした繊維作品も作りたいものです。
いろいろ説明が面倒なので、あまりしないのですが、
僕は織物をしたいのではなく表現がしたいのですよ。表現の手段として素材を探していたらコンクリートやら紙やらいろいろやっているわけですな。
手段がが目的になると、それは工芸になると思っています。
陶芸は遊びです。ほんと申し訳ありません。ねこコップつくりました。使いつらいです。

織りは手段として僕に合っていると思っています。

また展示会場のギャラリーには毎年サンタの絵をポストカードとして、展示しています。
こちらのファンが多くて、ほかの展示に比べて驚くほど購入する方がいらっしゃいます。
楽しみつつもいろいろ悩みながら描いているのですが、こんなに人気になるとは驚きです。
今年も11月上旬からサンタ展が この ギャラリーわあす で展示があり、イラストも展示されます。
みなさんお楽しみに。
これから描きます。
サンタの絵は今回の展示会にはありません。来月のサンタ展にぜひお越しください。

内緒でもないのですが、ポストカードは青梅のアイムホームというお洒落な雑貨喫茶に少し置いてあります。
展示終了後に納品します。こちらもよろしくお願いします。